はじめに
  • ぱちゅりー大好きです。
  • 設定は現代。
  • ぱちゅりー以外のゆっくりに対する扱いが酷いです。
  • ネタが満載です。
  • 前半はぱちゅりーといちゃいちゃ、後半はまりさ種とかをSATSUGAI。



ゆっくりぱちゅりーが可愛くて仕方が無い。

とにかく大人しい。アパートに暮らしている俺にとって、
「ゆっくりしていってね!!」
と大声で叫びながらボヨンボヨン跳ね回るどこぞのゆっくりなんぞ迷惑なのだ。
その点ぱちゅりーは静かに移動する。跳ね回るというよりは、ずりずりと這って移動する方が多い。

そして可愛い帽子。
三日月の飾りが特徴的な帽子はほんのり紫がかっていて、触ってみると羽毛布団のような心地よさだ。
どこぞのゆっくりがかぶっている三角帽子なんぞ上からじっくり圧縮してやりたくなる。

さらに可愛い瞳。
常に眠たそうな、半目のようなその瞳。
そんな上目遣いで俺を見ないでくれよハニー。思わずきゅっきゅと抱きしめたくなるじゃないか。
ふてぶてしい目でこっちを蔑むように見てくるどこぞのゆっくりなんぞ、目に指を突きつけ、強く押したくなる。

さらにさらに、可愛くて長い髪の毛。
紫色の髪の毛は若干色艶がほかのゆっくりに比べて劣るが、撫で心地は最高だ。
程よく指に絡み付いてくる。色的に控えめなのも素晴らしい。
パツキンを見せびらかしながらヘラヘラ笑ってるどこぞのゆっくりなんぞバリカンで1ミリに刈り尽くしてやりたくなる。

そしてその可愛い鳴き声。
「むきゅーん」
むきゅーんって。むっきゅーんて。ちょっと舌足らずに鳴くところなんて最高だね!!
どこぞのゆっくりなんぞ鳴き声が「ゆっ、ゆっ」だからね。
「ゆ」って。「ゆーっ」って。そんなに「ゆ」って言いたいなら銭湯の前ででも叫び続けてればいいのに。

病弱なのもポイントが高い!
ちょっとした気温の変化などでも病気になりやすいから、注意深く接してやる必要がある。
風邪をひいて、ケホケホと可愛い咳を出しながら、ほんのりと赤く染まった顔に氷嚢を当ててやる時なんて
「まったく、俺がいないとどうしようもないんだからぁ」と言ってしまうくらいだ。
それに対してぱちゅりーが
「むきゅ……おにーさんごめんなさい」
なんて言おうものならその日はボー○でストライクフリーダ○とインフィニットジャスティ○を倒せそうな気分になる。
もう棺おけだなんて言わせない。嫁補正もかからない。

お利口さんな所なんて素晴らしいじゃないか。
人間社会のルール、その基本的なことは覚えさせた。ちょっと苦労したけど。
だから食べ物を食べるのも、ゆっくりできる家を持つのにもお金がいる、そのためには一生懸命働く必要がある、
ということをこのぱちゅりーは、このぱちゅりぃは理解している。
お野菜が勝手に生えてくるとか抜かすどこぞの馬鹿ゆっくりなんぞ片っ端から埋めたくなる。

ちょっとおつむが弱いのも恋愛ゲームのヒロインの基本で素晴らしい萌え要素だ。
お利口さんで物覚えは良いくせに、ちょっと頭のネジが緩んでるキャラ、いるよね?
ぱちゅりーもそんなポイントをしっかりと抑えているんだ。
この前与えた絵本の内容が
「カバのバケモノのような生物が、目つきの悪い女の子や釣りが好きなおにいさん達と適当に日常を過ごす」
というものなのに、ぱちゅりーは
「むきゅ!てつがくのごほんなのね!」
なんて軽く勘違いしてくれた。むきゅむきゅ言いながらページをめくるその姿がなんと可愛らしいことよ。
本を与えればビリビリとページを破って巣作りに使う馬鹿ゆっくりなんぞ週間少年サン○ーで挟みこみたくなる。

軽い妹的な魅力というか萌えポイントが俺の心をくすぐるんだな。
「ツンデレ」とか「とかいは」とか抜かしてるゆっくりなんぞ下水道に満遍なく流し込みたくなる。

とにかく俺はぱちゅりーが好きだ。ぱちゅりーがいれば他は何もいらない。
……いや、お金は必要だ。生きるために必要なもの以外で、ぱちゅりーを除いて必要なものと言えば
1/100サイズのマスターグレードくらいか。最近は滅法高くてなかなか手が出せないけどな!

