マーストリウス

      

「どうじゃワシのダブルジャーマン!

     腹一杯味わったかァァ!!」

 格闘スタイル:プロレス
 出身国:イタリア
 職業:プロレスラー
 生年月日:1949年6月9日
 身長:203cm
 体重:140kg(『FH』)、150kg(『FHD』)
 血液型:O型
 好きなもの:プロレス、ネコ、スイカ、トレーニング
 嫌いなもの:プロレスをバカにする者、プロレス以外の格闘技
 弱点:レッグウォーマー

今は亡きデータイースト(通称デコ)の代表作、『ファイターズヒストリー』(以下『FH』)と、
その続編『ファイターズヒストリー・ダイナマイト』(以下『FHD』)の登場キャラクター。

プロレスに魂を懸ける超熱血プロレスラーで、『FH』では彼が主催するプロレス団体が結成20周年を迎え、
その記念イベントの一環としてグレートグラップルに参戦する。
続編の『FHD』では、前大会で優勝した*1ことによって一躍有名になった団体の経営に専念するあまり、
鍛えられた肉体と精神も衰えはじめるが、妻の激励によって再び戦いの場に立つことを決意する。


 モジャっとした長髪およびヒゲ、シューズに巻かれた毛皮、齧っている鎖など、
 実在のレスラー、ブルーザー・ブロディの影響が見て取れるそのルックスは、
 暑苦しいキャラの多い『FH』シリーズの中でも屈指の暑苦しさを誇る。
 色々と凄まじいキャラ選択画面の表情は一見の価値あり(←の画像参照)。
 某サイクロン氏を彷彿とさせる出で立ちだが、性能的にも彼に近く、破壊力のある投げ技を中心とした戦闘スタイルをもつ。

イタリア人ではあるが、ゲーム中の掛け声はいずれも英語である。他のキャラ達みたいに拘るのは難しかったのだろうか。
ちなみにイタリアでは昔からプロレスは人気で、イタリア系の有名なプロレスラーもジャイアント馬場さんの時代からも大勢いる。
その上、2010年にもイタリアでプロレスが大ブームになったそうな。
また、「ALLABOUT」のムックによれば、ダッシュラリアットの時の掛け声は「TIGER!(タイガー)」。多分、オマージュ


原作での性能

初代『FH』でも猛威を振るっていた「ダブルジャーマン」だが、『FHD』でもその脅威は変わらず。
むしろ吸い込みの間合いはさらに広くなり
その攻撃力の高さ(3発喰らえばほぼ瀕死)も相変わらず。『FH』とは違い投げが連続技になるシステムの恩恵、
通常技の性能などから接近戦ではかなりの強さを誇る。
「これに比べたら他の技なんてオマケといってもいい」とムックにも書いてある。




「ダボッ ジャーマン!

                                                  フンッ!…フンッ!」

また、「ダッシュラリアット」や両手を挙げて高速で襲い掛かる「ドリルパワースラム」等の横へ高速移動する技も持つが、
ジャンプの性能が壊滅的に悪く、ダブルラリアットやバニシングフラットのような対飛び道具用の技も無いため、
飛び道具を持つキャラに遠距離戦を挑まれると非常にツライ。
しかもダッシュラリアットは実はしゃがみ攻撃で簡単に転ばされてしまう。
「ムーンサルトプレス」は飛び道具を飛び越えるのには使えるが、横方向の飛距離が短いので「見てから対空余裕でした」。
MUGENではあまり見掛けないが、「二ールキック」という浴びせ蹴りの方が実は原作では対空や迎撃に使える。

また、ドリルパワースラムのコマンド上に半回転(テンキー表示で69874)と非常に特殊で、単独で出すのは難しい。
他の技はダブルジャーマン(43216+P)以外タメコマンドだというのに……。
まあ『FH』シリーズには前タメボタン全押しなど、他から見れば奇抜なコマンドも珍しくないのだが。

彼の弱点はレッグウォーマー。足払いが最大の敵。小足3発でピヨります。
確かにあんな巨体でムーンサルトプレスだのジャンピングニーだの連発していたら膝を悪くするのも仕方のない所だろう。
ALLABOUTのムックによると、正確には彼の弱点はレッグウォーマーの下にある両足首だそうだ。
どんなに体を鍛えていても、理論上人間が決して鍛えることが出来ないアキレス腱の呪縛からは逃れられない。
参考動画

そんな彼も奥さん(彼そっくりの大女)には頭が上がらないらしく、
『FHD』のエンディングでは帰宅が遅いという理由でジャーマンでブン投げられている。
どうでもいいが、この時の奥さんは裸エプロンのような格好をしている。
この外見でなければ……。

「ワシこそがこの世でいちばん!

