裸だったら何が悪い!~ヒイロ―! ヒイロ―!~(後編) ◆qh.kxdFkfM
休めと言われた以上、休むしかない。でなければ後々彼に休めと言えなくなる。それにこれは一種の信頼の証でもある。
何だか言い訳のように聞こえる、と
ファサリナは自嘲して湯船から立ち上がった。
長く豊かな髪、たわわに実った果実、背中を走る痛々しい傷痕……。それらを羞恥心の欠片もなく晒し、小屋に入っていく。
(それにしてもここのお風呂はサービスいいですね)
服を洗って乾かす機械から、座っているだけでマッサージしてくれる椅子、よく冷えた色々な種類の牛乳が入った冷蔵庫……。小屋の中にはそんな便利なものであふれていた。
「あ”あ”あ”あ”……!」
扇風機に声をあててみると、なかなかおもしろい。ああ、だめだ。いくら休むといってもここまで気を抜いては……。
(しかし困りました)
現状を整理すると、あまり事態は好転していない。
ヒイロ・ユイという仲間を得たとはいえ、
首輪の解除方法、主催の居場所、ここから脱出する手立て……最低でもこれらの問題をクリアしなければならない。
首輪は彼女のものを入手したとは言え、解除できるかどうかは別問題なのだ。最悪それが主催に露見して自分たちも開会式の少女のような結末になるかもしれない。
「……くしゅんっ」
とりあえず今は服を着よう。備え付けのバスローブを身につけ、バスタオルで水気を取り除く。さて、何をしよう。食事もすませたし、入浴もさきほど行った。
「あら……?」
小屋の隅に、角ばった箱があった。ブラウン管があるということは、モニター――通信機の一種なのだろうか。スイッチらしき突起を押してみる。
『イエース!』
「あら、あらあらあら」
裸の男女がくんずほぐれつ……。普通の乙女なら赤面し、直視できないであろうが、ファサリナは違う。そっち方面ではエキスパートなのだ。
「まあ、これは……下手ですね」
禿げた男ががんばって腰を振っているが、所詮そこまで。それで気持ち良くなるのは男だけだ、女はむしろその前の段階で気持ちを高めなければならない。
『イエース!』
「他には……」
ダイヤルを回すと、別の映像に切り替わる。
『赤レンジャイ!』
キュピーン
『黄レンジャイ!』
キュピーン
『赤レンジャイ!』
キュピーン
『赤レンジャイ』
キュピーン
『黄レンジャイ!』
キュピーン
『五人そろって――!』
『ゴレンジャイ!』
次
『あつしさーん』
『はい』
『枕抱きしめたかわいさアピールは事務所の方針ですか? それともご本人のご趣味ですか?』
『いや、あれはあのー、俺のリアルパジャマとリアル枕でー』
『恥ずかしー』
『あのー』
次
『いらない。私はこの人以外、何もいらない』
次
『舞い上がりなぁ――飛翔滑走翼ぅ――!』
次
『こんにちは!』
『こんにちは!』
『最近暑くなってきたね』
『そうですね!』
次
『イエース!』
次
『おかしいやないか! 何で赤三人で黄色が二人やねん』
『あのーだから僕らはそのー、色とかそういうんじゃないから。
一人ひとりの個性見てもらいたいから』
『そんなんわかれへんやん。そんなもんお前――ちびっ子は見た目やで』
『でもそれは努力でなんとかなっていくと思うし。まあ、見た感じ同じ赤に見えるかもしれんけど、
彼すごいお母さん思いなとこあって、ひとつすごいいい話あんねんけど』
『いや、そんなんええ。そんなんどうでもええねん。見た目のこと言うてんねや』
次
『フハハハハ! 新人賞もとったしィ、これで俺は立派な声優だァ!
