「題して!『アマゾンの秘境に謎の怪人ヘビビンガーをみた』だあ」
コミックボンボンで連載されていた、横内なおき氏の漫画『サイボーグクロちゃん』に登場するキャラクター。
初出は原作第2話とかなり早い。何しろ本誌での連載が始まる前に増刊号に掲載された読み切りである。
アニメ版でのCVは
細井治
氏。
背びれの生えた爬虫類から
人間の中年男性じみたすね毛の目立つ生足が生えているというエキセントリックな造形をしている。
名前の由来も大分混み入っており、主人公のクロちゃん達が
南米アマゾンで遭難した際に野生生物から
捕食対象手厚い歓迎を受けた結果、
クロちゃんがピラニアに齧られて失った本来の毛皮の代わりに被った
*1ヘビの生首姿を見付けた日本のTV会社が新種の生物と勘違い。
直立2足歩行するヘビビンガーことクロちゃんを追跡した先に遭遇し、ヘビビンガーの母親と勘違いしたもの。
アマゾン原住民からは単に
「ヘビ」と呼ばれている。
お前らのヘビ観はおかしい
- 水中に生息する(ミズヘビやウミヘビなど水生に適応した種がいないわけではないが)
- 口から火を吐く
- 「ブキィィィ」と鳴く
- しっぽの鱗を削られると大人しくなる
など到底ヘビの特徴ではないが、原住民からはヘビと呼ばれている。やっぱりお前らのヘビ観はおかしい
劇中ではクロちゃんを捕食しようと暴れ回り、弱点である脛(ダメージを受けても手がないためさする事も出来ない)を強打されるも逆上。
最終的に原住民に大人しくさせられそのまま出番終了…かと思われたが後々再登場。
牙が
『○イオハザード』の『あのウイルス』と似たようなもの(原文ママ)であるゾンビウイルスの特効薬となるため、
ウイルス感染者を助けようとするクロちゃんらの討伐対象となる。
同一個体でありながらでありながらなぜか原因不明の巨大化を遂げていたが、
「モンスターパニック物の続編での再登場はスケールアップするのがお約束」とのこと。
まぁ
良くある話ではある。
知能面でもスケールアップを果たしたらしく、
どうやって付けたのかは不明だが弱点のスネにプロテクターを装着している。
ほう、経験が生きたな。
GBCソフト『サイボーグクロちゃん ~デビル復活!!~』では、デビルが乗り移った
「デビルヘビビンガー」として登場。
ステージボスとしてクロちゃんの前に立ちはだかる。
口から火球を吐いたり踏み付け攻撃をしてくるが、
原作再現としてやはり足が弱点である。
なお、続編の『サイボーグクロちゃん2 ~ホワイトウッズの逆襲~』にも続けて登場しているが、そちらでは頭部しか出てこないため弱点が変更されている。
後にゲームを元にしたアニメオリジナルの長編シリーズにも登場している。
MUGENにおけるヘビビンガー
D4
ビオランテ、
メタグロスと同じく、カーベィ氏とふうりん氏による共同製作のキャラが存在。
2022年エイプリルフール特集のサプライズ枠として公開された。
クロちゃんやらミーくんやらを差し置いて、同作からのMUGEN入り一番乗りがよりにもよってこいつである
外見通りキック・頭突き等の近接戦を得意としている。
原作同様に火を吐く事も可能だが、
飛び道具と言えるほどのリーチは無いため、
トリカゴ戦法には滅法弱い。
AIもデフォルトで搭載されている。
余談だが公開の数ヶ月前、アルゼンチンで腕が完全に退化してヘビビンガーと化した肉食恐竜の化石が発見され、ニュースとなっていた。
出場大会
*1
本作の主人公のクロちゃんは元は
ノラ時代に化猫に鍛えられた生身の黒猫だったのだが、
ある日世界征服を企む科学者に改造されてしまい、
メタルボディとなった体をUFOキャッチャーのぬいぐるみで隠して元通り飼い主の家で暮らしている。
本エピソードでは、超方向音痴の飼い主を助けようと旅行についてきたものの
機内でハイジャック犯とドンパチした結果アマゾンではぐれてしまい、
メタルボディ剥き出しで大蛇の群れと交戦していた所に日本のTV局が近付いてくるのに気付いたクロちゃんが、
咄嗟に正体を隠そうとし
てガトリングまでぶっ放した結果が火を吐く二本足の謎の怪人ヘビビンガーである
(ページトップの画像の左下で様子を窺っているのがクロちゃん)。
つまりページトップの台詞で
怪人と呼ばれているのは画像中央のヘビビンガーではなく左下のクロのこと。
結局TVクルーが子供をヘビビンガーに返して許してもらおうと言い出したため正体を明かし、
逆上したヘビビンガーから逃走中に地元の集落で飼い主とも合流するが、
地元の人がヘビビンガーを大人しくさせている間に飼い主が気付く暇もなく鳥に攫われたため、正体はバレずに済んでいる。
最終更新:2022年07月31日 02:25