ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2966 まりさ、ちょこばななさんがだーすき!
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『まりさ、ちょこばななさんがだーすき!』 8KB
虐待 不運 自業自得 日常模様 家族崩壊 飼いゆ 野良ゆ 姉妹 子ゆ 都会 現代 虐待人間 直接の虐待表現薄いですすいません
虐待 不運 自業自得 日常模様 家族崩壊 飼いゆ 野良ゆ 姉妹 子ゆ 都会 現代 虐待人間 直接の虐待表現薄いですすいません
- 虐待分はきわめて薄いです。ゆっくりの悲鳴が書きにくいが故です。
- 人生で初めてフィクションというものを書きました。クソ読みにくいクソ文章ですがクソよろしくお願いします。
まりさ、ちょこばななさんがだいーすき!
今、一匹のゆっくりが死のうとしている。
ただ遊びとして飾りをちぎられ、髪の毛がむしりとられた禿げ頭には、ウニのようにぶすぶすと割り箸や竹串が刺されている。ぽつぽつと見える抜け残った金の体毛から判断するに、おそらくはまりさ種だ。顔中に腫れや痣や切創をつくり、片目にはくしゃくしゃになったアルミ缶がねじ込まれている。
とても不運なことに、このゆっくりは確実に死ぬが、しかし死までの距離はとても長い。まりさの右目に突っ込まれた飲みかけのコーラが、ゆっくりにとっての生命線である高い糖度を持っているからだ。
意図せず、体内に埋め込まれた点滴となったコーラは、まりさに安易な死を許さない。死の最後の瞬間まで、痙攣を起こすたび体内の餡子をかきむしる割り箸の痛みや、眼窩をむりやりに拡張したアルミ缶の、吐き気を伴った違和感や、人間たちのおこぼれに預かろうとして、夏祭りのゴミ集積スペースに忍び込もうとした自分の愚かさへの後悔と向き合わされる。
親としての、「かわいい我が子に、もはや野良となってからは味わえなかった甘味を味あわせてやりたい」、というゆっくりごときには高すぎた望みは、いまや一匹の死にゆく生物としての「先に『えいえんにゆっくり』させてもらえたわが子が羨ましい」という羨望に変わっていた。
ただ遊びとして飾りをちぎられ、髪の毛がむしりとられた禿げ頭には、ウニのようにぶすぶすと割り箸や竹串が刺されている。ぽつぽつと見える抜け残った金の体毛から判断するに、おそらくはまりさ種だ。顔中に腫れや痣や切創をつくり、片目にはくしゃくしゃになったアルミ缶がねじ込まれている。
とても不運なことに、このゆっくりは確実に死ぬが、しかし死までの距離はとても長い。まりさの右目に突っ込まれた飲みかけのコーラが、ゆっくりにとっての生命線である高い糖度を持っているからだ。
意図せず、体内に埋め込まれた点滴となったコーラは、まりさに安易な死を許さない。死の最後の瞬間まで、痙攣を起こすたび体内の餡子をかきむしる割り箸の痛みや、眼窩をむりやりに拡張したアルミ缶の、吐き気を伴った違和感や、人間たちのおこぼれに預かろうとして、夏祭りのゴミ集積スペースに忍び込もうとした自分の愚かさへの後悔と向き合わされる。
親としての、「かわいい我が子に、もはや野良となってからは味わえなかった甘味を味あわせてやりたい」、というゆっくりごときには高すぎた望みは、いまや一匹の死にゆく生物としての「先に『えいえんにゆっくり』させてもらえたわが子が羨ましい」という羨望に変わっていた。
もともとは飼いゆっくりだったまりさは、成体となり、マンションで飼うにも邪魔になってきたという理由で捨てられるまでは、それなりに大事にされていた。ある日突然、目がさめたら、いつもの「おさんぽこーす」ですらない知らない道端に放り出されていることに気づくまでは。
野良になってからの生活は、悲惨の一言に尽きた。一食分の餌をとるのにも争いがあり、不条理な死がある。人間にゴミ袋を漁っているところを見つかって、そのまま叩き潰されるのならまだ幸せだ。まれに見かけるゆっくりゴミ回収箱からたちのぼる「ゆっくりできないにおい」はきっとそこに放り込まれたら、死ぬよりもひどいめにあうであろうことは餡子脳のまりさにも容易に想像しえた。
