『うぅ~?!』
「ん~・・・改めて見ると本当に不細工ねぇ?」

目を覚ました、というよりも彼女が去ったのを確認してから動いた私の目の前には巨大なれみりゃザウルス。
聞くところによればティガれみりゃというらしい、が私の結界を壊そうと必死に腕を振り回していた。
もちろん、この結界が饅頭風情の惰弱な攻撃でどうにかなるはずもない。

『う゛~~~~~!おぜうさまはぶざいぐじゃないど~!!』
「そうなの、それはごめんなさい。今度から醜悪な豚まんと呼ぶわ」
『でびりゃは・・・ぶだばんじゃないんだど~~~~~~~!!?』

どうしてこうも安い挑発に簡単に乗るのかしら?
涙目になりながらも執拗に右手に握られた扇の先に展開されている結界にパンチだか引っかきだかを繰り出している。
何度も何度も結界を殴り続けているうちに気がつけばティガれみりゃの手はボロボロになっていた。

『う゛、う゛~・・・でびりゃのえれがんとのおででがいだいどぉ~・・・』
「あら、本当にボロボロね?まるで野生の豚みたいだわ」
『ぶだっでいうな゛~~~~~~!?』

再び始まる猛攻。といっても、一撃たりとも結界を破って私に届くことはないのだけれど。
それでもボロボロになった両手から肉汁や中身を撒き散らしながら、延々と腕を振り回す。
ゆっくりにしては見上げた闘志かもしれない。

『う゛~!でびぃはもう゛ぶださんはいや゛なんだどぉ~!!?』
「・・・・・・“もう”?」
『どうぢであだらないんだどぉ~!?う゛~~~~~~!!』

なるほど。彼女を突き動かしているのは私に対する怒りでも、おぜう様としての矜持でもないらしい。
とめどなく双眸から溢れ出す涙と、本人は自覚さえしていないであろう、肉汁の混じった涎。
力みすぎたせいで口内を噛んでしまったにもかかわらず、そのことに気付いていない。

『う゛う゛う゛~~~~~~~~~~~~~っ!!?』
「れみりゃ、もうお止めなさい」
『うあ゛~~~~!いだい゛いだいはいや゛なんだどぉ~~~~!?』

恐怖のあまりにティガれみりゃは錯乱状態に陥ってしまっていた。
彼女の視界には私も、私の後ろで傷を癒しているドスまりさも映っていないのだろう。
今、彼女の見ているものは、脳裏に焼きついた恐怖。

「・・・仕方ないわね」

話を聞ける状態にないティガれみりゃにため息をつきつつ右手を下ろし、代わりに左手を突き出す。
しかし、れみりゃは私の動作に気付くことなく巨大な腕を私にめがけて振り下ろした。
警戒心がない、というよりも警戒する余裕すらないと言うべきだろうか。
守りの構えから反撃の構えに転じたことも知らずに、私めがけて渾身の一撃が放った。

『うあ゛ーーーーーーーっ!!』
「四重結界」

その一撃を受け止めるべく、再び結界を展開する。
さっきまでの結界とは比較にならない強度に加え、接触した相手に破壊をもたらす結界を。
高速で回転する4枚の薄い光の壁は思い切り良く突っ込んできたれみりゃの腕を瞬く間ずたずたに引き裂く。
そして、彼女が異常に気付いたころには右手をごっそりと失っていた。

『う゛・・・う゛あ゛・・・れ、れびりゃのおででがーーーーー!?』
「参ったわ、これはこれで話になりそうにない・・・」

仕方がない、そう心の中で呟いてかられみりゃの大きな顔の前まで飛んで行き、彼女に話しかける。
錯乱しているせいで全くと言っていいほど会話にならなかったが、スキマから取り出した標識で2,3発叩いたら落ち着いた。