      ワシの眼の黒いうちは お前ごときに負けはせんのじゃあ・・・」

※これは無印のEDで熊の首を絞めながら言った台詞です。奥さん>マーストリウス>熊


MUGENにおけるマーストリウス

3体確認されており、いずれも『FHD』ベースで弱点システムは再現されていない。

+ Tin氏製作
  • Tin氏製作
『FHD』ベースのアレンジ仕様で、機動力が原作より上がったほか、
オリジナルのコマンド投げ「バックブリーカー」や1ゲージ消費のスパコンが4つ追加されている。
このガタイの投げキャラとしては火力が自重気味で、一部のスパコンでようやく原作のダブルジャーマンに匹敵する威力が出せる。
AIは同梱されているが、人操作用のコマンドファイルとAI用のコマンドファイルが別々になっていて、
defファイルでAI用のものを指定しなければAIが起動しない。
「AI.cmd」が現在のMUGENで一般的な「AIでしか実行出来ないようなコマンドを入力したのを関知してAI起動」というもの、
「AIo.cmd」がAI自動起動のファイル。
自重しない投げ大会に出ていたのはこちら。
しばらく公開停止されていた時期があったが、現在は伊吹川氏のサイト(無限高校)で代理公開されている。

+ y.y氏製作
  • y.y氏製作
2010年のインフォシークiswebライト終了に伴うサイト消滅により、現在は正規入手不可。
原作再現。ダブルジャーマンの凄まじい威力と吸い込みも完全再現されている。
原作のCPUを再現したもの、原作の大会出場者の戦い方を再現したもの、y.y氏オリジナルの3タイプに設定可能なAIも搭載し、
中でも大会出場者再現ものは「結界」とも称される小パン連打で間合いをキープしつつ、
隙を逃さずダブルジャーマンで吸ってくるという、見た目以上にクレバーな戦いぶりを見せてくれる。
GACHI!祭などに出場したのはこちら。

下記のプレイヤー操作動画では、ダッシュ(=グレイズ)が出来ないにもかかわらず、
一部東方キャラのストーリーモードを攻略してしまっている。・・・・すごい漢だ。

+ あだむすきー氏製作
  • あだむすきー氏製作
2021年9月11日に「MUGENについて語るスレpart700」で公開された。
y.y氏のものと同様『FHD』の原作再現だが、ATKの値が50のため全体的に技の火力が控えめ。
投げ技のダメージをtargetlifeaddで与えている関係上、ATKの値を変えただけでは投げ技の威力が変わらない点に注意。
逆にLIFEは1200とかなりの耐久性を持つ。
勝利時の「MARSTRIUS WINS」がボイス・文字共に存在しないのがちょっと寂しい。

AIは未搭載だが、斑鳩氏による外部AIが公開されている。
8段階にレベルと反応速度を設定できる他、投げ技のダメージがATKの数値と連動するようになり、初期設定がATK100になっている。
飛び込みからの三段で5割持っていく火力を発揮し、超必殺技が無い戦力構成を補っている。
これまでのMUGENプロレスラーの中に入れてもかなりの強さで、強ランクの実力を持つ。
プレイヤー操作


ところで、原作『FHD』では、
彼の名前の綴りは対戦前のVS画面及び勝利時の「○○ WINS」では「MARSTRIUS」だが、
ライフバーの下の表示名は「MARSTORIUS」となっている。
『FH』ではどの場面でも「MARSTORIUS」と表記されているので、Oがあるのが正しいと思ってよいのだろう。
ディスプレイネームはy.y氏のものは「MARSTORIUS」、Tin氏とあだむすきー氏のものは「MARSTRIUS」を採用している。

なお、MUGEN動画で「ポロリもあるよ」というタグが付いていた場合、十中八九彼のことである。変に期待しないこと。


「健全な肉体にこそ健全な精神は宿る

                              わかったら身体でも鍛えんか!!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

プレイヤー操作

マーストリウスで修行 (操作キャラ、y.y氏製)
実況付きP操作 Tarie配信(207キャラ目操作キャラ、あだむすきー氏製)


*1
『FHD』ははっきりと『FH』の後日譚として作られているが、前大会の結果についての確定的な設定というものが存在しない。
EDなどストーリーが語られる場面では、カルノフ以外の続投キャラ全員が「前回大会優勝者」という設定になっている
(CPU専用だったクラウンも例外ではない)。
攻略ビデオのカルノフ曰く「私は前大会に出場した者全員に復讐するのが目的なのだよ」とのこと。


最終更新:2023年07月02日 00:34