※ゲスが反省はするが死なない
※終盤の超展開が色々まじぱねぇ
※しーしーあります



「ゆぐっ!や、やべでね・・・ゆっぐぢやべで、ね・・・!?」
「ごちゃごちゃうるさいんだぜ!おしゃべりなれいむにはもっとおしおきがひつようだぜ?」
「ゆぐっ!?ゆぎぃ!?ゆぴぃっ!?」

ほの暗い穴ぐらの中には2匹のゆっくり
1匹はゆっくりれいむで、もう1匹はゆっくりまりさ
よく見るとれいむは大きめの子ゆっくりサイズで、全身に傷跡があり、底部には大きな穴が開いている
これではまともに動くことも出来ず、ただ死を待つだけだろう

一方、まりさの方もあちこちに傷跡や古傷が見られる
しかし、どれも野生のゆっくりならばあって当然といった程度の傷ばかり
他の場所よりも分厚い皮で覆われた底部は健康そのものだった

「まりささまがたすけてあげてるからゆっくりできるんだぜ?」
「ゆぐっ・・・ばりざがでいむのあんよゆっぐぢでぎなぐぢたんでぢょおお!?これぢゃ、ゆっぐぢでぎないよぉ・・・!」
「にんげんさんがいってたんだぜ!ぎゃくたいはゆっくりできるんだぜ!」

その短いやり取りが2匹の関係を如実に表していた
底部に再起不能の、それこそ一歩間違えればずっとゆっくりしていたような傷を負ったれいむ
一方、極めて尊大な言動の典型的なゲスまりさ。どうやら彼女がれいむの底部を傷付けたらしい

「ゆへへ・・・もっとぎゃくたいですっきりーするんだぜ!」
「ゆぎぃ!?ゆびゃっ!?ゆぎゅん!?」
「ゆふぅ・・・すっきりーしたんだぜ!まりさはもうねるんだぜ!」

そう言うや否やまりさはすやすやと寝息を立て始めた
れいむはまりさを起こしてまた虐待されないように、痛みのあまりに思わず漏れる泣き声を必死で押し殺す
せめて夢の中でだけでもゆっくりしたいと願うも、痛みが引くまで眠ることすら叶わなかった



「ゆっくりしないでおきるんだぜ!」
「ゆぅ~ゅ~・・・ゆぴぃっ!?」
「まりささまはかりにいってくるんだぜ!かえってくるまでにごはんをたべるんだぜ?」

れいむの目の前に毒性のあるキノコを置くと、ぴょんぴょんと外へ跳ねて行くまりさ
残されたれいむはまりさに不満を漏らすこともせず、毒キノコを舌ですくって口に運んだ
どうしようもないほどに強烈な苦味がれいむの舌を蹂躙するが吐き出す訳には行かない
今のれいむでは吐き出したものを完全にふき取ることは出来ず、それをまりさに見咎められると「お仕置き」されてしまう

「むーしゃむーぢゃ・・・ゅぴぃ!?」
「ゆひぃ・・・ゆひっ!?ゆぐっ、ゆっぐぢぃ!?」

強烈な苦味の後で、れいむに襲い掛かるのは全身を苛む痛み
暴力によるそれとは明らかに異なる、体内から発せられる危険信号
せめてのた打ち回ることが出来れば多少は気がまぎれるのかもしれないが、れいむはそれすらも出来ない
白目を剥いて、餡子を吐きそうになりながらも死ぬ物狂いで食いしばって吐瀉しないようにもがく
双眸からは無意識に滝のような涙が零れ、全身から脂汗のようなものが溢れている

「ひゅぃ・・・ゆひぃ・・・おひゃー、ひゃ・・・はぢゅへぢぇぇ・・・!?」

思わず、かつて思う存分甘えさせてくれた大きくて優しい母を呼ぶ
しかし、彼女の母が助けに来ることはない
母はあのまりさに殺されたのだから
成体サイズと呼べるまでに自分を育てたのはあのまりさなのだから

「いぢゃ・・・いぃい゛ぃ・・・あ、あぢゅぃいぃいぃいい!?」

痛みに慣れたのか、収まったのかは分からない
が、とにかく内側から発せられる痛みをあまり感じなくなった直後、今度はれいむの餡子が燃えるように熱くなった
もちろん、本当に燃えている訳ではなく、多少発熱している程度に過ぎない

