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とっとこピカピカ

15話 とっとこピカピカ



「ピカピ……ピカチュ……」

工場に黄色いネズミのような生き物がいた。
名前はピカチュウ。
ポケモントレーナー、サトシのパートナーであり、友達。
ピカチュウはサトシ達とともに、カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウと各地のポケモンジムを巡る旅をしていた。
そして新たな地、イッシュ地方をサトシと旅している矢先だった。

目を覚ましたピカチュウがいたのは、知らない場所。
そして唐突な殺し合いの宣告。
ピカチュウは訳が分からなかった。

「ピカ…」

とりあえず、ピカチュウはディパックを開けてみた。
始めは開ける事が困難に思われたディパックだったが、動物用に考慮して開発されてあるようで、簡単に開ける事が出来た。

「ピ……ピカ……」

ディパックの中に入っていたのは――
赤と白を基調色とした不思議な乗り物。
ビンに入った綺麗な月型の石。
そして金色の大きな杖。
どれもピカチュウには使えなかった。
仕方なくピカチュウは支給品をなんとかディパックに戻した。
と、その時だ。
ガタッ、と物音がした。

「ピーカチュウウウウ!」

ピカチュウはびっくりしてつい【10まんボルト】を放ってしまった。

「うわっ!」

と、そこから声がした。
誰かがそこに隠れていたのだろう。
やっちゃったと思いつつ、ピカチュウは恐る恐る【10まんボルト】を放った物陰を覗き込んだ。

「ちょっとキミ、危ないのだ! 当たったらどうするつもりだったのだ!?」

そこにいたのは自分よりも小さいネズミのポケモンらしき生物だった。

「ピカ……ピカチュウ……」

ピカチュウはとりあえずそのネズミポケモンに謝った。
ピカチュウは元々は自分が悪いのだし、それにこの子は多分害のない子だ。そう思ったから。




「僕はハム太郎なのだ。君の名前は?」
「ピカチュウ」
「ピカチュウくんか。よろしくなのだ」
「ピカ!」

「ピカチュウくんはこんな殺し合いには乗らないよね?」
「ピカ。 ピカチュピッカ!」
「よかったのだ。 僕も怖くてここに隠れていたのだ。バックの中身も調べてみたけど、僕には使えないような物ばかりだったのだ」
「ピカ……ピカピ……」
「ピカチュウくんにも大切な子がいるのだ?」
「ピカ、ピカチュ」
「僕にもロコちゃんっていう大切な子がいるのだ。僕が死んだら、きっとロコちゃんは悲しむのだ。
だから僕はこんなとこで死ねない。死にたくないのだ……!」
「ピカ、ピ……ピカチュ……」
「でも僕、本当はとっても怖いのだ……
紙を見たら、ここに呼ばれたのは僕だけじゃなかったのだ……ハムちゃんずのみんな……こうしくんにリボンちゃん、タイショーくんもここに来させられていたのだ……
僕、もう訳が分からないのだ……一体僕は……どうしたら……」
「ピカ…ピカチュウ…」
二匹の小さな動物は、工場の隅っこで心の底にある恐怖を感じて固まっていた――。


【A-8/工場内/一日目/早朝】
【ピカチュウ@ポケットモンスター】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、KRR-SP@ケロロ軍曹、月の石@ぷよぷよシリーズ、ウラヌススタッフ@ぷよぷよシリーズ
[思考]基本:殺し合いはしない。脱出してサトシと再会したい。
1:ハム太郎を守りたい

【ハム太郎@とっとこハム太郎】
[状態]:健康、恐怖心
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、不明支給品1~3(本人確認済み)
[思考]基本:絶対に誰も殺さずにこの島を脱出してみせるのだ!
1:とても怖いのだ。だけどそんなんじゃ駄目なのだ!
2:ピカチュウくんは絶対死なせないのだ
3:ハムちゃんずの仲間と絶対再会するのだ


【支給品解説】
【KRR-SP@ケロロ軍曹】
ケロロ軍曹愛用のバイク型フライングソーサー。
フライングソーサーでは珍しく、反重力エンジンを使用している。
今は絶版で、相当なプレミアがついているらしい。
ちなみにケロロの物は、見た目だけ取り繕った欠陥品である。
ただし現在は、チューンとパーツの取り替えによって、そこそこ使用できるようになっている。

【月の石@ぷよぷよシリーズ】
「ぷよぷよフィーバー2!」に登場。
小ビンに入っている綺麗な石。
これを使うことで、ピカピカになり力がみなぎる。
粉々になっているが、これは元々砕いて使用するものなので、大丈夫。問題無い。
ちなみにポケモンの「つきのいし」とは関係ない。

【ウラヌススタッフ@ぷよぷよシリーズ】
光り輝く金色の杖で、超レア。
「ぷよぷよ通決定盤」、「通モード」のパキスタ戦のまんざいデモにて登場。
ぷよぷよのキャラ出典元作品である「魔導物語」で、主人公のアルルが手に入れようとしていたものである。
これを手に入れるためには、カーバンクルの額にある宝石「ルベルラルク」が必要となる。


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最終更新:2012年08月29日 11:31
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