作者:雨後
タイトル:戦闘報告書
イデア屋上に数人の鑑識官とスーツの女性が一人数時間前の戦闘を保存 記録していた。
「戦闘らしき痕跡が多いが、どうもおかしなモノが混じっているな」
スーツの女性は外壁 地面の傷を見ていた、鑑識の結果を見なくとも異形絡みの事件だということは明白だった。
そこに、スーツを着た男性が近づいてきた。
そこに、スーツを着た男性が近づいてきた。
「街の中にいた見える捜査官がイデアに向かって走っていた異形を目撃していました」
「それで、どんな奴か分かったのか」
「捜査官によると銀色の西洋甲冑だそうで」
「それで、どんな奴か分かったのか」
「捜査官によると銀色の西洋甲冑だそうで」
スーツ女性はしばらく考え込むと地面が陥没しているところに歩いた。
「もし真っ直ぐここに来たのならば方角的にはこっちになるな」
「そうです、捜査官もイデアへほぼ直線ルートで向かっていたと言っています」
「んーそうなると・・・君、ここから真っ直ぐで何が見える」
「え~・・・“山”・・・ですか」
「そうだな“山”が見えるな」
「ならその異形はあの“山”から来たことになるのでしょうか」
「それを調べるのが私達の仕事だ」
「そうです、捜査官もイデアへほぼ直線ルートで向かっていたと言っています」
「んーそうなると・・・君、ここから真っ直ぐで何が見える」
「え~・・・“山”・・・ですか」
「そうだな“山”が見えるな」
「ならその異形はあの“山”から来たことになるのでしょうか」
「それを調べるのが私達の仕事だ」
スーツ女性は屋上から出ると赤のクーパーに乗り込みその山に向かって走り出した。
晩御飯の支度を始めた命、嵐、光は台所へ、銀はバーンシュタインに話をしにいっていた。
「バーンシュタイン教えてくれ」
「何をかね」
「俺は命の危険を察知したことまでは何となくだが異形としての能力や本能的な物を感じたんだが問題は戦闘だ」
「戦闘がどうかしたのかね仮にも私の感染者なんだ、半端な異形に退けはとらんと思うがね」
「戦闘時に持っていないはずの武器が手の中にあった、それに無意識に武器を使い分けることが出来た」
「そのことか・・・そうだそれが私の能力、私は千武と呼んでいるがね」
「じゃあこの鎧も千武の一つじゃないのか」
「何をかね」
「俺は命の危険を察知したことまでは何となくだが異形としての能力や本能的な物を感じたんだが問題は戦闘だ」
「戦闘がどうかしたのかね仮にも私の感染者なんだ、半端な異形に退けはとらんと思うがね」
「戦闘時に持っていないはずの武器が手の中にあった、それに無意識に武器を使い分けることが出来た」
「そのことか・・・そうだそれが私の能力、私は千武と呼んでいるがね」
「じゃあこの鎧も千武の一つじゃないのか」
バーンシュタインは少し考えた。
「それはないな」
「なぜ」
「私の千武の中に鎧は刻まれていないからだ」
「鎧が刻まれていない」
「この能力は私を倒そう、殺そうとした武器をその身に受け記憶する能力だ。つまり、鎧の攻撃を受けることはないから千武に鎧は存在しない」
「じゃあこの鎧は何だ」
「それは私が調べておこう」
「なぜ」
「私の千武の中に鎧は刻まれていないからだ」
「鎧が刻まれていない」
「この能力は私を倒そう、殺そうとした武器をその身に受け記憶する能力だ。つまり、鎧の攻撃を受けることはないから千武に鎧は存在しない」
「じゃあこの鎧は何だ」
「それは私が調べておこう」
西園寺一家が席に着き小メイド達も集まってきた。
「それではいただきます」
全員で食事を行う西園寺家の食事は賑やかで一家団欒を絵に描いたような状況だ、しかし鎧と小メイドが少し・・・かなり浮いてはいるが問題は無いだろう。それが西園寺家なのだから。
食事を終え小メイド達と命達が片付けを始めたころ外から車のエンジン音が響きわたった。
「僕が出よう」
聖は扉に向かっていった
「どちらさまで」
「私だ西園寺」
「私だ西園寺」
門の前にはクーパーが止まりそこに居たのはスーツの女性だった。
「こんばんは上条さん、こんな時間にどうしたんですか」
彼女、上条竜子は聖をにらみながら話を続けた。
「お前最近異形を匿ってないか」
「いやだな~僕の家にはバーンシュタインがいますよ」
「そんなことは知っている、お前銀色の西洋甲冑の異形を知らないか」
「はぁ~そうですね、落ち武者なら何となく分かるんですが甲冑はしらないですね」
「本当か」
「本当ですよ~」
「いやだな~僕の家にはバーンシュタインがいますよ」
「そんなことは知っている、お前銀色の西洋甲冑の異形を知らないか」
「はぁ~そうですね、落ち武者なら何となく分かるんですが甲冑はしらないですね」
「本当か」
「本当ですよ~」
しかし竜子は帰ってくれそうも無く上がっていいかと聞いてきた
「はぁあどうぞ」
竜子の右手はポケットにいれられゆっくりと歩いていった。
すると廊下でバーンシュタインと出会った
すると廊下でバーンシュタインと出会った
「こんばんは竜子君どうしたのかね」
「これはバーンシュタイン卿、捜査です」
「何か見つかったかね」
「何かあるといいのですが」
「それと家の中でニューナンブを使わないように、何かあったら私が何とかしよう」
「これはバーンシュタイン卿、捜査です」
「何か見つかったかね」
「何かあるといいのですが」
「それと家の中でニューナンブを使わないように、何かあったら私が何とかしよう」
すると竜子はポケットから手をゆっくり出した。
「うむよろしい」
バーンシュタインは部屋に戻っていった。
「なぜあれほどの魔人がお前の家にいるのかいまだに分からん」
「彼は確かに魔人ですが人間が思うような魔人ではないのですよ」
「彼は確かに魔人ですが人間が思うような魔人ではないのですよ」
リビングでは、歩き片付けを終えた小メイド達があちこちに散らばり、光達はお茶を飲んでいた。
「なぁ聖」
「なんでしょう」
「メイドの数増えてないか」
「さぁ数えたこと無いので」
「まぁバーンシュタインに付いてきたメイドだからな」
「そうですね」
「なんでしょう」
「メイドの数増えてないか」
「さぁ数えたこと無いので」
「まぁバーンシュタインに付いてきたメイドだからな」
「そうですね」
そして廊下から出ようとした時部屋の片隅に立つ西洋甲冑が眼に入った。
「おい聖」
「なんでしょう」
「この不自然な置物はなんだ」
「蔵から出てきた鎧です、何となく気に入ったのでもってきたんですよ」
「そうか、これ夜中とかに勝手に動かないか」
「さぁミタコトナイデスヨ」
「なんでしょう」
「この不自然な置物はなんだ」
「蔵から出てきた鎧です、何となく気に入ったのでもってきたんですよ」
「そうか、これ夜中とかに勝手に動かないか」
「さぁミタコトナイデスヨ」
僅かに言葉に変化が見られたが竜子は気付かなかったようだ。しかし竜子は携帯電話をとりだし写真を撮っていた。
「そうだな、今晩はこれで帰らせいただこう」
「そうですかそれでは」
「そうですかそれでは」
「あぁまた来る」