まえがき

別にゆっくりたちが皆殺しになるわけではありません。

ゆっくりの群れについて、独自の解釈が含まれております。

前作1332-1333「およめにしなさい」と多少連動するものがあります。一応、読まなくても問題ない。

前作の作風が嫌いな方は今回も楽しめないかもしれません。















 春。厳しい冬を生き延びた者のみに許された楽園。子作りの絶好の機会だ。

 「あ、ありす・・・」
 「ゆゆっ?なあに、まりさ」

 ありすに擦り寄るまりさ。


 「ふ、ふたりで、ずっと、ふたりでゆっくりするんだぜ。
  ずっと、ずっと、ふたりでゆっくりするんだぜ。」
 まりさのプロポーズであった。


 ありすは群れで一番の美ゆっくり。
 まりさは群れで一番の質実剛健。

 まさに、お似合いのつがいと言えよう。
 実際、ありすはずっとまりさに熱を入れて言い寄っていた。
 だが、まりさは幼馴染のれいむばかり見ていた。それも今日までだ。



 わかったんだぜ。まりさにふさわしいのはありすだぜ。
 これからはありすのおもいにこたえるんだぜ。



 あまりにこっぴどくれいむに振られてしまい、まりさはついにありすとつがいになることを決めた。
 ずっと言い寄られていたのだから、まりさがうんと言ってしまえば話は済むことだ。まりさはそう思っていた。



 「…………………」
 「ゆゆ?ありすどうしたんだぜ?」


 どうにも、ありすの反応がおかしい。今までのありすの様子からすれば、飛び上がっていきなりちゅっちゅでもされるの
 かと思った。

 「……まりさ、ゆっくり聞いてね。」
 「ゆゆ?」
 「ありすはまりさとはゆっくりできないわ。」


 まりさは呆然としていた。
 ありすにはもう心に決めたゆっくりがいるのだという。
 ありすがまりさに熱心だったように、そのゆっくりもありすにご執着だったらしい。
 先週のある日、怪我をしたありすは看病してもらい、そのゆっくりの良さに気付いたらしい。


 まりさは打ちひしがれていた。
 振られてしまったれいむのことを忘れ、ありすと一緒に幸せな家庭を築こうと思っていた矢先のことだった。
 ほんの少し、ほんの少し早くまりさがありすの愛に素直になっていれば……ゆっくりした結果がこれだよ。










 まりさは群れの中では幹部クラスであった。過去形なのは、下半身のスキャンダルで信用が失墜したからだ。
 まりさはつがいのゆっくり一匹すらゆっくりさせることの出来ないゆっくりという烙印を押された。
 人間が公安に携わる者のスキャンダルゆえに失脚することが珍しくないように、この群れでもまりさは
 1ヶ月の任期が過ぎたことによる“配置換え”によって出世コースを外された。
 一ヶ月前まで、まりさはれみりぁやほかの外敵との戦闘の際、最強の突撃部隊における司令官であった。
 現在のまりさは群れ同士の抗争における公安関係の最高総司令官に任ぜられている。
 格付けとしては司令官よりも上であるが、ゆっくり同士のいざこざを収めるよりも、外敵との戦闘のほうが
 厳しい戦いになるのは明らかであるから、これは左遷以外の何ものでもなかった。


 加えて、れいむとのスキャンダルで、まりさは家も食料も奪われた。
 今でも定期的にれいむが来て「よーいくひ」と称して家のものを持っていく。
 れいむとの間に生まれた、最愛の娘も「しんけん」を取れずに会わせて貰えず、まりさはれいむ親子と人間が
 じゃれあって遊ぶのをただ遠くでじっと見ているしかなかった。


 まりさは全然ゆっくり出来なかった。 










 まりさの後任には、別のまりさが充てられた。このまりさは純粋な金髪ではなく、赤みがかった独特の
 髪をしている。ここでは便宜上、彼女を「赤毛のまりさ」と呼ぶことにする。

 赤毛のまりさはまりさの直属の部下だった。元々、ゆっくり達は外見にうるさい。特に髪は飾りの次に重要なパーツ
 である。そのパーツが他人と違うゆっくりの末路など言わずもがなのことである。
 当たり前のように、両親から厭われ、成体となった後も群れの中で重要なポジションを襲うことなど出来なかった。
 ほかに仕事がなかったため、赤毛のまりさは戦闘部隊に志願した。戦闘部隊でも特に厳しい対外敵の部隊に回されたのは
 偶然ではあるまい。

 そこで、赤毛のまりさはまりさと運命的な出会いをする。
 若きカリスマ指導者であるまりさは実力至上主義であった。生まれや外見など気にすることなく、とにかく実績を残した
 ゆっくりを重点的に登用した。
 これに感激した赤毛のまりさはしゃかりきに戦い、武功を上げ、ついには副官に任ぜられた。
 まりさなき今、最強の実力部隊を指揮するのはこの赤毛のまりさ以外にはいない。