ゆっくりとしてはそれなりに賢かったとはいえ、人の手から餌を得て育ち、野外の寒さも暑さも知らないまりさが生き残れたのは、ひとえに番であったれいむのお陰であった。同じく飼いゆっくりであったが、本ゆんには知りえない事情であっさりと捨てられたというそのれいむは、野良として生き延びていながら同じ境遇のまりさを見捨てられない甘さも捨てられなかったらしく、朝のゴミ捨て場でどんくさく他のゆっくりたちの後ろで、自分の番を待つようにぼんやりと目の前の食料の奪い合いを眺めていたまりさを叱咤し、餌を分け与えた。
あとはゆっくりらしい単純な流れで、野良としての気構えを、行動を共にすることによって学んでいるうちに、二匹は仲を深め、まりさが食料の奪い合いでも引けをとらなくなったころ、とうとう二匹は番となり、子をなした。
野良になってからの生活は、悲惨の一言に尽きた。一食分の餌をとるのにも争いがあり、不条理な死がある。人間にゴミ袋を漁っているところを見つかって、そのまま叩き潰されるのならまだ幸せだ。まれに見かけるゆっくりゴミ回収箱からたちのぼる「ゆっくりできないにおい」はきっとそこに放り込まれたら、死ぬよりもひどいめにあうであろうことは餡子脳のまりさにも容易に想像しえた。
ゆっくりとしてはそれなりに賢かったとはいえ、人の手から餌を得て育ち、野外の寒さも暑さも知らないまりさが生き残れたのは、ひとえに番であったれいむのお陰であった。同じく飼いゆっくりであったが、本ゆんには知りえない事情であっさりと捨てられたというそのれいむは、野良として生き延びていながら同じ境遇のまりさを見捨てられない甘さも捨てられなかったらしく、朝のゴミ捨て場でどんくさく他のゆっくりたちの後ろで、自分の番を待つようにぼんやりと目の前の食料の奪い合いを眺めていたまりさを叱咤し、餌を分け与えた。
あとはゆっくりらしい単純な流れで、野良としての気構えを、行動を共にすることによって学んでいるうちに、二匹は仲を深め、まりさが食料の奪い合いでも引けをとらなくなったころ、とうとう二匹は番となり、子をなした。
しかしある日、番のれいむは食料を「おうち」に運んでいるうちに、あっさりと潰された。なんということはない、ただ単にそのときれいむを蹴り飛ばした人間の虫の居所が悪かったのだ。
餌の量が、単純に二分の一に減った。子供たちにひもじい思いをさせまいと、まりさは昼夜なくゴミの収集所と「おうち」を往復したが、それもあっさりと限界がきた。人間が頻繁にゴミ捨て場を荒らされる現状に対抗し、ゴミ袋にネットをかぶせ始めたからだった。何の対策もされていない収集所もあるにはあったが、餌の獲得量がさらに半分に減った。
れいむがいたころよりもずっと軽くなった、餌をつめた「おぼうし」を頭に載せ、人の目に付かないよう気をつけて、ずりずりと街を汚らしく這いずるまりさ。先行きの見えない暗い表情をしていたが、ふとある光景が眼に入ってきた。
幾人もの人間が、小さな「おみせやさん」を連ねて、その店先でなにやらおいしそうな食べ物を作っていた。そのとき、語彙をほとんど持たないまりさはそれを「おいしそうなにおい」としか表現できなかったが、それは鉄板で焼きそばを作るときのソースのにおいであり、わたあめの機械から漏れる焦げたザラメのにおいであり、つまり縁日の光景であった。
幾人もの人間が、小さな「おみせやさん」を連ねて、その店先でなにやらおいしそうな食べ物を作っていた。そのとき、語彙をほとんど持たないまりさはそれを「おいしそうなにおい」としか表現できなかったが、それは鉄板で焼きそばを作るときのソースのにおいであり、わたあめの機械から漏れる焦げたザラメのにおいであり、つまり縁日の光景であった。
まりさは、まだ飼い主に捨てられる前の、子ゆっくりだったころのことを思い出した。室内で転がってても飼い主がイラつかない程度の大きさだったころ、飼い主に「おまつりさん」に連れて行ってもらったときのことだ。
