あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
《氷マン VS 最終兵器アニマ‐Ω》
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aioricharabattle
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《氷マン VS 最終兵器アニマ‐Ω》
冷たい風が吹きすさぶ平原。空は厚い雲に覆われ、静寂が広がっている。しかし、その静けさを切り裂くように、二つの影が対峙していた。
一人は氷の力を自在に操る男、氷マン。冷静な表情の奥には、敵を冷酷に仕留める覚悟が宿っている。
対するは、古代文明が生み出した最終兵器――アニマ‐Ω。全身を超合金で覆われた二メートルの巨体が不気味に佇む。
「戦闘モード、起動。対象――氷能力者。殲滅開始。」
アニマ‐Ωの口が赤く光り、次の瞬間、強烈な熱線が放たれた。大地が焼け焦げ、周囲には強烈な熱波が広がる。
氷マンは瞬時に足元へ氷を作り、スケートのように滑って高速で移動。熱線をギリギリでかわしながら、そのまま手を振るって鋭い氷の刃を生み出し、投げつけた。
しかし――
「破損率0%。戦闘続行。」
アニマ-Ωの装甲に命中した氷の刃は、一瞬で砕け散った。超合金で作られたボディには並の攻撃では傷一つつけられない。
「硬いな……だが、デカブツを倒す方法はいくらでもある。」
氷マンは即座に地面を凍らせ、超広範囲に氷のフィールドを展開した。凍りついた大地は氷の戦場へと変貌する。
「環境変動、検知。対策モード、起動。」
アニマ‐Ωは氷で滑ることを恐れ、その場から動かずに氷マンに向けて拳を向ける。
「ロケットパンチ。」
轟音と共に、巨大な拳が氷マンへと飛んでくる。
「やはりロボットと言えばロケットパンチだよな。」
氷マンは先を読んでいたかのように即座に氷の壁を生み出して防ぐ。しかし、あまりの威力に氷の壁は完全に砕け散ってしまった。
「思ったよりもやるな……なら、こっちも本気でいく。」
氷マンは両手を組み、巨大な氷の剣を作り出す。そして、足元の氷を利用して一気にアニマ‐Ωへと滑り込む。
「氷刃――飆!」
流れるような氷の連続切りがアニマ‐Ωの装甲に叩き込まれる。
しかし、超合金の装甲を破るには至らない。だが、代わりに装甲表面が急激に冷却され、霜が張り始めた。
しかし、超合金の装甲を破るには至らない。だが、代わりに装甲表面が急激に冷却され、霜が張り始めた。
「温度低下……動作遅延……。」
アニマ‐Ωの関節が凍りつき、動きが鈍くなる。氷マンはすかさず地面を凍らせ、さらに追撃の氷柱を生み出す。
「これで決める!」
鋭利な氷柱がアニマ‐Ωを貫こうとする。しかし、その瞬間――
「緊急対応。熱線システム、全開放。」
アニマ‐Ωは口部からの熱線をあえて放出せずに溜めこむことで全身の温度を急激に上昇させ、周囲の氷を一気に溶かし始めた。氷マンは後方に飛び退り、警戒を強める。
「チッ、厄介なことしやがる……。」
アニマ‐Ωの装甲の凍結は完全に解消され、戦いは振り出しに戻る。
「飛行システム、起動。」
背中のジェットエンジンが起動し、超合金のボディが上空に飛び上がる。
「そりゃあロボットだもんな。空ぐらい飛ぶよな…。」
氷マンは静かに息を整える。戦場は再び熱と冷気が入り混じる混沌と化した。
「このまま押し切るか、それとも策を練るべきか……。」
氷マンはいかんせん攻めあぐねている様子。一方、アニマ‐Ωは変わらぬ無機質な声で告げる。
「戦闘継続。対象――氷能力者。殲滅開始。」
上空からロケットパンチが放たれる。その拳は氷マンに向けて一直線飛んでゆく。
「氷の防御も通じないのなら、これしかない!」
氷マンは咄嗟に地面から氷を隆起させ、その勢いに乗ってジャンプすることでロケットパンチを回避する。
「想定外。対象の新しい行動パターンを記録。」
まさかの方法でロケットパンチを避けられたアニマ‐Ωは数瞬フリーズする。
「どうやらツキはこっちに向いてるみたいだな。」
氷マンはこの流れに乗って上空のアニマ‐Ωに攻撃を仕掛ける。
「氷槍――霙!」
鋭利な氷の槍が分厚い超合金の装甲を貫かんとした。
………その瞬間!
「熱線システム、再起動。」
アニマ‐Ωの口から再び熱線が放たれた。熱線は瞬く間に氷の槍を溶かし、その後ろにいた氷マンにも襲い掛かる。
「クソっ!避けられない!」
無情にも氷マンは熱線で溶かされてしまい、戦場にはアニマ‐Ωだけが残った。
勝者:アニマ‐Ω