「あ゛っ・・・あぢゅぃぃいいぃ・・・!?」
「ゆ゛ひぃ、ゆひ・・・ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ・・・!?」

やがて、最大の危険信号とも言われるにごったうめき声を上げながら痙攣する段階に突入した
それでも、れいむを助けてくれるものは誰もおらず、餡子を吐かない限りは死すらも彼女をゆっくりさせてくれない
我慢できなくなったれいむはだらしなく口をあけて、唾液と混じってどろどろになった餡子を垂らす
吐くのではなく垂らすことで何とか舌の届く範囲に吐瀉する・・・長きに渡る虐待生活で得たあまりにも切ない知恵

「ゆひぃ・・・ゆひぃ・・・ゆ、ゆぅ・・・ゆっくりぃ・・・」

そうこうしているうちに徐々に熱が引き始め、直後れいむの下あご付近に穴が開いた
それは俗にしーしーと呼ばれる行為のための穴で、水気に弱く発汗による発熱が困難なゆっくりにとっては重要な発熱手段である
(粘度の高い汗のようなものを分泌出来るが、これは緊急時に味と匂いで仲間を引き寄せるためのものに過ぎない)
ただ、しーしーはかなり勢いよく放出されるため、考えなしに出してしまうと当然まりさにお仕置きされてしまうが・・・

「ゆぅ~・・・ん、す、すっきりー」

れいむは我慢出来ずに舌の届かないところまでしーしーを飛ばしてしまう
すっきりから我に返ったれいむは自己嫌悪に陥りながら、とにかく舌の届くところにある吐しゃ物としーしーを全て舐めとった
結局、帰ってきたまりさにしーしーを見咎められ、散々暴力を受けた挙句しーしーの元まで引きずられ、舐め取るように指示された



ある日、れいむは久しぶりに毒キノコ以外の食事にありつくことが出来た
細くて柔らかい黒いものが束ねられている・・・れいむの自慢の揉み上げだった
今のれいむに右の揉み上げはなく、左の揉み上げだけが嗚咽に合わせて力なく揺れている

「ゆっぐ・・・でいむの、もみあげざぁん・・・」
「どほぢで・・・どほぢでぇ・・・!」

かつて母親と一緒に暮らしていたときに、何度も髪が綺麗でゆっくり出来ると褒められた
周囲に他のゆっくりがいない場所で暮らしていたため実際どうなのかは知る由もないが、れいむは自分の髪が大好きだった
しかし、その大好きだったものは口の中でしゃくしゃくと間抜けな音を立てて餡子に変わっている

「ゆひぃ・・・ごれぢゃ、ゆっぐぢでぎだいよぉ・・・」
「だずげ、でぇ・・・だれかぁ・・・っ!」
「ゆっぐぢぃ・・・ゆっくぢ、ぢたいよ゛ぉ」

どうしてまりさの前で「もう毒キノコさんは嫌だよ!」なんて言ってしまったのだろうか?
あんなこと言わなければ、髪さんと一緒にゆっくり出来・・・いや、毒キノコを食べさせられて結局ゆっくり出来ないだろう
近くに他のゆっくりが居ないこの場所では、誰かの助けに期待することも出来ない
結局、れいむにはゆっくりなんて微塵も残されていないのだ

翌日には左の揉み上げが口内に収まり、更に翌日には後ろで束ねられた髪とリボンが失われた
それからも、母れいむに褒められた髪を乱暴に引きちぎられてはその日唯一の食事にされ、日ごとにれいむは禿げていった
その間は余計な暴力を受けずに済んだことと、禿げた自分の姿をまりさの罵声以外によって知るすべがなかったのがせめてもの救い



こうして髪が全くなくなってしまった頃、れいむは幸か不幸かあんな食生活にも関わらず成体になった
流石に母親のように胎生型の出産は出来ないだろうが、今の彼女なら朽ち果てずに植物型の出産が出来る
禿げ饅頭であれどゆっくりはゆっくり・・・まりさがこの期を見逃すはずがなかった

「れいむ、まりささまがすっきりーしてやるんだぜ!」
「ゆゆっ!す、すっきりーなんて・・・ま、まりさはれいむがすきなの?!」
「ゆっへっへ、ばかなはげまんじゅうだぜ!できたちびをむしゃむしゃするためだぜ!」