『う゛ー・・・れみりゃはぶだざんななんがじゃ・・・』
「分かったわ。ごめんなさいね、豚なんて言って」
『うぅ?』

突然の態度の変化に少し戸惑うティガれみりゃ。
少しの間、不思議なものを見るような目で首をかしげながら私を見ていたかと思うと、急に満面の笑みを浮かべる。
何となく、にぱぁ~♪という効果音と後光が見えたような気がしなくもないが、多分気のせいだろう。

『わかればいいんだどぉ~♪』
「ところで、エレガントなおぜう様に訊きたいのだけれど・・・」
『なんだどぉ~?』

ようやく機嫌を直したれみりゃは重そうな顔に両手を添えてお尻を振りながら私を見つめている。
どうやら褒められたのが相当嬉しかったらしく、照れて顔が真っ赤になっている。
恐らく、育った場所で罵られ酷い目に遭うばかりで、褒められることに慣れていなかったのだろう。

「貴女達の主人について教えてもらえないかしら?」
『う~・・・おねえさんはいいひとだけど、それはむりなんだどぉ~・・・』
「どうして?」

出来るだけ警戒されないように笑顔を絶やさずに、そう尋ねた。
両手は腰の高さまで下ろされ、手のひらをれみりゃに向けて、ペットに対して「さあ、おいで」と言う時のような格好をしている。
もちろん、スキマを出すこともせずに霊力や妖力も抑えて、可能な限り無防備を装った。

『だって・・・そんなこといったら、ゆっくりできないんだどぉ~・・・』
「あら?そんなこと気にしなくてもいいのに」
『い、いやだどぉ・・・お、おぢおぎは、ずごぐごわいんだどぉ・・・』

目に見えて怯えるティガれみりゃの体はぶるぶると震えている。
いささか鬱陶しい顔立ちのナマモノとは言え、同情を誘うには十分すぎる仕草だろう、このサイズでなければ。

「大丈夫よ、私が守ってあげるわ」
『うぅ?・・・ほんとうに?』
「ええ、本当よ。それに、私の知り合いには私よりも強い人だっているわ」

だから、あなたは何も恐れなくて良いのよ?
すっ、とれみりゃの額に手の届く距離まで近寄った私はそう囁くと、彼女の頬を撫でる。
泣きじゃくっていたせいで少し脂っこいが、弾力があってさわり心地は決して悪くなかった。

『うぅ・・・だっだら、おしえてあげるどぉ~♪』
「ふふ、ありがとう」
『へんなおにーさんたちだどぅ~♪』
「・・・・・・飛光虫ネスト」

それじゃ何の役にも立たないでしょうが。
そんなツッコミより早く、私は彼女の巨体めがけて無数の未確認飛行物体を射出していた。
まったく、何のためにこんな肉まんに優しくしたのかわかったものじゃない。

『うぎゃーーーー!?なにずるんだどーーー!?』

私の背後に連続して出現する無数のスキマから、何発も何発も謎の飛行物体が放たれ、ティガれみりゃの巨体を穿つ。
まずは動きを封じるために脚を。ついでに不可抗力で尾を穴だらけにしてゆく。
やがて、自重を支えられなくなった脚は崩れ、支えを失った胴体は地へと沈んだ。

『やべるんだどーーーー!でびりゃは、やざじいおねーざんがずぎだどぉおーーー!?』

もはや歩くことも敵わないほどにボロボロで、もはや健常な四肢は左手しか残っていない有様。
それでもティガれみりゃ身をよじり、両腕をばたつかせて飛行虫の大群から逃れようと必死にもがく。
しかし、その抵抗は何の意味もなさなかった。

『う゛ぅ・・・ほどぢで・・・』

やがて、その胴体すらも蜂の巣にされてしまったティガれみりゃは顔だけになっていた。
それでもここが本体のようなものである彼女は決して死なない。
しかし、今の彼女に自力でこの状況を打開する手段は残されておらず、もはやただ大きいだけの肉まん。

