「人工知能特別法違反を確認。対象を破壊する!」
変身者は
刃 唯阿 (やいば ゆあ)。
「じん」 ではない。相方は似ている所も多い不破だが
演者は井桁弘恵氏。
AI犯罪への対策を専門とする内閣官房直属組織「対人工知能特務機関A.I.M.S.」が、
最先端テクノロジーを広く扱う大企業「ZAIAエンタープライズ・ジャパン」の協力を得て開発した、
銃型デバイス「エイムズショットライザー」とプログライズキーを使い変身する仮面ライダーである。
なお、唯阿がエイムズショットライザーの開発者その人でもある。
ZAIAエンタープライズ・ジャパン所属の技術者で、物語序盤は対人工知能特務機関A.I.M.S.の技術顧問として出向していた。
ヒューマギアに対しては「人間社会を良くする可能性」と見ているが、それは「道具」としてであって、
「バックアップさえあれば復元できる」といった良くも悪くもドライな見方で割り切っている。
A.I.M.S.隊長の不破諫は立場上は自分が上に当たるが、全く指示を聞かないため手を焼いていた。
女子らしい見た目とは裏腹に非常に勝ち気かつ男勝りな性格で、任務に対しては忠実だが、
直情的な性格故に腹芸は苦手。
マギア災害に対処する傍ら、飛電インテリジェンスの評判を下げる工作のような行動を取っていたが、
実はショットライザーを使用するために諫共々脳内にチップを埋め込まれており、
それ故に上司である社長の天津垓にはいかなる命令にも絶対服従せざるを得ない状態であった。
内心不満を抱きつつも垓に従い続けていたが、彼がチップによって不破の記憶までも改竄していた事を知り、
「テクノロジーは人に寄り添ってこそ意味がある」という技術者としての信念から、自分の開発した技術で人の夢を弄んだ垓をついに見限り離反。
チップの干渉に苦しむも「思いはテクノロジーを超える」という不破の言葉を糧に干渉を振り払い、
スペックで勝る仮面ライダーサウザーをサウザーを変身解除に追い込み、辞表代わりのパンチと共にZAIAを離脱した。
なお、パンチの際にはご丁寧に『ゼロワン』ライダーの必殺技恒例となるカットイン演出が挟まれ、「辞表パンチ」の名で大いにネタにされた。
更に、ゲーム『ガンバライジング』では「刃、ザイアやめるってよ。」の名で「辞表パンチ」が公式で本当に必殺技になってしまった
劇中を通して本人の意思に無関係な形で頻繁な所属の変遷を余儀なくされ、
それに伴って本編内の行動指針や人物像も二転三転しており、ファンからの評価は賛否両論であった。
スピンオフ『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』では主役格として行動し、ある程度挽回している。
+
形態
ラッシングチーター
Try to outrun this demon to get left in the dust.
身長:187.8cm
体重:90.6kg
パンチ力:11t
キック力:28.5t
ジャンプ力:ひと跳び19.2m
走力:100mを2.1秒
「ラッシングチータープログライズキー」を装填して変身するバルキリーの基本形態。
身体の半分に白いアーマーを装着し、もう半分に
チーター の追加アーマーを装着する。
ライジングホッパーを上回る走力によって、スピーディナンダーな動きで相手を撹乱する。
必殺技 は「ダッシュラッシングブラスト」。拘束機能を持つエネルギー弾で敵を捉え、その周囲を走り回りながら銃撃して最後にエネルギー弾を爆発させる。
モチーフは恐らく
ダニエル書 に記述された第三の獣。
……それ、チーターじゃなくて
豹 じゃね?というツッコミは禁句。
ライトニングホーネット
Piercing needle with incredible force.
身長:196.0cm
体重:89.0kg
パンチ力:9.7t
キック力:20.0t
ジャンプ力:ひと跳び28.1m
走力:100mを4.0秒
スズメバチ の能力を内包した「ライトニングホーネットプログライズキー」を装填して変身するバルキリーの別形態。
左右非対称だったラッシングチーターから変わり、シンメトリなアーマーを装着する。肉弾戦の性能は落ちるが、
蜂の翅で空を飛ぶ事が可能で、胸部にあたるホーネットブレストからは蜂型マイクロミサイル「ヘクスベスパ」を発射する。
その火力はラッシングチーターの200%以上だという。
必殺技は脚に蜂の針状のエネルギーを纏ってキックする「サンダーライトニングブラストフィーバー」と、
ショットライザーで銃撃する「サンダーライトニングブラスト」。
ファイティングジャッカルレイダー
Deciding the fate of a battle like a Valkyrie.
