71話「血で染まった癒しの場所」
真っ赤な鮮血が飛び散り、元は何だったのか予想もつかない肉片や臓物、
骨の破片が飛散した病院のロビー。
奥にある事務室の机が乱暴にどけられ、空いた空間で、
グチャグチャと肉片を食らう、血まみれの雌獣竜、
レオーネがいた。
「若そうな人間だったもんなぁ、美味しい」
まるでお菓子を食べる子供のような口調で、
元・人間の青年だった肉片に齧り付く。
レオーネはこの病院で
第一回定時放送を聞く事になったが、
放送内容にはまるで関心が行っておらず、情報をメモに取る事もしていない。
それでも禁止エリアの場所だけは記憶していた。
「はぁ、お腹一杯」
肉片を食べ終わり、その場に寝転がり横になる巨躯の雌獣竜。
「もうしばらくここにいよっかな。別に焦る必要も無いよね。
ここは禁止エリアには指定されてないはずだし」
蛍光灯が並ぶ無機質な白い天井を眺めながら、レオーネが呟いた。
「それにしても」
レオーネが様々な銃器の押し込められた自分のデイパックに手を伸ばし、
中に手を突っ込んで、何かを取り出す。
それは、肉片――曽良の首にはまっていた、そして自分の首にもはめられている首輪。
血や脂でべっとりと濡れていた。
食事のため肉片を掻き集めている時に発見し、
何となく拾ったのだが。
「どういう構造なんだろうねぇこれ」
主催者の話によれば爆弾内蔵で、しかも監視装置でもあるというが、
一体どんな内部構造なのだろうか。
「ま、いいけど、さ」
気にはなったが、特に調べる事もせず、レオーネは首輪をデイパックの中に戻し、
再び横になった。
「あ゛あ、グウぅあああウウうううううウ…ぐ……ハァハァ」
病院近くの路上で、地面に膝を付き呻き声を上げる、
灰色の毛皮を持ち学生服に身を包んだ狼獣人の少女、エルフィがいた。
「ゼェ、ゼェ、ノ、ノーチラス……マダ、生キテル」
彼女の両目からは真っ赤な血の涙が溢れ、
声音は元のそれでは無く、何か機械で加工したかのように歪んでいた。
ふらふらと立ち上がり、ゆっくりと天を仰ぐ。
エルフィには見えていた。大空に輝く、虹色のオーロラ。
そして、得体は知れないがとても美しい発行体の群れが。
「アナタニモ、見セテ、アゲタイナァ、ノーチラス、フフ、ハハ」
どこにいるか分からない自分のクラスメイト、ノーチラス。
先の放送で、名前が呼ばれ無かったという事はまだ生きているという事だ。
早く見つけ出して、この風景を見せてあげたい。
エルフィが考えている事はただそれのみ。
屍人となってしまったエルフィは、ノーチラスに固執するようになっていた。
そしてエルフィは視線を前方に向ける。
まだ遠いが微かに建物に隠れて見える、病院の建物。
「アソコヘ、行ッテミヨウ……アハハハハ」
病院へ行き先を定めたエルフィは、
右手に大型自動拳銃、デザートイーグル50A.Eを携え、
市街地をふらつきながら歩いていった。
【一日目/F-3病院一階事務室】
【レオーネ@オリキャラ】
[状態]:腹部に貫通銃創(ほぼ治癒)、右肩に刺し傷、右手の平に傷、
口と身体が血塗れ
[装備]:九九式小銃(4/5)
[所持品]:基本支給品一式(水と食糧完全消費)、7.7㎜×58㎜弾(30)、
ワルサー カンプピストル(1/1)、26.6㎜炸裂弾(3)、64式小銃(20/20)、
64式小銃の予備マガジン(5)、曽良の首輪、焔薙@SIREN
[思考・行動]:
0:とりあえず出会った人から順番に殺していく。
1:これからどうしようかな。
[備考]:
※聖徳太子の名前と容姿を把握しました。
※西川のり子のデイパックは放棄したようです。
※腹部の貫通銃創は完治したようです。
【一日目/F-3病院周辺】
【エルフィ@自作キャラでバトルロワイアル】
[状態]:屍人化(不安定)、首筋に注射痕、歓喜、屍人の意識、F-3病院へ移動中
[装備]:IMIデザートイーグル(4/7)、
[所持品]:基本支給品一式、デザートイーグルの予備マガジン(5)、
グロック19(12/15)、グロック19の予備マガジン(5)、クリスの剣@ムーンライトラビリンス改造版
[思考・行動]:
0:もっともっと殺す。
1:ノーチラス…アハハ。
[備考]:
※本編死亡後からの参戦です。
※屍人化しました。但し不安定で、平常のエルフィの意識と屍人としてのエルフィの意識が混濁しています。
※F-3病院一階ロビーは凄惨な状況です。
最終更新:2010年02月25日 02:26