+ | 9/24〜10/2 |
(まとめた方のコメント:大体2回以上出た方を中心としたロールストーリーです。)
ここまでのあらすじ。一週間目。
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永夜世界―― それは、全てが闇に覆われ、絶望が支配する世界。 突如訪れた≪夜≫は破壊をもたらす無数の≪魔獣≫を産み、人類の大半は死に絶えた。 残された人間は僅かな資源とともに、絶大な力を発揮する≪月装≫と、さらに強力な強力ではあるが危険な力≪焔装≫で対抗し、 ≪都市≫を中心に魔獣と≪夜≫に最後の抵抗を始めていた。
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自治会の少女・エイルはタキシードの紳士・久良岐に出会う。 久良岐はただ守るだけではなく、魔獣たちにいつか大攻勢を仕掛けるつもりだと聞かされ、その遠征の仲間を探していると持ちかけられる。 エイルと久良岐は共に仲間を探すために奔走する。
3
巨腕の≪月装≫使い・凪沙巫は崩月真夢の導きで人類最後のユートピア・≪都市≫に到着する。 彼女はここで人々と暮らし始めのが、魔獣との戦いで命を落とし、≪半魔化≫する。 しかし彗月らにより彼女は討伐されると、奇跡的に人間に戻る。 ≪夜≫側に堕ちて、人間側に戻った珍しい例として人々に知られるようになる。 彼女はまた魔獣と闘い続けるものの、強力な魔獣の前に人々を守りきれず、自責の念に駆られていた。
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≪都市≫では自警団が組織されつつあった。 自警団員であるシャーロット、日向未来、吉永藤治、剰翔、ニコラス、大道竜造、月城有子、ジョセフといった面々は、魔獣を共同で倒したり、治療や会話などかわし、心を通わせる。
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圧倒的な力を持つ魔獣。強者として知られる茶毘川端子や、戦闘狂の安藤静哉も強力な魔獣を前に苦戦を強いられる。 リアーヌも自らの奥義の通じない魔獣にただ膝をつくばかりだった。 だが、ガルバ、ジークンローラン、あるいは有子、日向らはともに二人がかりで強力な魔獣を倒すなど、決して人間側もただやられる存在ではなかった。 特に久良岐は、≪焔装≫使い陽遥を苦しめた上位魔獣を倒し、またリィオラのように、相討ちになりながらも魔獣を倒すといった者も現れた。
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一方、≪焔装≫使いは、いつともしれぬ≪夜≫堕ちに恐れを抱いていた。 陽遥の精神は極限まで追い詰められ、ジャスミンはいよいよ狂い出し闇に踊る。 また、≪月装≫使いもまた、魔獣らにくらべ自らの力のなさを痛感していた。 相沢雅樹は自らを"ハイエナ"と称し、死体あさりの泥棒と卑下するなど屈折した思いを抱えている。 春野陽奈は≪月装≫でありながら魔獣と互角に渡り合うも撤退。力のなさを痛感する。
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魔獣たちも悲劇を抱えていた。火柱の魔獣・フェウアゾイルはシャーロットによって撃破されるも、死のさなか「人」に戻り、真の名前を明かして死ぬ。 蟹の魔獣Mrs.ラブクラブは「真の絶頂」を知らず死亡し、魔獣使い桐谷真は身体を真っ二つに、名無し魔獣Namelessは何者にもなれぬ自分を悔いつつ消滅した。
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強力な魔獣たちはまだ闇に潜んでいる。 全てを喰らうDoctor-P、美に狂うダンディモス、非常なるザ・リガ、闇を操るクラミツハなど、彼らは虎視眈々と人間たちを狙っている。 そんなさなか、田村と名乗る魔獣は人間の行動に興味をもち、久良岐と接触する。 久良岐も人間でありながら、田村と意気投合し、協力を約束してしまう……。
遠征軍を組織せんと暗躍する久良岐の、目的とは何か。
さらなる強力な魔獣たちの侵攻に、ヒトは耐える事が出来るのだろうか。
永夜世界は、1週目の時が流れた。
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+ | 10/3〜10/9 |
永夜世界・2週目 ここまでのあらすじ。
2
