あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
《ログ VS とても卑怯・です男 VS invader-0-00》
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aioricharabattle
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《ログ VS とても卑怯・です男 VS invader-0-00》
錆びついた鉄骨が無造作に積まれ、機械油が床を覆う工場地帯。あたりには白く淀んだガスが漂っており、金属はすぐさま酸化し腐食していく。
人体には無害だが、あらゆる機械や武器は刻一刻と脆くなっていく——この異様な戦場で、三つの狂気が火花を散らした。
【invader-0-00】
全長50メートルの巨体が、腐食性ガスの中に静かに浮かんでいた。錆にまみれてなお、超古代文明の科学技術で造られた侵略無人機兵の試作機は、機械音ひとつ立てずにホバリングしている。
腐食した外装からは赤黒い光がちらつき、内部のエネルギーが高まりつつあった。その飛行速度はマッハ15に達し、魔法を帯びたミサイル、超高圧ウォーターカッター、クラスター爆弾など、破壊兵器の数々が搭載されている。
「こいつは厄介だな……」
呟いたのは【ログ】。
無造作に転がる鉄材の上に立ち、状況を冷静に見つめていた。彼は目の前の機械兵を観察する。
腐食性のガスがミサイルの装甲を侵食しつつあること、ウォーターカッターの噴出口に小さなヒビが走っていること、その全てをわずか数秒で理解した。
彼の「超適応(ゴッドセンス)」は戦場を読み取り、自分の身体や思考を最適化していく。たとえば、攻撃を5回受ければ、それに対して身体が勝手に適応する。
環境すらも例外ではなく、火山や水中といった過酷な場所でも3分もあれば陸上と同じレベルで行動できる。
「つまり——あと5回攻撃を食らえば、俺の身体はあの斬撃に適応するわけだ。」
その時、背後から声がした。
「ログさん……今のうちに協力しませんか?このままでは我々はinvader-0-00にやられてしまう。」
黒髪の爽やかなイケメン——【とても卑怯・です男】だ。
一見すると友好的な提案に聞こえる。だがログはその裏に潜む悪意を瞬時に察知していた。
一見すると友好的な提案に聞こえる。だがログはその裏に潜む悪意を瞬時に察知していた。
彼の能力は「協力」と称して油断させ、敵同士を潰し合わせた後、最後に残った者を背後から仕留めるという冷酷無比な戦術。
その笑顔の奥には、凄惨な光景を楽しむ狂気が宿っていた。
「いいだろう。」
ログは微かに笑って答えた。その瞳は冷たい計算に満ちている。
次の瞬間——
invader-0-00の胸部が赤く輝き、魔法を帯びたミサイルが三発放たれた。腐食性のガスの影響で装甲が崩れているものの、炸裂すればこの工場地帯ごと吹き飛ぶ威力がある。
「危ない!」
とても卑怯・です男はログを突き飛ばした。その行為は一見すると彼を助けたかのように見える——が、実際は爆風の中心から自分を遠ざけるためのものだった。
だが、ログはすでにその行動を予測していた。
「フッ……読めてるよ。」
ミサイルが炸裂する寸前、ログは床に落ちている鉄材を蹴り上げ、爆風の反動を利用して宙に跳び上がる。
「おっと、手が滑った。」
ログが跳び上がったタイミングを見逃さず、とても卑怯・です男は近くにあった鉄の塊をログに投げつける。
ゴツン!
ログの跳躍は妨害され、目立った動きをしたことで逆にinvader-0-00に狙われるきっかけとなった。
invader-0-00がウォーターカッターを発射。鋭い水流が金属を断ち切り、周囲に飛沫が舞う。
invader-0-00がウォーターカッターを発射。鋭い水流が金属を断ち切り、周囲に飛沫が舞う。
ログの肩には微かな切り傷。彼の身体はすでにウォーターカッターの切れ味に適応しつつあった。あと2回食らえば、完全に無効化することができる。
「いやいやさっきはすみませんでした。応急処置をするので怪我を見せてください。」
舌の根の乾かぬ内にとても卑怯・です男が嘘丸出しで背後に忍び寄る。
「好きにしろ。」
どうやらログはとても卑怯・です男のことなんぞ気にも留めていない様子。とても卑怯・です男がどうしようと自分には無駄だという自信の表れだろうか。
ログが服に手をかけたその瞬間!
