ペコリーヌ






「お腹ペコペコ~」

 身長:156cm
 体重:46kg
 誕生日:3月31日
 年齢:17歳
 血液型:O型
 趣味:食べ歩き、料理

Cygamesより展開されているゲーム『プリンセスコネクト!Re:Dive』のキャラクターにして、
メインヒロインであると同時にもう1人の主人公。
担当声優は M・A・O 女史。

アストライア王国主都ランドソルを中心に活動する冒険者ギルド【美食殿】のギルドマスターを務める少女。
ランドソル近郊の森で主人公、コッコロ、キャルといった仲間たちと偶然出会ったことでギルドを結成し、冒険者として活動している。
それまでは長らく一人で旅をしていたらしい。

食に対して尋常ではない拘りを持ち、ギルドを立ち上げたのも「ギルドに所属している者限定の飲食店に入る」ことが目的である一方、
美味しいものを食べる喜びを誰かと共有する事を大切にしたり、働かざる者食うべからずの構えで幅広いバイトを行ったり、
余程の緊急事態でも無い限り他人の食べ物を盗る事もなかったりと、食いしん坊で破天荒ながらも良識的な女の子。
「ペコリーヌ」と言う名前も頻繁に腹を空かせることから仲間のコッコロに名付けられたあだ名であり、
本名ではないが、その語感を当人が気に入って自称し始めたことで定着した。
ゲーム版では主人公から「ペコさん」と呼ばれる事もある。アニメ版では呼び捨て。仕方ないだろ赤ちゃんなんだから

装備している剣や防具は「王家の装備」と呼んでおり、装備者をパワーアップさせる引き換えにカロリーを大量に消費する効果を持つ代物。
これが大飯食らいの原因である一方、装備していないと一般市民レベルにまでパワーが落ちてしまう。装備してなくても食べるの大好きだけどね
また主人公のジョブである「プリンセスナイト」は仲間となった少女たちをパワーアップさせる強力なバッファーなのだが、
ゲーム第二部で主人公がパワーアップした結果、ペコリーヌはさらに強化されたプリンセスフォームへの変身が可能となった。

アニメ版EDではギルドハウスで寝起きしている様子が流れるのだが、誰よりも早起きして朝食の準備をしたり、寝坊した仲間を起こしたり、
夜更かししている仲間の様子を見に来て毛布をかけてあげたりと、冒険以外でも立派にギルドマスターを務めている姿が描かれている。

しかし、何だって彼女は「王家の装備」なんてものを身に着けているのだろう?

+ ネタバレ注意
その正体はアストライア王国の姫ユースティアナ・フォン・アストライア
王家の伝統として武者修行の旅をしている間に、現在ユースティアナ王女と名乗っているネカマ「覇瞳皇帝」の洗脳が国土を襲い、
その立場と名を奪われて全ての人から忘れ去られた上、「ユースティアナの名を騙る偽者」と認識され、その身柄を追われている。
明るい性格で誰とも分け隔てなく付き合っているが、時折暗い影を覗かせるのも、そうした過去の経験によるもので、
【美食殿】の仲間たちと出会うまでは、親しい人全てに忘れ去られた深い孤独の中で過ごしていた事が察される。

王家の装備は身を追われた時に城から持ち出したもので、メインストーリー第一部は彼女の奪われたものを取り戻すための物語となっている。
そのためアニメ版の主題歌である「Lost Princess」は失われた姫、ペコリーヌ=ユースティアナのことを示唆しているのだ。

……では、まっさらな世界で、偶然の再会がほつれた糸を紡いでいくとはどういう意味なのだろう?

+ さらなるネタバレ
なお初出は前作『プリンセスコネクト』のエピローグであり、VRゲーム『レジェンドオブアストルム』の新人プレイヤーである。
そしてペコリーヌはまだ赤ちゃんじゃない主人公と知り合って、色々とゲームの手解きをしてもらう……という所で前作は終了。
ほんの僅かな出番だったにも拘らず『Re:Dive』にて一躍メインヒロインとして抜擢されるに至った、正にシンデレラガールだったりする。
なので中の人も存在し、本名はゲームPC名と同じユースティアナ。愛称はティアナ。
ただ現実/ゲーム共にあだ名の「ペコリーヌ」を気に入っており、それで通している。
まぁゲーム内ネームと本名が同一なのは所謂「VRゲームもの」ではよくあること。
プレイヤーや視聴者の分かり易さ優先である。個人情報保護?何ですかそれ美味しいのですか?

