木人







「ポコポコ」

  • 国籍:不明
  • 格闘スタイル:木人拳
  • 年齢:不明
  • 身長:178cm
  • 体重:95kg
  • 血液型:不明
  • 仕事:練習台
  • 趣味:ものまね
  • 好きなもの:ものまね
  • 嫌いなもの:ものまね

鉄拳』シリーズに登場するキャラクター。
ナンバリングタイトルでは『3』『5』『6』に出場している。
原作ではCVは存在しない(ポコポコ音のSEのみ)が、映画『BLOOD VENGEANCE』では 根本圭子 女史が担当した。

樹齢2000年の樫の木から作られた修行用の人形。早い話木偶人形である。
博物館に保存されていたが、闘神が目覚めた年に謎の意志を持って動き始めた。
原動力は格闘家の役に立ちたいという気持ちだったり、危機に瀕した世界を救いたいとの気持ちだったりと、中々に天晴れな漢。
実は嫁(木の種類は違う)と子供が居る所帯持ち。何故かカンガルー(の赤ちゃん)と会話が出来るらしい。
好きなもの(と何故か嫌いなもの)に挙げている「ものまね」の通り、他の格闘家の動きを瞬時に真似て戦う拳法「木人拳」を使用する。

元ネタはジャッキー・チェン主演の映画『少林寺木人拳』に出てきた試練用の木人形
ナムコの作品でここまで見た目がそのままなキャラも珍しい。
元ネタの方だと繋がれた鎖を使い人力で動かす所謂マリオネット。
大した動きは出来ないが部屋の狭さと数の暴力によりジャッキー演じるイーロンをボコボコにした
(試練中でも這いつくばって逃げれば安全地帯に退避出来るが、当然リタイア扱いとなる)。
木人達は基本手足を前後に動かすだけであり、ぱっと見ジャッキーの一人芝居にしか見えないが、
撃退した木人と繋がった鎖と連動したギミックによって、たまに頭突きや飛び蹴りなど思いもよらぬ挙動をして来る。
最終的にこの試練をクリアした事でイーロンは免許皆伝、自分の一時の師であり両親の仇でもあった男に戦いを挑む。

似たような存在に金属光沢を放つ鉄人、黄金の金人がいるが関係性は不明。
出場しなかった『4』では代役として李超狼所有の物真似ヒューマノイド、コンボットが登場している。
コンボットのモチーフはかの「先行者」だとか。
また、『鉄拳タッグトーナメント』ではアンノウンという同じくランダムに他のキャラクターの性能をコピーするキャラが登場している。
ただし、こちらはれっきとしたラスボスであり、さらに試合中だろうがランダムに性能が変更されるという木人の上位互換的なキャラでもある
(尤も、木人と違ってジャック系やトゥルーオーガといった大型のキャラクターは真似られない。元が女性キャラだからだろう)。
同じナムコの剣劇系3D格ゲー『ソウルキャリバー』においても、
木人と同じコピーキャラとしてエッジマスターやその他キャラクターが登場している。

公式でギャグキャラクター扱いを受けており、エンディングもほとんどがネタ系なのだが、
全キャラクターに台詞が用意された『6』の「シナリオキャンペーンモード」では口調も態度もシリアスな性格になっており、
『5』においては切なくもほっこりするエンディングが用意されていたりと、
元々の設定に見合ったキャラクター付けがなされている。


原作での性能

プラクティスモードの相手を務めるサンドバッグ……ではなくれっきとしたプレイアブルキャラクター。
固有技を一切持たず、ラウンド開始毎に他のキャラをランダムにコピーして戦う。
コピー元のキャラが得物を持っている場合は同様に(木製の)得物を持ち、尻尾や翼が生えている場合は同様の物が生える。

しかし、コピー元のキャラと体格が違う場合はリーチが異なるので、木人専用のコンボを知っている必要が出てくる。
特に腕が長く短足な「クマ/パンダ」をコピーした際はリーチが真逆となり、技によっては元キャラより強化されている時さえある。
ただし、基本的にはランダム性が高すぎ、全キャラクターに精通していないとまともに動かせないこともあり、
ネタキャラの域は出ていない(相手からしても対応しづらい存在ではあるが)。
真面目に運用しようと思うと、まずニュートラルポーズだけで木人がどのキャラになったか判別するだけの知識がプレイヤー側にとって必須になる
(実際に技を出して確かめる暇は対人戦ではまず無いため)。
刀を持っている吉光、踊るような動きを見せるカポエラ使いのエディやクリスティ、前傾ポーズが特徴的なクマ辺りは一発だが、
特にこれと言った特徴がない平均的な格闘家の皆さんの判別は初心者には本当に難しい。
一応チーム戦で余った枠に入れておくと、自分の得意キャラを2回使えるかもしれないという使い道はある。
くじ運に自信のある人はロマンを求めるのもいいだろう。

『鉄拳レボリューション』ではプレイアブルキャラにはなれなかったものの、アーケードモードのボーナスキャラとして登場。
チケットを消費して木人を倒し続ける『モクジンラッシュ』モードでは上位キャラとして鉄人・金人も登場。
金人は王冠と蝶ネクタイにひげメガネを装備しており、ディレクターの原田勝弘氏にそっくり体格もいくぶん太ましい。

ストリートファイター X 鉄拳』では直接の出演ではないが、隠しキャラパックマンが木人を模した二足歩行ロボに搭乗して戦っている。

また、クロスオーバー作品のシミュレーションRPG『NAMCOxCAPCOM』やRPG『クロスエッジ』では、
トレーニングのデクキャラ(所謂サンドバッグ役)として登場。
特に『クロスエッジ』では『鉄拳』シリーズからの唯一の参戦(?)であった。何気にミッドナイトブリスにも対応している。


MUGENにおける木人

2体が確認されている。

+ Chuchoryu氏製作 手描きドット
  • Chuchoryu氏製作 手描きドット
CVS』風の手描きドットで製作された木人。
海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されていたが、現在はデータが削除されており入手不可。
フォルダ名は「CvS_MokujinTAG」となっており、TAG TEAM MODEに対応している模様。

搭載されている技が少なく「格闘家達の動きを瞬時に真似て戦う」という木人らしさはあまり再現されていないが、
ブロッキングや避け、回り込みが搭載されており、性能自体は悪くない。
ただし通常投げ中段技が無いため、相手にガードを固められてしまうと途端に厳しくなる。
AIはデフォルトで搭載されており、技は少ないながらもきっちり使いこなしてくるため中々侮れない強さを持つ。

なお、Chuchoryu氏は他にも前述のコンボットや、『ストリートファイター X 鉄拳』のパックマン搭乗タイプを製作しており、
同じく「The Mugen Multiverse」で代理公開されていたのだが、残念ながら現在は入手不可となってしまっている。

+ ゼクルス氏製作 ナムカプドット
  • ゼクルス氏製作 ナムカプドット
現在は公開停止。
『NAMCOxCAPCOM』のドットを使用した木人。
こちらは原作再現で戦闘キャラではなく完全なサンドバッグだが
(実際元ゲーでもインターミッション中のトレーニングにしか出てこない)、
技の発生速度や事後の硬直差などを表示することが出来る高性能な木人形であった。

出場大会

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最終更新:2023年06月12日 22:51