「ふぅ・・・まりさ?」
『なあに、お姉さん?』

一仕事終えた私は、私がティガれみりゃの相手をしている間に傷の大半を癒したドスまりさに声をかける。
その声に反応した彼女は急いで傍までぼいんぼいんと跳ねて来ると、場違いな気の抜けた笑みを浮かべた。

「れみりゃはもう大丈夫・・・ゆっかりん達を探しにいくわよ」
『ゆっくり理解したよ!』

私とドスまりさは木々を掻き分けながら、何か大きな気配のするほうへと急いだ。





「こ・・・これは?!」

ようやくゆっかりん達を発見した時、なんだか面白いことになっていた。
その場に居合わせたのはきめら丸に、ゆっかりん、気色の悪い巨大ありす。それと申し訳程度にれいむ。
その撃ち3匹が巨大種であり、ありすに至っては触手まで搭載したオリジナルに見せたら昏倒しそうな風体をしている。
しかし、驚くべきことに巨大な3匹を差し置いて場の主役になっていたのは無理矢理連れてきた例の娘だった。

『ゆゆっ!なんだか凄くゆっくり出来る感じがするよ!』
『なんというゆ力・・・おお、怖い怖い』

きめら丸と触手ありすが現在対峙しているのは妖怪でもなんでもない、間違いなく普通の人間。
ただ一点、何故か未知のオーラを放出していて、そのオーラが10mを超える超巨大ドスまりさの形になっていることを除けば。
そして、そのドスまりさがありすの触手による一撃をことごとく阻んでいることを除いては。

『ゆゆっ!どうして、ありすのぺにぺにがとどかないの!?』
『ゆっくり光線・・・いや、それ以上の力・・・!?』
「あえて名付けるなら“ゆっくり結界”ね」

名付ける必要は特にないのだけれど、名前があったほうが便利でしょう?
とにかく、ゆっくり結界を纏った彼女の前に触手ありすは手も足もぺにぺにも出ない。
対する彼女はゆっくりとれいむをゆっかりんの傍に下ろすと、余裕の表情で触手ありすと向かい合う。

『ゆぅうぅぅ!はやぐごごがらででぎなざいよ、いながもの!?』
「いや、そう言われて出て行く馬鹿はいないでしょ?」
『でてきたらありすのぺにぺにでそっちのおおきのといっしょにすっきりさせてあげるわよ!』

おおきいの、は言うまでも無くゆっかりんのことだろう。
彼女とすっきりーするときのことを想像しているのか緩みきった見るに堪えない笑みを浮かべている。
“彼女”に見せたら本当に発狂してしまうんじゃないかと思えるほどに見苦しい表情だ。

「大きいの?ゆっかりんのことか・・・」
『そうよ!いなかもののおねーさんもとくべつにあり・・・』
「ゆっかりんのことかあああああああああああ!!」

どこぞの超野菜星人みたいなことを叫びながら、彼女は触手ありすを睨みつけた。
と同時に、触手ありすめがけて全力疾走。彼女にあわせて移動するゆっくり結界を利用して近くの樹木に触手ありすを叩きつけた。
彼女と一緒に中にいるゆっかりんとれいむも結界に移動に引きずられ、転げまわっている。

『ゆぎぃ!?』
「これは、ゆっかりんの触り心地抜群のほっぺたの分・・・!」

一瞬、バトル漫画チックにキャラが変わっていると思ったけどそんなことは無かった。
ゆっかりんの頬じゃなくて本人を心配してあげなさい。
と内心で突っ込んでいるうちに、今度は触手ありすに向かって右手を突き出す。
すると、ドスまりさの形をした結界が全身を使って柔らかそうな右頬を叩きつけた。