れいむは母親からすっきりーというものについて聞いた事がある
それは大きくなった、家族ではないゆっくり同士がどこかで出会って、お互いを愛し合ったときにする行為なのだと
だから、れいむはまりさが自分に好意を持っているなどという的外れな考えを抱いたのだ

が、このまりさに限ってそのような大層な観念を持ち合わせているはずもなく、ただ性欲を満たす以上に悪辣な動機を聞かされる羽目になった
弱い毒性のものを食べさせた上でゆっくりに子を宿させることで食べられないものまで食料に換えるつもりなのだろう
強い毒なら吐いてしまうが、弱い毒なら多少の苦痛を味わいながらも何とか餡子に変換できてしまう

「にんげんさんがいってたんだぜ!こうすればとってもゆっくりできるって」
「ゆぐっ・・・や、やめてね!?ぞんだのずっきぢでぎな・・・ゆぴぃっ!?」
「れいむはだまってるんだぜ!」

どうやらまりさは人間に虐待を受けていた個体の子供か、虐待を仕込まれた個体のようだ
彼女は乱暴に頬を押し付けると、れいむに対する微塵の気遣いも感じさせない動きで体を揺すり始めた
ただ、子を宿させるという目的達成だけを考えた機械的なすっきりー

「ゆぐっ!い、いぢゃいよ!?やべでね、ゆっぐぢやべでぇ!?」
「ゆっ!ゆんっ、ゆんっ!ゆ~っ!ゆんゆん!」

それでもまりさはそれなりに楽しんでいるらしく、頬を紅潮させてれいむに頬を擦り付けている
やがて、2匹の体から交尾時に分泌される粘液が溢れ出し、それにあわせてどんどん頬ずりも激しさを増してゆく
気がつけば、振動で発情するゆっくりの性質に流されたれいむも頬を朱に染めて、皮同士が触れ合う感触に身を委ねていた

「すっきりー」
「す、すっきぢー」

そして、れいむに額に生えた茎に5匹の赤ゆっくりが実った。ただ、食べられるためだけに



れいむは温厚な母の下でとても心優しく育てられた
胎生出産だったがゆえに他に姉妹もおらず、親も片親しか居なかったが彼女は心清らかなゆっくりに成長した
自分よりも誰かがゆっくり出来ることを最優先するような、そんなゆっくりだった

だからこそ、初めて子を宿したその日からおよそ1週間ごとに繰り返される赤ゆっくり惨殺が辛かった
3日かけて茎で育った我が子が、「ゆっくちちていってね!」と挨拶した時の笑顔が、頬に触れた時の儚い柔らかさが・・・
まりさのほんのひとときの至福のためだけに、永遠に奪われていくのを見るのが辛かった

「やめちぇね!おかーしゃん、やめちぇね!?」
「ゆっきゅちー!ゆっきゅぢぃー!?」
「おきゃーしゃん、ゆっきゅちたしゅけちぇええええ!?」

1匹目が食われたのを目の当たりにした赤ゆっくりはいつものように泣き叫びながら巣の中を逃げ惑う
あるものは必死にまりさの乱心を諌めようと彼女に声をかけ、またあるものはれいむの傍へ跳ね寄って来る
しかし、未だに彼女が助けられた個体は1匹も居なかった

何度かまりさがいない隙に赤ゆっくりを逃がそうと試みたこともあったが、彼女達は別れたくないと泣きじゃくるばかり
そればかりか、まりさは赤ゆっくりを逃がそうとしたことに対する罰として、れいむの目の前が彼女達をなぶり殺しにした
もはや我が子を助けたいと思う気持ちはおろか、我が子のために流す涙さえも枯れ果ててしまっていた

「ごめんね゛、おぢびぢゃ・・・ん」

100匹近くの自分の子どもを目の前で食べられたれいむはもうすっきりーしても子を宿さなくなった
それが母としての意地によるものなのか、ただ体を酷使しすぎた結果によるものなのかは誰にも分からない



それはあまりに突然の出来事だった
何度すっきりーしても子を宿さないれいむに業を煮やしたまりさがれいむの顔に噛み付く
れいむの右目が失われ、彼女はあまりの苦痛に我慢できず悲鳴を上げた

