女とツキナシと馬鹿‥‥そして、ギャンブル

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「ちょっ!!!ゴボッゴホ!!!たすッか!!!」

開始エリア水の中って、ツイて無いってレベルじゃないよ!!
支給品も沈んでいくし、体もだんだん沈んでいくし!!
ちょっと、ヤバイ。ちょっとこれヤバイって。
足つった、足つった。沈むってこれ!!沈むってこれ!!
え、ちょっと。他の参加者来ちゃったって。
なにこれ、片手にマシンガン持っているよ。
あーやばい、殺されるわ。こりゃ撃たれる。
溺死するのと、殺されるのどっちが先かな。
ツイてない、というレベルじゃない。コレ。


「手に捕まれ‥‥子供‥‥。」

差し出されたのは、手。
手?ってあれ。これ、予想外。罠かな?
ってか意外と、浅っ!!

「心配‥‥するな‥‥殺すつもりは無い‥‥。」



「私の名前は‥‥瓜生雁茄だ‥‥。よろしく頼む。」


警戒はしないとならない。
片手にはマシンガン。握手を求めているとはいえ侮れない。
っていうより、握手っておかしいよね。

「私の名前は、山口美雪。よろしくお願いします。」

こんな感じかな?
と、思ったけど、まあいいや。この女の人強そうだし。
怪しいし、警戒しないといけないはず。だけど、それを出来るほどの神経は無い。
人を殺すことは怖いし、出来たら殺したくない。
殺し合いに参加させられている。そして、私の考えは矛盾している。


「おー集まってる、集まってる。二人もいる。」

声が聞こえた。高い男の声。
声の主は、両手を挙げてこちらへ向かって歩いている。
深緑のコートを着た、感じよさそうな容姿の男。
名前は分からないが、殺し合いには乗ってなさそうな顔をしている。
危険。という言葉は無い。

「止まれ‥‥殺し合いに‥‥乗っているか?」
「聞きたい~聞きたい?」
「調子に乗るな‥‥男。」
「分かった。乗ってない。」

男の答えも、雁茄という女の人の答えもNOだった。
心強い。けれど、少し心配でもあった。
ここにいる全員が生き残れるか、という。
怖かった。もしも誰かが裏切るかもしれないと考えると。

「俺の名前は、平沢健雄。南雲市警察の刑事やってます。」
「私は‥‥瓜「別にいい、名前を言わなくて。」

男の声と、瓜生さんの声が被った。
故意に重ねてきた。嫌な予感しかなかった。

「今から死んじゃう人の名前なんて興味ない。」

平沢のコートのそで下から、小型の拳銃をスライドされる。
デリンジャー。この拳銃の名前は知っていた。
小型拳銃。リンカーン大統領を暗殺するために使った拳銃。
それを、左手に構えた。
銃口は私に向けられている。

「さて、一人目かな。」
「そうは‥‥させない‥‥。」

バン!バン!バン!
銃声が何発かの響いた。
平沢のデリンジャーも、瓜生さんのマシンガンも発砲されていない。

「どう‥‥なっている?」


続いて爆音。
近くにあった、家が吹き飛んだ。
爆発と共に、瓦が隕石のように降り注いだ。
窓ガラスの破片も、吹雪のように、飛び散る。

「‥‥クソ‥‥逃げられた‥‥。」



ところ変わって、近くの民家。
平沢刑事と、瓜生雁茄がニアミスした数分前の話。
テンガロンハットを被った青年、ビリー・ザ・キッド。
固有能力、『空気銃(エアガン)』を所有する。クラスは強欲。
アウトロー。彼の職業。

(ったく、馬鹿じゃねーのか?色欲のヤロー。)

色欲こと、アンドレイ・チカチーロ。ロストフの殺し屋、赤い切り裂き魔。
容姿がかなり異なるのは、精霊であるため、まったく違う肉体を受肉したからである。
能力は完全催眠。それによって、騙されていた記憶。
記憶の混乱を招くため、困惑しているしている者も少なからずいる
少なくとも、ビリー・ザ・キッドは例外である。

(ってか、なんだこりゃ?)

