ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3129 はるですよ
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ankoss
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『はるですよ』 5KB
観察 小ネタ 小ネタ
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ここはとある地方のとある山。
キンと冴え渡る空気も、太陽の光で和み、麗らかな陽気に変わる。
雪の多いこの地域にも、ついに春が訪れた。
するとどこからともなく、数匹の白い帽子を被ったゆっくりが数匹現れて、
楽しげにじゃれあいながら、踊るように空を飛び始める。
キンと冴え渡る空気も、太陽の光で和み、麗らかな陽気に変わる。
雪の多いこの地域にも、ついに春が訪れた。
するとどこからともなく、数匹の白い帽子を被ったゆっくりが数匹現れて、
楽しげにじゃれあいながら、踊るように空を飛び始める。
『はるですよ~』
春ですよ、そう繰り返しながらそのゆっくり達は山を飛び回る。
彼女達の名前は『ゆっくりりりー』春を告げるといわれるゆっくりだ。
彼女達は春が訪れるとどこからともなく現れ、声を上げながら飛び回るという習性を持っている。
しかしそれ以外の生態は謎に包まれていて、春が終わり日差しが強くなり始めるころにはと突如姿を消し、
夏、秋、冬と過ぎ、再び春が訪れるまで決して人の目に付かないという、まだまだ謎に包まれたゆっくりである。
彼女達の名前は『ゆっくりりりー』春を告げるといわれるゆっくりだ。
彼女達は春が訪れるとどこからともなく現れ、声を上げながら飛び回るという習性を持っている。
しかしそれ以外の生態は謎に包まれていて、春が終わり日差しが強くなり始めるころにはと突如姿を消し、
夏、秋、冬と過ぎ、再び春が訪れるまで決して人の目に付かないという、まだまだ謎に包まれたゆっくりである。
『はるですよ~』
その声を聞いて、枯れ木や草で覆われている土の穴から、冬眠中のゆっくり達が顔をだしはじめる。
「ゆゆ~~~っ!ひさしぶりのそとなのぜー」
「ぽかぽかだねー、ゆふふ、おちびちゃんたち、おそとはあったかいよ」
「おしょちょー!」
「ぽーきゃぽーきゃ!」
「とってもとかいはなおてんきだわ」
「むきゅ…あたたかいわ…」
少しずつその数は増えていき、ゆっくり達は久しぶりに再会する山の群の仲間達と共に春の訪れを喜んだ。
「ゆゆ~~~っ!ひさしぶりのそとなのぜー」
「ぽかぽかだねー、ゆふふ、おちびちゃんたち、おそとはあったかいよ」
「おしょちょー!」
「ぽーきゃぽーきゃ!」
「とってもとかいはなおてんきだわ」
「むきゅ…あたたかいわ…」
少しずつその数は増えていき、ゆっくり達は久しぶりに再会する山の群の仲間達と共に春の訪れを喜んだ。
しかしその日は運の悪いことに、昼を過ぎたころから徐々に曇り始め、気温がぐんと下がっていってしまった。
するとゆっくり達は大変で、折角陽気に誘われて外に出たというのに、寒さで凍えてしまう個体がどんどん増えていった。
あるれいむが、怒りに身を任せて叫ぶ。
「ゆがあああ!!!これはりりーのせいだよ!りりーがうそをついたんだよ!りりー!ゆっくりしないででてこいいいい!!!」
そのれいむは、いつまでもぎゃあぎゃあと大きな声を上げてりりーを呼び続けた。
その呼びかけに答えて、山のあちこちから春を告げるために散っていたりりー達が集まってくる。
ついでにあまりの声量に、野次馬のゆっくり達もずいぶんと増え、りりーと対峙するれいむを見守った。
「おまえたちのせいでれいむのかわいいおちびちゃんがさむさでえいえんにゆっくりしちゃったでしょおおおおお!!!ぜんぜんはるじゃないぃいぃ!!!」
『はるですよー』
「うそだああああああ!!!!こんなにざぶいのに!!!はるなわげないいいいい!!!」
『はるですよ~?』
「ゆがあああああ!!!うぞづぐなああああ!!!」
『はるですよぅ…』
その後も同じような罵倒を何度も繰り返すれいむ。
始めは黙ってみていた野次馬達も、あまりの寒さに次第にれいむの味方になっていって、りりーはうそつき!と
殆どのゆっくり達が参加して大罵倒大会になってしまう。
