OVER








「殺してやる…殺してやるぞ 天の助」

週刊少年ジャンプに連載されていた澤井啓夫氏によるギャグバトル漫画『ボボボーボ・ボーボボ』の登場人物。
マルハーゲ帝国(アニメではマルガリータ帝国)の皇帝ツル・ツルリーナ4世直轄の幹部マルハーゲ四天王の一人で、四天王最凶と称される男。
アニメでの担当声優は 杉田智和 氏、ゲームでは 谷山紀章 氏。

極悪斬血真拳の使い手で伝説の金属オリハルコン製のハサミを武器としている。
また、大砲でお互いを打ち出し空中で対決、上手く大砲の上に着地できないと大砲以外の場所に生えた刃で串刺しにされる。
古代ローマに伝わる伝説の闘技法「デスペラード・コロッセオ」という形式での戦闘を得意としている。
6回本気で怒ると真の姿である魚雷ガールに変身するが、その時の記憶は継承されない。
名前の由来はこれまでと一線を画した強さのOVERな奴にするという所から。
今までの敵と違いボケへの反応が薄く遊びの無い性格と風貌で、本人も一見するとケツアゴくらいしかボケ要素が無い
(実際は真の姿の魚雷ガールや本人に反して部下にバカが多い、前職等あったりするが)。
今までとのあまりのギャップにボーボボ達は漏らすほどびびりまくっていた。
実力も名前の由来と風貌に恥じず、先んじてボーボボ達に敗れた四天王の軍艦、プルプーの2人を同時に制裁し血祭りに上げている。
ボーボボ達との戦闘でも、真の姿である魚雷ガールに戻った所で打開策を見出すまで効果的なダメージはそれほど受けていなかった。

四天王最凶の名に恥じず
  • 血を見るのが好きで自分の城一帯をこれまで見たことないレベルで毛狩り。
  • 軍艦、プルプーを制裁した理由が敗北するような面汚しと同格だと思われたくないと腹がたったから。
  • 軍艦の部下で城の崩壊から自分を救ってくれたスズを人質に。
  • ボーボボ達に先に3世を片付けて欲しいといわれ快諾したと見せかけてボーボボをだまし討ち。
  • 面識がないとはいえマルハーゲ帝国先代皇帝である3世にゴミ呼ばわりされ、ブチ切れてボーボボ達諸共皆殺しにする気に。
といった風な残虐非道っぷりと気の短さである。

ボーボボ一行の中でも不運もあったとはいえ、
いつものノリで顔にスープぶっ掛けや城の破壊を行ったところ天の助の事は
「舐めた真似をしてくれた」として特に嫌っており、事ある毎に細切れにしている。
(↓ある意味伝説となった場面。直前までおちょくってたのは主にボーボボだったにもかかわらず……)

また、先に登場した四天王2人への扱いに対し、実力のあるハレクラニに対しては認めている様な言動をしており、
ゲームで対決した時も本調子でない事を悟るとあっさり引き下がったりしている。

裏マルハーゲとの戦いでは一度敗北を喫し舐められた事に腹を立てボーボボ達と一時協力関係を結ぶも、
いい所無しのうちに(主に天の助のせいで)魚雷ガールに変身してしまいOVERとしては戦闘で活躍出来なかった。
真説でもずっと魚雷ガールのままだったのかほぼ登場せず、最終話のマルハーゲ同窓会ではOVERとして出席、天の助をいびっていた。
+ そんな怖いお方のプロフィール
誕生日:12月4日
血液型:A型
年齢:25歳
出身地:バルカン半島のどこか
前職:カリスマ盆栽職人
主食:骨付きカルビ、レバー
特技:新聞紙で何か作ること

なお、これらのプロフィールは魚雷ガールの時とは全く異なっている。

+ ゲームでのOVER
ゲームボーイアドバンスの格闘ゲーム『爆闘ハジケ対戦』ではプレイヤーキャラとして使用可能。
技はサービスマンや田楽マン等と並びゲームオリジナルの技が多い。
また、必殺技にあたるハジケ技3つのうちの2つが飛び道具なのだが斜め上下軌道という変則的な性能。
ストーリーモードでは武道大会に暇潰しと馬鹿揃いの部下のOVER五忍衆入れ替えの人材発掘を目的として出場。
結局気に入った人材が見つからず腹を立て帰ると、反省し修行し直してきた五忍衆に詰め寄られて考えを改め謝罪するという、
このゲームのストーリーモードにおいてまさかの一番のグッドエンドな扱いである。

ゲームキューブの『脱出!!ハジケ・ロワイヤル』でもストーリーを進めれば対戦で使用可能。
ストーリーではハレクラニ、ギガという遊びの無いカリスマ感あるボスの編成で塔ステージのボスを担当し、
3人でキング・オブ・ボスという合体技も使える。
3人とも一回ライフを0にしても変身してパワーアップし、ライフ1で復活するのでライフが実際は+1ある状態なのが厄介。
次の最終ステージの中央エリアではさらにライフが+1されるため更に厄介というかラスボス戦が3対1なこともあり、
3対3で戦うことになるこいつらの方が面倒かもしれない。

余談だが、極悪斬血真拳の技名には果物の名前が多く使われている(「ザクロ」「カボス」など)。
理由はOVER自身がそれを「イカす」と思っているからだという。ちょっと意外な一面である。
なお魚雷ガールが極悪斬血真拳を使う際は別のネーミングになる事などから、技名は使い手が勝手に名付けていいようだ。
それは拳法として正しいのかという気はするが、そもそも主人公からして鼻毛を使う技より即興技の方が多い漫画なので……


MUGENにおけるOVER

ju氏による爆闘ハジケ対戦のスプライトを使用したものが存在していた。
現在は2016年のフリーティケットシアター終了によるサイト消滅で入手不可。
超必にあたる奥義がグアバしか実装されていないが氏の他のボーボボキャラ間で専用やられに対応している。
AIは蓬莱氏によるものがデフォルトで搭載されている。

また、パピット氏により十六夜咲夜をOVER風に改変した「アルジェント」というキャラも公開されている。

出場大会

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最終更新:2023年08月28日 16:39