そのときのことをまりさはゆん生で一番楽しかったこととして覚えている。まだソフトボールより一回り大きい程度のまりさは、「おにーさん」にバスタオルにくるまれて抱えられ、右に左におもしろいものをみた。色とりどりの「あまあま」が店先に並べられていて、いつもゆっくりフードのあと、甘やかさないためにほんの少しだけしかもらえない「あまあま」も、その日だけはいっぱい食べさせてもらえた。
何でできているのかわからない、ふわふわして、舐めると舌先に甘さだけを残して溶けてしまう「わたあめさん」や、べたべたしていて、ずっと口の中にすっぱい甘みをいっぱいにしてくれる、「あんずあめさん」。鉄板の上で焦がしたあまじょっぱいソースと麺と、しゃきしゃきした野菜が絡んだ「やきそばさん」。なかでもまりさがいちばん気に入ったのは、「ちょこばななさん」だった。普通のミルクチョコや、ピンクのイチゴチョコに浸したバナナに、見た目にも楽しいカラフルなチョコスプレーがかかっていて、まりさは「おにーさん」におねだりして、三本も食べさせてもらったものだった。
そのときのことをまりさはゆん生で一番楽しかったこととして覚えている。まだソフトボールより一回り大きい程度のまりさは、「おにーさん」にバスタオルにくるまれて抱えられ、右に左におもしろいものをみた。色とりどりの「あまあま」が店先に並べられていて、いつもゆっくりフードのあと、甘やかさないためにほんの少しだけしかもらえない「あまあま」も、その日だけはいっぱい食べさせてもらえた。
何でできているのかわからない、ふわふわして、舐めると舌先に甘さだけを残して溶けてしまう「わたあめさん」や、べたべたしていて、ずっと口の中にすっぱい甘みをいっぱいにしてくれる、「あんずあめさん」。鉄板の上で焦がしたあまじょっぱいソースと麺と、しゃきしゃきした野菜が絡んだ「やきそばさん」。なかでもまりさがいちばん気に入ったのは、「ちょこばななさん」だった。普通のミルクチョコや、ピンクのイチゴチョコに浸したバナナに、見た目にも楽しいカラフルなチョコスプレーがかかっていて、まりさは「おにーさん」におねだりして、三本も食べさせてもらったものだった。
そうだ、「おまつりさん」のゴミがあるところなら、きっといっぱい「あまあま」がある。おなかが減ってゆっくりできていない子供たちも、きっと「あまあま」をいっぱい食べれば元気になるだろう。
れいむという野良生活の先達がいないため短慮は愚行になった。
子供たちに食べさせてあげると約束した、「わたあめさん」は今頭に刺さっている。正確には、わたあめの刺さっていた割り箸だ。半分残して捨てられていたこのわたあめを舐めていた子れいむは、近所の小学生に見つかって真っ先に潰された。そこから先は、小学生たちにとってのやりなれた遊び、ゆっくりたちにとっての自白の許されない拷問だった。
子ゆっくりのうち一番年長のまりさは、親の「おぢびぢゃんにげでぇぇぇぇええええ!」の声に唯一反応し、いまだ呆然としている末っ子れいむの髪の毛をくわえて逃げ出そうとした。しかし所詮ゆっくり。物陰にも隠れず、ただ来た道を人間の赤ん坊がはいはいするよりも遅い速度で這いずり戻る愚かな饅頭に遊び盛りの子供が追いつかないはずもない。子供のうちの一人が輪投げの残念賞で当てた水鉄砲で、逃げるまりさにわざと遅々と追いすがりながらまりさの進路に水を撒いた。姉まりさは必死に逃げたが、そのうち、水がしみこんで崩れたあんよから餡子がずるずるとこぼれ、二十メートルも進まないうちに死んだ。
軟球ほどの末っ子れいむは捕まり、食べのこしのかき氷のカップの中に押し込まれた。なにしろ全身の肌が粘膜と言っていいほど敏感なゆっくりだ。あんよから突き抜ける今まで経験したことのないほどの激烈な冷たさから、末っ子れいむは白目をむきながらショック死した。
逃げ遅れた末っ子まりさはアメリカンドックの棒で両目を貫かれていた。周りの子供は「一度に潰すなんてもったいない」と言い、刺した本人も「片目ずつ抉ればよかったな」と笑って、「失敗作」の末っ子まりさを踏み潰した。
