「ここは何処なんだ?まるで、どっかの軍隊の基地みてーだが……」
訳の分からない場所を、ただ目的も無くフラフラする。
こうやって、テキトーに行動してみるのも、なかなか悪くないものだ。
……欲を言えば、これが
殺し合いの場でなければ、最高だったのだが。
こんな、いつ命を狙われてもおかしくない状況であれば、好きな所でごろ寝できると言うのに。
全く、いい迷惑だ。何故、自分が殺し合いに巻き込まれなければならないのか?
こんなことに巻き込まれる程、悪い事はしていないのだが。
最近だと、研究員を10人ばかり殺しただけだ。別に、そこまでのことでもない。
「めんどいなぁ……ま、全員殺しちまえば終わるだろ」
そういえば、あの男が何か言っていた。
確か、優勝すれば何か貰えるんだったか?よく覚えていないが、そんな所だった。
そんな物、別に興味はないが……皆殺しにするついでに、貰えばいいか。
別に、欲しい物は今の所ないが。
(しっかし……こんな基地みてえな場所、どーやって用意したんだ?滅茶苦茶金かかるだろ)
時間だって、とんでもないくらいかかるだろう。年単位で。
そんなもんを、惜しげもなく用意するなんて、あいつはよほどの金持ちに違いない。
……金持ち?そうか、それがあったか。
「皆殺しのついでに、あいつから金でも巻き上げてやるか。そうだな、ざっと100億くらい」
それだけあれば、一生遊んで暮らせる。女だって抱ける。
……いや待て。金があっても、研究所から出られないんじゃ意味が無い。
それに、俺が金を手した事を聞きつければ、師匠が黙っていないだろう。
師匠には……まあ、1億くらいあげればいいか。
(細かいことは後で考えりゃいい。それより、武装だ。流石に素手じゃキツい)
多分、このバッグに武器が入っているはずだ。
殺し合うってのに、武器を用意しない馬鹿はいないだろう。
使える武器かはともかく、何らかの武器になる物ぐらいあるだろう。
「……ここじゃマズいな。誰が見てるとも限らねえ。もし横取りされたらたまらねえからな」
◆
「ここならいいだろ。こんな牢屋みてーな場所、好き好んで来る奴もいねえだろうしな」
鉄格子に前を塞がれ、それ以外の所はコンクリートで囲まれている。
……こうやって考えてみると、牢獄みたいと言うより、まんま牢獄じゃないか?
いつも過ごしてる部屋と、そんなに変わらないからあまり違和感がなかったが。
もしかして、俺の部屋を模して作ったんじゃなかろうか。
「さてと、お待ちかねの武器登場だ………………なかなか、イカしてるじゃねえか。ハンマーとはな」
工事現場で使われるような、長いハンマー。
重さも程よく、振り回すにはうってつけだ……が。
これだけでは足りない。もっと強い武器が欲しい。もし、これで仕留められなかったら困るし。
そう言う点では、飛び道具が欲しい。
我武者羅に戦うより、頭を使った方が皆殺しもやりやすいと言う物だ。
「これからの時代、頭良い奴だけが美味しい思いできるんだぜ……って、誰に言ってるんだ俺は」
とりあえず、もう1度バッグに手を突っ込む。
……これって、かなり効率が悪いんじゃないか?
いちいち探していたら、時間がかかってしまう。
それなら、一気に全部ボロいベッドの上に広げてしまった方がいい。
「よいしょっ、と。……何だ、大したもんねえな」
どうでもいい支給品一式と、申し訳程度に存在するペンダント。
……まあ、武器が入ってただけまだマシか。
一応、ペンダントとスマホ以外をバッグに仕舞う。
「これ……金か?まぁ、どうでもいいけどな……」
【一日目・深夜/B-7:グロズニィグラード・捕虜収容所】
【被験体03号@
オリジナル】
[状態]:健康
[装備]:ハンマー@SIREN2、ピュア・ゴールド・王将@SIREN2
[所持品]:支給品一式
[思考・行動]
基本:皆殺しにして金でも貰うか
1:どうすっかな
≪参加者紹介≫
【名前】 不明(被験体03号)
【性別/年齢/職業】 男/不明/無職
【特徴】 180cmを越す。顔立ちは普通
【特殊能力】 少しの間だけ、自身の選んだ身体能力を驚異的な数値まで上げる。
【能力説明】 上昇が続くのは5分ほど。それを超えるとゆるやかに下降していく。
また、一度に複数の能力を上げることもできる。
ただし、この能力は肉体の限界を超える技なので、連続使用は体にかなりのダメージを与えることになる。
【備考】 被験体となる前から、連続殺人を犯していた。それで、逮捕された際に被験体となった。
本人の口からは語られないが、殺人の師匠とも呼べる人物と同居していたらしい。
≪支給品紹介≫
【ハンマー@SIREN2】
被験体03号に支給。
攻撃力も高く、リーチも広い、が出てくるステージはそこまで多くない。
また、一部のキャラの攻撃モーションが実質これ専用になっていたり。
【ピュア・ゴールド・王将@SIREN2】
同じく被験体03号に支給。
阿部倉司が、蒼ノ久漁港にて拾ったペンダント。
名前は凄そうなのに、アーカイブの説明を見るとどうにも怪しく見えてくる……。
最終更新:2012年05月21日 21:20