21話 運命なんて匙加減でずっと変わり続けるさ
公園を訪れた狼、エーリアル。
彼の目的は一つ、好みな女の子を捜し、性的な意味で食べる事である。
どうせ死ぬのだから好き勝手してしまおうという安易な思考の雄狼は、この
殺し合いにおいて、
二人目の少女臭を嗅ぎ付ける。
近くの植え込みに隠れ様子を窺うと、銀髪の少女が現れた。
(うーん、また貧乳みたいだな…)
最初の中華風少女と同じく胸が小さい事にやや落胆するエーリアル。
(いや、まあ、可愛いから良しとしよう、フフ、行くかww)
エーリアルは舌舐めずりをし、植え込みから一気に飛び出す。
「!」
「ハッ! ハッ! ハッ!」
目指すは少女の****。エーリアルは涎を垂らし興奮しながら、銀髪の少女に向かって突進し、
そして思い切り飛び掛かり、地面に押し倒した。
そしてそのまま少女の股間を押し広げいきり立った己自身をねじ込――――む事は、出来なかった。
「……かっ」
少女の上に圧し掛かったエーリアルが急に苦しみ出す。
その胸元には、注射器の針が突き刺さっていた。容器の中身は、ガソリン。
「この、獣が」
少女、銀鏖院水晶は注射器の中のガソリンを一気に、エーリアルの体内に流し込んだ。
「ウ、ガ、アアアァァアアアァッ、ア、ア゛ーーーーーーーーーーーーーー」
心臓から、血に混じったガソリンが、エーリアルの身体中を駆け巡り、彼に形容し難い苦しみを与える。
水晶から離れたエーリアルはもんどり打ち、手足を激しく痙攣させ、口から泡を吹く。
やがて糞尿を垂れ流し、嘔吐し、悪臭が漂い始め、そしてエーリアルは動きを止めた。
白目を剥き、涎と涙と糞尿と精液を垂れ流した凄惨かつ悲惨な最期だった。
衣服に付いた砂を払い、狼の死体を忌々しげに見下ろす水晶。
「獣風情が私を襲うなんて百年早いのよ! …ああ臭い、酷いものね…ガソリン注射するとこうなるの?
…まあ良いわ、こいつ、何持ってるのかしら」
臭いに鼻を押さえながら、水晶はエーリアルのデイパックを開け中身を漁る。
すると、半自動散弾銃ブローニングオート5と予備の散弾10発、更にバタフライナイフが出てきた。
「良いもの持ってるじゃない…貰っておこう」
この先、自分に支給されたガソリン入り注射器で生き抜くのは難しいと考えた水晶は、
狼が持っていた銃と刃物を遠慮無く頂戴する。
「…さてと、臭いし、さっさと行こうかな…」
いい加減悪臭に耐えかねてきた水晶は、ブローニングオート5を携えその場を後にした。
……
数分後、水晶が立ち去った公園の、狼の死骸がある場所に再び人が訪れる。
「! こ、こいつ…あの時の」
中華風の格好の少女、神楽。
つい先刻図書館で自分を襲撃した狼が死体となって横たわっていた。
一体どのような最期を遂げたのだろう、白目を剥き、涙と涎を流し、糞尿を撒き散らしている。
周囲にはかなりの悪臭が漂っており、思わず神楽は鼻を押さえた。
すぐ近くに空の注射器が転がっていた。針に気を付けて拾い上げ中身を調べると、どうもガソリンらしかった。
恐らくこれでこの狼――エーリアルは殺害されたのだろう。それも、まだ殺されてそう時間は経っていないようだ。
「酷い殺し方をする奴がいるアルな…」
数刻前にエーリアルに襲われた時は彼に怒りを燃やしていた神楽だったが、
そのエーリアルの悲惨な死に様には流石に同情を禁じ得なかった。
【エーリアル@オリキャラ:死亡】
【残り:37人】
【早朝/???】
【銀鏖院水晶@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]ブローニングオート5(5/5)
[持物]基本支給品一式、12ゲージショットシェル(10)、バタフライナイフ、ガソリン入り注射器(2)
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。最終的には主催者も殺すつもり。
1:クラスメイトでも容赦しない。
[備考]
※本編死亡後からの参戦です。
【早朝/E-2公園】
【神楽@銀魂】
[状態]健康
[装備]ナックルダスター
[持物]基本支給品一式、???(銃器)
[思考・行動]
0:殺し合いには乗らない。万事屋メンバーとマダオとサド王子を捜す。
[備考]
※原作ラブチョリス編以降からの参戦です。
≪支給品紹介≫
【ガソリン入り注射器】 支給者:銀鏖院水晶
ガソリンが入れられた注射器。人体や生き物の身体に注射すれば命に関わる。
【ブローニングオート5】 支給者:エーリアル
銃の名工ジョン・ブローニングが設計した半自動散弾銃。
世界初の反動利用式半自動散弾銃で、1904年に発表された。信頼性は高く現在でも使用されている。
【バタフライナイフ】 支給者:エーリアル
折畳ナイフの一種で、一枚のブレード(刀身)に、溝のついた二分割されたグリップ (柄) がついており、
ブレードを上下からはさむように収納するのが特徴。
最終更新:2011年07月09日 23:01