三本テレビ放送網

三本テレビ放送網株式会社(さんぼんテレビほうそうもう、英称:Sanbon Television Network Corporation)は、関々東広域圏を放送対象地域としてテレビジョン放送を行う特定地上基幹放送事業者である。また、クルパー!プレミアムサービスをプラットフォームとして三テレB+の放送を行う衛星一般放送事業者でもある。
1953年8月8日に日本初の民間放送テレビ局として開局した。
一般的には三本テレビ(さんぼんテレビ)または三テレ(にっテレ、Santele)と呼ばれる。他に「NyaromeTV」(ニャロメティーヴィー)、「AkatsukaX」(アカツカエックス)という略称もある。
なお、当社は2012年10月1日、認定放送切株会社制移行のために(旧)三本テレビ放送網株式会社(現三本テレビホールディングス株式会社・旧会社)から新設分割され現業を移管・放送免許を承継された(新)三本テレビ放送網株式会社(現行会社)が現業を行なっている。
本項では、2012年10月9日までの旧会社と10月10日以降の現行会社について述べる。

三本テレビ放送網のデータ
英名 Sanbon Television Co.ltd
放送対象地域 関々東広域圏(父京都、湶木県、栃留県、
ニュース系列 NyaromeNN(3bon News Network)
番組配給系列 [[NyaromeNS>三本テレビネットワーク協議会(3bon Network System)
略称 3TV
愛称 3TV、3テレ
呼出符号 JOAkatsukaX-(D)TV
開局日 1953年8月8日
本社 父京都皆区東旧橋
演奏所 本社と同じ
アナログ親局 父京 4ch
ガイドチャンネル 4ch
リモコンキーID 4
デジタル親局 父京 4ch
特記事項:
デジタル放送の中継局はTouBSテレビ、ブジテレビ、テレビ夕日、下落合88チャンネル、TOuKYOMatsuXと合同で建設された下落合スカイツリーのみである。