というわけで今日も大好きなぱちゅりーとお出かけだ。
道中、
「ここはまりさたちのゆっくりプレイスだよ!とおりたいならつうこうりょうをはらってね!」
「「「ちゅうきょうりょうをはらっちぇね!」」」
「そしたらさっさとしんでね!あ、ぱちぇはもらっていくからね!!」
などとほざいてきた馬鹿ゆっくりの家族がいたので、親まりさの三つ編みを掴んで振り回し、子ゆっくり共に叩きつけてあげた。
「ゆぅ?…ゆびゅぇ!」
「やめちぇ……ゆびゅる!」
「おねえちゃ…ゆぎぇええ!」
「そういえば阪神にいたバースって今なにしてるのかn……ゆぎゅうう!!」
などと叫びながら命を散らしてゆく子ゆっくり、赤ゆっくり。
目を見開きながらその光景を見ていたが、我に返ると同時に激昂した親れいむが
「よ゙ぐも゙あ゙がぢゃ゙ん゙を゙お゙お゙お゙!!!!!ぢね゙え゙え゙え゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙ぇ゙!!!」
とか叫びながら突進してきたので、掴んでいた親まりさを渾身の力を込めて投げつけてあげた。
叩きつけたら自分が餡子まみれになりそうだからね。
「「ゆ゙ゔゔゔゔゔゔゔゔ!!!!!」」
ゆっくりできない速さで衝突した両者は、餡子や涙やヨダレなどをあらゆる部位からアウトプットしながら果てた。
馬鹿ゆっくりなんぞ、割れた飛行機の窓ガラスをク○マティの顔で埋める位でしか役に立たないと思ってるからね。
クロ○ティ今何してるんだろうなぁ。
うん、いい運動になった!

俺が飼っているぱちゅりーには
「悪いゆっくりはね、自分達だけがゆっくりすることができると思い込んでるから、あんなことを言うんだよ」
と言い聞かせ、人間の家や畑に侵入した馬鹿ゆっくり共の末路を社会科見学を兼ねて、実際に見せながら育てたのだ。
そのため、今始末した馬鹿ゆっくりの家族も、同族への同情なんてこれっぽっちもないと言い切ってくれた。
素晴らしい。それでこそ俺のぱちゅりーだ。

今日はバッティングセンターに行った。
先ほど馬鹿ゆっくり共を始末した際、なぜか、不思議と、突然野球がやりたくなったのである。
ペットゆっくりを伴っての入店がOKなので、そのままぱちゅりーを連れて中に入る。
みんな思い思いにゆっくりを連れて、バッティングにいそしんでいる。

「むきゅきゅ、みんな…ぼうをにぎりしめて、つよくあててるわ!」
などと意味深な発言をするぱちゅりーに3/4くらい満足しつつ、早速自分も110km/hのボックスに入る。
「よしぱちゅりー、見てれ!お兄さんがすごいのを打ち上げてやる!」
「むきゅ!よくわからないけどおうえんしてるわ!」
…ちなみにぱちゅりーは危ないのでロビーに置いてきている。飼いゆっくりのバッジをつけているので大丈夫だろう。


………………
…………
……

「今日はこれくらいにしといてやらぁ!!」
「むきゅ!おにいさんすごいわ!」
110km/h・120km/h・90km/hのボックスでバットを振り回し、
結果としてヒット性の当たりを「1本」という、とても多くの数を打つことができた。
あとはボテボテのゴロだったりフライだったりするわけだが、ぱちゅりーは球を打つことがすごいと思っているようだ。
これはこれで、このまま認識させておこう。