 「まりさ、ゆっくりしていってねっ!!」
 「ゆゆ?ゆっくりしていってねっ!!」


 赤毛のまりさは周りが何と言おうと、まりさに心服していた。
 自身が司令官に任ぜられたときも就任を固辞した。それでも最終的に赤毛のまりさが決意したのは、いつまりさが
 戻ってきてもその座を喜んで譲り渡すためであった。否、赤毛のまりさにとっては預かっている位を「返す」のである。


 就任が決定してから、赤毛のまりさはまりさに挨拶に来た。

 「まりさ、またいつかいっしょにたたかうんだぜっ!」
 「ゆ……まりさはもうれみりぁとはたたかわないんだぜ。」

 「どぼじでぼんどのごどいぶの~~!!まりさがかえってくるのをずっとずっとまってるんだぜっ!!
 まりさだけじゃなくて、ぶたいのれいむもありすもみょんもまっているんだぜっ!!」
 「ゆ~♪うれしいんだぜ~」

 まりさは感激していた。今まで自分の周りにいた者がこぞって手のひらを返すのに比べ、このゆっくりは
 なんとゆっくりしていることだろう。れいむやありすに振られてしまったまりさにとっては、赤毛のまりさの
 心遣いはありがたかった。
 赤毛のまりさがまりさの地位を受け継ぐことにはチクっと胸に来る痛みがあるが、まりさは我慢することにした。


 「ゆ、まりさにおはなしがあるんだぜ。」もじもじと切り出し辛そうに言う赤毛のまりさ。
 「なんだぜ?」何時も明朗快活な赤毛のまりさがこんな言い方をするのは珍しい。
 「まりさ、こ、こんどおよめさんをとるんだぜっ!!」顔を真っ赤にしながら、俯いて言う赤毛のまりさ。

 喜ばしいことではないか。赤毛のまりさはつがいを見つけることが出来たのだという。
 外見で差別されがちなゆっくりが他のゆっくりを娶ることは本当に難しい。
 まりさは誇らしい気持ちで一杯だった。

 「ゆ、おめでとうなんだぜっ!で、だれなんだぜ?」
 「ゆ、ゆ~ん。あのね、ありすなんだぜ。」



 ……………なにいっているんだぜ?
 どうして、まりさがありすとけっこんするんだぜ。




 赤毛のまりさのつがいはまりさを振ったあの群れで一番の美ゆっくりであるありすだった。
 途端に、まりさの胸に黒い感情が湧き上がる。


 だれのおかげでいまのまりさがあるんだぜ。
 まりさのちいも、まりさのありすもぜんぶもっていくなんて。
 あかげのくせになまいきだぜ。



 まりさには許せなかった。赤毛のまりさはまさに昔のまりさだった。
 全てが順風満帆だった頃のまりさそのものだった。

 可愛がっていた後輩に自分の地位と嫁を奪われたまりさの気持ちは察して余りある。
 人間でさえ、こんな状況に陥れば嫉妬だけで相手を殺せてしまうだろう。
 だれだってそーする、おれもそーする。












 まりさは決めた。“あるべき”姿に戻ろうと……。










 赤毛のまりさとありすがつがいになって一週間になる。
 すっきりーもすませて、子供も生まれた。
 赤毛のまりさはまりさに自慢の子供を見てもらいたくて、まりさを家に呼んだ。
 人間的に言えば、名付け親代わりの紹介だろう。

 ありすはありすで、群れの長であるぱちゅりーに子供を見てもらいたくて、呼びに行った。
 つまり、今家にいるのは赤毛のまりさとその子供達、そしてまりさだ。
 まりさが入ってくるのを確認して、赤毛のまりさは木の枝で巣の偽装をする。 

 「ゆっくりしているこだぜ。きっと、まりさみたいにつよくゆっくりたくまいゆっくりなるんだぜ。」
 「ゆ~♪ありがとうだぜ。」

 お世辞ではなく、本心からまりさは言う。

 「それじゃあ、しゅっさんいわいにこのきのこをあげるんだぜ。」
 「ありがとうだぜ。ゆゆっ!すごくゆっくりしてるぜっ!!」

 まりさ種は例外なく菌類が好みだ。見つけたらよほどの家族思いでもまず独り占めにする。

 「ゆ、じゃあおちびちゃんたちとわけるんだぜ。」
 「ゆっくりしていってねっ!!」

 まりさは赤毛のまりさの性格を完璧に把握していた。
 キノコを見つけても子供達に平等に分け与えること。自分を信頼していること。キノコに関する
 知識はあまりないこと。


