5990番台

5990番台

5990番台(ZAC-LV828L1)は、2025年に登場した大型ノンステップバスである。

車両

国際興業では近年、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて脱炭素化を推進している。その取り組みの一環として、まずは2024年に既存のバスを改造した「レトロフィット電気バス(5900番台)」が導入された。翌年それに引き続き、国産初の新造BEV大型路線バス・いすゞ「エルガEV」がさいたま東に導入され、2025年5月に運行を開始した。

営業所内には蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger Pro」が設置された。大容量蓄電池を搭載したこの充電器は、営業所の電力ピークを抑制し、電気料金を削減しながら最大出力150kWの高出力で効率的な充電を実現している。

災害などによる非常時には、家庭用100V電源として外部給電が可能となっている。

外観

従来の配色を基にドアや屋根の側面は黒色が追加され、エルガEV特有のスタイリッシュさが交わった先進的なデザインとなっている。

屋根上に高電圧バッテリーが搭載されているため、これまでの車両より車高が高くなっている。

内装

モーターを後輪の左右に搭載しているため、車内最前部から最後席まで床面のフルフラット化を実現している。これにより車内の転倒事故防止や、幼児・高齢者の移動、離着席を容易にするなど利用者の快適性がエンジン車に比べて向上している。

運用

平日限定の運用となっており、入出庫運用を除き大10(大宮駅東口〜東新井団地)と大11(大宮駅東口〜自治医大医療センター)で運行されている。

令和6年度 ZAC-LV828L1

社番 所属 登録番号 転属履歴 摘要 出入口表示 登録月
5991 さいたま東 大宮200か3233 FPG 3
最終更新:2025年03月24日 19:33