ゆっくりいじめ系2136 イジメられたれいむ

「ごきげんゆー」
「ゆっくりおはよう」
「おはよう、きょうもゆっくりべんきょうしようね」

ドスに管理されたこの群には学校がありました。
れみりゃや人間等の外敵への対処、食料の確保方法や冬篭りの準備、etc、
赤ゆっくりから子ゆっくりまでの間は、ここで世の中の常識について、学ぶのです。
教師役には、ぱちゅりーが就いています。餌に余裕のあるこの群だから出来る制度だといえます。

最初の頃は群も小さかったので、教師ぱちゅりーの目が全員に行き届いていました。
ですが、群が大きくなると、子供達を管理しきれなくなっていっていったのです。
人間でも問題になっている、「イジメ」がゆっくりの間でも起きていました。


「おめーのせき、ねーのよ(んだぜ)!!!」

机(平べったい小石)を投げ捨てる子ゆっくり達。

「ゆがーん!!!」

イジメにあった子れいむは、ゆっくりと学校に来なくなった。登校拒否でした。









登校拒否になった子れいむは、自宅に引き篭もっていた。母ゆっくりは心配になり、子ゆっくりに話しかける。

「おちびちゃん、がっこうにいかないの?どうしちゃったの?おかーさんにゆっくりおはなししてね。」
「うるさいよ!!!ゆっくりほっておいてね!!!」
「……おねがいだから、おかーさんのめをみて、ゆっくりせつめいしてね?」

「だまれっていってるでしょおお゛お゛お゛!!!」

子れいむは、親に体当りした。家庭内暴力発生の瞬間だった。
もちろん、体格が違う母ゆっくりには身体的なダメージは無い。だが、精神的なダメージが大きかったのか、よろりと転ぶ。
その隙に、ぷんぷんと怒りながら、子れいむは自室に引き篭もってしまった。

「あんなにやさしくて、いいこだったおちびちゃんが!!!……どぼじで………どぼじでごんなごどにぃいい゛い゛……!!!」

母ゆっくりは、どうして良いか解らず、泣いた。
だが、泣いていても結論は出ない。時間がたてばそのうち何とかなる、と結論付けて、母ゆっくりは狩りに行くのだった。
薄情な訳ではない、本当は傍に居たいけど、狩りに行かなくてはならないのである。
夫と、沢山の子供を亡くしてきた。あの子れいむとの、たった2匹の家族だ。だから母れいむが狩に行かなくてはならない。
ドスの群にいるからといっても、食事の面倒まで見てくれるわけではない。






母親が居なくなったので、子れいむ(以下れいむ)は、ゆっくりと復讐する準備を始めた。
自分を認めなかった他の子ゆっくり達を、ゆっくり出来なくさせてやる。れいむは鬼になる決意を固めていた。

れいむは、多感な年頃だった。自分のもみあげに包帯を巻いていて、突如もみあげを暴れさせ

「くそ、またばあばれだしたよ……!しずまれ……ゆっくりしずまれ!!」

と授業中に叫ぶ事が多々あった。
どうしたの?と聞く他のゆっくり達に、

「じゃきがんをもたぬものには、わかわないよ………」

と説明し学校を抜け出したりしていた。

そんな事をしている自分が格好いいと思っていた。いや、今もそう思っている。
なのに他のゆっくりは、そんな格好いい自分をイジメだしたのだ。


絶対に許さない!………絶対にだ!!


髪を引っこ抜いてやる。目をえぐってやる。足を焼き尽くしてやる。舌をズタズタにしてやる。
れいむは、3時間程かけて、復讐の為の計画書『予言の書ー愚者達の運命ー(パーフェクトプラン)』を書き上げた。


しかし、例外として、まりさの処置は決め兼ねるものがあった。
まりさは、自分と同じ特異点である。
過去、神に挑んだれいむとまりさは、返り討ちにあい、転生を余儀なくされた。
しかしながら、転生に成功したとは言えず、自分は過去に持っていた絶大な力を振るう事が出来なくなっている。
まりさと力を合わせなければ、力を取り戻す事は難しいだろう。


だが、まりさに話し掛けても、まりさは前世の記憶を忘れているようで、無視されてしまうのだ。
肝心の相方であるまりさが、まさか力だけでなく、記憶も失っていたとは…………。
なんとしても記憶を思い出させなければならない。


