注意書き
大切にされるゆっくりが存在します、そういうのが嫌いな方は注意してください


私は虐待お兄さんと呼ばれる人間だ。
正確にはお兄さん見習いというべきだろうか?
まだ虐待経験の少ない私に先輩として慕っている妖怪のお兄さんがまりさ、れいむ夫婦の一家族を「君ももっと虐待の経験を積みたまえ」と言って無償で提供してくれた。
この家族がいた群れは数日前人間を襲いけがを負わせたゆっくりらしい、なんでも一匹がわざと人間に飼われたふりをして油断を誘い群れで襲撃したんだそうだ。
この家族はその群れの中では深山に当たるそうで計画の立案にも実行にも関係していないらしい。
だが今後似たような行動を取る恐れがあるということで里全体で捕獲作戦を実行、捕獲後は虐待お兄さんや加工所に引き渡されてゆっくり後悔させながら殺すという。
そして先輩お兄さんの捕まえたゆっくりの一部を私が貰ったというわけだ。
純粋に私のことを考えてくれたのか、それともスペースに困ったのかは気にしない。

私は家に帰るとゆっくり虐待部屋にあるゆっくり用の大型水槽に家族を放り込んだ。
家族の内訳は親のれいむとまりさ、子まりさと子れいむが3匹づつ、計8匹だ。
水槽に放り込んだ直後は「ゆげっ!!」とか「痛いよおじさん!!ゆっくりあやまってね!!」とか叫んでいるが水槽を見まわしたあとには
「ここはすこしせまいけどいいところだからまりさとれいむのゆっくりすぽっとにするよ!!おじさんははやくたべものをもってきてね!!」
とかほざき出した。さっきまで狭い箱に押し込めていた俺がそんな命令を聞くわけはないのだがこんな反応は予想どうりだ、むしろそうでないと少し困る。
「わかったよ、ご飯を持ってくるからゆっくり待っていてくれ」
そういって虐待部屋から出て行く。
「ゆっくりもってきてね!!」

