サンドバッグくん


任天堂の対戦アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』のオリジナルキャラクター。
DXから追加されたミニゲーム「ホームランコンテスト」で登場する。

ホームランコンテストとは、
10秒以内にサンドバッグくんにダメージを蓄積させ、
同時間内に吹っ飛ばしてその飛距離を競う競技である。おまえが飛ぶんだ
そのためプレイヤーに殴られたり蹴飛ばされたり足バタバタされたりとやたらとフルボッコされる役回りで、
公式サイトの『速報スマブラ拳!!』によると「にくいあんちくしょう役」とのこと。
Wi-Fi対戦の待ち時間の間にプレイヤーが暇つぶしにボコる対象にもなってくれる、
なかなかに気の利くナイスガイ…いや、ナイスサンドバッグである。

名前の通りサンドバッグをモチーフにしたキャラクター…というかサンドバッグそのもの。
ちなみにサンドバッグとは、格闘技やラグビーなどの、
打撃や衝突の多い競技の練習に使う袋状のトレーニング器具のこと。
吊り下げて打撃やタックルの練習に用いられる。

ちなみに「サンドバッグ」と呼ばれているが、今では実際には砂を詰めることは少なく
(1920年代にボクシングが国内に持ち込まれた際、練習生たちが何を詰めていいか分からず、
 取り敢えずそのあたりにあった砂を詰めて練習に使うようになったことが語源と言われている)、
現在はウレタンや布切れなどが中に詰まっていることが多いので、
彼の中にも砂がぎっしりと詰まっているわけではないのだろう…恐らく。

なお原作におけるフィギュア名鑑の説明によると、
もともとサンドバッグだけに、
攻撃を受けてもあんまり いたくはないらしい。
むしろかまってくれて うれしいのだとか。
とのことで、攻撃を受けることを喜んでるわけではなく、構ってもらえることを喜んでいるのでMではない…はず。
ハチマキ巻いて三種の神器を使ったりもしない。

また、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』のROM内にも、
名前と特徴が一致するモンスターのデータが含まれていることが解析により明らかにされたが、
そちらはあくまで開発スタッフがデバッグ用に使っていたモンスターであり、
通常のプレイで出現させることはできないようだ。

原作中の性能

サンドバッグなので自分からは 全く動かない
ただし、ホームランされた時など、横に倒れた時は自力で起き上がる。

続編の『大乱闘スマッシュブラザーズX』にも登場しており、前作同様ホームランコンテストの吹っ飛ばされ役の他、
こちらではなんと通常の対戦中にも特殊アイテム扱いで登場し、ある程度殴るとアイテムを落とすというアイテムキャリアーの一種として機能している。
他にもwi-fi対戦で通信を待つ間の練習相手としても活躍している。

『for』『SP』にも続投。『SP』ではホームランコンテストで吹っ飛ばすと顔を赤らめて喜ぶ。
やはりドMなのでは…

+ CD工場
『X』ではコレクション要素としてステージ中に出現するCDを拾ってBGMを増やすという物があるが、
これを効率よく行うための「CD工場」というネタがある。
特定の配置の自作ステージを用意し特殊ルール(アイテムをサンドバッグくんしか出現させない)を適用して、
サンドバッグくんをひたすら叩いて/焼いてCDを出現させ続ける というもの。
プレイヤーの役に立っているのは間違いないが、あんまりな役回りである。


MUGENにおけるサンドバッグくん

3体が確認されている。

+ N64Mario氏製作
  • N64Mario氏製作
スプライトは手描きのもの。
原作を忠実に再現しており、例えプレイヤーが選択しても 動かすことはできない 。そして倒れると自力で起き上がる。
当然神キャラとは真逆の意味で試合にならないため、通常の試合で見かけることはまず無い。
プレイヤーがコンボ練習をする際には高さがそこそこあるので相手として便利である。
むしろこれが本来の使い方なのだろう。

大会で時々見かけたりもするが、大抵は障害物だったり棒倒しの棒だったりで選手としては出場していない。
+ しかし…(大会ネタバレ注意)
しかし、そんなサンドバッグくんが大活躍できる大会が存在した。
それが「Let's餌やり!★取りサバイバル」である。
下手に動けばキマイラの餌食となるこの大会、全く動くことの無いサンドバッグくんと恐ろしいほど相性が良かったのだ。
勢い余ってキマイラに突っ込む他の選手を尻目に彼は着実に生き残り、
視聴者からは「護身完成」「サンドバッグつええw」「サンドバッグが優勝候補とかこの大会ぐらい」
などと言われていた。

だがこの大会は遠距離主体の弾幕キャラとも相性がよく、
それは同時に不動であるサンドバッグくんにとって天敵とも言えた。
実際、飛び道具を駆使するキャラには完封されることも少なくなかった。
かと思えば相手が痺れを切らして接近した結果食われることもあったため、勝機は残っていたのだが。
そして終盤、生き残りも少なくなる中アリスドールズルシェカといった、
弾幕キャラと何度も対峙し、死線を潜り抜けることとなる。

そんな中、サンドバッグくんは決勝特別ルールの「死神」
(死神の憑いたキャラの攻撃力が増加し、またそのキャラとの対決で負けた方が強制退場し、勝った方が引き続いて死神となる)となり、
直後に再びルシェカと対峙、そして最後の激戦を制したのはルシェカであった…。
この時、大会開始時に100人いた選手は(サンドバッグくんを含めて)残り6人となっていた。
しかも前大会100万$を積み上げろ!からの出場キャラクターの中で最も長く生き残っていた。
動けないにも拘らず、否、動かないからこその快挙であった。

ちなみに、ルシェカは死神憑きとなったことにより攻撃力不足を解消、その後残りの選手を下し見事優勝した。
上記のサンドバッグくんとの決戦は彼女の命運を決めた戦いでもあったのだ。

また、9条の人の特殊ルール大会では、とんでとんでとんでとんでとんでとんでしんでトーナメントではPossibility of Chizuruに敗北するものの準優勝
あぁん♥トーナメントではゲージによる永久外道、スーパーアーマーで暴れる刹那などルール無視の上位陣に紛れて3位など、棒倒しの棒に収まらない活躍を見せている。
ちなみにこの大会での初戦はバッタの妖怪であった。無論ストレート勝ち。

…このように「攻撃せず動かない」という特性が重宝され、100万$の人や9条の人の大会では常連であった。

+ 製作者不明
  • 製作者不明
大会等ではあまり見かけないが、動けるサンドバッグくんもいるようだ。
製作者は不明だが、キャラ画像に日本語で「サンドバッグです」と書いてあるので、
もしかしたら国内製なのかもしれない。

+ 熄癈人製作 SatanBag
  • 熄癈人製作 SatanBag
N64Mario氏のものの改変版で、2014年2月公開。
今までのサンドバッグとは異なり、 画面を縦横無尽に飛び回り 攻撃してくる。
常時体力を回復したり条件付きのやられ抜けを持っていたり(OPTIONでON/OFF可)、
超必には超即死OTHKを始めとした神キャラ御用達の即死攻撃が入ってたりする。
そのため、生半可な狂キャラでは簡単にやられてしまう程強いキャラとなっている。


MUGENキャラ以外では、キャラクター製作の際にニュートラルと必須スプライト(やられアニメ)だけが完成している状態で、
他の動作が一切できていない状態のことを「サンドバッグ」と呼称することがある。
攻撃技の無いキャラまとめも参照。

出場大会

更新停止中

出演ストーリー



最終更新:2021年01月08日 00:15
添付ファイル