だがもし………、仮にまりさが記憶を完全に忘れていたら、自分が介錯を、……殺さなくてはならないだろう。
復讐の最後は、まりさを救い出す事が出来る幸せな結末か。
それとも、まりさを殺し、自分も死ぬ事で次なる転生を待つ事になる不幸な結末か。どちらになるかが分からない。

だから、パーフェクトプランには、まりさの処遇を書けていない。
こればかりは、天使の潜在力を持つれいむの力をもってしても無理だ。
同レベルの悪魔の潜在力を持つまりさの運命に介入する事は出来るはずがないのだ。

それに、天使の潜在力が自分にどの程度残されているか解らない以上、パーフェクトプランも万能ではない。


………いや、気にする事はない。計画は枠組みがあれば良い。
どのようなイレギュラーも上手く利用してやる。自分なら、それが出来る。そうれいむは思った。

―――れいむの復讐が始まった。












まずは、みょんを始末する。
最初から強敵である。今も木の枝を……、いや、あれは聖剣!『あまのむらくものつるぎ』を持っているとは!!!
今の自分の力では、真正面から立ち向かうのは難しいであろう。
当初の計画通り、罠を発動する準備に取り掛かった。

「ちちち、ち~んぽ~~♪」

暢気に罠に向かってきてくれる。………、全く、頭の出来は自分が圧倒しているな……。
残り…、2歩、1歩・・・よし!!ここだ!!あーすくえいく(龍の墓場)!!!!

「べにすっ!!!!??」

れいむが一瞬で呪文を完成させると、地面が無くなり、みょんが地面に落下した。
そして、れいむはみょんの落下を確認すると、地面を元通りに埋め始めた。

「れいむをいじめたみょんは、ゆっくりしね!!」
「まらまら!!ぺにすぅうう!!!」
「いまさら、いいわけはききたくないよ。はやくしんでね。」
「ちんぽ!!ちんぽおお!!!」
「れいむがこわい?………ゆっふっふ!そのかお、たまらないよ!……もうみられなくなるのがほんとうにざんねんだよ!!」

落とし穴(龍の墓場)に落ちたみょんは、上から土を掛けられ、生き埋めにされていった。
このみょん、れいむを直接イジメていた訳ではなく、遠巻きに見ているだけだったのだが………。
れいむが呟いた「れいむをいじめた」の意味さえ解らないまま、最初の犠牲者になってしまった。
学校のクラスメイトが何故か自分を殺しに来た、という恐怖を抱きながら、埋まっていった。








ぱちゅりーは、いつも大事そうに持っている本(魔道書)と一緒に焼いてあげる事にした。
前々から、あの本は処分しなくてはならないと思っていた所であった。
おそらく、魔道書『ねくろのみこん』で間違いないだろう。
魔道書を持つこのぱちゅりーは、イジメの件を抜きにしても、必ず殺さなくてはならない要注意ゆっくりだった。


ぱちゅりーがおうちに入ったのを確認した後、大天使の涙(虫眼鏡)を太陽にかざす。
今、金星の力を借りて、獄炎(ダークネスフレイム)を呼び出す!!


ぱちゅりーのおうちの近くに、よく燃えそうな草を沢山用意しておいたので、
おうちである木に火が燃え移るのは、そう時間がかからなかった。

「むきゅうううう!!?なんでおうちがもえてるのお!?」
「ゆふ!そのまどうしょごと、もえしんでね。ぱちゅりー!!……れいむをいじめたりしなかったら
 まどうしょだけもやして、ぱちゅりーをかいほうしてあげれたのに………。ざんねんだよ!!」

そう台詞を吐きつつも、家に燃えそうな草を放り込んでいくれいむ。

「なにいってるのぉおお!?おかーーーさーーん!!たすげでえええ゛え゛え゛え゛!!」
「むだだよ!おとなたちは、みんなかりにいってるよ!そんなこともわすれたの?ばかなの?」
「むきゅあああああ!!ぱちゅはばかじゃないいいいい゛い゛い゛!!」
「ばかなぱちゅりーは、ゆっくりもえて、くるしみながらしんでね。」

草を家に放り込んだ効果が出たのか、火の勢いがぱちゅりーを囲み始めた。

「あづいいいい゛い゛い゛!!むっきゅうううう゛う゛う゛!!」
「きょうのぱちゅりーは、ほんとうによくしゃべったね。ほんとぶざまだったよ。」

さすがにおうちが燃えていては、他のゆっくりに気づかれる。早々にれいむは立ち去る事にした。



そして数分後、火が身体を焦がし、皮が黒焦げになり、痛覚が麻痺してきた中で
ぱちゅりーは、ようやく考える事が出来るようになった。

炎で混乱していたが、れいむは、イジメたりしなかったら、と確かに言った。
れいむは、もしかしたら、クラスの全員がイジメに積極的だったのだと、勘違いしているのではないか?
あのイジメが、まりさが扇動していた事を、最初にれいむに話せば、火を止めてくれたのではないか?

