アットウィキロゴ

断罪の交響曲

a-1内の古びた洋館内。
二条直哉と木下志保は、のんびりと紅茶を楽しんでいた。何してんだこいつら。
直哉は腐っても金持ちの息子だ。紅茶の入れ方は人並み以上にこなせる自信はある。
余談だが妹の雪菜の紅茶は絶品で、彼らの頑固でケチな父親も感激するレベルだ。

「(雪菜……どうしてっかな)」

直哉は死ねない。
直哉がもし死ねば、雪菜は確実に暴走する。
身内の色目抜きにして、雪菜は天才だ。きっと優勝も目ではないだろう。

「どしたの、直哉」

「あ?ああ、ちょっと考え事をしててな」

そんな時。直哉は志保の肩がびくり、と震えるのを確かに見ていた。

志保の視線の先にはーーーー

年を感じさせない美貌を持つ大物女優、小野知加子の姿があった。


失敗した。
まさかこんなにあっさりと悪魔に出会うとは。
志保は心の中で吐き捨てた。

「あなたもこの殺し合いに呼ばれたの!?小野知加子さん」

「知っていてくれて嬉しいわ」

元気に言ってみせるが、志保はすでに決意を固めていた。

「ーーーーー紅茶、飲みます?」

「ええ。頂くわ」


「私、思うんですよね」
「悪人は許せないって」
「私が倒さなきゃ」
「悪魔なんて」

「殺してやる」

一気にまくしたてる志保。

「ーーーー盛ったわね。あーあ。お金がもっと欲しかったわ」

げぼっ。

大量の血を吐いて、知加子はもう動かなかった。

「木下…この殺人者が!」

直哉が怒鳴ってくる。
さすがにショックだ。目の前で凶弾されるのはね。

バァンッ

ウィンチェスターの弾が放たれる。

「やりなさい、ベルフェゴール」

二条直哉。
彼は無知すぎたのだ。
木下志保は唯一、大罪の悪魔を操れる器であった。

メキャッ

弾が潰れ、黒いのっぺりとした怠惰の悪魔は、真っ直ぐ直哉に向かい。

その肉体を、一瞬で黒に侵食した。
悪魔が生命を奪うためには、本来契約により奪う生体エネルギーを一気に奪うだけで、どんな人間すら殺せるのだ。

【小野知加子】
【二条直哉】    死亡
【残り22/30人】

【一日目/深夜/a-1】
【木下志保】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]不明
[思考・行動]
基本:悪人を断罪する。

AYAKASHI FIGHT 投下順 よしかずタイガー
ざわ…ざわ…した結果がこれだよ! 小野知加子 GAME OVER
悪魔を視る少女 二条直哉 GAME OVER
悪魔を視る少女 木下志保 [[]]

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年06月04日 23:57
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。