概要
『
Gaea
』や『
World Machine
』などの地形オーサリングソフトウェアは、非常に複雑でディティールの細かな地形を作成する事が出来ます。しかし、単一のハイトフィールドを作成するには、必要なディティールを正確に再現するために、非常に高解像度のマップが必要となります。
マルチタイル・ハイトフィールドのビルドをTerragenに読み込むには、手間のかかる作業になります。このツールは、各タイルを手動で視覚的に動かす事や、各タイルのオフセットを数値計算することで所定の位置に動かす事も出来ます。いずれにせよ、特に多くのタイルを扱う場合は長い時間がかかる可能性があります。
Terratileは、『Gaea』と『World machine』から出力されるタイル化された"Heightfield"と"Color"をTerragen上に構築するためのシンプルな
Python
スクリプトです。これにより、Terragenでは通常手間のかかる設定が、数回のマウスクリックで可能になります。タイルの位置と設定はTerragenのクリップファイルとして保存され、Terragenにインポートされ、複数のノード設定はグループノードとして保存されます。
現在、『Gaea』と『World machine』のタイル出力に対応しており(ただし、『Gaea』のタイルビルドは現在まだベータ版であり、変更される可能性があります)、32ビットの「.exr」と「.tif」ファイルを使用し、Terragen Free & Professionalで検証されています(「推奨フォーマット: 「.exr」)。
入手先
試してみて上手くいったら、この投稿に「いいね!」を頂けたら幸いです。
Terratileは、近日リリース予定の「Terraman 4 for Maya」の一部でもあります。無謀なまでの挑戦は続きます(笑)
Terraman 4 for Maya
- Pythonで一から書き直し。
- Qtインターフェイスの再設計。
- クリック&ドラッグによるインストール。
- Mayaバージョン2017-2022に対応。
- Maya用Python2、3に対応。
- Terragen、World Machine、Gaeaからの出力に対応。
- 『Arnold』と『Vray』に対応。
- Terragenからタイル状の地形出力を作成。
- World MachineとGaeaのタイルビルドからTerragenでタイル状ハイトフィールドとテクスチャを作成。
- 地形メッシュをArnoldやVrayジオメトリキャッシュに変換。
- 地形用アセットのキャッシュ、プロキシ、代用。
- シーンまたはプリセットのリグカメラを使用。
- シーンのポリゴンオブジェクトのエクスポート。
- オブジェクトのハードサーフェスアニメーションのエクスポート。
- 階層的なアニメーションオブジェクトのエクスポート。
- Motion Designer Deformer(MDD)ファイルによる変形オブジェクト(スキニングキャラクターなど)のエクスポート。
- .chanファイルによるTerragenカメラのアニメーションのインポート。
- スカラーとベクトルのディスプレースメントマップをインポートして、地形を作成。
- カメラとオブジェクトのデータをTerragenのクリップファイルとしてエクスポート。
- クリップファイルを介して、MayaシェーダをTerragenのデフォルトシェーダに変換。
- 対応するシェーダ:
- Arnold - StandardSurface
- Vray - VrayMtl
- Maya - Lambert
- Maya - Blinn
- 複数のファイル処理オプションにより、地形や画像の一括処理にかかる時間を短縮。
- OCIOを認識する.txフォーマットへの画像ファイル変換。
- 『Mari』や『Mudbox』の画像タイルの命名規則のリネーム機能。
- Meshlabサーバに接続して、地形メッシュのクリーンアップとデシメート処理の実現化。
- maketx.exeに接続して、画像ファイルを
ミップマップ
された.txに変換。
- すべての機能でツールチップを利用可能。
- パラメータは『Sticky』で、Mayaのセッション間でユーザが選択した内容を記憶。
Terramanは2022年の第1四半期にリリース予定です。
MayaとTerragenをお使いの方で、プレリリース版をテストしたい方は、
参照Topic
のdigitalguru氏にPMでご連絡下さい。
最終更新:2022年02月13日 12:34