最後の親まりさへの虐待は、事前の「失敗作」を踏まえ、慎重に行われた。あっさりと殺さないように、最も苦しむように。
「射的一個も当たんなかったな」「あのくじ、絶対あたり抜いてあるよな」「あっちのカキ氷、シロップかけ放題だってさ」「そこのカタヌキに兄ちゃんいたよ。二百円のやつできたってさ」「じゃあ、もう飽きたし俺たちもカタヌキやろっか」
ひとわたりみんなで親まりさの悲鳴と嗚咽を楽しむと、子供たちは去っていった。子供たちが一連の暴虐を終わらせるまで、二十分もかからなかった。
軟球ほどの末っ子れいむは捕まり、食べのこしのかき氷のカップの中に押し込まれた。なにしろ全身の肌が粘膜と言っていいほど敏感なゆっくりだ。あんよから突き抜ける今まで経験したことのないほどの激烈な冷たさから、末っ子れいむは白目をむきながらショック死した。
逃げ遅れた末っ子まりさはアメリカンドックの棒で両目を貫かれていた。周りの子供は「一度に潰すなんてもったいない」と言い、刺した本人も「片目ずつ抉ればよかったな」と笑って、「失敗作」の末っ子まりさを踏み潰した。
最後の親まりさへの虐待は、事前の「失敗作」を踏まえ、慎重に行われた。あっさりと殺さないように、最も苦しむように。
「射的一個も当たんなかったな」「あのくじ、絶対あたり抜いてあるよな」「あっちのカキ氷、シロップかけ放題だってさ」「そこのカタヌキに兄ちゃんいたよ。二百円のやつできたってさ」「じゃあ、もう飽きたし俺たちもカタヌキやろっか」
ひとわたりみんなで親まりさの悲鳴と嗚咽を楽しむと、子供たちは去っていった。子供たちが一連の暴虐を終わらせるまで、二十分もかからなかった。
こうして、まりさの家族は、出店と出店のあいだのほんの手遊びに潰された。そして、子より長生きした親も今死のうとしている。
まりさは子供たちが潰し忘れた片方の眼で、祭りの提灯と屋台と人ごみと、そこに楽しそうに消えていく幼い虐殺者たちを眺めながらぼんやりと、考えた。
――――――どうして、ゆっくりできないんだろう
それはゆっくりがゆっくりだからだ。脆弱で、頭が悪く、運動性能は虫にも劣り、子を多く成すにもかかわらず一匹一匹きちんと世話をしてやらなければストレスから死んでしまう。
その貧弱さに見合った大きさをしていれば人の眼にも付かないというのに、無駄に多くを喰らい、成長すると蹴っ飛ばすのにちょうどいいサイズまで肥え、そしてみちっぱたでのんべんだらりと「ゆっくり」している。
建物の隙間や軒下に勝手に巣を作り、勝手にくたばり、死体は蟻ゴキブリをよびよせ、それだけでも不潔なのに、ゴミをあさり、ダンボールをつかって公園などの空き地に巣を作ったりするのなどは、景観を汚している例の最たるものだ。
飾りがなければその個体を独善的な価値観の元に虐げ、ときには人間に勝てるとすら思い上がり、叫び声わめき声は人間に似て不愉快で、そしてなにより犬より知力に劣るくせに、言葉を使う。
吐き出す言葉は全て不愉快で、自分たちに人間と同じだけの権利があると思い上がり、代償を差し出すこともできないくせに権利を主張する。
そんな不愉快な生物ゆっくりを「ゆっくり」したままのさばらせるほど、人間は寛大では、ない。
その貧弱さに見合った大きさをしていれば人の眼にも付かないというのに、無駄に多くを喰らい、成長すると蹴っ飛ばすのにちょうどいいサイズまで肥え、そしてみちっぱたでのんべんだらりと「ゆっくり」している。
建物の隙間や軒下に勝手に巣を作り、勝手にくたばり、死体は蟻ゴキブリをよびよせ、それだけでも不潔なのに、ゴミをあさり、ダンボールをつかって公園などの空き地に巣を作ったりするのなどは、景観を汚している例の最たるものだ。
飾りがなければその個体を独善的な価値観の元に虐げ、ときには人間に勝てるとすら思い上がり、叫び声わめき声は人間に似て不愉快で、そしてなにより犬より知力に劣るくせに、言葉を使う。
吐き出す言葉は全て不愉快で、自分たちに人間と同じだけの権利があると思い上がり、代償を差し出すこともできないくせに権利を主張する。
そんな不愉快な生物ゆっくりを「ゆっくり」したままのさばらせるほど、人間は寛大では、ない。