もう弱い生物なんかじゃねェンだよおおおお!』
次
『合ってるでしょう?』
次
『うぱ――――!?』
次
『それじゃあ、明日来てくれるかな!?』
『いいとも!』
次
『イエース!』
次
『あ、僕ほんなら緑やりますから』
『あ、ホンマ?』
『ほんなら僕も緑』
『いや、なんでやねん!』
「くすっ。ふふふふふ……」
映像データの一種だろうか。通信機ではなかったが、これはなかなか興味深い。
できれば持ち帰りたいところだが、ケーブルと直結する有線式のようで、映像までは運び出せないだろう。
エンドレス・イリュージョンに戻った暁には、計画のひとつとして提案してみようか。
「何をしている」
「面白いものがありましたので」
ファサリナの視線を追ったヒイロは表情ひとつ崩さずに、
「テレビがそんなに珍しいか」
「こちらの星にはなかったものですから。それより、もういいのですか?」
「ああ。決着はつけた。任務を続行する」
「これからどうしましょうか」
「ここから北に船がある……可能性がある」
「発見したわけではないのですか?」
「移動中に話す。それより」
ヒイロはメモ用紙と筆記用具を取り出し、さらさらと何かを書き、ファサリナにそれを見せた。
着替え始めた彼女はそんな記号のような羅列にまったく見覚えがなく、首を横に振る。
■
『太陽光発電所崩壊に伴い、エネルギー確保・発電機保護のため、“ジングウ”を火口より船底直下の海底に移送致しました。
また、緊急的措置として“電池”の使用許可が求められています。反対意見があればその旨は遠藤へお伝えください
帝愛グル―プ』
(電池……大型コンデンサーのことか……?)
結論から言えば『火口』と『間欠泉』は地下で繋がっていた。帝愛が何らかの細工をするために用意した空間のようだ。
どちらも普通は調べようとは思わない場所である。特にわざわざ地下に潜ろうとする馬鹿はそうはいない。見事なカモフラージュだ。
内部の全容は明らかにできなかったが、収穫はあった。どうやら主催も一枚岩ではないらしい。裏切り者か、工作員か、どちらにしろ参加者の手助けをする者がいる。
城の件にしろ、この件にしろ、話が出来過ぎている。城に置いてあった、このツインバスターライフルを模した兵器。
威力はゼロのそれに遠く及ばないが、携行兵器としては申し分ない。一発であの場にいたものあったものはすべて消し飛んでしまった。
(支給品に手を加えられるということは、かなりの権力者……いや、それならすでに計画は頓挫しているか)
通信機をそのまま支給品にすれば反対か妨害の可能性がある。だから、紙片に細工をし、現地で参加者に入手させた。
主催もおいそれと殺し合いの渦中へ飛び込もうとしないだろう。それを見越しての援助、とヒイロは推察した。
さらにゲームの根幹へ近づけるように配置しているあたり、中々の切れ者だ。
(問題はこの後だ。結界というのが何を意味するのかわからない以上、迂闊に手は出せない。
しかし、修復を依頼するということは、それが帝愛のアドバンテージである可能性は高い。
調査の必要はあるだろう。
通信機はゼロと併用すればハッキングくらいならできるか? しかしリスクが大きい。まずは首輪の解除が先決か。
だが首輪がコンピュータによる通信制御ならクラッキングをした方が確実だ。ジャミングの効果を確かめるためにも一度仕掛けてみるか……?)