『ゆべしっ!?』
「これは・・・いきなりこんなところに連れてこられた私の分・・・!」

それ、ただの八つ当たり。
しかし、よっぽど根に持っていたらしい。更に問答無用で結界を叩きつけた。
右、左、右、左、右、左、右、左・・・と執拗に殴打を繰り返す。

「これは、脚の疲労感の分・・・!これは、さっき食べた茸が苦かった分・・・!」
『ゆびぃ!?ありずっ!?ぞんなのっ!?ぢらなっ!?』

気がつけば、もはや八つ当たりですらなくなっていた。
昨日目玉焼きが焦げた、節分の時にペットのゆっくりすいかが泣き叫んだせいで怒られた・・・
もはや腹いせ同然のやり場のない怒りを容赦なく触手ありすに叩きつける。
やや気の毒な気もするけど、面白そうだから放っておこう。

『ゆ゛っ・・・やべで、やべでぐだざいいいいいい!あやばりまず!あやばりまずうううううう!?』
「だが断る」

その言葉は相手の提案が自分にとって有利なものである時に使ってこそよ?
それはさて置き、再開される理不尽な暴力。
結界ドスの頬でありすを叩き、跳躍して結界の顎で踏みつけ、体当たりをして弾き飛ばす。

『ゆびょ!?あ、ありずの・・・べにべにがぁ・・・!』

執拗な攻撃に耐えかねた触手ありすの触手、もといぺにぺにが1本もげた。
触手ありすは力なく地に落ちたぺにぺにへと這って行こうとするが、彼女の容赦ない攻撃のせいでそれすらも叶わない。
そうこうしている内に1本また1本と触手ありすのぺにぺにが引き千切られ、本体から離れてゆく。

『やべでええええええええ!?あ、あでぃずのどがいはなべにべにがあああああああ!?』
『おでがいでず!ぼうやべでぐだざいいいいいいいいい!?』
「やだ」
『ぞんなああああああああああ!?ごんなのどがいはじゃないわ゛あ゛あ゛ああああああ!?』

数分後、触手ありすのぺにぺにはもはや見る影も無くもがれ、今やただの大きいだけのありす種と化していた。
自分のアイデンティティを奪われた彼女は焦点の定まらない目であらぬ方向を見つめながら、『ゆひっ、ゆひぃ』と気味の悪い笑みを浮かべている。
これで、残るはきめら丸ただ一匹。

『ねえ、お姉さん?』
「なにかしら?」
『加勢しなくていいの?』
「危なくなってからで十分でしょ?」
『まりさはどうしたら良いの?』
「邪魔になるだけだから観戦してなさい」
『ゆっくり理解したよ!』
「でも、そうね・・・思いっきり戦えるようにはしてあげても良いかしら?」

ゆっくり結界の中にスキマを発生させ、ゆっかりんとゆっくりれいむをドスまりさの傍に呼び寄せた。





『まさかありすが敗れるとは・・・何者ですか、貴女は?』
「私は・・・やる気のないお姉さんが手前勝手な怒りによって目覚めた・・・・・・ん~、ドスお姉さんよ!!」
『今考えましたね?おお、適当適当』

ニヒルな笑みを浮かべつつ首を振るきめら丸。
一見するときめぇ丸種特有の人を馬鹿に仕切った態度にしか見えないが、彼女には全く油断がなかった。
四肢でがっちりと地を掴み、翼を広げ、僅かに身をかがめて角を突き出し、尾を持ち上げるその姿は間違いなく臨戦体勢。
対するドスお姉さん(仮)もゆっくり結界を展開したまま、じっときめら丸を睨みつけている。

「うりゃ!」
『おお、遅い遅い』

先に動いたのはドスお姉さん(仮)だった。
しかし、きめら丸は大きな翼を羽ばたかせて空へと飛び上がり、いとも容易くそれを凌いだ。
ゆっくり結界は10mを超える巨大なものだが、きめら丸はるか上空。
とてもじゃないがゆっくり結界による攻撃は届きそうにない。