「これでずっとゆっくりするんだぜ!」

その一言と同時にまりさが思いっきり突進してきて・・・

「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!?」

聞くに堪えない悲鳴が穴ぐらの中で反響した

「ゆぎぃいいぃぃぃ!い、ぢぢゃいいいいい!?」
「ゆぅ・・・ゆゆっ!?れいむのぴこぴこさん、もどってきたよ!」

悲鳴の主はまりさで、何故か髪が抜け落ち、右目が失われ、底部が酷く傷ついた無様な格好で床に突っ伏している
地面に口付けしたまま発せられるくぐもった悲鳴からは困惑の色すらも浮かべる余裕がないほどの苦痛が伺えた
れいむを殺すつもりで突進したのに突然自分が一生物の大怪我をしたのだから当然だろう

一方のれいむにも常識では考えられない変化が起こっていた
失われたはずの髪が生え、底部や右目の傷が癒え、その他のあらゆる傷が綺麗に治っていた

「ゆ~っ!すごいよ、れいむのぴこぴこさん、ゆっくりおかえり!」
「ゆひぃっ・・・ゆぎぃ・・・なんで、だぜぇ?!」

れいむは歓喜のあまりに涙を流しながら、跳躍するたびに揺れる自分のぴこぴこに挨拶をする
まりさは禿げ饅頭としか言いようのない醜態を晒し、抜け落ちた髪を絶望的な表情で呆然と眺めている
体勢を立て直そうとして、底部の激痛と体が動かせないことに気づき、更に打ちのめされた

「ゆぅ・・・ゆっくりりかいしたよ!れいむのけがさんがまりさにうつったんだよ!」
「ゆぐぐぐぐ・・・ぞんなごど、あるわげ・・・!?」
「まりさ・・・」

ある訳がない・・・そう言おうとした直後、まりさの顔色が真っ青になった
そして、ぽよんぽよんと跳ねてくるれいむの笑顔から逃れようと必死になって身をよじる
このままでは仕返しをされてしまう。一刻も早く逃げなければ

「ぐ、ぐるなーっ!ごっぢにぐるなああああああ!?」

もし仮にこの痛みが、惨めさが全てれいむのものだったとしたら・・・自分だったらどれほど相手を憎むだろうか?
少なくとも、相手にされた以上のことをしてやらないと気が済まないだろう
これだけの傷を負っているのに更にそれ以上のことをされたら、それこそずっとゆっくりしてしまいかねない

よしんばずっとゆっくりさせられなかったとしても、今まで自分がしてきたことを考えると絶対にゆっくり出来ないだろう
毎日のように「すとれすかいしょうのぎゃくたい」に付き合わされたり、毒キノコを食べさせられたり・・・
なまじまともな思考能力を持ち合わせていたために、まりさは今後の自分の運命を想像し、恐怖と打ち震えた
それがどれほど凄絶なものかは、今彼女を苛む痛みが何よりも雄弁に物語っている

「ぼうやだ!おうぢがえるううううう!?」
「まりさ・・・す~りす~り」
「や、やべでえええ・・・ゆゆっ!?」

が、まりさの予想に反してれいむはまりさの傷だらけの頬に優しく頬ずりをした
その所作から読み取れる感情には全くといっていいほどに負の感情が宿っていない
予想外の事態にまりさは別の意味で呆然となってしまった

「でいむ・・・どうしてだぜ?」
「おかーさんがいってたよ!みんなでゆっくりするとゆっくりできるんだよ!」

直後、れいむはにっこりと満面の笑みを浮かべて、あの言葉を口にした
れいむにとっては久しぶりの、まりさにとっては初めてかもしれないあの言葉を

「だからまりさ・・・ゆっくりしていってね!」



‐‐‐あとがき‐‐‐

ヒントはタイトル
こんな意味のない悪戯をするくらいだからまず幼いだろう
そして、東方的に考えて間違いなく女の子だろう
つまり幼女という事になる

<「ふしゃくしんみょー、あたらしんみょー!」

なんて今にも噛みそうになりながら身の丈よりも大きな鎌を振り回しているんだろう
ゲームでは自分と相手の体力を交換する技だけど、まあ細かいことは気にしない方向で
いくらなんでも鎌に気づくだろうとか、何でそんな悪戯したのとかその他諸々細かい突っ込みどころも気にしない

狂骨だってロリになる時代だもの、死神が幼女でもいいじゃない


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最終更新:2022年04月15日 23:33