実はアストライア王国も実在する国家であり「レジェンドオブアストルム」の最大手スポンサー。つまり中の人も正真正銘のお姫様だったりする。*1
ペコリーヌが王家の装備を所有しているのも、ユースティアナが最大手スポンサーの令嬢(と言うか姫)であるため。
ユースティアナ本人はそうした優遇処置を遠慮しており、ゲーム内でも素性を明かさず一般プレイヤーとして振る舞っている。
一方、来日時に一人で抜け出して散策していた際、翻訳用端末が壊れて困っていたところを主人公に助けられてリアルでも知り合い、
記者会見で「いつか彼が私の騎士になってほしい」と発表するなど、凄まじい勢いで外堀を埋めにかかっている。ヤバいですね☆

そう、『プリコネ』世界は実際はVRゲームなのだが、『Re』では何者かの手によって皆ゲーム世界が現実だと思い込まされているのだ。
主人公が単なる記憶喪失ではなく、思い出などのエピソード記憶に加え習慣や意味記憶も喪失した赤ちゃん状態になったのも、
『Re』冒頭で事件の黒幕と思われる人物と対決した末に敗北し、ある種の電脳死を遂げたためらしい事が示唆されている。

『Re』はペコリーヌがユースティアナとしての立場を取り戻すための冒険と同時に、これらの謎を解き明かしていく内容となっており、
主人公とペコリーヌは『Re』で初めて出会ったわけではなく、かつての記憶を忘れた二人が偶然の再会を果たし、
そして何もかも失ったバッドエンドのその先で、ハッピーエンドのその先を目指すための物語が、
『プリンセスコネクト!Re:Dive』なのだ。

公式のYouTube上では1周年記念の生放送にあたり、お米が炊き上がるまで時間がかかる事を理由に生放送を延期しようとしたり、
(エイプリルフールネタだが)『ウマ娘 プリティーダービー』の宣伝コンテンツ「ぱかチューブっ!」にてゲストに招かれた際、
ウマ娘界のハジケリストことMCのゴールドシップをして「やべーやつ」と言わしめ、
実際に同チャンネルを乗っ取って「ぷりチューブっ!」に改名したりとフリーダムぶりを発揮している*2

これ以外にも他のサイゲが関わる作品にも客演を行っている。
その一環で任天堂とも関連を持ったが『スマブラ』は多分CERO的に無理だと思う
彼女らはOKなのにな


MUGENにおけるペコリーヌ

YamiYuki氏による原作スプライトを用いて製作したキャラが公開されている。
基本スキルに「ランチタイム」「フォールスラッシュ」を持つ他、
configにてコッコロ、キャルを出撃させる「美食殿出撃」システムを備えており、
これがオンの時のみに使用できる専用スキル、専用ユニオンバーストがある。
狂ランクを想定して製作したキャラとのことで、AIは基本常時起動となっている。
紹介動画

出場大会

凍結


*1
ゲーム内の国名に関しては現実のアストライア王国の宣伝(知名度アップ)も兼ねているのだろう。出資者は無理難題を仰る
……まあここまでは大げさとしても、スポンサーや企業重役の名前が地名や人名に流用される事は、ゲームやマンガ問わず、
くにおくん(テクノスジャパンの社長の名前)や、キム一族ビッコム社の社長の名前)、
アクション幼稚園(双葉幼稚園)アクション商事(双葉商事)(双葉社『漫画アクション』)等、よくある話である。

*2
なお『ウマ娘』には、海外の王女にしてラーメンジャンキーなウマ娘(元ネタに王族ネタは無い)や、
ゴールドシップに「やべーやつ」と言われた社長令嬢なウマ娘(元ネタの馬主がセガサミー社長)が存在する。
また、嘗て存在した「メジロ牧場」を基とした「メジロ家」なる名家も存在するが、あくまで本作の独自設定である。
元ネタ的にはウマ娘の大多数が令嬢のはずだけどね(個人馬主の条件の一つが年間所得1700万円以上)
そもそもゴールドシップはウケ狙いの芸人タイプなので、黒柳徹子女史みたいな天然キャラが相手だと分が悪い

ちなみに、現実の競馬でもペコリーヌのものではないが、
『プリコネ』の登場人物の超必殺技から名付けられた プリンニシテヤルノ という競走馬が存在する。


最終更新:2024年01月29日 18:03