【詳細】
第一世代、フリット編における地球連邦軍の主力量産型MS。
地球連邦発足と同時に配備された機体で
作業用のMSの設計をベースに開発された。
銀の杯条約で旧時代の兵器の情報が意図的に秘匿された時代に開発された機体であるため戦闘力は低く、量産機であることを考えても戦力としては心許ない。
EX-DBのデータからMSを開発していたヴェイガンとの技術格差故に、ガフラン等には全く歯が立たずあらゆる武器が通用しない上、向こうの武器は簡単にこちらの装甲を破ってくるため10年もの長期に渡って敗北し続けてきた。
だがそれはあくまで武装面、銀の杯条約が原因で長きに渡り軍事開発が出来なかったためのノウハウの乏しさがもたらすものであり、
作業用とは言えデスペラードは巨大人型兵器として長年使われてきたこともあり、その基本設計をベースとしたジェノアスは大変に優秀な機体である。
特に大がかりな改修を行わなくとも重力化、宇宙空間といった運用領域を問わない高い汎用性を持ち、パイロットや部隊ごとに
さまざまなカラーリングや改造を施された機体が存在する。
基地によってカラーバリエーションが違い、アリンストン基地配備機のカラーリングは、白とピンクのツートン。
かつてはガフランすら倒せなかったジェノアスの系譜が、最終的にここまでの大躍進を遂げたことは誰が予想できたであろうか。
バージョンアップしてもほぼ構造は基礎となったジェノアスのままであり、この機体の設計の優秀さ、度重なる改宗を受け入れるだけの汎用性の高さは他作品を見ても高い位置にあるといえる。
さすがにガフランには及ばないが、地味に数十年にも渡り、運用が続けられてきたMSであり、そういった点で見ても量産機としては破格の性能を有すると思われる。
最終更新:2025年04月22日 16:50