その後ゆっくりペットショップでぱちゅりー用の帽子飾りや絵本を買い、
弁当屋さんで晩飯を買って帰る。

……………………
………………

「ゆ!あのにんげんだよ!あのにんげんがまりさたちをころしたんだよ!」
「ゆっくりできないにんげんはいきてるかちなんかないね!!」
「まりさがいちびょうでころしてやるから、ありがたくおもうんだぜ!!」
「ゆっ!まりさにかかればばかでむのうでうんうんをだすていどしかできないにんげんはざこだね!!」
帰り道の途中、わめき散らしながらこちらに突進してくるゆっくり3匹と出くわした。
まりさ種が2匹、れいむ種が1匹。
……向こうにもう1匹いる。頭からツタが生えている妊娠ゆっくりのようだ。れいむ種だとわかる。
あの妊娠れいむが昼間に俺を見たのだろう。仲間に何か伝えている。
昼に潰した馬鹿ゆっくり共が属する群れの仲間か何かだろう。
現代社会で群れを形成するとは珍しい。

(面倒だが……)仕方がない…仕方がないんだ!撃たなければ!!
弁当をぱちゅりーに預けて、迎撃開始だ。

まず向かってきたまりさをカウンターで蹴り飛ばし、1匹目の真後ろにいたれいむに衝突させる。
その2匹を踏みつけつつ、大ジャンプして俺に渾身の体当たりを食らわそうとしているまりさを両手で叩き落す。
悶絶している1匹目のまりさの帽子を素早く奪い取り、思いっきり引き裂く。
「ま゙り゙ざの゙ぼゔじがあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
悶絶しつつも帽子への執着は忘れていないまりさ。さすがゆっくりだ。
しかし顔面を思い切り蹴飛ばされた痛みと、れいむに激突した後頭部の痛みに挟まれてピクピク痙攣するばかり。
「邪魔するからよぉぅっ!!」
「ぶべえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙ぇ゙ぇ゙…………」
助走をつけて渾身のシュートをお見舞いしてみる。
断末魔の叫び声を散らしながら、はるか遠くまですっ飛んでゆくまりさ。
あの分ではサンクチュ○リにまで飛んでいったかもな。
民家が密集しているので蹴り飛ばす方向だけは気をつけた。
ふぅと息をつき、視線を横に移動させると…叩き落された3匹目のまりさが一目散に逃げようとしている。
「ゆっ!ゆっ!さっさとにげるぜ!!」
「どぼじでれ゙い゙ぶを゙お゙い゙でに゙げる゙の゙お゙お゙お゙お゙お゙!?」
「まりさはあぶないとおもったらにげるんだぜ!」
見捨てられた2匹目のれいむ(1匹目の魔理沙に激突した個体)を振り返ろうともせず、叩き落されたダメージで
フラフラになりながらも逃げるまりさ。……逃がすものか。

走って追いかけて数秒。あっさりとまりさを捕まえた。
このまりさも帽子を奪い取る。
「ま゙でぃ゙ざの゙ぼゔじ!!がえ゙ぜ゙え゙え゙え゙!!!!」
俺が帽子を持った右手を高く上げているため、ぴょんぴょんと飛び跳ねて帽子に食いつこうと無駄な努力をするまりさ。

手を高く上げ続け、そろそろ疲れたなぁと思ってきてもまりさはぴょんぴょんと飛び跳ねて帽子に食いつこうとしている。
しかしまりさも疲れているため、さっきまでは腰ほどまで跳ねていた高さが今は膝までくらいになっている。
そろそろ返してあげよう。

「そおいっ!!!!」
「へぶしっ!!!!!!!!」
まりさが飛び上がったタイミングで、右手を帽子を持ったまま思い切り振り下ろし、脳天にカウンターを食らわせつつ、
まりさごと地面に叩き潰した。ゆっくりを叩き潰すと餡子が飛び散って酷いことになるのだが、帽子が上手く餡子をさえぎり、
返り血ならぬ返り餡子が服に付着するのを防いでくれた。……おお、帽子が役に立った。

「ばでぃ゙ざあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!」
変わり果てたまりさの姿に絶叫するれいむ。さあ、次はキミだよ。
ぶちぶちぶちぶちと髪の毛を引きちぎり、リボンをはるか遠くに投げ飛ばし、れいむの頭を掴んで底部を壁に強くこすり付ける。
「い゙だい゙い゙い゙い゙ぃ゙!!や゙べでぇ゙え゙え゙え゙え゙え゙!!」
「哀願するくらいなら初めから人間に近づかないのが身のためなんだ、れいむ君」
ガシガシガシガシガシ。壁にこすり付けられたれいむの底部はどんどん擦り切れてゆく。
「ぢね゙え゙え゙え゙え゙え゙!!ゆ゙ぎゃ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」
「死ぬのは君だよ、れいむ君。さあ、壁と思う存分すっきりしまくりたまえ!」
そして耐え切れなくなったれいむの底部は、大根おろしよろしく完全になくなってしまう。
壁を餡子まみれにすると近所の住人から怒られそうなので、この辺で地面に落とし、最後は踏みつけて終了。

