254 :1/5[sage]:2010/01/25(月) 14:31:29.49 ID:saMKTSSp0
『とあるブラゲの超VIP軍団』
『とあるブラゲの超VIP軍団』
あるところに(^ω^)という若者がいました。
数々の大陸を旅してきたこの若者は、1つの大陸に行き着き、そこに村を建てることにしました。
数々の大陸を旅してきたこの若者は、1つの大陸に行き着き、そこに村を建てることにしました。
村の中央に、小さいながらも立派な大使館を建設し、某巨大掲示板で入植者を募りました。
最初は、まわりの人間も警戒していました。
しかし、大陸の居住者アンケート結果を見て、仰天しました。
最初は、まわりの人間も警戒していました。
しかし、大陸の居住者アンケート結果を見て、仰天しました。
「おいwwwwwwwwこの国おにゃのこばっかりだぞwwwwwwwwwwww」
すぐに40人の村人が(^ω^)の村へ集まりました。
それでもなお、村の外に入村希望者を抱えた(^ω^)は、すぐに大使館を整備し、村人を受け入れるために必死で村を拡張し続けました。
(^ω^)は、安価のとおりに村の名前を「超VIP軍団」として、ギルドを設立しました。
それでもなお、村の外に入村希望者を抱えた(^ω^)は、すぐに大使館を整備し、村人を受け入れるために必死で村を拡張し続けました。
(^ω^)は、安価のとおりに村の名前を「超VIP軍団」として、ギルドを設立しました。
255 :2/5[sage]:2010/01/25(月) 14:34:26.03 ID:saMKTSSp0
数日たった後、(^ω^)のギルドは当初の1.5倍、60人に膨れ上がっていましたが、相変わらず村の外は入村希望の難民で溢れていました。
(^ω^)は決意しました。
数日たった後、(^ω^)のギルドは当初の1.5倍、60人に膨れ上がっていましたが、相変わらず村の外は入村希望の難民で溢れていました。
(^ω^)は決意しました。
「ここでチマチマ資材を集めていても村は発展しないお。
2~3日待ってくれお。俺が出稼ぎして拡張資金を稼いでくるお!」
2~3日待ってくれお。俺が出稼ぎして拡張資金を稼いでくるお!」
留守中の番を適当な者に預け、(^ω^)は遠い地方に建設資材を求めて旅立っていきました。
(^ω^)不在のギルド民は、皆一様に不安を感じながらも、いつもどおりの生活を送っていました。
しかしあるとき、村の外から一人の青年がやってきました。
しかしあるとき、村の外から一人の青年がやってきました。
「俺が新しいギルド作って、外の難民を収容してやるよ」
しかしそれは嘘でした。
その青年は、他村では有名な詐欺師で、名前を綾崎ハヤテと名乗りました。
ですが、難民の受け入れに窮していたギルド民は、ハヤテの言葉を信じ、彼に「VIP」の屋号を貸し与えました。
ハヤテはすぐに隣の空き地に「秩序VIP軍」というギルドを設立し、溢れていた難民を受け入れ始めました。
その青年は、他村では有名な詐欺師で、名前を綾崎ハヤテと名乗りました。
ですが、難民の受け入れに窮していたギルド民は、ハヤテの言葉を信じ、彼に「VIP」の屋号を貸し与えました。
ハヤテはすぐに隣の空き地に「秩序VIP軍」というギルドを設立し、溢れていた難民を受け入れ始めました。
そこまでは、何もかも上手くいっていました。
しかし、ここから転落が始まったのです。
しかし、ここから転落が始まったのです。
257 :3/5[sage]:2010/01/25(月) 14:36:40.90 ID:saMKTSSp0
ハヤテは、いわゆる「糞コテ」でした。
彼は、ただ多くの人を従えて、王様気分を満喫したいだけ、自身のコンプレックスを払拭したいだけの青年でした。
リーダーシップに欠け、ギルド民の世話を忘れ、毎晩他の村の女の子と大声でエロチャットを繰り返していました。
彼は、ただ多くの人を従えて、王様気分を満喫したいだけ、自身のコンプレックスを払拭したいだけの青年でした。
リーダーシップに欠け、ギルド民の世話を忘れ、毎晩他の村の女の子と大声でエロチャットを繰り返していました。
そのハヤテの愚行に、「邪気眼村」という他の村のギルドから、非難の声があがりました。
邪気眼村の代表は、その名の通り「邪気眼」という人物です。