彼が居た西部開拓時代には、少なくともテレビは無かった。
彼が居た西部開拓時代には、少なくともラジオは無かった。
彼が居た西部開拓時代には、少なくとも冷蔵庫は無かった。
彼が居た西部開拓時代には、少なくとも除湿機は無かった。
彼の目に映る、全てが新鮮な光景。
だが、好奇心と同時に、色欲の幻影や罠である可能性があるとも考えている。
四角い、ガラスのついた箱の突起物──テレビの電源のスイッチ。
好奇心旺盛の彼には、押したくてたまらなかった。

『続いてのニュースです。市長選挙の開票の結果は、○○さんが優勢で‥‥』

大音量の、音が部屋中に響く。
誰もいなかった、箱のガラスの向こうに、いきなり女が現れた。
彼は、恐らくそう考えたであろう。
参加者とニアミスしたと勘違いしたビリー・ザ・キッドは恐るべき事を口にした。

「てめーは、殺し合いに乗っているのか?」
『○○氏は五百表の大差をひっくり返し‥‥』
「おい‥‥シカトはねーだろ。」
『では、明日のお天気です。』
「おい、俺様でも怒る時は怒るぜ。」
『現場の××です!!』
「クソ!!新手か!?二対一は卑怯じゃねーのか。」
『以上でした。では、また明日。』

(逃げやがったか。女は殺りたくねーからな。ラッキーだぜ。)

「変わっている奴だ。」

声が聞こえた。
実は、もう一人。その家の中には、精霊がいた。
ビリー・ザ・キッドが死んで、数百年後処刑された男。
精霊の名前は名前は、ヨハン・ゲオルク・エルザー。ヒトラー暗殺に失敗したテロリスト。
片手には、手榴弾。安全ピンはすでに抜かれて、衝撃をくわえたら、確実に爆発する。

バン!バン!バン!
人差し指を向けると、気圧の利用して、銃弾のように腕を撃ち抜く。

「俺様の能力を忘れたとは、言わせねーぞ。」
「お前は馬鹿か!?」

腕にぽっくりと穴が開き、穴からは袋から水が漏れたかのように、血が流れる。
痛みと衝撃のせいで、手を握ることは出来なかった。
だから、ゆっくりと、エルザーの手からは、手榴弾が転げ落ちた。


それが、民家爆発の原因である。




「だ、大丈夫ですか!?」

銃口を向けられた矢先、家が吹き飛んだ。最早、理解できる範囲のことではない。
あの、平沢という刑事のトラップだった?ならば、何故、殺さずに逃げた?
疑問ばかり残るだけで、何が起きているのか分からなかった。
原因が、どうと嘘をつかれても信じてしまうと思う。
もう、何も理解できない。

「ゲホゲホ!クソ‥‥無茶苦茶しやがるな。」

ジーンズの履いた片足が、瓦礫を蹴り上げて吹き飛ばした。
続いて、手が出てきて、胴体と思われる所に乗っていた瓦礫を投げる。
昔見た、スプラッター映画で見たことのある光景。
中からは、おっかない殺人鬼が出てきて、殺戮の限りを尽くす。
むっくりと、何かが出てくる。
私は、それを見る事しかなかった。
もう、最早、人知を超えているような気がする。

「‥‥気をつけろ‥‥何が出てくるかは‥‥分からない‥‥。」

アイスホッケーのマスクを被った殺人鬼、無敵の殺人アンドロイド。
発狂してしまう。ソレを超えた。
出てきたのは、予想を裏切る、テンガロンハットを被った青年。
まったく、おっかなそうには見えない。

「おー良かった、助かったぜ。」
「動くな‥‥動いたら‥‥殺す。」
「ちょいちょい、待てって。俺様は、オメーらを殺す気なんてねー。」
「生憎‥‥こちらは‥‥お前を殺す気がある‥‥。」

え?と思ったときには、銃声が聞こえていた。
構えた、マシンガンからは、数十発の弾丸が発射されたていく。
同時に薬莢も次々と、地面に落ちていく。
ズドドドドドと言う銃声が、地響きのように伝わった。

「‥‥全部‥‥外れた!?」

テンガロンハットが穴だらけになって瓦礫の上に転がっている。
金髪碧眼の青年は、呆れたような顔をして、こちらを見ていた。
マシンガンの重さは、相当なもののはず。
だが、確実に一発は命中していたのは確認できた。
男の腕にあるかすり傷のみが、被弾したという証拠。

