天より降る獣

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3話 天より降る獣

灯台の階段を上がるマンティコアのオス、ウラジーミル・コスイギン。
マンティコアと言っても色々あるが彼の場合は要するに「蝙蝠の翼が生えたライオン獣人」である。
最上階から、島の様子を見渡す。
灯台から見える限りでは、中央が森になった小高い山、他に市街地や別荘地、砂浜、ガソリンスタンド等が見える。

「はぁ……日本に観光に来たらこんな事になるなんてなぁ。
これからどうする……取り敢えず、殺し合いはしたくないし……」

どうしようか思案していると、ガソリンスタンドの方で動きがあったようだった。

「ん……?」


「ひいいい!!」
「待てぇ!」

ジャッカルの女性が金属バットを持った人間の男に追われていた。

ガァン!!

「あぁあ!!」

男の金属バットが、給油機を大きく凹ませる。
女性は腰が抜けてしまい立ち上がれなくなってしまう。

「はははっ、死ねぇ!!」

男が笑いながら金属バットを女性の頭目掛けて振り下ろそうとした。

ドスッ!

「!? ぐ、が、ああぁああ!!?」
「え!?」

しかし、男の右肩辺りに一本の矢が刺さった事で攻撃は中断される。
男は上空を見上げる、そこにはクロスボウを構えて飛んでくる翼を持ったライオンがいた。

「畜生!!」

相手が空にいてしかも飛び道具を持っているとなれば圧倒的にこちらが不利。
男は悪態をつき、逃げ去って行った。
ライオン――ウラジーミル・コスイギンはまだ腰を抜かしているジャッカル獣人の女性の元へ降り立つ。

「大丈夫ですか!?」
「う、うん……ありが、とう」
「良かった間に合って……俺、ウラジーミル・コスイギンって言います」
「わ、私、福島愛沙」
「一旦、事務所の中に入りましょう、立てますか?」
「だ、大丈夫……」

ウラジーミルに肩を支えられながら愛沙は立ち上がった。


無人の市街地。
右肩の矢傷の痛みに、鐘上真生は顔を歪める。

「いてぇ……畜生、あのライオン野郎め、次会ったらぶっ殺してやる」

ガリガリと、金属バットを路面に引き摺りながら真生は歩く。


【D-2/給油所/早朝】
【ウラジーミル・コスイギン】
[状態]健康
[装備]クロスボウ(0/1)
[持物]基本支給品一式、クロスボウ予備矢(10)
[思考]
基本:殺し合いには乗らない。
1:福島さんと話をする。
[備考]
※福島愛沙を襲っていた男(鐘上真生)の容姿を記憶しました。

【福島愛沙】
[状態]疲労(中)、恐怖
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???
[思考]
基本:死にたくない。
1:ウラジーミル君と話をする。
[備考]
※鐘上真生の容姿のみ記憶しました。


【E-2/市街地/早朝】
【鐘上真生】
[状態]右肩に矢傷
[装備]金属バット
[持物]基本支給品一式
[思考]
基本:皆殺しにして優勝する。
1:あのライオン野郎(ウラジーミル・コスイギン)は次会ったら絶対に殺す。
[備考]
※ウラジーミル・コスイギン、福島愛沙の容姿のみ記憶しました。


《キャラ紹介》
【ウラジーミル・コスイギン】
フルネームはウラジーミル・イリイチ・コスイギン。ロシア風国家から日本風国家へ観光にやってきた。
25歳。マンティコアで大柄だが外見とは裏腹に温厚な性格。分厚い肉が嫌い。

【福島愛沙】 読み:ふくしま・あいさ
ジャッカル獣人の女性。20歳の大学生。
ネットカフェが好きで良く宿泊している。自宅にネット環境は揃っているのだが、
本人曰く「ネットカフェ特有の雰囲気や料理が好き」との事。

【鐘上真生】 読み:かねがみ・まさお
フリーターの男。19歳。人付き合いが上手く出来ずバイト先で上手く人間関係を築けずトラブルばかり起こす。
その鬱憤をゲームやネット上で政治家や有名人への誹謗中傷等を書き込む事で晴らしている。
ただ、根も葉もない事を書く事もあるため既に「荒らし」としてマークされている。


002:墓場で運動会 目次順 004:仄暗い水の底へ
ゲーム開始 ウラジーミル・コスイギン 029:爆裂スル恐怖
ゲーム開始 福島愛沙 029:爆裂スル恐怖
ゲーム開始 鐘上真生 030:三人の修羅
最終更新:2013年02月28日 00:29
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