しかしそんな中、≪焔装≫の戦士ガルバは魔獣ダンディモスによって焼かれ、またジャスミンも強力な猛毒の魔獣・パヨカによって死に至り、魔獣と堕ちてしまっていた。 両者の魔獣堕ちは、彼らに関係した戦士達に大きく影響を及ぼす。ジークローランは魔獣となったかつての仲間・ガルバに、最後の最後で敵意を向ける事が出来きず、苦悩する。
3
絶望は世界にさらに蔓延する。凪沙巫は人々を守れなかった事に絶望し、自死の眠りに堕ちた。大道竜造は魔獣となったガルバとの戦いで生死不明に。 また相沢雅樹はニコラスなどに励まされながらも、自己否定の念は消えない。 月城有子も闘いに疲弊していく。
4
一方魔獣の中には、自らの生に疑問を持つ者も現れた。魔獣スカヤは真の強者について悩み続け、敵であるジークローランと問答をする。 パヨカは瘴気をまき散らしながら、人とのつながりを欲し続けては、その対象を病毒に苦しめていく。
5
人間側も、この世界の謎について考えだす者もあらわれた。アンナは、この世界の≪魔獣≫の謎について、日向未来は、この世界に現れた装備≪月装≫≪焔装≫について疑問を抱く。 月城有子は二人の疑問を相談に受け、また日向の疑問には技術屋のアリシアなどが応答するも、はっきりとした答は、まだこの時点では明かされる事は無かった。
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生物兵器であるメイラも、闇に閉ざされたこの世界の事をまるでわからないまま、戦いに明け暮れる。この世界の謎は根深く、そして誰もがはっきりとした答えなど、持ち合わせていない。 しかし、さなかで出会った珠悸との絆は、メイラの中でしっかりと息づいているのであった。
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狼牙鬼助、一城小桃、ラッシュ・シグナスといった戦士たちも活躍し、永夜世界はさらなる発展を見せる。 そんなさなか、久良岐はたった一人で魔獣・ダンディモスを撃破せしめる。 メイラとアンナも協力してジャスミンの闇落ちした魔獣・シミラーを撃退するなど、世界はまだ、絶望に完全に屈したわけではない。
永夜世界では死闘が続いている。
人間側も傷つきながらそれでも、少しずつこの世界の謎へ、肉薄していく……
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+ | 10/10 |
○【蒙昧の毒】(パヨカ 船坂総一郎)
軍服姿の船坂総一郎が軍靴をならしつつ道を行くと、灰色の病瘴魔獣・パヨカが降臨する。 パヨカの力はすさまじく、船坂は一矢も報いれない。 決死の離脱の一撃を図ろうとするも、船坂がどうなったかはようとして知れない……。
○【夜明けの夢】(月城有子 日向未来)
月城有子は元製薬会社の廃ビルにて、治療道具などをあさっていた。 顔馴染みとなった日向未来もその場に居合わせる。 有子は器用にピッキングをこなして有用な道具を発掘しきつつ、未来と共に、≪夜≫が明けた後の世界の夢について語り合うのだった。
○【暴走、人智を越えて】(ガルバ 崩月真夢)
退屈を持てあます魔獣・ガルバに崩月真夢は無言の奇襲を仕掛ける。 力と力のぶつかり合う死闘だったが、ガルバは魔獣の力強さを見せつけ、真夢を追い詰める。 超至近距離のすさまじい攻撃に、一度は死を覚悟する真夢だったが、 秘められた能力を解放し、超高速・超反応でガルバの攻撃をかわすと、 とても人間とは思えない超早技でガルバの身体を両断した。 真夢は自我が崩れる感覚に苦しみながらも、浸食に屈しない決意を口にし、夜の街に消えて行った。 ――ガルバ絶息。 |
+ | 10/11 |
○【天才ジャンク屋、吠える】(アリシア・P・シノット パヨカ)
天才的ジャンク屋・アリシア・P・シノットはゴミ溜めからジャンクパーツを拾い集め、作業機械の作成に成功していた。 そこに現れたのは病瘴の少女魔獣・パヨカ。 アリシアは相手が魔獣と気がつかず延々と作業機械について解説をし、彼女を乗せてやるが、 パヨカは魔獣の力でその作業機械を砂に変える。 パヨカの正体を悟ったアリシアは攻撃を開始するが、病瘴をあやつるパヨカの感染の力は強く、アリシアは一時的に距離を取り廃ビルに撤退。 その中から不意打ちをもくろんでいたもののパヨカはビル全体を腐食させ崩壊せしめると、空へ消えていく。 アリシアは間一髪ビルから逃れる者の、騙し打ちが空振りに終わり、完璧主義の彼女を大いにいらだたせたのだった。 |