『ここなら一応安全なようです・・・ね?』

一旦その場にとどまり、地に這いつくばっている私たちの様子を確認しようと下を向くきめら丸。
淡く輝く金色のオーラはいつの間にか消えていて、代わりに一点に収束された光がまばゆく輝いている。
その閃光の正体を知る彼女の瞳は驚愕によって見開かれた。

『こ、これは・・・!?』
『ゆゆっ!すごい!ドスパークだよ!』

ドスパーク。それは本来ドスまりさのみが使える必殺技。
あるキノコを食べる必要があったり、使用回数があったりとその性能には個体差があれど、いずれもゆっくりの希望。
襲い来る獣を焼き払い、時には人間さえも恫喝せしめるその力を人間が行使した。
それも、出力は10m超級のドスまりさが放つドスパークとほぼ同じ。

「発射口が小さい分射程と威力が随分増しているみたいだけど」
『しかしそれでは素早い標的には当たりませんよ?おお、無駄撃ち無駄撃ち』

そこにいたのは数瞬前まで上空にいたはずのきめら丸。
巨体を得てなお衰えることを知らない俊足を以って、一瞬にしてあの距離を詰めてきたらしい。
おお、速い速い。
などとやっている間にもきめら丸はドスお姉さん(仮)めがけて突進する。

「はい、隙あり」
『なん・・・ですと・・・?!』

2発目のドスパークが、それも今度は右手の掌から、ただ撃つのではなく薙ぎ払うように放たれた。
なるほど、これなら簡単にはかわせないだろう。少なくとも空を飛べる相手でなければ文字通り必殺の攻撃だ。
そう、空さえ飛べなければ。

『おお、怖い怖い』

手からドスパークを発射できたことも驚きだが、きめら丸の想像を絶する機動力は驚嘆に値する。
もっとも、流石にかわしきれなかったらしく、きめら丸の一部が転がっているが。
彼女の中身は黒糖饅頭のようで、その破片からは甘い匂いが立ち込めている。

『おや、前足を落としてしまったようですね?おお、痛い痛い』
「また空に逃げたか・・・もうそろそろ体力がもたないんだけどなぁ・・・」
『どうやらお互い限界のようなので、そろそろ逃げさせてもらいますよ』

そう言い残すと、翼を羽ばたかせて夜空の彼方へと飛び去っていった。
直後、ドスお姉さん(仮)は地面に突っ伏した。どうやらわりと真剣に体力の限界だったらしい。

『ゆゆっ!お姉さん、あのお姉さんを助けないと!』
「そうね・・・貴女に任せるわ」

そう言い終えるが早いか、私はスキマに潜り込んできめら丸の後を追った。



『まさか人間がドスパークを撃つとは…』
「おお、怖い怖い?」

声をかけられてようやく、背中の重みを認識したきめら丸は振り返った。
そして、彼女にしてみればいつの間にかそこに腰掛けている私を見て、驚愕する。

『・・・おお、いつの間に?!』
「知らなかったの?Phボスからは逃げられない」

実際はPhに限ったことではないけれど。
再びスキマに潜り込んできめら丸の尾による先制攻撃をかわし、今度は彼女の眼前に姿を現す。
空を歩く姿を目の当たりにして私が人外の何かであることを理解したらしく、『おお、怖い怖い』と激しく首を振った。

「今、貴女の前には逃げられない敵が立ちはだかっている」
『おお、大魔王大魔王・・・』
「もちろん、何の意味もなく立ちはだかっているわけじゃないわ」
『そう仰られても、私には貴女にお教えすることなどありませんよ』

シェイクを止め、先ほど見せた臨戦態勢(空中Ver.)になるきめら丸。

「だったら、私にも貴女を生かして帰す道理は・・・あら?」

しかし、きめら丸は私に突撃を仕掛けず、急降下して戦線離脱を図った。
どうやら自分の実力では絶対に勝てない相手であることも把握しているらしい。
本当に優秀な個体だ。

「もっとも・・・絶対に逃げられないことも把握しておくべきだったわね」






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最終更新:2022年05月19日 12:24