「カンノミホ……(意味不明)」
会場西側の住宅地にある一軒家で、某有名女優の名らしきものを呟いた男。
何故か海パンのみの姿で鍛えられた肉体を晒しているが、浅黒い肌やチリチリとした剛毛で見た者に「くさい」「きたない」「うんこの妖精」
というホモガキ並の感想を抱かせそうである。
彼の名は野獣先輩。
24歳の学生であり生粋のホモという異色のプロフィールの持ち主だ。
「頭に来ますよ~!(憤怒)」
野獣先輩は激怒していた。
それはロロが非道な行いをしたからか?
答えは否。確かにあの青年の外道行為には顔を顰めたが、殺されたのはどちらも他人。
それほど怒ることでもない。
では知り合いも
殺し合いに参加しているからか?
それも違う。確かに名簿で愛する遠野の名を見た時は主催者に怒りを抱いた。
しかし残りの二人、先輩のMURは老け顔の池沼であるし、後輩のKMRは以前MURと二人がかりでレイプしてからは、
険悪な関係となっている。
死のうがどうなろうが別に構わない存在だ。
では何故野獣先輩が激怒しているのか。
それは先輩が殺し合いに連れて来られた時期に関係している。
野獣先輩は以前から恋心を抱いていた遠野を自宅に招待した。
遠野に屋上で肌を焼いていかないかと提案、心優しい遠野は笑顔でそれを快諾。
しかしそれは野獣先輩のゲスい罠だった。
先輩は睡眠薬を仕込んだアイスティーを遠野に飲ませる。
そして介抱するふりをして地下室に連れ込みレイプするという、クッソ汚い行為に及ぼうとしたのだ。
「もう溜まっちゃってんのにさぁ……」
野獣先輩は遠野に襲い掛かろうとしたその瞬間、殺し合いへと拉致された。
後輩の体を味わおうと性欲が最高潮に達したタイミングでの、まさかのおあずけ。
これには殺し合いへの恐怖より昏睡レイプを邪魔された怒りの方が勝った。
「どうっすかな~」
ロロへの怒りはそのままに、自分はどう行動すべきかを考える。
最優先は自分と遠野の安全確保。
優勝して遠野と共に生還するか、それとも殺し合いには乗らずロロを倒す道を行くか。
◇
「ギャオーン…(こ、怖過ぎるワオーン)」
住宅地をおっかなびっくり歩く一頭の犬。
如何にも辛そうな顔をした日野家のペット、サイトーさんである。
「ワオワオーン…(耳雄くーん……留渦ちゃーん……どこに居るんだワオーン……)」
臆病な性格のサイトーさんは殺し合いにただただ恐怖していた。
今まで犬小屋を燃やされたり、犬専門風俗でぼったくられたりと散々な事ばかりだったが、こんな事態は初めてである。
飼い主である日野兄妹に会いたい。
あまり話したことは無いが、この際カントクでもいい。
一刻も早くこの恐怖から逃げたい。
そう思い涙を流して歩くサイトーさん。
その時、風を切るような音がし、同時にサイトーさんの意識も闇に沈んだ。
サイトーさんの頭部には金属製の矢が突き刺さっている。
突如巻き込まれた殺し合いで、耳雄達との再会も叶わずサイトーさんは呆気なく死んだ。
しかし、ある意味彼は幸せだったのかもしれない。
痛みも迫る死も感じることもなく、一瞬で逝けたのだから。
【サイトーさん@でろでろ 死亡】
◇
「ちゃんと仕留められたみたいっすね~」
軽い声と共にサイトーさんの死体に近付く汚物ステロイドこと野獣先輩。
流石に海パン一丁のままでいるのは抵抗があり、バッグに入っていた黒一色の服を着ることにした。
付属で変わったデザインのヘルメットのようなものあり、身を守る為にと念を入れそれも装着する。
着終わると外から鳴き声を聞こえたが、野良犬と思い無視。
しかしデイバッグを背負っているのが見えて考えは一変、支給品のクロスボウを使いサイトーさんを射殺したのだ。
クロスボウなど初めて使ったが、一撃で殺せたという結果に野獣先輩は満足気な表情だ。
死体から取り上げたデイバッグの中身を確認、水と食糧を自分のバッグに移し、サイトーさんの支給品である散弾銃を取り出す。
「いいねぇ~!」
クロスボウ以上の強力な武器に益々機嫌を良くする野獣先輩。
試し撃ちとばかりにサイトーさんへ向け引き金を引く。
至近距離での銃撃を受け、道路中に血と肉片が飛び散る。
「Foo↑~気持ちいィ~!」
その絶大な威力にテンションが上がる。
上機嫌のまま野獣先輩は他の参加者を探しに出発した。
犬とはいえ罪の無い参加者を殺した野獣先輩。
だが彼は殺し合いに乗ったというわけではない。
野獣先輩はまず自分と遠野の安全を最優先として動くつもりである。
道中強くて殺し合いに反対する者と出会ったなら、仲間にしてもらい身の安全を確保する。
但し、サイトーさんのように役立たずと思われる参加者は、見つからないよう始末し支給品を奪う。
そうして殺し合いが進み、脱出の方法が見つかったのならそちらに付き、無理そうならば遠野と共に優勝を目指す。
これが野獣先輩の方針だ。
(それにこの状況なら遠野も俺に惚れるかもしれないよなぁ?)
殺し合いの中起こる後輩の危機に颯爽と駆けつける先輩。
頼れる男の背中を見たら遠野は間違いなく自分に惚れるだろう。
そう考えるとこの状況は、悪いものではないのかもしれない。
「ほら行くど~」
犬を殺したことなど全く気に留めず、軽快な足取りでその場を離れる。
やっぱり野獣先輩は人間の屑じゃないか(呆れ)
【野獣先輩@真夏の夜の淫夢】
[状態]:健康
[装備]:黒の騎士団の制服@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー、ベネリM3(6/7)@バイオハザードシリーズ
[道具]:共通支給品一式(食糧と水×2)、エイダのクロスボウ@バイオハザードシリーズ、金属矢×20、パイルボム×8、12ゲージ弾×21
[思考]
基本:遠野と共に生き残る
1:遠野を探す
2:強くて殺し合いに反対する人間の仲間にしてもらう
3:足手まといは隙を見て殺す
4:最終的に脱出が可能ならそちらへ、無理なら優勝を目指す
[備考]
※参戦時期は「昏睡レイプ!野獣と化した先輩」で、遠野を地下室に運んだ直後。
支給品紹介
【黒の騎士団の制服@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー】
野獣先輩に支給。
ゼロ率いる黒の騎士団が着用する黒一色の制服。
顔を隠すためのゼロの仮面をモチーフにしたフルフェイスのマスク付き。
【エイダのクロスボウ@バイオハザードシリーズ】
野獣先輩に支給。
エイダ・ウォンが愛用する武器で、通常の金属矢と爆弾付矢の二種類を発射する。
無音で撃ち出すので周囲に気付かれず敵を排除可能。
『6』に登場。
【ベネリM3@バイオハザードシリーズ】
サイトーさんに支給。
イタリアのベネリ社が開発した銃。
イナーシャーシステムという特殊なセミオートマチック機能を持ち、連射速度の遅さを克服している。
『5』に登場。
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最終更新:2016年05月03日 05:59