ログが服に手をかけたその瞬間!
「今だ!」
彼はナイフを抜き、ログに突き立てた。狙うのはもちろん頸動脈。
「遅い。」
ログは振り向きざまに彼の手首を掴む。そして、そのまま腐食性のガスが最も濃い場所へと投げ飛ばした。
「おい……何をする……!?」
ナイフは瞬く間に錆び、砕け散る。それと同様に、とても卑怯・です男の武器は次々と無力化されていった。
「今度は俺の番だ。」
ログは彼の腕をねじり上げ、足払いをかける。一瞬でバランスを崩したとても卑怯・です男の眼前には、ウォーターカッターの砲口を構えたinvader-0-00の姿があった。
「いや、やめ……」
その言葉が終わるより早く、invader-0-00が放ったウォーターカッターがとても卑怯・です男を貫いた。肉と骨が一瞬にして切断され、彼は気絶した。
——残るは二体。
ログは深呼吸し、invader-0-00に向き直る。
「あと2回……いや、もういい。」
彼の身体はすでにウォーターカッターをものともしない皮膚へと適応していた。そして——
目にも留まらないスピードでログはinvader-0-00の機体に飛び乗り、その胸部にあった魔法核を素手で引きちぎる。
「終わりだ。」
核を引き抜かれた瞬間、invader-0-00の光は消え、巨体は轟音と共に崩れ落ちた。
……かに思われたが
ログが勝利を確信した刹那、invader-0-00の背部装甲が静かに開いた。
「……!?」
最後の自動防衛システム——クラスター爆弾が作動。爆炎がログを包み込み、彼の身体は跳ね飛ばされた。
「チッ、こんな奥の手を隠していやがったか。」
ログは冷静に起き上がり、再びinvader-0-00に向き直る。先ほどの攻撃によって彼はクラスター爆弾にも耐性を得ており、同じ手段は通じなさそうだ。
ドドドド!
invader-0-00の腕に付いた銃口から凄まじいスピードで銃弾が放たれる。一秒間に1000発もの連射を可能とする超古代文明のオーパーツだ。
「俺に数は無意味だぞ?」
無数の弾がログの体に命中するものの、最初の数発を受けた段階で彼は銃弾に対して耐性を得ていたため、効き目は薄いように見える。
invader-0-00は懲りずに連射を続ける。相手の能力に気づいていないのか。はたまた何かしらの思惑があるのだろうか。
「バカの一つ覚えとはこのことだな。」
ログは呆れ顔で銃弾の雨を真正面から突破し、invader-0-00に対してその拳を叩き込む。
invader-0-00の錆びついたのボディにはログの攻撃を耐えられるだけの強度が残っておらず、手打ちのパンチであっても大ダメージを受けてしまう。
「期待外れだな。」
ログはinvader-0-00への失望を露にしつつとどめの一撃を叩き込む。その顔には闇よりも深い漆黒の意思じみた狂気が読み取れた。
……だが
チュィィィィン!
突如invader-0-00の左腕に隠されたチェーンソーオプションが起動し、ログを切り刻まんと振り下ろされる。
突如invader-0-00の左腕に隠されたチェーンソーオプションが起動し、ログを切り刻まんと振り下ろされる。
「なにっ!この距離じゃ避けられ……」
ギャイイイイイイン!!
ログは適応する間もなく一瞬のうちにミンチにされた。invader-0-00は血に染まった刃を構えたまま、どこを目指すでもなく歩き出した……
ログは適応する間もなく一瞬のうちにミンチにされた。invader-0-00は血に染まった刃を構えたまま、どこを目指すでもなく歩き出した……
「フンッ、大人しく私に殺されていればまだマシだったのにな。」
気絶から復帰したとても卑怯・です男が見た物は、かつては人間だったとは思えない醜い肉の残骸であった。
勝者——invader-0-00
勝者——invader-0-00