残った最後の一匹、妊娠れいむ。
今までの惨状を目の当たりにし、身重の状態で逃げることも出来ず、ただひたすらに涙を流し、震えている。
「れいむ君、人間はとてもゆっくりできないんだ。敵対すると……ね」
「ああああ……あああ……」
「どうするかね?君もああなりたいかね?ん?」
「い゙、い゙や゙でずゔゔぅ゙ぅ゙ぅ゙!!!」
「そうだろうそうだろう。というわけで、君は逃がしてあげよう」
「ほ、ほんとう!?みのがしてくれるの!?」
「うむ。お兄さんは逃がしてあげようと言っているのだよ。それともたまらなく虐殺されたいかね?」
「に゙、に゙げま゙ずゔゔぅ゙」
一目散に逃げようとするれいむの頭を掴み、
「待ちたまえ。まだ話は終わってないのだよ」
……ぶちぶちっ。
れいむの頭に生えていたツタから実っていた4匹の赤ちゃんのうち、2匹を引き抜く。
「ゆ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!?れ゙い゙ぶの゙あ゙がぢゃ゙ん゙があ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」
「私も若い頃は色々と悪いことをして、しっかりと罰を受けてきたんだ。君も学びたまえ」
「ゆ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!あ゙がぢゃ゙ん゙ん゙ん゙ん゙!!」
「それは勉強代だ。さあ、もう二度と人間に近づくんじゃないよ」
恐らく引き抜いた赤ちゃん2匹は先ほど潰したまりさのうち、どちらかとの愛の結晶だろう。
しかし現実は厳しい。
俺も学生時代、身分不相応に強い奴に喧嘩を売ってしまい、フルボッコにされた挙句汚物まみれにされるという屈辱を
味わったことがあるのだ。故に、身をもって覚えさせることを信条にしている。
赤ちゃんを全部取ってしまうと、ぢねぇぇとか言いながら向かってくると思ったので2匹を残した。
そうすれば心の中で俺への恨み節を連ねても、生まれてくる子供のために逃げるという選択肢を選ぶだろう。

ん?ぱちゅりー?ぱちゅりーは特別だ。頭のいい子を殴る必要は無いだろう?

泣き続けながら重い足取りで逃げてゆくれいむを見送り、わたしはぱちゅりーの元へもどる。
まだ弁当は温かかった。
「おまたせ、ぱちゅりー!」
「むきゅ……おにーさん、ちょっとやりすぎよ…」
「うん、年甲斐もなくハッスルしてしまった」
だって昼、全然打てなかったんだもん。
ぱちゅりーは今までの育て方でこういうシーンへの耐性がついているようだ。
野良のぱちゅりーだったら生クリームを噴いて気絶しているだろう。
「むきゅむきゅ、はやくかえっておにいさんとごはんがたべたいわ!」
「よし!急いで帰るか!」
俺はぱちゅりーを抱きかかえ、弁当の入った袋の、持ち手の部分を腕に通すと走り出した。

早く家に帰って、可愛い可愛いぱちゅりーとのディナーターイムだ!

ん?れいむから引っこ抜いた赤ちゃんゆっくり?
デザートに美味しく頂いたよ。ぱちゅりーと一緒に。
ぱちゅりーが何食わぬ顔で赤ちゃんゆっくりを食べるのに驚いたくらいだ。
さっきは「むきゅ、やりすぎよ…」と言ってたのに……ぱちゅりー、恐ろしい子!

こういうミステリアスなところも、ぱちゅりーの可愛らしさの一端を担っているのかもしれないね!


**********************************
終わりです。読んでくださった方々、ありがとうございます。
なんとなく勢いだけで書いてみたくなり、その結果がこれです。
以前書いた「すっきり魔アリスの調査?」で、
「現代社会にゆっくりが群れを形成する」というパターンを持ち込んでおきながら、
作中では「珍しい」なんて書いてますね……おぉ、本末転倒。
次の機会がありましたら、また読んで頂ければ幸いです。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年06月03日 22:01