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解説/ヴァンパイアシリーズ - (2012/09/13 (木) 00:08:42) のソース

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**作品概要
1994年、初代「ヴァンパイア」がアーケードで稼働した事により開始した格闘ゲームシリーズ。
[[ストリートファイターシリーズ>解説/ストリートファイターシリーズ]]とは違いキャラクターは殆どが人間ではなく、「ダークストーカー」と呼ばれる伝承上のモンスターである(吸血鬼や狼男等)。
そのため人間では不可能である奇抜な動きを持つキャラクターがとても多く、それがシステムにも活かされている。
キャラクターはアメコミ調でコミカルに描かれており、戦闘演出のパターンは従来の作品と比べ飛躍的に多くなった。

前述の多彩な戦闘描写や、比較的簡単に連続技の快感を味わえる「チェーンコンボ」、
防戦一方になっても反撃できる「ガードキャンセル」など、格闘ゲームとしても後の色々な作品に受け継がれるシステムのはしりとなった作品である。

**登場キャラクター
***・デミトリ=マキシモフ
ヴァンパイアシリーズの主人公的位置づけなキャラ。キャッチコピーは“闇の貴公子”、“気高き魔の眷属”。
魔界七貴族の一つマキシモフ家の当主で、魔界の覇権を狙う吸血鬼。
かつての覇権争いで敗れ人間界に追放され、トランシルヴァニア山脈奥深くに巨大な城を構えて住んでいる。
しかしその野望は消え去っておらず、100年の雌伏の時を越え再び動き出す。
己の欲に忠実だが、それを達成するための知識も力も十分に備えている。
吸血鬼らしくプレイボーイな一面もあり、勝利セリフ等にその片鱗が見える。
cv:檜山修之

***・レイレイ
二作目「ヴァンパイアハンター」から追加された中国系キョンシーの女性。“霊幻姉妹”。
元々は人間であるが、とある目的のために自らの姿を禁術で作り変えた。
その際にレイレイの姉・リンリンが妹の額の御札となる事で不安定な体を制御している。
そのような暗い過去背景だが、性格は少女らしく明るく快活。「ニーハオ」や「アイヤー」等の単語も連発する。
武器は両腕の袖に隠した大量の暗器。その種類はノコギリ、爆弾、巨大な銅鑼など多数。自社ネタパロディ色の強いアイテムも豊富。
またクロスオーバー系作品では、作品の枠に囚われず様々な物も出して来た。
cv:早見沙織

***・モリガン=アーンスランド
デミトリと並び、シリーズの顔役となる女性。“夜の女王”。
魔界の三大貴族アーンスランド家の次期当主のサキュバス。
当の本人は地位に興味がなく、魔界には無い刺激を求めて居城であるアーンスランド城を離れ、人間界を訪れてばかりいる。
「セイヴァー」では頭首の座を譲り受けるも、放棄してしまっている。
魔界の諸々な事情には怠惰的かつ関心が薄い。しかしその立場からデミトリら魔界の覇権を狙う者たちからは敵視されている。
多くのコラボゲーに参戦、その役割はシリアス、お色気、戦闘狂と多岐にわたる
cv:田中理恵

***・キュービィ
「ヴァンパイア セイヴァー」からの追加キャラ。“魂に群れなす妖蟲”。
魔界に生息する虫の一族、魔界蟲ソウルビー族。キュービィという名前はそのリーダーたる存在の役職名のようなもの(Queen-Bee)。
ハチのコスプレをした少女のような姿だが、これは着ぐるみ状の擬態であり、本体は遥かに小さい。
知性は人間の4~5歳児程度で、簡単な人語を解す程度。戦闘後セリフは全てカタカナ表記。
食欲と種の繁栄という生きるための本能に突き動かされ、狩りのために闘いに身を投じる。

公式サイトのスクリーンショットで敵キャラとして姿が確認されている。セリフや味方としての出番があるかどうかは不明。

***・ザベル=ザロック
“死のロッカー”。かつて「メタルの神」と言われたロック歌手のゾンビ。
自身のライブで観客100人を殺害し直後に白骨化するという奇怪な最期を遂げた後、魔王オゾムの手によりゾンビとして蘇った。
魔獣「ル・マルタ」と共にその力で破壊と殺戮を繰り返し、さらなる力を得るためにオゾムをも狙う。
性格は残忍だが、ゾンビらしからぬ俊敏さと鋭さ、ノリの良さを兼ね備えたコミカルなキャラクターになっている。いつも手にしているギターはル・マルタが変身したもの。
同じく死体を基にしたモンスターであるレイレイに惚れており、本編でも外部作品でも熱烈なラブコールを送り続けている。
PXZでは敵としての出演。
cv:うえだゆうじ

***・ジェダ=ドーマ
「ヴァンパイア セイヴァー」からの追加キャラで、同作の主人公、及びラストボスキャラクター。
100年前暴走した力によって消滅したかつての魔界三大貴族、ドーマ家当主。通称「冥王」。
滅びゆく魔界の未来を憂い、すべての魂の救済を謳い復活を果たした“漆黒の救世主”。
他者の魂を自分に同化させる能力を持ち、魔界と自身の一体化=完全なる救済を計画する。
しかしその行動は異常な自信家で自己陶酔者である彼の価値観に基づいたものであり、実質は他者を完全に見下している。
野望のための礎「価値のある魂」と融合するためダークストーカーたちを「神体」の待つ魔次元に呼び込んだ。
PXZでも敵として現れ自らの計画を遂行していく模様。
cv:千葉一伸


**その他
**シリーズ一覧
-ゲーム
--ヴァンパイア The Night Warriors (1994 AC/PS) 
--ヴァンパイア ハンター Darkstalkers' Revenge (1995 AC/SS)
--ヴァンパイア セイヴァー The Lord of Vampire (1997 AC/SS)
--ヴァンパイア ハンター2 Darkstalkers' Revenge (1997 AC)
--ヴァンパイア セイヴァー2 The Lord of Vampire (1997 AC)
--ヴァンパイア セイヴァー EX エディション (1998 PS)
--ヴァンパイア クロニクル for Matching Service (2000 DC) 
--ヴァンパイア クロニクル ザ カオスタワー (2004 PSP)
--ヴァンパイア ダークストーカーズコレクション (2005 PS2)
-アニメ
--The Animated Series ヴァンパイアハンター (1997-1998 OVAシリーズ)
-漫画
--ヴァンパイア ハンター (作画:藤田丈士 新声社)
--ヴァンパイア 〜終末の使者 ビクトル〜 (作画:若宮弘明 講談社)
--ヴァンパイア ハンター (作画:石田走 アスキー)
--ヴァンパイア セイヴァー 〜魂の迷い子〜 (作画:東まゆみ スクウェア・エニックス)
--DARKSTALKERS (作画:Ken Siu-Chong UDON Entertainment Corporation)
-小説
--ヴァンパイア MIDNIGHT FLYER (著:いさき玲衣)
--ヴァンパイアハンター外伝 モリガン編 紅い月の魔女 (著:嬉野秋彦)
--ヴァンパイアハンター外伝 レイレイ編 終わらない春 (著:嬉野秋彦)
--ヴァンパイアセイヴァー 冥き王 (著:嬉野秋彦)
--ヴァンパイアセイヴァー 魂の還るところ (著:嬉野秋彦)
--ヴァンパイアハンター The animated series (著:竹内誠)
--ヴァンパイアハンター MIDNIGHT ELEGY (著:いさき玲衣)