その青髪の少年が、
殺し合いに参加させられたのは、これが2回目である。
彼の名は、相川友。
先日、【
DOLバトルロワイアル1st】という殺し合いから帰還したばかりである。
ちなみに勿論軍人なんかや、それに準じる仕事などやっていない。
ただただ平凡な一中学生である。
襲われたのなら、絶望する。
襲われたのなら、反抗する。
襲われたのなら、殺害する。
そんな当たり前の防衛本能をもっている極々平凡な中学生。
周りが狂っているだけで、彼だけを見ると本当に特徴をつかめない。
今も、2回目の殺し合いということで、絶賛精神崩壊中のさなかである。
名簿には、相川友、青木林、青木百合、坂田銀時、人吉善吉、戯言遣い。
知ってるメンバー勢ぞろいである。
そんなメンバーでまた始まる。
陳腐でチープな殺し合いが………。
「なんで俺みたいな学生が………」
特徴的な青髪を揺らしながら、
顔までも真っ青に染め上げながら、
恒例行事で紙の名簿を見渡す。
「今度は滝本先生は参加していないけど…………銀さんもいるじゃないか」
そして、紙の名簿をすべて見終え、
「後は人吉さんに、いーちゃんさんもいる。
―――――――うん。うん、分かってる。見逃してはいけない名前があることは分かっている」
そこには存在しえない二人の名前。青木林と青木百合。
その文字列の中でもはっきりと区別できるほど、縁のある二人。
一人は友達から始まった。
最期も友達で終わった。
ただ、もう一人は違う。
一人は友達で始まった。
最期は殺し合った縁で終わった。
しっかりとその目で焼きついている。
自身がその銃で撃った最期を。
なのに、どうして、と。
なのに、どうして、と。
「…………どうして」
と考えた出したところで、思考は終わる。
「いや、まずは………支給品だ」
手馴れた物だな、と相川は思ったが、
ブンブンと頭を振り、そんなくだらない幻想をかき消す。
そんな中出てきたものは、ある意味で一番出てきてほしくないものだった。
「改造ハンドガン………。青木の持っていたものか」
友殺しという嫌な思い出が今さらながら重くその身に圧し掛かる。
中学生にして殺人犯。
結局は正義感がある相川には重すぎる重圧となる。
―――――が。
「それこそ、もう止まることは許されないんだよね」
改めて決心する。
その身に、心に、信条に。
《殺し合いを潰す、乗ってる奴を倒す》。
決心し、再びディパックを弄り始める。
そこから飛び出してきたのは―――――――。
「えー、とと。だんご大家族のぬいぐるみ………。何だそれ」
単色の球体に二つの楕円がついたふわふわのそれは、
だんご大家族と言うもののぬいぐるみであった。
こちらはどう考えてもハズレ思われるものに違いなく。
だから特別反応を示す訳でもなく、ディパックに仕舞い込み、そのついでに最期に取り出したのは、
「花…………。―――――って何だよっ!」
相川は取り出した花を地面にたたきつける。
ちなみに詳細はと言うと、赤ずきんちゃんが、おばあちゃんの為に摘んできた綺麗な花なのだが、
生憎、苛立ちを増幅させるしか効果は無かったようだ。
と。
その時だった。
「ヴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙」
相川の背後から、咆哮が聞こえた
何かと思い、振り返ると文字通り、―――――――鬼がいた。
「……………え?」
昔々に、鬼ヶ島に住まう鬼。
昔々に、幼児、女を攫う者。
まさしく、暴君。
その鬼の手には、ハルバード。
鬼に金棒――――――ではないが意味合い的には鬼に金棒だろう。
「ちっ!――――――何だ、お前は!」
距離を保ちながら、改造ハンドガンを構える。
その勢いのままに、胸辺りを目掛けて撃つ。
そして、命中した――――――。
―――――――が、必ずしも死ぬこととイコールになるとは限らない。
「ヴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!」
痛んで、怯んでこそいるが、
致命傷に至らない。
決定打に届かない。
それでいて、こちらに迫ってくる。
そんな迫りくる鬼に。
そんな迫りくる死に。
相川は絶叫する。
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
そんな時だったか。
まるで救世主の如く、まるで
ヒーローの如く。
「鬼の副長」こと、土方十四郎が、鬼の背を袈裟懸していた。
鬼の紅い血が、空気に触れる。
そんな中、土方はたった今斬った鬼を軽くスルーし、相川に向かって走り出す。
「おい、小僧! 何でもいいがここは一回退くぞ!」
そして、相川は土方のなすがままに、引っ張られていった。
「えーと……」
相川は、はっきり言って困っていた。
土方は今、まさしく鬼の形相みたいな怖い顔に相まって、黒い制服に大量の鮮血がこびりついているのだ。
あくまで普通の感性の持ち主である、相川には恐怖しか降ってこなかった。
そんな恐縮する相川の様子を察したのか、土方は《笑み》を含んで、話しかける。
「ん? あぁ大丈夫だ、俺は乗ってない。テメェこそどうなんだ」
引きつる《笑み》に、血まみれた服に、暴力団みたいな口調。
恐怖は増幅するばかりである。
「ぼ、僕は乗っていません………」
と、ここで土方は疲れたのか《笑み》を含むのをやめ、
とっとと話題を進める。
「じゃあ、相川。テメェは俺と一緒にいろ。俺は一般市民を守るのが一応仕事なんでな」
「あ、はい。分かりました」
こんな感じに情報交換は進んでいき―――――。
「で、さっきの天人は何だったんだ。あんなの初めて見るが……」
「あまんと………?」
「まぁ知らねえなら首を突っ込むな。―――――天人自体を知らない訳ではないだろ流石に」
「あ、………は、はい」
勿論のこと、相川は天人の事など知る由もないが、
土方のあまりの眼力に頷くしか選択肢は残されていなかった。
と。
こんな感じに、黒色の侍と、青色の学生は出会った。
【一日目/深夜/D-Ⅰ 平野】
【相川友@他の書き手様のオリキャラ】
[状態]健康、精神的疲労(小)
[装備]改造ハンドガン(19/20)
[道具]KS×1、だんご大家族のぬいぐるみ@CLANNAD
[思考]
基本:殺し合いは壊す、計画に乗っている人は倒す
1:土方さんと行動。そして情報交換
2:あの鬼はなんだったのだろう
3:青木兄妹に会ったら………?
[備考]
※DOL1st後からです
【土方十四郎@銀魂】
[状態]健康、返り血
[装備]斬刀『鈍』@刀語
[道具]KS×1、RS(0~2)
[思考]
基本:一般市民を守る、そして主催は斬る
1:相川と行動、そして情報も交換
2:知り合いを探す
3:あの鬼は何だったのか
[備考]
※参戦時期は、ラブチョリス編以降からです
鬼は、血塗れになって、まだ生きている。
動く目的はただ一つ。
桃太郎を殺すこと。
桃太郎の所為で、生活の全てが失われた。
島に。
宝に。
女に。
「ヴォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙ォ゙!!」
鬼は止まらない。
憎しみの限りに、生を貪りつくす。
【一日目/深夜/D-Ⅰ 平野】
【鬼(ももたろう)@童話のお話】
[状態]出血(中)
[装備]ハルバード@AngelBeats!
[道具]KS×1、RS(0~2)
[思考]
基本:桃太郎を殺す
1:目に付いた奴は殺す
[備考]
※一応退治されてからの参戦です
※能力値は高いです、遅い代わりに、体中に傷つけられても中々死なない。
いちばん簡単に殺すには首を刎ねる
最終更新:2011年11月26日 21:32