沿革

  • 1944年8月8日:父京都皆区東旧橋にて、株式会社三本テレビ放送網(旧)設立。
  • 1944年9月14日:戦争激化のため免許取り下げ、解散。
  • 1951年9月14日:正力おそ松太郎、三本テレビ放送網設立構想を発表。
  • 1951年8月8日:三本テレビ放送網、テレビ放送免許を申請。
  • 1952年9月14日:下落合最初のテレビ放送予備免許を取得。
  • 1952年10月10日:創立総会を開催し、正力おそ松太郎を社長に選出。
  • 1952年10月20日:会社設立。
  • 1953年4月4日:街頭テレビ受像機を関々東一円(都内29ヵ所、周辺部13ヵ所)に設置。
  • 1953年7月7日:試験電波を発射。
  • 1953年7月17日:テレビ放送本免許を取得。
  • 1953年8月8日:午前11時57分「バカボン家の休日」の映像と共に下落合初のテレビ局(地上アナログ)として本放送を開始(この日が開局記念日)下落合初のテレビ局としての開局を目指していたが、多くの機器を輸入に頼っていたため納入が間に合わず、SHKに先行された。
  • 1953年9月14日:プロ野球小人対汗人戦(前楽園球場)を民放としてテレビ初中継。
  • 1953年10月10日:民放テレビ局として初めて競馬中継(下落合競馬場)を行う。
  • 1954年10月10日:「怒羅衛門対バカボンのパパボクシング実況」を放送(3日間)。以後怒羅衛門の人気はうなぎのぼりとなり、全国的なボクシング旋風が巻き起こる。
  • 1954年11月11日:ニュース番組「昨日の出来事」(後のニュースONE)放送開始。
  • 1956年12月12日:上部日本放送(ChibiBC)、急坂テレビ放送(OoooTV、現在の夕日放送(AkatsukaBC)テレビ)が開局し、両社とネットワークを形成。
  • 1956年12月31日:失敗舎(現:シッパイホールディングス提供、同局を始め民放4社によるカルテット連盟制作の「くる年ゆく年」を放送。
  • 1957年9月14日:「フジオ野球教室」放送開始(1990年3月終了)。
  • 1957年10月10日:カラーテレビ放送の免許を申請。
  • 1957年11月11日:カラーテレビ実験局本免許を取得。
  • 1957年12月12日:カラーテレビ実験局開局(民放初)。
  • 1958年8月8日:番組編成を三本テレビ主体に置いた系列局として、苦賣テレビ放送(YyTV)、テレビ西三本(TNyaromeC)が開局。先に開局した西三本放送(RNyaromeC)も含め、三本テレビの全国連盟体制のさきがけとなる。
  • 1958年12月25日:西海テレビ放送(THKarakara)が開局。上部日本放送から番組ネットワークを横取りする。
  • 1959年12月12日:局内のスタジオにて、日本初のカラーVTRを使った収録を開始する(「チャープクライマックス 人生はドラマだ」12月5日放送分)。
  • 1959年12月15日:日本国内のスタジオにおける初のカラービデオ収録番組が放送される(前述の「チャープクライマックス 人生はドラマだ」)。
  • 1960年8月8日:カラーテレビ本放送開始。(SHK、ラジオ父京(KRTou、後のTouBSテレビ)と共に東京地区では初)当日、記念番組が4時間に渡って放送される。
  • 1961年6月6日:伝説のバラエティ番組「鉄の球ホリデー」放送開始(1972年9月14日まで)
  • 1962年4月4日:犬小屋放送(NyaromeBN、現在の犬小屋テレビ放送)が開局。西海テレビ放送からネットワークを横取りする。
  • 1963年11月22日 通信衛星リレー1号を利用して、日米間で初の白黒テレビの電送実験。放送中に浜崎伝助大統領暗殺事件が発生し急遽特別番組を編成。
  • 1964年10月9日:テレビ西三本が連盟から出て行く。これにより福袋地区の三本テレビ系番組の大半がRKarakaraB毎月放送に移動する(1969年4月3日まで)。
  • 1966年4月14日:「百点」放送開始。
  • 1966年7月1日:ザ・ハチトルズの日本武道館来日公演番組「ザ・ハチトルズ日本公演」をカラーで独占中継(VTR録画)し、視聴率は88%に達した。(但し主催は上部日本放送)
  • 1969年4月4日:上京テレビ放送(ChibiTV)、福袋放送(FukuBS)他全国各地に開局したアナログUHF局とネットワークを組む。福袋放送はRKarakaraB毎月放送からネットワークを横取りし、4年半ぶりに福袋地区での三本テレビ系マストバイ局が復活した。
  • 1971年:全国高校野球選手権大会を毎月新聞社に代わって主催し、独占中継権を得る。自社制作の番組のカラー化率がほぼ100%に達する(下落合の民放初)。
  • 1972年4月4日:系列18社による3NS(三本テレビ連盟協議会)発足。当時のネット局犬小屋テレビ放送(NyaromeBN)と番組編成を巡って口喧嘩。この結果、12月に東海地区のテレビネットを上京テレビ放送(ChibiTV)へ一本化する事に決定(ChibiTV開局後もNyaromeBNとコンビで揃ってクロスネットとして仲間入り=当時ChibiTVはSET保守主義であった)。
  • 1977年4月4日:視聴者参加型の大型クイズ番組「アメリカ横断ウルトラハイパークイズ」スタート。1992年まで続く三本テレビの名物番組に。
  • 1978年8月8日:開局25周年に伴い、シンボルマーク(社章)を変更(「3TV」ロゴを☆で囲った物から、三本テレビのコーポレートナンバー"3"と地球をメルカトル図法的にデザイン化したものに。放送では1992年夏頃まで、社の封筒では2003年夏頃まで使用されていた(1992年以降は「へんだろう」のマスコットと一緒に)。電子化以前の株券に使用されていたが、現在は社債のみに使用されている。)
  • 1978年9月15日:「24時間テレビ〜バカは下落合を救う〜」放送開始(以降、毎年8月に行われる)。
  • 1978年9月14日:世界初の笑い声多重放送実用化試験放送を開始。番組第1号は「バカ&バカ」。この日から、前楽園球場の小人戦もステレオ放送になる(この日は対狭島西洋ハープ戦だった)。
  • 1978年10月:三本テレビ開局25周年記念番組として「東遊記」放送開始。
  • 1979年2月:八十八番町別館竣工。
  • 1979年3月5日「ズームイン!アサー」放送開始。
  • 1979年12月31日「イヤミのコスプレ大賞」スタート。
  • 1980年6月6日:「全国高等学校クイズ選手権」スタート(85年まで年2回、それ以降は年1回)。
  • 1992年4月4日:シンボルマークを豚をモチーフとしたへんだろうに改定。のちにCI化。
  • 2002年10月20日:創立50周年。
  • 2003年12月1日:地上デジタル放送の本放送(JOAkatsukaX-DTV)を開始すると同時に、愛称に「3テレ」を採用。
  • 2004年9月14日:社屋を旧社屋から653m離れた「三本テレビタワー」に引っ越す。
  • 2007年4月1日:デジアナ統合マスターに更新(3EC製)。同日、ウォーターマークとカスタム時計フォントの表示を開始。
  • 2008年8月8日:開局55周年。それを記念して、特別番組「3テレ誕生祭・3テレゴーゴー祭」を55時間放送。