3分後、私は台所から野菜くずとケーキを持ってきた。
ケーキといってもスポンジに生クリームがのっただけのもの、正確にはイチゴのショートケーキイチゴなし生クリーム増量型といったところか。
「おそいよ!おじさん!!れいむとまりさをながくまたせすぎだよ!!」
「いくらやさしいれいむでもおこるよ!!ぷんぷん!!!」
お前らはたった三分も待てないのかよ…
ここでつぶしたくもなったがせっかくただで手に入れたゆっくり、どうせなら長く楽しみたい。
親れいむとまりさに野菜くずの入った皿とケーキの乗った皿を見せる。
「さて、出来ることなら一杯ご飯を食べさせてやりたいがこの野菜くずかケーキしかないんだ、そして私には明日からそちらか片方しか用意することはできない、ゆっくり選んでくれ」
「そんなのきまってるよ!!そんなしろいへんなものはさっさとしまっておやさいをちょうだいね!!!」
おお?予想外だ、このゆっくりはケーキがおいしいことを知らないのだろうか?それともただのベジタリアンか?
だがここでこいつらにはケーキを選んで困らないと困る、ケーキを与えてからが俺の今回の虐待の始まりなのだ。
「まあ待てって、今は両方あるから味見してから決めても遅くはないだろう?」
「そうだよまりさ、もしかしたらあのしろいのはとってもおいしいかもしれないよ!!」
「ゆ…わかったよ!じゃありょうほうたべてみるね!!」
GJれいむ!!これで「それでもおやさいしかたべないよ!!」とかいわれたら今回の目的である上げてから落とす事が出来なくなるところだった。
「まりさもたべるよ!!」
「おねーちゃん!はやくきてね!!」
子供たちも集まってきた、まずはみんな野菜くずを口に入れて食べ始める。
「「「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~♪」」」
うん、予想道理の反応。
「やっぱりおやさいはおいしいね!!」
「ゆっくりできるね!!」
「しあわせ~♪」
そして次はケーキに群がってきた。
「ゆっくりあじみするよ!!…ゆ?」
「ゆ?」
生クリームを口に入れた親まりさの動きが止まる。
「ど、どうしたの?まりさ…?」
「まりさおかあさん!ゆっくりできないの?」
数秒の沈黙の後…
「うっめ!!これめっちゃうっめ!!まじぱねぇ!ぱねぇようっめぇ!!」
「ほんと!?まりさ!!れいむにもたべさせてね!!」
「うっめ!これすっげうめぇ!!」
「むーしゃ!!むーしゃ!!…しあわせぇー♪♪」
「へぶんじょうたい!!!!」
どのゆっくりも一口食べてから数秒かたまった後口々にケーキの美味しさを絶賛し始めた。
そりゃそうだろう、お菓子の味を知らず野菜の方がおいしいと決めつけていた連中にこれだけ甘いものを食べさせたのだ、ゆっくり達はまさに電流が走ったことだろう。
そこで親のまりさにさっきの話を覚えているかどうか聞いてみた。
「まりさ、さっきの話を覚えているか?」
「おぼえているよ!!」
「そうか、あの野菜とこのケーキ、明日からどっちを持ってくればいい?」
「ケーキだよ!!決まっているでしょ!!」
親れいむや子供も口々に「けーき!けーき!」と叫び始めた。
「わかったよ、もう明日から野菜は持ってこれなくなるが…いいか?」
「いいよ!むしろそんなにまずいものははやくおにいさんがもってかえってね!!」
おいおい、さっきまでケーキより美味しそうと言っていた野菜をまずい呼ばわりか?まあいい、予想以上にこいつらはケーキを気に入ったようだ。
ついでにいつの間にか自分のことがおじさんからお兄さんに変わっている。
まぁ、土が敷かれ隅にはゆっくり用の寝室もある、冷たい水を供給する給水器もある。
そんなゆっくり飼育に的した水槽に自分たちを入れてくれて、さらにおいしいものまでくれる人間をおじさんとけなす理由はもうこいつらにはないのだろう。
私は水槽の中にたくさんのケーキを入れた後部屋を出て行った。
その日の夜、寝る前に部屋をのぞいてみるとケーキはすべてなくなっていた。

その次の日も、その次の日もおれはケーキだけをゆっくりに与え続けた。
ゆっくりもこんな美味しいものを毎日食べられるのでとても幸せそうな顔をしている。もっともこの水槽に草の類はもとから入れていないのでゆっくりの口に入るのはケーキと水だけだ。
正直言うと私の計画はここまでは予想道理、ここからは少し不安要素が混じっていた。
ここから先うまくいかないと虐待方針を変える必要があるかな?そう思っていたがケーキを与えてから二週間たって食事後のセリフが
「むーしゃ!!むーしゃ!!…しあわせぇー♪♪」
から
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~♪」
に変わりさらに二週間たって
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~」
に変わったとき。
そして水の消費量が少しづつ増えてきたのを確認したとき私は虐待の成功を確信した。

ここまで来たならわかるだろう、私の目的は「ゆっくりに永遠にケーキだけを食べさせる」ことだった
ケーキ、特に生クリームは美味しいがその分かなり飽きが来やすい。
短時間に大量に食べると気持ち悪くなってくることもある。
そんなものを一ヶ月もずっと食べさせられれば、その間他の者をまったく食べることができなければさしものゆっくりといえども嫌になるだろうと考えたのだ。

そしてさらに二ヶ月経った。
ついに食事時に
「むーしゃ…むーしゃ…」
としか言わなくなった頃親れいむや親まりさが
「おにいさん!もうけーきはあきたよ!!」
「たべてるときもちわるいよ!!」
「ゆっくりほかのごはんをたべさせてね!!」
「なにいっているんだ?前ケーキ以外は持ってこれないって言ったぞ?」
「いやだあぁぁ!はやくおやさいがたべだいよおぉぉ!!」
「ゆっくりできなぁあぁい!!」
口々に子供たちも叫び始めた。
「おいおい、まてよ、私だってお前たちがケーキ以外入らないって言うから三か月ケーキだけで我慢してるんだぜ?100年間のケーキ購買契約を結んじゃったから私もケーキ以外食べれないんだ」
「ゆ、ゆぐうぅ…」
「わかったよ…ゆっくりがまんするよ…」
以外と聞きわけのいいゆっくりだった。
三か月で自分を信用したというのがあったのかもしれない、人間が我慢しているんだから自分たちにだってできないはずはない…とか考えたのかもしれない。

