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■ 開始前
第10回以来の23時間連続決戦となる第13回大会。
 優勝争いはやはり3連覇を狙う水銀燈と
 その阻止を企てる赤木しげるを中心に
 展開されるというのが大方の予想であった。
 
 
新規参加キャラでは
ぶっちぎりのトップで予選通過したKAITOと
 開催前から多くの熱いコメを集める新規枠組の雲雀恭弥に注目が集まる。
 並居る競合の中でどこまで上位に食い込めるのか。
 
 
さて、選手権初の3連覇を目指す水銀燈は
開催日直前にローゼンメイデン原作再開という
 予想外のサプライズが発表されテンションも高まる。
 今回の水銀燈陣営の課題は早朝の弱さ克服すること。
 開始前から支援者達は早朝を頑張ろうと呼びかけ合う。
 はたしてその結果やいかに。
 
 
 
■ 前半(3/22 13:00 - 3/23 0:00)
13時、大会開始。最初の集計でトップに立ったのは水銀燈。
 開始直後の分速は350~400とかなりのハイペース。
 その後少しづつペースは下がり15時ごろには分速300程度に落ち着く。
 
 
このときの順位を確認すると1位水銀燈、微差で2位赤木。
そして3位KAITO。しかも上位との差はわずか。
 以後、優勝争いは三つ巴の展開となる。
 
 
もう1人の期待の新キャラ、雲雀も
10位付近に顔を出し前評判通りの強さを発揮する。
 
 
ローゼン姉妹達では上位常連の翠星石が5位。
そして雪華綺晶(前回42位)と真紅(前回35位)が15位付近で健闘している。
 雪華綺晶は前回シードを逃し予選に回ったことが逆に功を奏したのか
 今回は多くの固定支援者に恵まれた。
 真紅は前回開始直後にコメントが伸び悩み
 その後もシードライン付近での戦いを強いられたが
 今回はいつもの強さを取り戻したようだ。
 
 
17時、ペースを上げた赤木が水銀燈からトップを奪い取る。
この後赤木と水銀燈が激しくトップを争う混戦展開になる。
 KAITOも上位2者に離さることなく追走し、
 15分単位の集計では何度か分速1位になるなどその強さは本物である。
 
 
19時、全体的にペースダウン。
晩御飯を食べたりテレビ見たりする人が多いのだろうか。
 でも廃人支援者達にはそんなの関係ねえ。
 総合1位は赤木と水銀燈が何度か逆転を繰り返す先の読めない展開。
 
 
22時、水銀燈ペースアップ開始。
分速400強を維持しこのときトップの赤木を猛追する。
 この勢いは2時間以上続き0時には水銀燈が何度目かの逆転でトップに立つ。
 KAITOは0時の時点でトップと1万強の差であり
 後半の展開によってはまだまだ逆転可能。
 支援者達も優勝を誓い合いコメントを続ける。
 
 
 
■ 後半(3/23 00:00 - 3/23 12:00)
0時、今度は赤木がペースアップ。
 深夜に強いとされた水銀燈のお株を奪う猛烈な倍プッシュを発動する。
 瞬く間にトップを奪い返すと分速を最大500近くまで上げる。
 水銀燈は赤木の勢いに着いていけず最大100以上の分速差をつけられる。
 KAITOはさらに引き離されてしまいついに優勝争いから脱落してしまう。
 
 
3時、水銀燈動画内に赤木を分速で抜いたとの速報が飛び込む。
集計結果を確認すると確かに抜いている。
 だが赤木の分速が落ちすぎてないか?
 30分前と比較して分速が150近く下がっているのだ。
 大差をつけたことに満足して倍プッシュの勢いが衰えた?
 一時的に江頭2:50に移動した?
 これらの事象では説明のつかない赤木失速の理由はまもなく判明する。
 コメントサーバ不調によりコメを受け付けられないのだ。
 この後赤木のコメ分速は安定せず激しく上下する。
 
 
一方水銀燈のサーバはいたって順調なため、1万以上あったコメ差が急激につまる。
こんな展開で勝ったところで水銀燈陣営としても納得はいかないが
 かといって支援をやめるわけにもいかない。
 
 
4時30分。ついにサーバ復調した赤木は分速460を記録する。
こんなにも多くの赤木支援者が不透明な状況の中で
 いつになるともわからないサーバ復調を待っていたのだ。
 水銀燈も分速400を越えており、時間帯を考えたら十分にがんばっているのだが
 復活した赤木の強さはさらにその上をいく。
 
 
やがて運営からサーバ不調中の赤木陣営への
補充コメントが+13000強と発表される。
 素の差と合わせてコメ差総数は約2万。
 あまりにも大きな差だが水銀燈陣営は3連覇への望みを捨てず
 動画内で互いに励ましあいながら支援を続ける。
 眠気なんてジャンクにしてやるのだ。
 
 
6時、水銀燈が苦手とする早朝になり、
コメ分速は最小250まで落ちてしまう。
 赤木と比較して明らかに落ち方が大きい。
 得意の夜戦に負けたショックを引きずったのか
 水銀燈は課題の早朝克服にも失敗してしまったのだ。
 
 
8時、水銀燈にはローゼン姉妹やミクなどの外部支援者もだんだん増えてきたが
赤木にはまったく分速で追いつけず実質3万のコメ差をつけられてしまう。
 さすがに逆転は不可能な差で優勝争いは既に勝負あり。
 あとは順位とは関係なく純粋に銀様への愛を示すのみだ。
 
 
ラストの2時間、全キャラのコメ分速が急激に上がるが
上位2キャラのコメ分速は前回と比較して伸びは少ない。
 23時間連戦で支援者が疲れていたせいもあるが
 事実上既に順位が確定していたという理由も大きいだろう。
 
 
赤木は見事53万オーバーのコメントを記録して2回目の優勝獲得。
コメントサーバ不調もそれによる補充も関係ない完全勝利である。
 おめでとう赤木しげるとその支援者達。
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