………なんだ。落ち着けば、ぱちゅりーはちゃんと賢く考えれるじゃないか……。
完全に皮膚が焼け切り、中枢のクリームまで使い物にならなくなる寸前、ようやくぱちゅりーは冷静になれたのであった。













聖剣を持つみょんや、魔道書を持つぱちゅりーは、こちらも魔術や秘法を使わざるを得なかったが、
有象無象の雑魚に対しては、ほぼ生身で殺す事が出来た。

縮地法を使いこなすれいむにとって、相手との距離を詰めるのは用意であり、
魔眼の力を発揮すれば、相手の弱点を探り、そこを突く事で、あっさり死に至らせる事ができるのだ。
目の前にいるありすも、同じ方法で殺す事にする。


「そろーり、そろーり………。……そろーり。そろーーり。」
「……なにやってるの、れいむ?あいかわらずわけのわからないうごきをしてるわね。」
「くっ・・・。れいむのしゅくちほうをみやぶるなんて………これはまがんをつかわざるをえないよ!!」

全く油断した。このありすは天衣無縫の能力を持つありすだった。
なまじ、何の武器も道具も持っていなかったので、甘く見てしまった。
己の身体を極限にまで鍛え上げ、素手で神の領域に踏み込んだ化け物。それがこのありすだ。
自分の縮地法を見破るには、相応の術式や道具が必要だというのに……。全くとんでもない伏兵がいたものだ。

「つきあってられないから、ありすはもういくわね……。」
「まがんはつどうだよ!!!」

ありすが、くるりとうしろを向いた瞬間、魔眼が発動する!
視界がカラフルからモノクロに変わり、ありすの弱点が露になった。
死の点を見極め、聖槍グングニル(尖った木の棒)を突き刺す!!!

「ゆぶっ!!!れ・・・・れいむ?」
「ゆ・・・しのてんをはずしちゃったよ……。」

一撃で死の点を突けなかったのが痛いが、まあ良い。じっくりといたぶる事にしよう。
このありすで、丁度20匹目だ。れいむを苛めた首謀者をそろそろ聞く事にする。……もう殺してしまったかもしれないが。

「れいむをいじめよう、ってきめたのはだれなの!!ゆっくりこたえてね!
 まがんをつかってこころをよんでもいいけど、とくべつに、そのきたないくちから、しゃべることをゆるしてあげるよ!!!」
「………れいむが、そんなだから……みんなからさけられるのよ………。いじめでも………なんでもなく、
 れいむが……ただ、くらすで………ういてただk!!!!!!―――ッ!!!」

余計な事を喋ろうとしたので、聖槍でグリグリと傷口を抉った。

「そんなことはきいてないよ!!いちばんさいしょに、れいむをいじめようとしたのはだれか!こたえてね!!」
「………………………まりさ、よ。けど………まりさは、みんなのるーるをまもるために、あなt!!!!!!」

ありすが嘘をついた。まりさがそんな事をするはずがない。お仕置きで右目をグングニルで抜き取った。

「うそつかないでね!!!まりさはれいむのえいえんのぱーとなーなんだよ!!!」
「…………。しんじないなら………。いいわ…。けど……ほんとうのk!!!!!!!!」
「うぞづぐなああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

滅多刺しにして、ありすを黙らせる。そうだ。こんな嘘つきありすは、最初からこうしてしまえばよかった。
許しがたい咎人(とがびと)であるこのありすは、肉片のカケラも残さずに消す事に決めた。
何度も何度も何度も、刺してバラバラにしていく。早くバラバラになればいい。早く、早く消えてしまえ。



「そこまでだよ!!!!!」



大音声に驚いて振り向くと、そこにはドスと、群の大人ゆっくり達が居た。

「そのかちゅーしゃは、ありすのだよね!!れいむが、ありすをころしたんだね!!」
「むれのこゆっくりたちが、おかしなしにかたをしていたのは、れいむがやったんだね!!!」
「いいわけは、しなくていいよ!いまのれいむのにおいをかげば、ぜんぶわかるよ!!」

れいむの、血の気が引いた。何故だ?何故ばれた?……バレるにしても、早すぎる。
パーフェクトプランでは、もしクラスメイトを殺しきれなかった場合、とぼける事にしようと思っていた。
だが今、ありすを殺している現場を見られてしまった以上、とぼけるのも無理かもしれない……。
死臭を消す為の準備もしていたが……、これではもうどうしようもない。
何処だ………、何処で計画が狂った?