だが、一匹の子れいむ、一番の末っ子だったこのれいむはついに我慢が出来なくなった。
「おかあさん!れいむにほかのものをたべさせてね!!それまでれいむはけーきはたべないよ!!」
「だめだよ!!けーきしかないからそれだけたべてね!!」
「にんげんだってがまんしたんだよ!!まりさのいもうとならゆっくりがまんしてね!!」
親や姉たちが子れいむを叱りつけるがこれいむは断固としてケーキを食べようとしない。
親や姉がむりやり口移しで食べさせようともしたが口に入れた瞬間全部吐き出してしまう。
そして子れいむがケーキをたべなくなってから一週間…
ついに子れいむは餓死してしまった。
この自分の信念を貫き通して死んだわがままで身を滅ぼす糞饅頭に私は心から尊敬と侮辱の言葉を贈りたい。
「れいむ…ついにかんぜんにゆっくりしちゃったんだね…」
「まりさのこどもだったのに…がまんしてけーきをたべなかったけっかがこれだよ!!」
その時何を思ったのか、一匹の子まりさが子れいむの死体に噛みついた。
「な、なにをしてるのぉぉ!!」
「ゆ…うめ!!これめっちゃうめぇ!!」
「ほんとう!?おねーちゃん!!」
「れいむにもたべさせて!!ゆっくりたべさせてね!!」
「どお゛じでた゛べる゛の゛ぉ!!みんな゛の゛か゛ぞく゛な゛の゛に゛いぃぃぃ!!!」
親の叫びも聞こえない、子ゆっくり達はあっという間に死体を食べ尽くしてしまった。
「おいしいよ!おかーちゃんたちもゆっくりたべてね!!」
そしてその食べカスを一匹の子ゆっくりが泣きわめく親の口に放り込んだ。
「ゆ!?!?ゆげえぇー…ゆ?」
「えろえろえろ~…ゆ?」
なんだこれは?甘い、なのにケーキのような甘さじゃない、この優しい甘味は…
まさにヘブン状態。

次の日、私は虐待部屋にケーキを持って行った。すると親れいむと親まりさが泣きながら私に訴えてきた。
「「お゛に゛い゛さ゛ん!お゛ね゛がい!!れい゛む゛と゛まりさ゛の゛こ゛どもをたべさせてえぇ!!」」
まさか自分の子供を食べるとは…なんでも親まりさによると「まろやかであまくておいしくてとくべつなあじ」がしたらしい。
だからっていくらなんでも自分の子供を食べるか?普通。しかも食べさせてくださいって…
「食べさせてくださいって、自分の子供なんだから自分で作ればいいじゃないか」

それいらい、このれいむとまりさは交尾をして、子供を作り、その子供を食べる生活を始めた。
食べられる子供は「ゆっちゅりちていっちぇね!」としゃべる間もなく両親の口の中に吸い込まれていくのだ。
もう私がケーキしか与えないことに不満を漏らすことはない。
なぜなら彼らは気持ち悪くなるケーキ以外のものを食べる選択肢が生まれたのだ。
時折自分の子供を食べた罪悪感を感じるのか元気がなくなるときがあるが、その様子も見られなくなったらこいつらを潰そうと思う。
こいつらが罪悪感を感じなくなったとき、こいつらは幸せになってしまうのだから。



あとがき
ケーキを食べて気持ち悪くなるというのは自分の実体験です。
小学生の時親に内緒で小遣いでバースデーケーキを(誕生日でもないのに)買ってきて一戸丸々食べたとき、吐きそうになった経験があります。
なので自分以外に生クリームを食べて気持ち悪くなった事がある人がいない場合、このSSは根底から崩壊する可能性があります。

8月28日 0111


セイン




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最終更新:2022年05月03日 21:58