「どうなっているの?」

これほどの、民家崩壊でも無傷だった青年。
これほど、乱射されたのに、無傷の青年。
化け物だ。化け物としか、現しようが無い。
男の腕からは、わずかに血が垂れる。

「女とガキには、手を上げねーつもりだ。」
「だから‥‥どうした‥‥?」
「出来れば、殺すのは避けてーんだ。」
「‥‥大体、察した‥‥。」
「ここから、立ち去れ。」
「分かった‥‥。」

あんな、瓜生さんも化け物との戦闘を控えたいはず。
マシンガンの銃口を男から遠ざけた。
もしも、男が裏切るかもしれない。だが、裏切っても抵抗は出来ない。
化け物だから、常人の私達には、殺せない。

「瓜生雁茄だ。‥‥名前だけ‥‥名乗っておこう‥‥。」
「俺様の名前はビリー・ザ・キッド様だ。次名前を聞く時は、地獄だぜ。」
「えーと、私の名前は、山口美雪です。」

ビリー・ザ・キッド?
あれ、どこかで聞いたことのある名前だ。
頭の中で、考え、探ったが、記憶の中から搾り出すことは出来なかった。

「フン‥‥下らない‥‥。」

え、ちょ、何?
どんな人それ。
有名人?芸能人?ハリウッドスター?
私だけ分からないんだけど。
ね、話の輪に混ぜてよ。
いったい、誰なの?


「早く行くぞ‥‥山口‥‥。」


疑問の残る、瓦礫の山から私と瓜生さんは立ち去る。


【一日目/深夜/E-3・家】
【山口美雪@単なる伏線キャラ】
[状態]健康、混乱 ずぶ濡れ
[装備]なし
[道具]なし
[思考]
基本:殺し合いには乗らない
1:どうなっているの?
2:ビリー・ザ・キッド‥‥だれだっけな‥‥?

【一日目/深夜/E-3・家】
【瓜生雁茄@二つ名キャラ】
[状態]健康
[装備]M60(残弾:少)
[道具]基本支給品、戦利支給品×0~2
[思考]
基本:不明
1:ビリー・ザ・キッド、平沢を警戒
2:とりあえず、山口と合流

【一日目/深夜/E-3・家】
【ビリー・ザ・キッド@精霊】
[状態]健康、腕にかすり傷
[装備]なし
[道具]基本支給品、戦利支給品×0~3
[思考]
基本:女と子供は殺さない
1:できれば、殺したくねーな~。
※平泉(後述)には気づいていません







息がしにくい。
手榴弾の破片が胸部に直撃し、鎖骨が折れている。
爆風で吹き飛んだ。手榴弾の威力を変化させたためだ。
固有能力である『誤爆弾』。爆発の威力を無限に変える事が出来る。
ただ、狙った目標は爆殺出来ない。つまり誤爆だ。
テレビを狙って、ビリー・ザ・キッドを爆死させようとしたが失敗した。
バチが、当たったというのか。
出血は、腹部と片腕の傷口から大量に出ている。
右足が動かない。足にいたっては、肉が捲れ上がり、骨が顔を出している。
それにようやく気づいた。
体中の激痛で、動けそうにも無い。
もう絶望的。あとは、死を待つだけしかない。

「クソッ‥‥あのガキが!」

声は掠れている。肺からの呼吸が十分でないためである。
全ては、ビリー・ザ・キッドのせいだ。
あの男が、考えなしに右手を撃ったから、手榴弾を落とし爆発した。
能力は、『空気銃』。能力的には、こちらが上のはずだった。

「久しぶり。ゲオルク・エルザー。」

元所有者だった男、平沢健雄。
幻影の中で、共闘し戦った男だ。
閣下。そう、呼んでいた。
彼は残酷な性格だ。恐らく、殺される。
死ぬ。ようやく、死ねるようだ。
恐らく、一人目の脱落者か。
見っとも無い死に方だ。


「俺も優勝したいんで、んじゃ。」

小型の拳銃。デリンジャー。
引き金には人差し指。力を入れたら、死ねる。
いつ殺されるかも、彼の気まぐれしだいである。
彼の言葉からすると、今からでも殺されるだろう。

ゴチン!