反対側の通路の奥にあり、奇跡的に損壊を免れた大型リフトの上、ガンダムの中でヒイロは瞑目している。
おそらくこの坑道も立体映像と本物の間欠泉を織り交ぜて隠しているのだろう。
通信機とゼロシステムを機体に接続したのはいいが、何分問題がオカルト方面なので、考えあぐねている。
ゼロシステムを使うには、まだまだ不確定情報が多すぎる。これでは予測は不可能。
ポケットの中にある首輪を解析したいのはやまやまだが、専用の工具や施設が欲しいところだ。
地図を見たところ『ショッピングセンター』や工業地帯、宇宙開発局にありそうなものだが……。
(参加者の減少に対して、死者は増加。これは依然としてゲームに乗った者――それも強者が活動しているということ。
不用意に下山をするのは無謀だ。ゼロと首輪を渡すわけにはいかない。そして、俺は死ぬわけにはいかない)
彼女の首輪をそっと握る。殺すはずであった彼女、護るはずであった彼女、どちらもかなわなくなった彼女……。
(すべてが狂っているのなら、俺は自分を信じて戦う。リリーナ、力を貸してくれ)
バスターライフルのトリガーを引く時、つくづく思い知らされた。自分には戦うことしか――壊すことと殺すことしかできない。
完全平和主義を唱えることも、コロニ―を率いることも、地球を治めることもできはしないのだ。
ならば、いずれ現れるだろう彼女の遺志を継ぐ者のために引き金を引こう。対話による平和は脆く儚い。
だから、自分のような人間が必要になる。しかし、兵士はただの力でしかない。そこから平和は、幸福は、未来は紡がれない。
それを作るのは第二、第三の『リリーナ』だ。ヒイロ・ユイという兵器ではない。
(帝愛グループ……お前たちを排除する。狂った奴を……俺は殺す。過去の清算でもなく、リリーナの仇討ちでもなく、未来のために)
仮面の扇動者『ゼロ』のような人間も排除しなければならない。あれは平和を蹂躙し、悲しく惨めな戦争の歴史を繰り返してしまう。
ここで流れを食い止めなければ、また自分のような人間が必要となってくる。そうなれば、悲劇という名の歴史がいつまでも続く。
不穏分子を殲滅し、後に残される未来をリリーナのような人間に託す。
そうして初めて、自分はもう誰も殺さずにすむ。
そうして初めて、『ヒイロ・ユイ』をやめられる。
「では、主催は『ギャンブル船』に?」
「わからない。しかし何らかの手掛かりはあるだろう」
B-2の入り江にあった複数のモーターボートのひとつ(燃料が十分に残っているのはこれしかなかった)の上に、二人はいた。
『ギャンブル船』から『間欠泉』に移動する場合、陸路より海路を使用した方がはるかに安全だ。空路の可能性もあるが、それでは目立つだろう。
それより参加者の目が向かない外周の海を使った方が得策だ。禁止エリアもヒントになった。一見すればただの範囲縮小にしか見えない、見事なカムフラージュ。
隠蔽と扇動の一石二鳥。
(主催打倒を目指すなら、まず『敵のアジト』かすでに閉鎖された『櫓』を疑うだろう。しかしそれは餌にすぎない。
よく見れば『ギャンブル船』への道は、東側を禁止エリアで固められ、さらに陸路を分断されている。
そしてボートの隠蔽と海路の分断。これで参加者が自然に到達することを防ぎつつ、参加者同士の接触を促している。
それに船という特性上、離脱することも可能だ)
禁止エリアの件は首輪を解除すれば片付く。ハッキングも人目につかなければどこでもいい。
それを考慮して、今後どうするかだが……。
「結界について何か知っているか」
「決壊? ダムでも見つけたんですか?」
「…………」
まずは『心霊スポット』を調査し、結界について調べる必要がある。それが済んでから一度地図の外へ向かってみるのも手だ。
無事外界へ出られるのであれば、そこで救難信号を発信すればいい。もっとも、それを奴らが想定していないとは考えにくいが。
「そういえばヒイロ、『城』でこのようなものを見つけたのですが」
