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~OP後編~そして始まる

【司会者サイド ???】

舞台の裏で男は一人緊張していた。今から殺し合いが始まる。しかも俺が主催者だ。いろいろと説明をしなければならない。

「ああ…ちゃんと言えるかな…噛まないかな…」

そんな心配をしてばかりである。この男にはもう一つ重大な役目がある。
60人の首輪を爆破することだ。
まあ、一つのスイッチを押すだけで完了するのだが。

「よし!行くか!」

そう言い男は舞台の表へとつながる階段へと歩き始めた。
階段を上っていき扉を開ける。そして正面を向くと100人の姿が見える。もちろん見下ろしている。一人一人の顔が確認できる程度の高さだ。その内の60人は殺される。

「よし…」

そう呟くとマイクを持ち

「皆さーん!こーんにーちはー!」


【参加者サイド 日形絶斗】

(お、なんか始まった。つーかなんなんだよ。ここは。どこだ?)
と日形は思っていた。寝ていて起きたらここである。他の人も同じような目にあったらしい。きっと皆も同じことを考えていだろう。たぶん…

「おい!ここはどこなんだ!俺達をどうするつもりだ!」

と一人の男がそう叫ぶ。
その男につられて他の人達も口々に「そうだ!そうだ!」「俺達をどうするつもりだ!」と口々に叫ぶ。
俺も言いかけたがやめた。冷静な奴もたくさんいる、あんなうるさい人達と一緒になりたくないと思ったからでもある。
しかしそれを気にせず男はゆっくりと右手をあげた。

「なにをするのか言いまーす!皆さんにはバトルロワイアル、つまり殺し合いをしていただきまーす!」

会場にどよめきがはしる。
(ん?なんかとんでもない言葉が聞こえたぞ?殺し合いってあの殺し合いか!マジかよ!)
いますぐに叫びたかった、嘘だといいたい。しかし
(それは別の人達の仕事だ。落ち着け落ち着け…)
そうやって日形はなんとかおさえた。しかし他の人はそうはいかなかったようで

「ふざけんな!なんで殺し合いをしなきゃいけねんだよ!」

やはりこれもその男につられて口々にそう叫ぶ。
この行為に何の意味があるかは分からない、ただこの人達は叫べば何とかなると思っているのだろうか。
しかし男は静かな声で

「静かに。」

そう言う。それだけで会場は静かになった。

「それでは生き残る為の条件でーす!この中で10人になるまで殺しあってください!以上!」
「それだけで終わり?これはバトルロワイアルなんでしょ?他のルールくらいあるんじゃないの?」

そう言ったのは大人の女性だ、かなり美人だし若い。

「詳しくはデイバッグに入っているのでそれで確認してー!あ、そうだ忘れてた!デイバッグに入っている武器は1~3個だよ!ハズレもあるかもしれないから!」
「分かったから。じゃあさ、何で十人なんだ?バトルロワイアルだろ?一人のはずだが。」

と言うのは高校生の男、不敵な笑みを浮かべている。
それにしてもこの顔は漫画で見たことがあるような…球磨川か?いや…まさか…

「本選に出場させるためです!」
「なるほど…つまりこれは予選ってわけか…面白くなってきたなー!」
「ちなみにこれ以上の質問は受けませーん!」

(いつの間に質問タイムになってたんだ…)
俺は心の中で呟いた。
(ん?この首輪はなんだ?)
なにか首に冷たいものがあるのは分かったが、首輪だったのか!

「あ!気づきましたか!それは禁止エリアに入ると爆破する仕組みだから注意してね!それでは仕分けをしたいと思います!」
「仕分け?」
「そうです仕分けです!60人に死んでいただきます。それではスイッチON!」

そう言うとスイッチを押す。
60人の首輪が一斉に爆破した。血が飛び散る。
爆破された死体がバタリ、バタリと倒れていく。その死体は首から上がない、まさに首無し。
その死体からは血液が噴水のように溢れ出る、その血液は他の40人を赤色に染め上げる。
仕分けが完了され100人いたのがあっという間に40人に減った。
あたりは血の海とかし、60人の死体が転がる惨たらしい景色となった。

【司会者サイド ???】

押した。押しちまった…顔を上げていないから分からないが恐らくこの会場は阿鼻叫喚とかすだろう…彼はそう思っていた。
顔を上げる、すると自分が想像していたのとは別の光景がひろがっていた。
悲鳴があまり聞こえない、いや、あげている者もいることにはいるのだが、それはごく少数。別のことをしているやつらが多い。
服についた血を拭く人、自分についた血をペロペロと舐める人、自分についた血をまじまじと見る人、死体漁りをする人、全く気にしない人、それどころか不敵な笑みを浮かべる人、反応は様々だった。

「えー…ちなみに僕の名前は砕崩覇轟だよ!これから皆さんにはデイバッグをお渡しして、転送します。そこからゲームスタートです!」
「その前に服を洗いたい。血生臭くてとてもではないが殺し合いをする気になれん。」

そう言ったのは陸上自衛隊が着るハズの迷彩服を着た女性だ。

「分かりました…皆さんに早急に手配しましょう!それでは皆さん第一回放送のときに会いましょう!」

――――こうしてこのバトルロワイアルは幕をあけた。誰が生き残るのかは誰にも分からない。

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最終更新:2012年06月04日 22:29
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