 「ゆ、なんだかねむくなっていきたんだぜ。」
 「ゆ~ん?きっとありすとすっきりしまくったからだぜ。」

 「ゆゆ~ん、や、やめるんだぜ。」照れる赤毛のまりさ。
 「ゆっ!さくばんはなんかいやったんだぜ。」セクハラまがいの発言をするまりさ。

 戦闘部隊がこんな猥談をすることは珍しくない。明日をも知らぬ身なので、当然のことだろう。


 「まりさがおちびちゃんをみてるから、ゆっくりしていってねっ!!」
 「ありがとう、ゆっくりしていくねっ!!」



 赤毛のまりさとそのガキどもが寝静まったことを確認したまりさはまず赤毛のまりさが帽子の中に隠している
 木の棒を取り出した。
 戦闘部隊のまりさたちの武器であり、自身そのものといって良いため、ほかの戦闘用ゆっくり達は誰の
 棒であるのかを「絶対に見間違えることはありえない。」


 そして、まりさはガキどもに近付き……。


 グサッ!


 一突きで刺し殺した。悲鳴を上げることすら叶わぬ、一撃でゆっくりを殺す「相当な手練」の業だ。



 グサッ!グサッ!グサッ!


 一匹を除き、ガキどもを皆殺しにした。


 「そろーり、そろーり」

 次に、まりさは寝ている赤毛のまりさが起きない様、慎重に近付き、その体に噛み付いた。
 その様子は「取っ組み合いでもあったかのようだ。」 


 これ等の動作を終え、まりさは木の棒を地面に固定し、残った一匹の「子供を口に含んだ。」

 そして、あろうことか自分の「体を刺した。」何度も、何度も、何度も執拗に刺した。














 ありすはぱちゅりーを連れて家に帰った時のことを一生忘れないだろう。
 とてつもない地獄絵図だった。

 なにしろ、赤毛のまりさが尊敬して止まないまりさが傷だらけにして倒れていた。
 ありすの最愛の子供たちは皆殺しだった。
 赤毛のまりさは呑気に寝ていた。



 ありすには状況が理解できなかった。巣の偽装は問題なかった。
 ゆっくり達の偽装にも癖がある。
 あの偽装は間違いなく、赤毛のまりさがやったことだ。
 ということは、巣の中は密室だったことになる。



 ぱちゅりーは的確に指示を出した。
 ゆっくり殺しは大罪だ。その犯ゆっくりは密室であったことを思えば、どちらかのまりさ
 である可能性が高い。しかも、両者共に群れの中では重要な立場にあるのだ。
 ひとまず、ぱちゅりーは群れの屈強な公安ゆっくりを呼び、両者を拘束した。


 まりさの傷は深かったものの、致命傷と言うわけではない。
 残念ながら、まりさが頬に入れて守ろうとした子供は口の中に長くいすぎて溶けてしまった。
 ……背中一帯が特に「舐められた」様な痕があり、そこからふやけて破れたことが直接の原
 因のようである。



 数日して、まりさが回復した後、ぱちゅりーは尋問した。
 「むきゅ、まりさ。なにがあったの?ほんとのことをいってね?」

 「なにもなかったんだぜ。」

 「むきゅ、それじゃまりさはあのまりさとなにをしていたの?」

 「きのこをあげたんだぜ。いっしょにゆっくりしてたんだぜ。」

 「むきゅ、ありすのおちびちゃんをゆっくりできなくさせたあのぼうに
 みおぼえは?」

 「しらないんだぜ。みたこともないんだぜ。」

 「むきゅ、あのまりさにきずがあったのはなんで?」

 「しらないんだぜ。きっと、まりさがかってにこけたんだぜ。」

 「むきゅ、…………それじゃまりさはどうしてくちのなかにおちびちゃんをいれて
 たおれてたの?」

 「おぼえてないんだぜ。たぶん、まりさはあそんでてまちがってぼうがささったんだぜ。」


 ぱちゅりーは溜息をついた。
 連日、まりさに尋問してもいつもこんな調子で答える。
 答える際の挙動があからさまに不審であり、答えもおかしい。
 隠し事をしていることは誰にも明らかだ。

 特に、まりさの怪我は明らかに外部から意図的に加えられたものだった。
 よほどゆっくりの体に詳しくない限り、自傷行為をもって公安ゆっくりの目を欺くことはできない。
 そんなことができるのは、医療に詳しいゆっくりであるえーりんか、頻繁に生死と向き合う同業の公安ゆっくり
 だけだ。

 ゆっくり達の捜査は人間と比べて特に証拠収集がとてつもなく稚拙である。一番頼りになるのは自白。
 だから、ゆっくり同士による拷問が耐えなかった。
 しかし、流石にまりさと赤毛のまりさクラスのゆっくり相手に拷問をするわけにもいかない。
 頼りになるのは、その2匹の証言だけだ。