ファサリナが取り出したのは、マル秘と書かれた1枚のディスクとノートパソコン。「セットになっていましたから、これでデータを読みとれると思います」
「わかった。船を一時停止させる」
「それと、その間に食事をとってください」
「…………任務、了解」
食料を取り出す傍ら、ディスクをノートパソコンに吸い込ませる。
すぐに内容を認識し、秘められたプログラムは作動した。
どうやら、何かを撮影した動画のようだ。ビデオメールか何かだろうか。
忍野メメのメッセージかもしれない。しかし、あんな野晒しの状態での設置は感心しない。
それとも何かの罠か警告か――――。
そんな疑問は、次の瞬間に吹き飛んだ。
《再生》
風呂。それは心のふるさと。世間の汚れを洗い流し、身も心も清める浄化の場。
それは神聖にして不可侵。誰しもが持ちうる心の壁。
しかし、こうは考えられないだろうか。その境界を踏み越えることで辿り着ける境地があるのでは、と。
私達は服を着て産まれてきたわけではない。裸だ。裸なのだ。裸だったら何が悪い。
むしろ誇れ、裸であることに。そう、衣服など欺瞞、秘匿、逃避でしかない。
人類が長きに渡り目を背け、耳を塞ぎ、口を閉じてきた大罪。
故に私達は直視しなければならない。耳を傾けなければならない。
それがどんなに愚かなことか。それがどんなにもったいな――――いや、卑しいことか。
諸君、目覚めよ。そして懺悔せよ。自らが本来流すべきだった汚れを。
【脱衣-Datsui-】
湯船で戯れる少女たち。それは他人の視線を気にしない、自然体の彼女たちの姿だ。
その湯を弾く瑞々しい柔肌を惜し気もなく晒す乙女たちを誰が責められよう。
――――龍門■透華。
長い豊かな金髪をその白い肌に纏わせ、佇む姿は妖艶さと可憐さを兼ね備えている。
あまり自己主張のしない膨らみは、彼女の精神の幼さと未熟さを体現しているのかもしれない。
しかし、そうした青さが、この少女の気丈さと相まって、微笑ましくも、喜ばしいのだ。
――――竹■久。
龍門渕透華と同様、控えめな膨らみだが、その懐は感受性と包容力に満ちている。
流れる湯が赤毛を頬やうなじに張りつかせ、その様は何とも艶かしい。
時折漏れる、「んっ……」という声もまた、人の心を掴んで放さない。
――――天■衣。
歳はもう女子高生のそれながら、そのまっ平らな雪原を思わせる体は、やはりお子様という感は拭えない。
不毛地帯の断層を隠さず、浴場を駆ける姿は、童心ゆえの神聖さと言ったところ。
泡が体を這いまわると、「あっ、ひゃっ、くすぐったいよとーかぁ」と反応する様はなんとも感慨深い。
――――福路■穂子。
でかい。ただでかい。大艦巨砲主義のそれは彼女の母性と慈愛の塊だ。とは言っても、実際にそれが溢れだすことはまだない。
しかし、期待せざるを得ないのは、悲しいかな、人間の性であろう。彼女が誰かに慕われるのは、人間性もさることながら、
そうしたグラマラスな姿態によるものかもしれない。湯がその山と山との間にできた谷に溜まるのは、見ていて色々持て余す。
――――加治■ゆみ。
スレンダーな体つきながら、出るところは出て、引っ込んでいることは引っ込んでいる。言わば、計算された美。
無意識ながらそうした芸術を確立する彼女のそれは、まさしく天からの贈り物。神に愛された者の身。
セミロングの髪を振り乱し、好意の対象と戯れる彼女はやはり美しい。「こ、こら! そんなところに指を――あぁんッ!」
――――東■桃子。
前述の福路■穂子には劣るものの、彼女のそれは豊満なものだ。惜しむらくは、それを実際にはよく見れないことである。
存在感の希薄さとは裏腹に、桜色を頂点とするそれは自身の存在を強く主張する。加治■ゆみの背でぐにゅっと潰れる様子を見れば、
それがどれほどのポテンシャルを秘めているかがよくわかるはずだ。それだけの物量でなぜ認識されないのだ、
東横桃子よ。
『ヒイロ―! ヒイロ―!』
『叫ぶな。誰かに見つかる』
『いえ、ずいぶん熱心に見ていたものですから』
『主催が秘匿していた程だ。何か重要な情報が隠されているかもしれない』
『むしろ全然隠してないですよ。丸出しです』