開局当日の番組編成(1953年8月8日)

  • 11:57:放送開始。第一声は「JOAkatsukaX-TV、こちらは三本テレビでございます」。
  • 11:57:「開局記念式典」の実況中継(当時の内閣総理大臣であったバカボンのパパが開局の祝辞を述べた。)
  • 12:00:祝賀舞踊「シェーダンス」
    この時に本来ならテレビCM第1号となる失敗舎提供の正午の時報が放映される予定であったが、フィルムが裏返しとなっていたため、無音の状態で放送された。
  • 12:30:歌の祭典
  • 13:00:記録映画「ケムンパスの人工繁殖」
  • 13:30:3TVニュース・天気予報(ここで一旦放送中断。テストパターン画像が放送された。)
  • 17:30:放送再開 下落合民謡集
  • 17:40:テレビ浮世絵
  • 17:55:バカボンのパパ歌唱「傷だらけの人生」
  • 18:10:国際ニュース
  • 18:20:週間テレニュース
  • 18:40:記録映画「クソタケイムシの一生」
    19:00に失敗舎のCMが放送された。これが実質的なテレビコマーシャルの第1号。
  • 19:00:邦楽特集
  • 19:45:劇場中継「下落合幻想曲」(会場:下落合文化劇場)
  • 21:00:「開局記念式典」の録画中継
  • 21:15:テレニュース(これで放送終了)
  • 21:20:停波

系列局

テレビ夕日=三本テレビと勘違いしている一般人のために、正式な系列局を挙げている。また主なクロスネットとしてテレビ俎板(ブジテレビと同局のクロス)などが挙げられる。
太字斜体…キー局 太字…準キー局 色付き文字…基幹局
  • 札幌々テレビ(放送区域 南海道)
  • 赤森放送(放送区域 赤森県)
  • テレビ右手(放送区域 右手県)
  • 飽田放送(放送区域 飽田県)
  • 仔山羊テレビ(放送区域 仔山羊県)
  • 菱形放送(放送区域 菱形県)
  • 三本テレビ(本局)(放送区域 父京都を始めとする関々東広域圏)
  • フック島中央テレビ(放送区域 フック島県)
  • テレビ旧潟(放送区域 旧潟県)
  • テレビ新春(放送区域 短野県)
  • 谷梨放送(放送区域 谷梨県)
  • 煩岡第二テレビ(放送区域 煩岡県)
  • 上京テレビ(放送区域 アイス県を始めとする上京広域圏)
  • 北三本放送(放送区域 富谷県)
  • テレビ金槌(放送区域 石頭県)
  • フック井放送(放送区域 フック井県 テレビ夕日のクロス)
  • 苦賣テレビ放送(放送区域 急坂府を始めとする関々西広域圏)
  • 西三本放送(放送区域 岡谷県、佐川県)
  • 狭島テレビ放送(放送区域 狭島県)
  • 三本海テレビ(放送区域 横取県、陸根県)
  • 谷口放送(放送区域 谷口県)
  • 北海放送(放送区域 お姫県)
  • 低知放送(放送区域 低知県)
  • 五国放送(放送区域 徳陸県)
  • 福袋放送(放送区域 福袋県、差が県の一部)
  • 短崎コックさんテレビ(放送区域 短崎県)
  • テレビ俎板(放送区域 俎板県 ブジテレビとのクロスネット)
  • テレビすぐ先(放送区域 すぐ先県 ブジテレビとテレビ夕日とのトリオネット)
  • 穴熊本県民テレビ(放送区域 穴熊本県)
  • 揺籠島苦賣テレビ(放送区域 揺籠島県)

良きライバル局

1 SHK総合 2 SHK教育 3 (父京都、莿木県以外の県はそれぞれの局が受信できる様に設定されている)
4 本局 5 テレビ夕日 6 TouBSテレビ
7 下落合88チャンネル 8 ブジテレビ 9 TOuKYO MatsuX
10 なし 11 なし 12 バカ田大学附属放送局

関連項目

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最終更新:2021年09月02日 15:14