62話「銃の大量所持はチートフラグ?」
『それじゃあまたお昼の放送で会いましょう。バイバーイ☆』
会場中に鳴り響く大音量のサイレンが、定時放送の終了を告げる。
ここはエリアE-3に存在するとある雑居ビル、その中にある卓球バー。
カウンター席に座って外から流れる放送を聞いたのは茶色セミロングの髪を持った少女、北沢樹里。
奥の調理場から掻っ攫ったコーラを飲みながら、メモに取った事を見返す。
「うーん、随分死んだわね」
死者として発表された名前は20人。
その中にはクラスメイトである太田太郎丸忠信、サーシャ、シルヴィアの名前も含まれていた。
シルヴィアに関しては下手人は自分なのだが。
ただ、途中で遭遇した「費覧」という雌狐の名前は呼ばれなかった。
どうやら費覧はまだ生きているようだ。
そして禁止エリアだが、いずれも自分がいるエリアからは離れている。
強いて注意するべきなのは市街地の一角であるエリアD-1だろう。
「ふう。それにしても」
樹里はカウンター席から立ち上がり、デイパックの中に入っていた自分のランダム支給品を卓球台の上に置いた。
「これぞまさに『より取り見取り』って奴?」
自動拳銃のカーマインエッジ、ベレッタM92FS、シグザウエルP228。
リボルバー拳銃の二十六年式拳銃。
麻酔銃であるドミネーター、そして最初に殺した白髪ツインテールの女性から奪ったデイパックの中に入っていた、64式小銃用銃剣。
カーマインエッジ意外は鹵獲品だが、今、樹里の装備類はかなり豊富である。
殺し合いの参加者として有利な方だと言えよう。
まるでホラーゲームのイージーモードみたいだと、樹里は思わず笑いが込み上げた。
「さてと……お腹も空いたし、何か食べよ。でも支給品のコッペパンじゃ味気無いしな…。
調理場に何かあるかな」
ここは卓球バーというバーの一種である。
軽食ぐらいは出していただろう。何か材料があるはずだ。
樹里は奥の調理場に再び赴き何か空腹を満たせそうな物を探し始めた。
「お、あるある」
冷蔵庫の中からハムと卵を発見し、手に取る。
更に調理台下の収納スペースからサラダ油を入手し、フライパンも調達した。
「ハムエッグでも作ろうかな」
少しテンションが上がった樹里は普段料理などほとんどしないと言うのに調理の準備に取り掛かる。
~数分後~
「……微妙なのが出来あがっちゃった……」
樹里が作り上げた物は「ハムエッグ」と呼称するには余りにも原型とかけ離れた物体だった。
フライパンから適当な白い皿に乗せ、それなりに飾って見るが見栄えなどするはずが無い。
恐る恐る、樹里はその物体を箸でつまみ、ゆっくりと口の中に入れる。
「…………」
そして咀嚼し味わう。そのお味は……?
「あ、結構イケる!?」
どうやら意外と美味いようだ。
【一日目/朝方/E-3市街地卓球バー】
【北沢樹里@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]:肉体的疲労(中)、食事中
[装備]:カーマインエッジ@
オリジナル(14/14)
[所持品]:基本支給品一式、カーマインエッジの予備マガジン(4)、
二十六年式拳銃@SIREN(4/6)、ベレッタM92FS(15/15)、
ベレッタM92FSの予備マガジン(5)、ドミネーター(0/1)、麻酔弾(4)、
シグ ザウエルP228(13/13)、シグ ザウエルP228の予備マガジン(5)、64式小銃用銃剣、
ルミーア・ホワイトの水と食糧、シルヴィアの水と食糧、永井浩二の水と食糧
[思考・行動]:
0:殺し合いに乗り、優勝を目指す。
1:意外と美味しい…?
2:これからどうしようか…。
[備考]:
※本編死亡後からの参戦です。
※ルミーア・ホワイト、シルヴィア、永井浩二のデイパックは卓球バーの中に放置されています。
≪支給品紹介≫
【64式小銃用銃剣】
自衛隊で使われている突撃銃、64式小銃に装着される銃剣。
最終更新:2010年02月24日 23:00