11話 俺のマナーモードは世界一ぃィィィ!
「ガタガタガタガタ」
「……おい、アンタ」
「ガタガタガタガタ」
「はぁ…まあいいや」
F-1警察署の一室…。
クローゼットに隠れた金髪の男は震えていて喋れる様子は無い。
フリフリの服を着たアホ毛の少女は逆に強気に睨んでいる。
別にこれは男が脅された訳ではない。
「まったく…
殺し合いなんて…私をそんな物に呼んで許されると思ってるのか!」
部屋を適当に探して、クローゼットに人がいたのでびっくりしたのだが…男は何かに脅えていたようだった。
で、声をかけてもこの状態なので離れていった。
彼女はその独特のアホ毛を揺らしながら部屋を出た。
「うーん、誰も知り合いはいないな…大先生も来てないし、いたら安心できるんだけどな…」
追記しておくと、彼女はハルナと言う少女だ。
相川歩と夜の墓にて遭遇して魔力を失った彼女ではない。
その少し前…東京に来た時点で呼ばれていた。
つまり、それは二つの意味をあらわしていた。
1つは、相川歩たちと会ったときに時系列による間違いが起こる事。
それはこの殺し合いと言う場においては危険だ。
一つの勘違いが自分を傷つける。
一つの勘違いが他人を傷つける。
一つの勘違いが人を殺す。
さて…それはさておき2つ目の意味。
それは、これから始まることにて分かる。
ハルナがふと左を見ると、そこには見たことが無いものがあった。
黒い巨大な目玉。
ブルーベリー色をした肌。
そして、異常なほどの巨体。
それは、恐怖を誘うような風貌だった。
しかし、少女は逆に笑った。
獲物を見つけたかのように。
「き、来た…超人悪魔男爵だ…このメガロを倒せればきっと…」
彼女の目的はメガロを倒すこと。
殺し合いのことなど、どうでもよかった。
今は目の前の敵を倒すことだけを考える。
「のもぶよ をし はしたわ どけだ ぐんみーちゃ でーりぶら!」
魔法の言葉…と言うよりかは変身の呪文か。
それを唱え終わった瞬間、手にはチェーンソーが握られていた。
「さぁ、行くぞ!超人悪魔男爵!」
目の前の鬼に向かう。
そして、攻撃魔法を唱え……られない。
「え!なんで!?」
戸惑うがまま、チェーンソーが青い鬼に向かう。
それは右腕に当たり、跳ね飛ばされる。
右腕が吹っ飛んでいき、そこから血らしき液体が流れた。
「……魔法が使え、ない?なんで……?」
彼女にとって衝撃の事実。
魔法が使えないという事。
チェーンソーを取り出した所まではいい。
そこから先が何もできないのだ。
魔法が使えない。
「嘘……って、きゃっ」
パンチが繰り出され、小柄な彼女の体が吹っ飛ぶ。
魔法少女の状態でなければ、死んでいた。
それほどの強力なパンチだった。
壁がへこむほどの衝撃で体がぶつかる。
「が、は……」
体が言う事を聞かない。
動かない。
鬼が近付いてくる。
怖い。
助けて。
少女の眼には涙が浮かんでいた。
そして、少女に、拳が、降りかかる。
「広い銀河の地球の星に
ピンチになったら現れる!
イキでクールなナイスガイ!」
「とおおおおおおおおおおおお!!!」
青鬼の攻撃をはじいて、その男はあらわれた。
まるで戦隊物の服。
そして、謎の仮面。
その男は決めポーズらしきものを決めて
「レッド参上!!」
「……は?……誰だあんた」
ハルナはつい意味が分からず言ってしまった。
「君!この私が来たからには安心していい!」
そしてこの回答である。
まるで質問の答えではありません。
「ここは俺に任せて逃げろ!」
「……でも、あいつは」
「俺は
ヒーローだ!死ぬことはない!」
「………分かった」
そして、ハルナはその場を逃げていった。
それを見送ったレッドは、青鬼を見る。
「殺し合い…こんな化物…何か裏があるに違いない」
レッドは笑う。
それは余裕の笑いか。
計略を込めた笑いなのか。
「行くぞ!化物!」
ここに、ヒーローの戦いは始まった!
勝つんだヒーロー!
負けるなヒーロー!
【真昼/F-1警察署】
【ハルナ@これはゾンビですか?】
[状態]肋骨複数骨折、魔装少女化
[装備]チェーンソー@これはゾンビですか?
[所持品]基本支給品
[思考・行動]
基本:メガロを倒す。
1:逃げる。
2:なんで魔法が使えないの…?
[備考]
※小説版で歩と会う前からの参戦です。
【レッド@パワプロクンポケット7】
[状態]健康
[装備]
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:正義の味方で居続ける。
1:目の前の怪物の撃破。
2:七星を見つける。
[備考]
※本編で七星に倒された後からの参戦です。
【青鬼@青鬼】
[状態]右腕切断、失血(小)
[装備]
[所持品]なし(捨てた)
[思考・行動]
基本:食う。
[備考]
※本編終了後からの参戦です。
「ガタガタガタガタガタガタガタガタ」
そしてこの男はいまだこうしていた。
しかし、この世界一のマナーモードならきっとこのまま終わるまで生きているかもしれない。
【真昼/F-1警察署】
【たけし@青鬼】
[状態]マナーモード
[装備]
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:ガタガタガタガタ。
1:ガタガタガタガタ。
2:ガタガタガタガタ。
[備考]
※ガタガタガタガタ。
最終更新:2011年09月11日 19:53