20話 温い風が吹いて
仲販遥は今自分が置かれている状況が余り理解出来ていなかった。
自分は死んだはずなのだ。あの
殺し合いで、太田太郎丸忠信に腹を撃たれて。
だが、現に今自分はこうして生きている。息をしている。目で物を見ている。
殺し合い。
今度は若狭では無く、荒神健児と名乗る男がそう宣言した。
つまる所、生き返っても状況は何も良くなっていない。むしろ再び死の恐怖に怯えなければならないのだ。
名簿を見る限りではクラスメイトも何人かいるようだったが、特にシルヴィアと、太田太郎丸忠信の二人が気になった。
「……成程、クラスメイトが呼ばれてるのか、遥ちゃんは」
「うん…」
学校の一階、保健室にて、遥は遭遇した参加者の一人と会話していた。
黒い毛皮を持った、狼にも似た風貌の巨大な犬の魔物、関直哉。
恐ろしい風貌からは想像もつかない程優しい性格だった。
「なおやさんも、しりあいが…?」
「ああ、細田英里佳、俺の彼女がね…あいつ無事だと良いんだけど」
「にんげん、なんですか?」
「ああ、人間だよ? 英里佳は。良いだろ? 魔犬が人間の女の子と付き合ったって」
「あ…いや、わるいとかそういうわけじゃないですけど…」
関直哉は、先述した通り、黒い巨大な犬の魔物である。
そんな風貌の彼が人間の少女と付き合っている光景は、彼とは住む世界が違う遥にとって、
余り想像出来ないものだった。そのため、疑問を呈した。
ただ、それはあくまで興味本位に近いものであり嫌悪感等は全く無かったが。
人間と魔犬が交際している事に不満を抱かれたのかと錯覚した直哉は少し気分を害したようだったが、すぐに治る。
「まあいいさ…とにかく、『太田太郎丸忠信』って奴に注意すれば良いんだな」
「はい」
「分かった…さて、これからまずどうするか…」
保健室の窓の外から校庭の様子を確認する直哉。
取り敢えず動く影は見当たらない。
「…下手に動くのは危ないかもしれんけど…英里佳も、遥ちゃんのクラスメイトも、捜さなきゃだしな。
…行くか…? 女の子一人ぐらいだったら、守れるよ」
「……(コクリ)」
殺し合いに呼ばれているクラスメイト、恋人を捜すため、
黒い魔犬と少女は学校の外に出る事にした。
【早朝/E-4学校:一階保健室】
【仲販遥@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???(1~2)
[思考・行動]
0:しにたくない。なおやさんとこうどうする。
1:クラスメイトをさがす。シルヴィアさんがきになる。でもおおたくんとはあいたくない。
2:わたしはしんだはずじゃ…。
[備考]
※本編死亡後からの参戦です。
※細田英里佳の情報を得ました。
【関直哉@オリキャラ】
[状態]健康
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???(1~2)
[思考・行動]
0:殺し合いはしない。英里佳を捜す。
1:遥ちゃんと行動。
2:太田太郎丸忠信に注意。
[備考]
※仲販遥のクラスメイトについての情報を得ました。
≪オリキャラ紹介≫
【関直哉(せき なおや)】
黒い毛皮を持った魔犬。23歳。細田英里佳と言う人間の少女と交際し、肉体関係も持っている。
少し前まで酷い早漏だったが英里佳のおかげで長持ちするようになった。
最終更新:2011年07月07日 16:22