+ | 10/13 |
○【死線】(メイラ パヨカ)
メイラは魔獣との戦いで傷つき、廃ビルで傷を癒していた。 そこに現れたパヨカ。メイラに襲いかかるものの、メイラは反撃。さまざまな攻撃を仕掛けパヨカを狙うが、しかし魔獣パヨカに決定的なダメージを与える事もなく、メイラは声もなく撤退する。
○【死の雨は彼女の頭上に降り続ける】(ベノス 彗月)
魔獣・ベノスは戯れるように人間を殺しては食糧をあさっている。 その異臭に気づき、彗月は急襲する。無数の斬撃をかわすベノスだが、極大の刃で襲いかかる彗月に、ベノスは攻撃をかわしきれない。 しかしベノスの放った毒液は彗月の左手を犯す。彗月は瞬時に自らの手を切断し、難を逃れるものの、ベノスは切り刻まれながら毒雨を降らせる。 彗月は毒と大怪我にさいなまれながら、足を引きずりつつ立ち去っていった。 |
+ | 10/14 |
○【荷電出力10000%】(シミラー アリシア)
かつてジャスミンであった魔獣・シミラーは廃アパートで人を喰らっていた。 そこら現れたアリシア・P・シノット。『羊たちの沈黙』の1節を引きながら、銃口を魔獣に向ける。 シミラーは暗黒を動かし、身代わりとなる暗黒を生産し、アリシアの攻撃をやり過ごすと、アリシアは撤退を開始。 シミラーは闇を操り暗黒をなお繰り出すが、一歩及ばず…… そして充分な距離を取ったアリシアは出力10000%のプラズマ砲を放つ。 シミラーは死を悟り、「楽しかった」と一言を遺し、光の中にかき消えて行った。
○【君と僕のいる壊れた絵空事世界】(日向未来 神宮司茉冬)
日向未来は粗末なパンを口にしながら、道を生きつつ食料に思いをはせる。 そこに声をかけたのは、以前にも出会った神宮司茉冬。日向は茉冬の回復に喜ぶ。 日向は茉冬に魔獣出現以降で発見した事はないかを問うが、成果はないようだ。 茉冬は図書館から数冊の本を回収し、それを見せる。 二人は本について語らいつつ、魔獣が出現する以前のヒトの創造性と、"魔法"を手にしてしまった現在の自分らについて思いをはせつつ、 二人は今は見る事のない星や星座の伝説を語りあうのであった。 |
+ | 10/15 |
○【ツイン・ガンナーズ・ファイト】(パヨカvs アリシア 月城有子)
アリシアは昨日まみえた魔獣・シミラーの笑顔について疑念が晴れなかった。 そこに現れたのは月城有子。彼女もまた、≪月装≫の変容について考えを巡らせている。 そこに、殺されたシミラーについて探しまわる魔獣・パヨカが現れる。 パヨカはアリシアから、シミラーの匂いを感じ取り、シミラーを殺された恨みを、アリシアに向ける。 気づいた有子が先制し弾幕を張り、アリシアもそれに呼応するように銃撃を開始。 パヨカは2方向からの銃撃をまともに受けつつも、病瘴の羽を舞わせ反撃する。 しかし、二人の連携と、アリシアの捨て身の攻撃で、パヨカは心臓を打ち抜かれ、朽ち果てる。 アリシアは重傷を負うも、有子に救われつつ、二人は白星を一つ追加する。
○【「死神」と呼ばれた少女】(シャイナ 崩月真夢)
「死神」と恐れられている赤い頭巾の少女・シャイナは図書館で何度も読んだ本を相手に退屈していた。 「死神」の名にただならぬものを感じ現れた崩月真夢は、シャイナが人間だという事に落胆する。 シャイナは「死神」の噂を快く思っていなかったようだ。妙にズレたシャイナに、真夢は調子を狂わされる。とうとう酒盛りをしだすシャイナだが、始終シャイナにペースを乱されっぱなしの真夢であった。
○【「人間」として、「魔獣」として】(スカヤ イキシア)
いずこから帰還したイキシアは遺失物センターへ向けて歩きだす。 そこに、「人間とは何か」を考え始め、書物を手にした魔獣・スカヤが現れる。 スカヤはすぐに戦闘とはならず、イキシアに「心に秘める力」を問う。 イキシアは逆に魔獣に「何故人を襲うのか」を問うが、スカヤは「強者と戦う為」と答えるものの、しかし今はそれに興味が持てないと吐露する。 イキシアもまた、何故絶望しないのかの問いに、失う物が何もない人間の強さを解く。 そこに、共感を示すスカヤ。分かりあえるかと思ったその時、スカヤは苦しみ出す。スカヤは封じ込められていた自分の記憶がフラッシュバックしだしたのだ! 悲鳴をあげ、無防備な魔獣に追撃をすることなく、イキシアは人間として、性が尽きるまで人間で有り続けたいとのこし、立ち去る。 残されたスカヤは、自分がいかに絶望に取り込まれたのかを悟りつつ、遺された物として死ぬまで自己を刻みつけようと決意した。 |