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Theft in emergency

67話「Theft in emergency」

二回目のサイレン。第一回定時放送終了の合図が鳴り響き、
会場は再び静寂に包まれる。

「もう20人死んでるのか…知り合いはいないけど…」

F-1のとある民家。和室の中で少年、須田恭也は20人の名前が消された名簿を見返す。
この殺し合いに彼の知人は一人もいないが、
たった6時間で20人も落命しているという事実に彼は愕然とする。

「禁止エリアは…まあ、大丈夫か。気にしなくても。結構離れてるし」

発表された禁止エリアはいずれも現在位置からは遠く離れている。
いずれも余り気にする必要は無いと判断した。
情報が書き込まれた地図と名簿をデイパックの中にしまい込む恭也。
空腹を感じていたのでコッペパンを取り出し、台所から牛乳を持ち出して、軽い朝食を取る。
朝食後、これからどうするか、再び和室に座って考え始めた。

「ホテルに行ってみようか」

地図を見ながら、行き先をホテルに決定する恭也。
しかしここでとある問題に直面する。それはホテルまでの移動手段。

「結構遠そうだから、もう歩くのはキツイな…」

現在位置であるF-1とホテルのあるD-2は地図で見る限りそれなりの距離がある。
まだ疲労感が残っており歩いていくのは億劫だった。
そこでこの民家に何か、自転車のようなものは置いて無いかと、
警戒しつつも外に出て自転車を探し始めた。

「あった…」

小さな倉庫の壁に立て掛けられるように、少し古びているがまだ使えそうな、
黄色いマウンテンバイクが置かれていた。
確か非常時の窃盗は重罪だという話を聞いた事があったが、
自分の命も危ない状況でそのような事も言っていられない。
持ち主には悪いと思ったが、使わせて貰う事にした。
デイパックを背負い、籠にチップカットソーを入れ、マウンテンバイクを両手で押し入口の門へ向かう。

すっかり明るくなった住宅街の通りは、時折妙に冷たい風が吹き抜けていた。

「さて、行くか…」

そして恭也はデバイスで方角を確認し、ホテルに向け出発した。
途中、襲撃されない事を祈りながら。


【一日目/朝方/F-1市街地】

【須田恭也@SIREN】
[状態]:肉体的疲労(中)、身体中にダメージ(大)、右上腕に切り傷(応急処置済)、
マウンテンバイクを運転中、D-2ホテルへ移動中
[装備]:チップカットソー@自作キャラでバトルロワイアル(バッテリー残量:89%)
[所持品]:基本支給品一式(ランタン放棄、コッペパン1個消費)、
流血@浦安鉄筋家族(200粒入り)
[思考・行動]:
0:殺し合いには乗らない。脱出手段を探す。そのためにも仲間が欲しい。
1:ホテルに向かう。
2:襲われなきゃいいけど…。
[備考]:
※初日0:00にサイレンを聞き、駐在警官に撃たれ川に転落し、
意識を失った直後からの参戦です。 従って幻視能力は目覚めていません。
※ランタンを破損、放棄しました。




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最終更新:2010年02月24日 00:45
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