 赤毛のまりさの供述は全く要領を得ないものであった。保身を図っているとは考えたくないものの、
 あのような状況で「ねてたんだぜっ!ぜんぜんきづかなかったんだぜっ!!」と言われてもにわかには
 信じられまい。
 物証からしても、最も疑わしいゆっくりだった。


 ぱちゅりーはまりさの群れへの貢献を知っていた。
 まりさが、常に戦場で活躍していたことも知っていた。
 まりさが、部下の信頼も厚かったことも知っていた。
 まりさが、部下を大切にすることも知っていた。


 むきゅ、まりさははんゆっくりをかばってるんだわ。


 自分が目をかけていた部下だったゆっくりが凶行に及べば、義理堅いまりさが口を閉ざすのは
 当然のことだろう。スキャンダルゆえに今は左遷されているが、まりさの職務に関する誠実さ
 を疑うことはできない。



 3日3晩、ぱちゅりーが真犯ゆっくりに頭を悩ませていた頃、赤毛のまりさが失踪した。
 誇り高き戦闘部隊の幹部として、自身が容疑をかけられる屈辱には耐え切れなかったのだろう。


 結局、ぱちゅりーは真相不明のまま、捜査を終わらせた。



 だが、ゆっくりの風評はそうは行かない。
 不思議な伝播力を持って、赤毛のまりさが犯ゆっくりであるという噂が広まった。

 曰く、激務に耐え切れなくて凶行に及んだ。
 曰く、尊敬していたまりさを嵌めようとした。
 曰く、ほかのゆっくりとすっきりーしてありすが邪魔になった。


 あることないことが噂となり、まりさの耳にも届いた。
 まりさは、激怒して否定した。
 自分が手塩にかけて育てたあのまりさがゆっくり出来ないはずは無いと。






 つがいとなったゆっくりがゆっくりできないゆっくりであることが
 噂になってからのありすの生活は辛く苦しいものがあった。

 群れの皆はあたかもありすがゆっくりできない存在かのように扱った。
 両親からは縁を切られた。
 友達は皆離れていった。


 皆から爪弾きに会うありす。
 理不尽な扱いであるが、閉鎖的な群れは異端者には厳しい。


 子供を殺されたこと、つがいをなくしたこと、身寄りの全てがなくなったことで
 ありすはゆっくりできなくなった。

 だれともゆっくりできないなら、しゃべるひつようもないわ。
 ふふっ、ふふふふ、うふうふうふふふ。

 「ありす、ゆっくりしていってね。」
 「……………………………………」

 「ありす、おいしいごはんだぜ。」
 「……………………………………」

 「ありす、とかいはなおはなさんだぜ。」
 「……………………………………」

 「ありす、きれいなこいしだぜ。」
 「……………………………………」




 ……家に来るのはまりさだけだった。
 まりさは激務にもかかわらず、献身的な看護を続けていた。
 いつか、ありすが元に戻る事を信じて。



 そして、時は巡り、秋に至る。




 まりさは、とてもゆっくり出来ていた。今度こそ、夢が実現した。
 れいむとのスキャンダルはもう忘れ去られていた。
 今では、ゆっくり出来ないゆっくりから群れを守った英雄扱いだ。
 翌月の赴任は対外敵の部隊の最高司令官が約束されたようなものだ。

 まりさに寄り添う、一匹のゆっくりがいる。

「ねんがんの ありすをてにいれたぜ!」

 まりさの人生はばら色だった。



 ありすも、とてもゆっくり出来ていた。元々、まりさが好きだったこともあり、
 凛々しさを取り戻したまりさに不満などあろうはずもなかった。
 まりさの健闘も空しく、全て還らぬゆっくりとなった悲しみはまだ癒えていない。
 でも、慌てることはない。時間はまだまだあるのだ。今度こそ、気をつけよう。
 次の子供達は姉の分までゆっくりさせてあげよう。

 ありすは大きくなった自身の下顎をたぷんたぷんしていた。







 幸せはいつだってゼロサムゲームだ。
 誰かが幸せになる一方で、誰かが不幸せになる。
 幸せを理不尽に奪われたまりさは、幸せを取り戻すことができた。
 幸せを理不尽に奪われたありすは、幸せを埋め合わせることができた。

 幸せを理不尽に奪われた赤毛のまりさは……どうなったのだろうか。
 幸せの椅子取りゲームに勝てたかもしれない、どこかで寂しく朽ち果てたかもしれない。
 残念ながら、その物語は分からない。



あとがき

 前作、「およめにしなさい」の反響に驚き、「まりさこそ幸せになるべき」と言う意見が多かった
 のでまりさに幸せになってもらった。

 れいむについては好きに妄想して下さい。

かいたもの

 およめにしなさい
 甘い話には裏がある







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最終更新:2022年05月21日 23:07