23:至高の存在、空気
xRは傷の痛みを我慢しながら自分のデイパックに入っていた、
大型の回転式拳銃マグナムリサーチBFRを眺めていた。
右腕上腕を負傷している身でこんな大型の銃を扱えるのか疑問だったが武器がある事は一応の安心感がある。
病院で自分の命を救ってくれた玉堤英人は現在身を潜めている民家の中を物色している。
カレンダーに書かれた年や、卓袱台の上の新聞の記事などに興味を引かれていたのを見かけた。
「しかし…何か」
それよりもxRは気になる事があった。
(視線を感じるような……気のせいか?)
部屋のどこかから自分に注がれる視線のようなものを感じていた。
しかし英人は別の部屋に移動していてこの部屋――恐らく居間――にはいない。
自分以外にはいないはずなのだが。
(いないよな、でも何か感じるような)
”気付いているんだろ…?”
「!?」
声が聞こえた。英人のものでは無い、男の声だ。
”俺の気を感じ取れ……目を凝らして良く見るんだ……”
「な、何だ、何だよ…?」
”ここだ……俺はここにいる……”
「……?」
声のする方向に目を向け、意識すると、段々と像が浮かんできた。
それは、最初は何なのか全く見当も付かなかったが、像がはっきりとしてくるにつれ、
それが和風の鎧を着込んだ鎧武者だと言う事が分かってきた。
「な、な……!?」
「驚かせちまったかな」
驚くと言うレベルでは無い、何しろ今まで何も無かったはずの空間に鎧武者が出現したのだから。
口を開けたまま呆然とするxRに鎧武者が歩み寄る。
「ちょっ、え」
「ああ待て待て、俺は殺し合う気は無い、取り敢えず話を」
「どうしたxR、何かあったのか……、!? 誰だ!?」
部屋に戻ってきた英人が鎧武者に拳銃を向ける。
「待て待て待て! 俺はやり合う気は無い! 話を聞いてくれ!」
銃を向けられ流石に焦る様子を見せる鎧武者。
「……」
「英人、取り敢えず何もしなさそうだし話、聞いてやろうぜ」
「そうだな……」
xRに促され英人は銃を下ろし、鎧武者は安堵した表情(仮面で良く分からないが)を浮かべた。
「俺はムシャ、魔王軍四天王の一人だ」
「魔王軍? 四天王?」
「何だそりゃ…」
「? 魔王軍を知らないのか…? もしかして別の世界の人間なのか」
話が噛み合わないxRと英人に、ムシャと名乗った鎧武者の男は自分の身の上や世界の事を、
出来る限り簡単に説明した。
「むぅ…分かったよ」
「何となく分かった」
「本当に分かってくれたか?」
「ま、まあ……」
「神は言っている、分かったと言わなければ話が進まないと」
「……何にせよ分かってくれたなら良いか」
「…ムシャさん、だったか」
「さんは付けなくてもいいぜ」
「あ、ああ……ムシャ」
英人がムシャに質問を投げ掛ける。
「いつからここにいたんだ?」
「お前らが来る前からさ」
「…それなら来た時にどうして出てきてくれなかったんだよ?」
「あー、それはなxR……悪かった。いつもの癖でステルス化しちまってたみたいでな」
「ステルス化…気配も姿も消せる能力、と解釈すれば良いのか? 凄いな…」
「英人だったか、まあそんな所だ」
「地味にすげぇ…」
英人とxRが民家を訪れた時、ムシャの気配も姿も全く感じなかったし見えなかった。
ムシャの能力に二人は感嘆の声をあげる。
「…所で、英人にxR、鉢巻を巻いた青年、紅白鎧のウザい男、髭の大男、金髪エルフ、
白髪エルフ男、水色髪のハーピー、角の生えた女性、或いは少女、どれか一つでも見てないか?」
「いや、見てない…青と白の狼の化け物なら見たけど」
「俺も…この傷はその狼にやられたんだ…ムシャの知り合いか? その人達は?」
「ああ……」
「…僕も知り合いを捜しているんだが…」
英人とxRも自分のクラスメイト及び知り合いの事をムシャに訊いたが、
先程の自分達と同じような返答が返ってくるに留まる。
この場にいる全員がそれぞれの知り合いを捜している事が分かった時点で、ムシャが口を開いた。
「英人にxR、折角だ、一緒に行動しようぜ。目的は一緒だろ?」
「
殺し合いを潰して脱出する…そうだな」
「良いけど、あんた強いのか? ムシャさんよ」
xRが疑念の眼差しをムシャに向ける。
ムシャは腰に差していた苗刀を鞘に入ったまま抜き取り二人に向け突き出す。
「剣の腕には自信がある、銃相手でもそうそう遅れは取らないさ。信じてくれ」
仮面の奥に見える双眸は、自信と強固な意思が確かに感じ取れた。
【朝/D-2住宅街:張田家】
【◆xR8DbSLW.w@非リレーロワスレ書き手】
[状態]右上腕裂傷(処置済)、鼻先に軽い傷
[装備]マグナムリサーチBFR45-70(5/5)
[持物]基本支給品一式、.45-70ガバメント弾(10)
[思考・行動]
基本:殺し合いをする気は無い。とにかく生き残りたい。
1:英人、ムシャと行動。
2:他の書き手さんはどうしてるんだ…?
[備考]
※他書き手と面識がある設定です、また、他書き手オリキャラの情報をある程度持っています。
※アインリアを危険人物と認識しました。
※玉堤英人のクラスメイト、ムシャの知り合いの情報を得ました。
【玉堤英人@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]ベレッタM92FS(14/15)
[持物]基本支給品一式、ベレッタM92弾倉(2)
[思考・行動]
基本:殺し合いはしない。
1:xR、ムシャと行動。
[備考]
※本編死亡後からの参戦です。
※アインリアを危険人物と認識しました。
※◆xR8DbSLW.w、ムシャの知り合いの情報を得ました。
【ムシャ@VIPツクスレ・もしもシリーズ】
[状態]健康
[装備]苗刀
[持物]基本支給品一式
[思考・行動]
基本:殺し合いを潰し脱出する。
1:英人、xRと行動。
[備考]
※アインリアの情報を得た上で危険人物と認定しました。
※玉堤英人、◆xR8DbSLW.wの知り合いの情報を得ました。
※ムシャステルスが使えるようですが制限については不明です。
最終更新:2012年02月15日 22:20