『ああ。解像度から見て、かなりの技術だ』
『あのー、ヒイロはそんなに見たいんですか?』
『さっきからそう言っている』
『そうですか。そうですよね、ヒイロも……男の子ですものね……』
『何の話だ』
【A-1/海上/1日目/日中】
【ヒイロ・ユイ@新機動戦記ガンダムW】
[状態]:左肩に銃創(治療済み)
[服装]:普段着(Tシャツに半ズボン)
[装備]:コルト ガバメント(自動銃/2/7発/予備7x5発)@現実、M67破片手榴弾x*********@現実(ファサリナとはんぶんこした)、大型マチェット@現実
[道具]:基本支給品一式、『ガンダムVSガンダムVSヨロイVSナイトメアフレーム~
戦場の絆~』解説冊子、シャベル@現実
Oガンダム@現実(通信機、ゼロシステム@新機動戦記ガンダムW )、落下杖@新機動戦記ガンダムW、GNツインバスターライフル
GNチャージキット×4、
リリーナ・ドーリアンの首輪
[思考] 基本:主催を倒し、可能ならリリーナを蘇生させる
0:湯気やノイズがなくてよく見える。ファサリナ、何だその目は
1:心霊スポットを調査、結界について調べる
2:ゼロなどの明確な危険人物の排除
[備考]
※参戦時期は未定。少なくとも37話「ゼロ対エピオン」の最後以降。
※
ヴァンを同志の敵と認識しています
※ファサリナの言う異星云々の話に少し信憑性を感じ始めています。
※ファサリナのことは主催に対抗する協力者として認識しています。
※それと同時に、殺し合いに乗りうる人物として警戒もしています。
※忍野メメという人物が味方の工作員かもしれないと疑っています。
【落下杖@新機動戦記ガンダムW】
デュオ・マックスウェルがヒイロ・ユイを地球圏統一連合の医療施設から救出・脱出する際に使用した道具。再利用可能。
一見したところロフストランド杖(松葉杖の一種)だが、先端から発生するビームローターを回転させることで高所からの降下速度を制御する。
一人用であり、複数人での使用は想定していない。また、これによって飛行することも出来ない。
【GNツインバスターライフル@オリジナル】
ウイングガンダムゼロのメイン武装を小型化したもの。
GN粒子により軽量化と無反動に成功しており、女性や子供でも扱える。
射程距離は100メートルと短く、一発撃つごとに約1時間のチャージが必要。
毒性の強い擬似GN粒子を用いているため、これにより負った傷は細胞障害を起こし癒えることはない。
【GNチャージキット@オリジナル】
すべてのGNアイテムに充用できる。不足しているGN粒子を補充し、再度使用可能とする。電力に変換することも可能。
【大型マチェット@現実】
刃渡り50センチ程の大きな山刀。主に山中でのサバイバル用具として使われる。
グリップにナックルガード付き。
【Oガンダム@現実】
通称お台場ガンダム(Odaiba GUNDAM)。便宜上イニシャルで呼称し、運用・支給されている。
2009年、ガンダム放送30周年記念とGREEN TOKYO ガンダムプロジェクトの一環として、
東京お台場・潮風公園に立像としては世界初となるガンダム1/1(等身大)モデル(正式名称 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th)が“ 建立 ”され、
同年7月11日~8月31日の52日間に一般公開された。鉄骨とFRP(強化プラスチック)製で、高さ18メートル、重さ約35トン。
頭部は上下左右に可動、足首や背面ランドセル部分など合計14箇所からミストを噴射、さらに両眼カメラ部、両肩の警告ライトなど約50カ所に発光ギミックを内蔵。
製作費は非公開となっている。
ヒイロはその曖昧な表記からゼロガンダムと呼んでいるが、すべてのガンダムの起源(ゼロ)という意味ではあながち間違ってはいない。
【通信機】
バトルロワイアル運営に関係する者は全員所持している。ジョーカーである
荒耶宗蓮は参加者という名目上支給されることはなかったが、
