ブルーレンジャー


"Tricelatops!"

(トリケラトプス!)

+ 日本語吹替声優
真殿光昭
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』(48話まで)
近藤聡一郎
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』(49・50話)
杉山紀彰
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』(51話以降)
草尾毅
『パワーレンジャー・映画版』
杉田智和
2017年映画版

アメリカの特撮番組『Mighty Morphin Power Rangers』に登場するヒーロー。
原典は『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のトリケラレンジャーである。
固有武器はパワーランス(トリケランス)。専用ゾードはトリケラトプスダイノゾード(トリケラトプス)。

変身者は天才学生のビリー・クランストン(演:David Yost)。
他の初期メンバーが代替えする中で彼は最後まで残り続けた戦士で、
次回作『ジオ』で戦線離脱した後もしばらく技術担当としてレンジャーに協力していた。
しかし、『MMPR』シーズン3で子供にされた際に自分だけ独自の装置を使い元に戻った副作用で『ジオ』では肉体が老化する事態に合い、
アクェイター(カクレンジャー)の戦士セストリアと共に惑星アクェイターに赴き、その星の水を用いた治療を受けたことで老化から元に戻るが、
そこで恋仲となったセストリアと共にアクェイターで暮らすことを決断し、レンジャー達と別れた*1

しかし、30周年記念番組『Once&Always』では、『イン・スペース』終了後、
第二の父ともいえるゾードンの死を認められず、彼を蘇生する術を模索するべく地球に帰還して研究を続けていたことが明らかになった
(このためアクェイターには長らく戻っていなかったようで、セストリアは寂しがっていた模様)。
しかし、その研究の過程で失敗から意図せずゾードンではなく彼が浄化したリタ・レパルサの邪悪な因子を復活させてしまい、
その因子がアルファ8に憑りついて顕現したロボリタにより、トリニーが殺されてしまうという事態を起こしてしまう。
この事を深く悔やんだビリーは、地球でザックと共にトリニーが残した娘のミン(未婚らしいが配偶者と別れたのか死別したかは不明)の法的後見人として、
彼女の生活を支えながら過ごしていた。

『パワーレンジャー・コズミックフューリー』でもゲスト出演している。
かつての因縁の敵であるロード・ゼッド復活という事態に、コズミックフューリーレンジャーの指導者的な存在として奔走する。

日本の『スーパー戦隊シリーズ』では1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』において、アオレンジャーを演じた宮内洋氏の影響により、
青の戦士はクールなサブリーダーの印象が強いが*2、アメリカではビリーの影響により、青の戦士はメカニック・ブレイン担当という印象が強いらしい。

2017年にリブートされた劇場版では黒人に変更されている他、自閉症スペクトラム障害を抱え、
それ故にコミュニケーションに難があるが、原典と同じく自分の関心がある発明や数学の分野で天才的な才能を持っているという設定となっている。
劇中では非常に重要な役割を担っており、ジェイソンに次ぐ準主人公として扱われている。
ちなみに演者のRJ Cyler氏はこの役を演じるにあたって、自閉症スペクトラム障害を持つ友人の協力を得て役作りしたという。


MUGENにおけるブルーレンジャー

Chuchoryu氏の製作したコンプゲー用のキャラが公開中。
飛び蹴りから繋げるコンボや、ハイキックからの空中コンボが強力なキャラとなっている。
超必殺技ではトリケラトプスダイノゾードを呼び出して攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から


"You know the funny thing about morphin'?"

(なくなって初めてわかったよ!)

"You don't appreciate it till you can't it!"

(変身能力の偉大さがさ!)

出場大会

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*1
長らく他の第1期キャストと同じくギャラ交渉の決裂がキャスト離脱の原因だと考えられていたが、
後年演者の デビッド・ヨースト氏が明かした所によると、本当の理由は彼が同性愛者だと発覚したことで、
当時のスタッフから執拗な嫌がらせに遭い、自殺すら考えるほどに精神的に追い詰められたためと答えている
(当時のプロデューサーはこれを否定し、ヨースト氏とスタッフ間の不和が原因と答えている)。

ただし、ヨースト氏はパワーレンジャーに出演したことについては肯定的な姿勢を取っており、
映像作品で『Once&Always』まで再登場はしなかったが、それ以前にもイベントに参加するなど繋がりは維持していた。

*2
と、よく言われるが、実際は4作目『電子戦隊デンジマン』の時点でデンジブルー/青梅大五郎がコメディリリーフ(所謂キレンジャー枠)扱いされている。
更には6作目『大戦隊ゴーグルファイブ』のゴーグルブラック/黒田官平の登場以降は、クール枠やサブリーダーは「戦隊ブラック」が担当する事が多く、
本作のみならず元ネタである『恐竜戦隊ジュウレンジャー』でもサブリーダーはブラックレンジャー(マンモスレンジャー/ゴウシ)である。
更には12作目『超獣戦隊ライブマン』のブルードルフィン以降は「女性ブルー」がそれなりに登場している
(47作目の時点で6人居るが、ブルースワロー以外は全員水属性である。やはりウンディーネ的なイメージなのだろうか?)。

他には「レッド=熱血」や「イエロー=カレー好き」というステレオタイプもあるが、
前者は『ゴレンジャー』のアカレンジャー/海城剛の時点で冷静沈着なリーダーという印象が強く
総司令の江戸川権八が役者の都合で不在だった時期には彼の役割を兼任していた程。
熱血なレッドは5作目『太陽戦隊サンバルカン』の二代目バルイーグル/飛羽高之が最初と言われている。
後者に至っては『ゴレンジャー』の初代キレンジャー/大岩大太と『サンバルカン』のバルパンサー/豹朝夫の2人くらいしかいない
(『爆竜戦隊アバレンジャー』のアバレイエロー/樹らんるも居るが、アバレンジャーは全員カレー好きなうえ、キレンジャー達ほどカレージャンキーではない。
 余談だが、前述のデンジブルーはアンパンジャンキーである)。


最終更新:2024年03月12日 02:50