「れいむは、さんじゅうにちかん、ちくちくのけいだよ!みんなでこうたいして、
ずっとちくちくいたいめにあってもらうよ。こんなにたくさんのゆっくりをころして、
 らくにしねるとおもわないでね!!!しなないていどにいたいめにあってもらうよ!!」
「つぎのさんじゅうにちは、ひあぶりのけいだよ!!やかれて、こげてきたらすぐなおしてあげるから
 えいえんに、やかれつづけてね!!!」
「それがおわっても、まいにちいたいめにあってもらうよ!!ちょうえきはにひゃくねんだよ!
 しぬまでこうかいしてね!!」











「ゆうう゛う゛う゛う゛!!!いだい!!いだいよおお゛お゛お゛!!」
「うちのむすめをころしたくせに!いたい、なんてせりふはかないでね!!」

ちくちくの刑は、自分の子供を殺された親ゆっくりが、毎日ずっと交代する事で、絶え間なく行われていた。
6時間に1回の、治療の時間の30分だけ、心を休ませる事が出来るが、24時間に2時間しか安息の時間はないのだ。
18日目の今でも心が壊れていないのは、まりさを信じているからだ。
ありすは、嘘つきだ。まりさは、れいむをイジメたりなんかしない。例え過去の記憶を失っていたとしても、だ。
そのうち、記憶を取り戻し、れいむを助けに来てくれる。そう思う事だけが、れいむの希望であった。

逮捕された3日後に、母親は心労で死んでしまった為、今や、れいむが頼れるのは、まりさだけであった。
いつか、まりさが記憶を取り戻したら、一緒にゆっくりの神になろう。そして、群中の大人を同じ目に合わせてやる。
そんな復讐心が、れいむを支えていた。







「あづいい゛い゛い゛い゛!!!あづい!あづい!あづいよおお゛お゛!!まりざああああ゛あ゛あ゛!!」
「あくまのこが、あつがるなんてなまいきだよ!!!くろこげにならないだけありがたいとおもってね!!!!」

火あぶりの刑で、こんがりと焼かれているれいむだが、死ぬ事は無い。毎回違う角度を焼かれているのだ。
焼かれてない場所を治療する事で、焼き加減を間違えなければ、永遠に火あぶりされる事になる。

49日目。まりさはゆっくりしすぎだよ……。と思うようになってきた。
視力を奪わないように、足だけを焼かれているのだが、髪の毛はさすがに燃え尽きてしまった。
ハゲ饅頭となった自分を、まりさは、過去の記憶の自分と一致させてくれるだろうか……。それが恐い。

だが、諦めない。この悔しさは、10倍にして返す。まりさと一緒に、永遠の命を手にいれて、
子孫、10代に渡って苦しめてやる。
恐ろしいまでの復讐心。普通のゆっくりならば、とっくに心が死んでいる状況だが、れいむの目の奥はギラギラと輝いていた。









128日目。まだ、まりさは来ない。針攻めと火攻め、鞭打ち、不眠地獄。ただひたすらに犯される日もあった。
妊娠させられ、子供を無理やり食べさせられる日もあった。だが、れいむの心は折れない。
天使の属性を持つれいむは、これくらいでは、心を汚れさせる事はない。そう、れいむは思っていた。









315日目。ぱちゅりーが、水力発電による自動的な拷問方法。とかいう訳の判らない事を呟いていた。 
れいむの思考能力は、確実に落ちていた。まりさは……、今何をしているのか。それだけを考えるようになっていた。










712日目。まりさは、まだ来ない。












































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まりさとの平日
ぱちゅりーとおにーさん
お野菜が勝手に生えてくるゆっくりぷれいす
ゆっくりと眼鏡
うちのありすのばあい

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最終更新:2009年02月13日 01:00
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