しかし彼はVIP村の経緯を知らなかったために、ハヤテの作ったギルド「秩序VIP軍」よりも先に、(^ω^)の作った「超VIP軍団」に宣戦布告をしてしまいました。
邪気眼村の代表は、その名の通り「邪気眼」という人物です。
しかし彼はVIP村の経緯を知らなかったために、ハヤテの作ったギルド「秩序VIP軍」よりも先に、(^ω^)の作った「超VIP軍団」に宣戦布告をしてしまいました。
超VIP軍団のギルド民は、驚きました。
なにしろ彼らは本番の戦争経験がない、素人童貞ばかりです。
しかし、(^ω^)の帰りを信じて、ギルド民が結束して村を守ることを決意しました。
なにしろ彼らは本番の戦争経験がない、素人童貞ばかりです。
しかし、(^ω^)の帰りを信じて、ギルド民が結束して村を守ることを決意しました。
それから8時間後、ついに戦いの火蓋は切って落とされました。
邪気眼村のギルド民は、あろうことか城主不在の(^ω^)の城を襲い始めました。
戦争をしたことがない超VIP軍団の童貞たちは、
邪気眼村のギルド民は、あろうことか城主不在の(^ω^)の城を襲い始めました。
戦争をしたことがない超VIP軍団の童貞たちは、
「おいお前が先に防衛に行けよwwwwwwwww」
「お前が行けよwwwwwwwww」
「じゃあ俺が行くよ!」
『どうぞどうぞ』
そんな様子でまったく役に立たず、(^ω^)の城は邪気眼たちによって見るも無残に荒らされました。
難民を受け入れていたはずのハヤテも、その様子を知ってか知らずか、忽然と姿を消していました。
結果、ハヤテの作ったギルド「秩序VIP軍」は解散し、後には超VIP軍団と邪気眼村の戦争だけが残りました。
難民を受け入れていたはずのハヤテも、その様子を知ってか知らずか、忽然と姿を消していました。
結果、ハヤテの作ったギルド「秩序VIP軍」は解散し、後には超VIP軍団と邪気眼村の戦争だけが残りました。
258 :4/5[sage]:2010/01/25(月) 14:39:11.42 ID:saMKTSSp0
数日後、ついに村に(^ω^)が帰ってきました。
荒れ果てた城。
ボロボロになった大使館。
疲れ果てた住民たち……。
村を拡張するどころか、修復に資材をつぎ込まねばならない状態でした。
(^ω^)は村人を集めてこう言いました。
荒れ果てた城。
ボロボロになった大使館。
疲れ果てた住民たち……。
村を拡張するどころか、修復に資材をつぎ込まねばならない状態でした。
(^ω^)は村人を集めてこう言いました。
「俺の城のことはいい。おまえら、軍備を増強しろ」
(^ω^)たちは邪気眼の卑劣な略奪行為に、真っ向から立ち向かっていくことを決意しました。
ですが、相手は軒並み30万を超える兵力を投入してくるのに対し、VIP軍は一握りのコモンゴーストぐらいしか用意できませんでした。
たまに私兵を投じて反撃に出る健勝なギルド民もいましたが、すぐに邪気眼本隊の反撃で返り討ちにあいました。
その間も、(^ω^)の城は攻められ続け、相変わらず村の外は難民で溢れていました……。
259 :5/5[sage]:2010/01/25(月) 14:41:32.89 ID:saMKTSSp0
VIP村のおはなしは、ここまでです。
「えっ、ここから先はもう無いの?」
実は、VIPPERたちは今もリアルタイムで活動を続けているのです。
たまに私兵を投じて反撃に出る健勝なギルド民もいましたが、すぐに邪気眼本隊の反撃で返り討ちにあいました。
その間も、(^ω^)の城は攻められ続け、相変わらず村の外は難民で溢れていました……。
259 :5/5[sage]:2010/01/25(月) 14:41:32.89 ID:saMKTSSp0
VIP村のおはなしは、ここまでです。
「えっ、ここから先はもう無いの?」
実は、VIPPERたちは今もリアルタイムで活動を続けているのです。
相変わらず戦争状態は続いています。
相変わらず糞コテは外で喚いています。
しかし、超VIP軍団のギルド民たちは、幸せなのでした。
早くこの幸せを、外にいる難民たちと分かち合いたい気持ちでいっぱいなのでした。
相変わらず糞コテは外で喚いています。
しかし、超VIP軍団のギルド民たちは、幸せなのでした。
早くこの幸せを、外にいる難民たちと分かち合いたい気持ちでいっぱいなのでした。
「おいすー」
「おいうー」
今日も超VIP軍団のギルド民たちは、笑顔で挨拶を交わすのでした。
―おしまい―