泰徳


台湾の艾生資訊から1994年に発売されたMS-DOSの格ゲー「Violent Vengeance - The Universe Hero」の登場キャラクター。
「taideo」と書いて「たいでお」と読む。

両肩からトゲが生えた筋骨隆々の男……というか ツラがブルーザー・ブロディ*1になったザンギエフ
実際、ニュートラルポーズや一部技のモーションがストIIのザンギそのものである。
さらにガードポーズはストIIのガイルそのもので、飛び道具はどことなくソニックブームに似ている。
ただしボイスは他のキャラとは違ってまともで、せいぜい攻撃を受けた際に「ハァァァン」と情けない声を上げる程度。

その見た目に反してコマンド投げは持っておらず、代わりにドロップキックを放つ必殺技や、
間合いがスクリューばりに広い通常投げ(これは全キャラ共通)にレスラーらしさが出ている。


MUGENにおける泰徳

マイナーな格ゲーに定評のあるNGI氏によるものが存在する。
弱中強の3ボタン方式で、2ゲージ消費のオリジナル超必殺投げが追加されている。
相手を宇宙まで投げ飛ばして肩のトゲで受け止めると言うもので、Universe Heroと呼ぶにふさわしい超必殺技である。

AIは未搭載だが、Nori氏によるAIパッチが公開されており、5段階のレベル設定が可能。
発生の早い通常投げを積極的に狙ってくるAIで、強クラスに位置する強さ。

プレイヤー操作 7:44~、13:26~

+ 大会ネタバレ
MUGEN祭 並盛りシングルトーナメントでは、持ち前の投げ判定の広さを活かし、1000キャラを超える出場者の中からなんとベスト16に進出。
超必殺技の暗転時に入る「宇宙英雄」のカットイン*2のインパクトから、視聴者にはもっぱら宇宙英雄と呼ばれ応援されていた。

最後には苦手とする遠距離型であるルシェカに敗れはしたものの、充分な印象を与えたといっていいだろう。

出場大会


*1
実在するアメリカ合衆国のプロレスラー。
70年代後半から80年代中盤にかけてアメリカや日本のプロレス界で活躍した。
格ゲーでは『ファイターズヒストリー』のマーストリウスと共通点が見られる。

*2
カットインで「宇宙英雄」と出るのは泰徳だけではなく、
NGI氏製作の「The Universe Hero」キャラ全員がこの演出を持っている。


最終更新:2016年10月26日 16:06
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