ゲーム参加前までは所持していた。これにより送信者は受信者の時間や都合を気にすることなく情報伝達が可能となる。
当然主要施設や参加者の支給品での受信は不可能。忍野メメはこれを一度紛失しており、まったく同じものを受領した経緯がある。
【ファサリナ@ガン×ソード】
[状態]:健康
[服装]:自前の服
[装備]:ゲイボルグ@Fate/stay night 、M67破片手榴弾x*********@現実(ヒイロとはんぶんこした)、イングラムM10(9mmパラベラム弾32/32)
[道具]:基本支給品一式、軽音部のラジカセ@けいおん、シャベル@現実、プラネイトディフェンサー@新機動戦記ガンダムW
イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5、お宝ディスク、Blu-ray Discドライブ搭載ノートパソコン
[思考] 基本:主催を倒し、可能なら
カギ爪の男を蘇生させる
0:元気になってくれたのはいいんですが……
1:ヒイロと共に行動する
2:なるべく単独行動は避けたい
3:ゼロなどの明確な危険人物の排除。戦力にならない人間の間引き。無理はしない。
[備考]
※21話「空に願いを、地に平和を」のヴァン戦後より参戦。
※トレーズ、ゼクスを危険人物として、デュオ、五飛を協力が可能かもしれぬ人物として認識しています 。
※ヒイロを他の惑星から来た人物と考えており、主催者はそれが可能な程の技術を持つと警戒(恐怖)しています。
※同志の死に疑念を抱いていますが、ほとんど死んだものとして行動しています 。
※「ふわふわ時間」を歌っている人や演奏している人に興味を持っています 。
※ラジカセの中にはテープが入っています(A面は『ふわふわ時間』B面は不明) 。
【プラネイトディフェンサー@新機動戦記ガンダムW】
ガンダムを開発した5人の科学者が共同開発したOZの試作モビルスーツ「メリクリウス」の防御兵装。
ジェネレーターを内蔵した直径2m程の円盤状のユニットが発生させる強力な電磁フィールドはビーム兵器・実体弾問わず遮断する。
フィールドの内側、つまり自身や味方の攻撃をも阻害してしまうが、敵味方の攻撃態勢に自動対応して位置取りをする為支障はない。
複数のユニットが連動することで防御性能が増大し、最大出力時にはスペースコロニーを一撃で破壊する程の攻撃すら防ぐ。
当機は1/10サイズの直径約20cmで出力もオリジナルより低いものが10個セットとなっている。
【お宝ディスク】
当初このゲームは温泉を特色にする予定だった。『太陽光発電所』、『憩いの館』、『間欠泉』などにその名残がある。
そのため、参加者にそれをPRすべくプロモーションビデオを制作したのだが、「戦意喪失につながりかねない」、
「説明を聞く余裕がなくなる」、「一部がハイパーバーストモードになり、高濃度圧縮粒子を解放してしまう」などの理由によりそれはお蔵入りとなった。
しかし、どうしても報道したかったディレクターの懇願により、主要施設のどこかに秘蔵されることとなる。このようなディスクが複数の種類・枚数あるかどうかは定かではない。
ディレクターの冠絶した技術により、邪魔な湯気はすべてカットした上で、様々なアングルからの映像が収められている。
これを鑑賞した荒耶宗蓮は、自身の起源を再認識したとか、しなかったとか。
この映像が新生帝愛の重要な資金源になっているとか、いないとか。
ナレーション:ナレーション@咲-saki-
撮影・演出:
ディートハルト・リート@コードギアス 反逆のルルーシュ
アドバイザー:忍野メメ@化物語
モニター:
遠藤勇次@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor
監督:荒耶宗蓮@空の境界
制作・提供:帝愛グル―プ
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最終更新:2010年02月04日 21:46