ガロン&リットル


円谷プロの特撮作品『ウルトラマンレオ』に登場する怪獣
アーストロン&ゴーストロンギラス兄弟と同じく兄弟関係にある怪獣で、
共通して火花状の光線とロケット弾を放つ能力がある。
名前はいずれも液体容量の単位で、映像内では描写は無いが、
書籍によれば実際に水を体内に蓄える習性があるらしい。

単独ではそこまで脅威ではないのだが、兄弟で組んで戦う際は息の合ったコンビネーションを発揮し、
1∔1を3にも4にも引き上げるような強大な戦闘能力を実現する。

  • ガロン
兄怪獣。
狼男魔神とは無関係。と言うか、同作品内でもブラックガロンと言う名の無関係な怪獣(円盤生物)が出てきたりする。どういうことなの…。
名前は前述の通りヤード・ポンド法における容量の単位に由来する。
(なお、1ガロン(米国)≒3.8リットル、1ガロン(英国)≒4.6リットル、の事である。
 この所為でパイロットが燃料を英ガロンで注文したのに空港が米ガロンで給油してしまい、旅客機がガス欠で墜落しかける事態が発生した事も。
 ヤード・ポンド法は悪い文明!)
弟のリットルと異なり頭部に角がある。弟より先んじて出現して暴れ回り、
マッキー2号を2機、マッキー3号を4機撃墜し、死者3名、負傷者16名というMAC設立以来の大惨事を起こした。
しかし、ダンの見立てではこれでも「(多くの修行を経た)レオなら一発で倒せる」程度の強さとのことで、
実際にレオとタイマンで戦っていた時は終止劣勢だった。

  • リットル
弟怪獣。
頭部に一本角が無いのが特徴で、兄のガロンより獰猛で好戦的な気質の持ち主。
地中を30分毎に800m掘り進む事ができる。
ガロンとリットルはテレパシーで互いの危機の感知が可能であり、
ガロンがレオに追い詰められた時も、助力するべく地底から出現した。

スーツはアンタレスの改造。


劇中における活躍

最初はガロンだけが暴れ回っていたが、レオにガロンが追い詰められるとリットルが現れて加勢し、
レオを一気に追い詰めるが、ダンのウルトラ念力で一時的に撤退を余儀無くされる。
しかし、レオはこの時の戦いで左腕を負傷してしまう。

その後兄弟揃って再出現し、まだ左腕が不調のレオを抜群のコンビネーションで終始圧倒し続けるが、
その最中突如として宇宙から赤い発光体が飛来した。
そこに現れたのは、かつて獅子座L77星へのマグマ星人の侵攻の際に生き別れたレオの実弟アストラであった。
それを皮切りに形勢は逆転され、自分達以上のコンビネーションを発揮するレオとアストラに翻弄され続け、
最終的に倒れ伏したところで、ウルトラダブルフラッシャーを受けて兄弟共々木っ端微塵に粉砕された。

アストラの初登場回の敵役を担った怪獣として知られており、レオ登場怪獣の中でも知名度はそこそこ高め。
アストラがタイミング良く駆け付けられた理由は、CS衛星放送「ファミリー劇場」放送のウルトラ情報局によれば、
獅子座L77星人の双子はテレパシーにより、何らかの外的要因で隔離でもされない限り、
宇宙のどこにいても互いの危機をシンクロニシティで感知する事が可能なためらしい。
つまり、ガロンとリットルがレオを追い詰め過ぎた事が、皮肉にも兄弟が再会する切っ掛けを生み、
ついには自分達の敗北の原因となったのである。


MUGENにおけるガロン&リットル

  
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
ドットは邓v东西氏の製作したケムジラのスプライトを改変したものが使用されている。
2023年12月3日の更新でスプライトが一新されて頭身がより劇中に近いものとなった他、
「SpriteStudio」の使用によりアニメーションも滑らかになった。

デフォルトではリットルだが、defファイルの切り替えでガロンを使用する事も可能。
「火花攻撃」「ロケット弾」などの飛び道具や、奇襲技「地底潜行」などの技を持ち、
距離を問わず戦えるキャラとなっている。
超必殺技は1ゲージ消費で、「必殺火花攻撃」「ドロップキック」
原作では自分達を倒した技である「ウルトラダブルフラッシャー」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

また、リットルの改変でアンタレスも同じくカーベィ氏によって公開されている。

出場大会



最終更新:2023年12月04日 09:52