奇妙な音が鳴った。
少なくとも、デリンジャーは発砲されていないはずだ。
銃声でもない、鉄が何か硬いものに当たるような、そんな音。


「だ、大丈夫で、ですか?」


どうやら、助けられたようだ。一人の少女に。
見たことがある。確か、ビリー・ザ・キッドの所有者だった少女。
雨の日。刑事を二人殺した日にいた。
もしかしてコレは罠か?
だが、このヘタレの少女が罠を仕掛けてくるとは思えない。
この少女はどう動く?
ここで、殺せば、優勝はしやすくなる。
殺さなければ、殺しに来るかもしれない。
となると、殺されるのは、目に見えている。



「わ、私を警戒していますか?」
「ああ、そうとも。」
「わ、私のな、名前は、平泉弥生です。」
「‥‥どういう、風の吹き回しだ?」
「じ、じじ自己紹介です。殺す気は無いです。」
「お前も、あの日見たはずだ。二人の人間を殺した。」
「けど‥‥目の前で、人が死んで欲しくないんです!!」


くだらない、覚悟だ。
コレは、ギャンブルだ。人を殺さずに優勝できるかなんて。
殺さないと自動的に、爆死する。
生存できる可能性は、ほぼゼロパーセントだ。
あくまでも、“ほぼ”ゼロパーセント。
少しでも可能性がある。
まったく、馬鹿なヤツだ。
だが、面白い。その賭けに乗ってみようじゃないか‥‥。







【一日目/深夜/E-3・家】
【ヨハン・ゲオルク・エルザー(傲慢)@精霊】
[状態]右手、右足出血(大) 衰弱気味 
[装備]不明
[道具]基本支給品、戦利支給品×0~2 手榴弾(個数不明)
[思考]
基本:精霊は皆殺しにする
1:クソ‥‥!
2:もう助からない


【一日目/深夜/E-3・家】
【平沢健雄@元所有者】
[状態]健康、気絶
[装備]デリンジャー(2/2)
[道具]基本支給品、戦利支給品×0~2
[思考]
基本:他の参加者の前で好青年を演じて、隙を見て、殺す。
1:優勝したいな~


【一日目/深夜/E-3・家】
【平泉弥生@名前が出てこなかったキャラ】
[状態]健康
[装備]火掻き棒
[道具]基本支給品、戦利支給品×0~2
[思考]
基本:殺し合いには乗らない
1:男(ゲオルク・エルザー)を助ける。
※ビリー・ザ・キッドには気づいていません


[オリキャラ紹介]

 強欲(ビリー・ザ・キッド)
金髪碧眼の青年。精霊。正体は、アメリカのアウトローであるビリー・ザ・キッド。
女と子供は殺さなというポリシーを持つナルシスト。頭が良くない。
固有能力は『空気銃』。体中から、気圧を変化させた物質を飛ばすことが出来る。
スタータスについては、前ロワ参照。

 山口美雪(やまぐちみゆき)
ショートカットの高校生。山口美砂の姉。
関勝宏の同級生で明るいが、尽く運に恵まれていない。

 瓜生雁茄(うりゅうかりな)
スタイルの良い女性。それ以外は不明。
『不死人殺し』という二つ名を持つ女性で、戦闘経験に長けている。

 平沢健雄(ひらさわたけお)
汚職警官。海棠、伊達坂の同僚。残酷で腹黒い性格。
それ以外は、前ロワ参照。

 傲慢(ヨハン・ゲオルク・エルザー)
軍人のような男。正体は、ヒトラー暗殺未遂犯、ゲオルク・エルザー。
固有能力は『誤爆弾』。爆発物の威力を変化させれるが、誤爆しかできない。
スタータスについては、前ロワ参照。

 平泉弥生(ひらいずみやよい)
極端にヘタレな大学生。実は、森久保組若頭(ジェイミーによって暗殺)の娘。
幻影の中では、ビリー・ザ・キッドの所有者だった。

000:そう言えば名前投下していなかったねww 目次順 next:詳しくはYhoo!翻訳で
GAME START 山口美雪 :[[]]
GAME START 瓜生雁茄 :[[]]
GAME START ビリー・ザ・キッド(強欲) 狂者限定マーダー
GAME START ヨハン・ゲオルク・エルザー(傲慢) :[[]]
GAME START 平泉弥生 :[[]]
GAME START 平沢健雄 半分以上メタ発言
最終更新:2012年04月04日 14:49
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。