身長:202.4cm
体重:104.6kg
特色/力:格闘/大鎌
分類:ジャッカル型レイダー
「ファイティングジャッカルプログライズキー」と「レイドライザー」を用いて唯阿がレイダーに「実装」した姿
(レイダー=ストーリー中盤から登場した
人間が変身する怪人 )。
『仮面ライダー』シリーズ全体を見ても極めて珍しい「女性ライダーの怪人態」である。
モチーフは恐らく
アヌビス神 。
(メタ的にはスーツ素体はバルキリー流用ながら)変身ツールが異なるため純粋なバルキリーの強化形態という訳ではないが、
各駆動系はバルキリーの戦闘データが反映されて作られているため、発展版である事には違いない。
高い機動力を駆使して死角へと回り、大鎌「テリトリーサイズ」による近接戦闘を得意とする。
必殺技は、テリトリーサイズにエネルギーをチャージし、切れ味を極限まで引き上げ相手を切り裂く「ファイティングボライド」。
お仕事五番勝負・最終戦にてヒューマギアの危険性の喧伝と、レイドライザーを兵器としてのPRを行うためドードーマギアと化したMCチェケラを破壊し、
ヒール役として強い印象を残したが、同時期に登場したランペイジバルカンにはスペックはもちろん変身者のメンタル面でも後れを取っており、
変身して挑んではフルボッコにされる事を余儀なくされていた。
そういうバツの悪さが影響したのか 後にバルキリーに戻ってからは、プログライズキーごと一切使用されていない。
ジャスティスサーバル
Courage is won by justice that protects lives.
Vシネマ作品「ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー」に登場する形態。
仮面ライダー滅亡迅雷の攻撃で変身前にラッシングチータープログライズキーを弾かれた唯阿が、
新型ヒューマギア「ソルド」のソルド20から機能停止寸前に託されたサーバルタイガーゼツメライズキーで変身した。
名前に「
サーバル 」とあるが、実際はゼツメツ種・
サーベルタイガー の形態(サーバルは「serval」で、サーベルは「
saber 」なのだが)。
本来、エイムズショットライザーはゼツメライズキーに対応していないのを無理に使用しているため、
オルトロスバルカン同様負担が大きいが、各種スペックは既存の形態の比ではない。
射撃が得意なバルキリーには珍しく、両手のクローを用いた近接戦に秀でた形態となっており、
必殺技はライダーキック系の技「ジャスティスブラストフィーバー」。
2021年の映画『ビヨンド・ジェネレーションズ』では、精神体として未来にやってきた五十嵐さくらが変身するクローンライダーの1体として登場。
しかし、本来のさくらの戦闘スタイルは格闘戦主体のため噛み合っているとは言い切れず、必殺技を放って尻餅をつく場面もあった。
大体の女性ライダーは剣や銃など武器を主体とした戦い方をするため格闘戦主体の彼女に適したライダーは、
実際にこの後変身したなでしこ以外にはカノンスペクターぐらいとなる。
2022年に東映特撮ファンクラブで配信の『ガールズリミックス』にも登場。本作は女性ライダー&ヒロイン大集合作品となっている。
冒頭で登場し、謎の電波人間に対して『
仮面ライダーウィザード 』の大門凛子と共闘するも取り逃がしてしまう。
本作では役者の都合で変身後のバルキリーの姿のみ登場し、声のみ本人が当てた友情出演となった。
残念ながら出番はこの冒頭シーンのみで、クライマックスの女性ライダー達による
過剰戦力 共闘にも合流することはなかった。
とはいえ当初はライブラリ音声流用も検討されていたが、演者の要望で本作のために新録が行われている。
流用してでも登場させようとしたのは令和作品で初の女性ライダーという事もあると思われる。
本格的な女性ライダーの先駆けのファム?出てこなかったのはこっちこそ演者の都合である。
理由付けするなら結婚詐欺の被害者が怪人になったケースを知っている亜樹子が、結婚詐欺師を呼ぶ事に抵抗があったとかだろうか?
MUGENにおける仮面ライダーバルキリー
主にビリビリ動画で活動している製作者の黑猫(BlackCat)氏を中心として、
複数の製作者によるチーム「猫窝团队」により作られたキャラが公開中。
最新のバージョンは2.5。
射撃を中心とした攻撃を得意としている他、
ストライカー として仮面ライダーバルカンを呼べる。
また、
コマンド でラッシングチーターからライトニングホーネットにモードチェンジする事が可能で、性能も変化する。
2Pでは開幕からライトニングホーネットで戦闘を行う事が可能。
AI もデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画からVIDEO
ダッシュラッシングブラストも忠実に再現(10:10辺りから)
「なんか 普通過ぎてつまらん人生だな」
出場大会
最終更新:2024年04月28日 22:11