するとりりーたちはだんだんと笑顔が崩れて悲しい顔になっていき、
ついに泣き出してしまうものまで現れ、かたまって空のかなたにふよふよと飛んでいってしまった。
『にげるなああああ!!!!このざぶざをどうにがじろおおおお!!!!ゆっぐりでぎないいいいいいいい!!!!!』
ゆっくり達はりりー達が視界から完全に消えるまで、いつまでも空を見上げて叫びちらし続けた。
するとゆっくり達は大変で、折角陽気に誘われて外に出たというのに、寒さで凍えてしまう個体がどんどん増えていった。
あるれいむが、怒りに身を任せて叫ぶ。
「ゆがあああ!!!これはりりーのせいだよ!りりーがうそをついたんだよ!りりー!ゆっくりしないででてこいいいい!!!」
そのれいむは、いつまでもぎゃあぎゃあと大きな声を上げてりりーを呼び続けた。
その呼びかけに答えて、山のあちこちから春を告げるために散っていたりりー達が集まってくる。
ついでにあまりの声量に、野次馬のゆっくり達もずいぶんと増え、りりーと対峙するれいむを見守った。
「おまえたちのせいでれいむのかわいいおちびちゃんがさむさでえいえんにゆっくりしちゃったでしょおおおおお!!!ぜんぜんはるじゃないぃいぃ!!!」
『はるですよー』
「うそだああああああ!!!!こんなにざぶいのに!!!はるなわげないいいいい!!!」
『はるですよ~?』
「ゆがあああああ!!!うぞづぐなああああ!!!」
『はるですよぅ…』
その後も同じような罵倒を何度も繰り返すれいむ。
始めは黙ってみていた野次馬達も、あまりの寒さに次第にれいむの味方になっていって、りりーはうそつき!と
殆どのゆっくり達が参加して大罵倒大会になってしまう。
するとりりーたちはだんだんと笑顔が崩れて悲しい顔になっていき、
ついに泣き出してしまうものまで現れ、かたまって空のかなたにふよふよと飛んでいってしまった。
『にげるなああああ!!!!このざぶざをどうにがじろおおおお!!!!ゆっぐりでぎないいいいいいいい!!!!!』
ゆっくり達はりりー達が視界から完全に消えるまで、いつまでも空を見上げて叫びちらし続けた。
やがて夜がきて本格的な寒さが再びやってくる。
いったん冷え切ってしまった空気はなかなか元には戻らず、その山のゆっくり達は多くの犠牲を出したが、
生き残ったものたちは再び巣穴に戻って越冬体制に戻った。
いったん冷え切ってしまった空気はなかなか元には戻らず、その山のゆっくり達は多くの犠牲を出したが、
生き残ったものたちは再び巣穴に戻って越冬体制に戻った。
さてりりー達だが、この事件のせいですっかり自信をなくしてしまい、
誰にも知られていない住処にこもり、その年はもう二度と外に出てくることは無かった。
りりー達が出てこなくても春は勝手にやってくる、というよりも、たまたまその日運悪く天気が崩れてしまっただけで、
彼女達の言うように、確かに春はやってきていた。
しかしほとんどのゆっくり達は、もうその次の日には外がぽかぽか陽気になったことも知らず、
りりー達が反省して本当のタイミングで春を知らせてくれるのを、ただじっと巣穴の中で待ち続けた。
誰にも知られていない住処にこもり、その年はもう二度と外に出てくることは無かった。
りりー達が出てこなくても春は勝手にやってくる、というよりも、たまたまその日運悪く天気が崩れてしまっただけで、
彼女達の言うように、確かに春はやってきていた。
しかしほとんどのゆっくり達は、もうその次の日には外がぽかぽか陽気になったことも知らず、
りりー達が反省して本当のタイミングで春を知らせてくれるのを、ただじっと巣穴の中で待ち続けた。
「ゆぅぅ…お、おかしいのぜ、はるはまだなのぜ…?」
「まりさみてきてよ!おちびちゃんたちがおなかをすかせてるんだよ!」
「や、やなのぜ!またさむかったらまりさがこごえちゃうのぜ、はるまでまつのぜ!そんなにしんぱいなられいむがいくのぜ」
「どぼぢでぞんなごどいうのぉ!?れいむはかよわいんだよ!まりさがいくべきでしょぉぉお!!」
「ゆんやああ!けんかしにゃいじぇーーー!」
「どっちでもいいからしゃっしゃちょいけ!このくじゅおや!」
「まりさみてきてよ!おちびちゃんたちがおなかをすかせてるんだよ!」
「や、やなのぜ!またさむかったらまりさがこごえちゃうのぜ、はるまでまつのぜ!そんなにしんぱいなられいむがいくのぜ」
「どぼぢでぞんなごどいうのぉ!?れいむはかよわいんだよ!まりさがいくべきでしょぉぉお!!」
「ゆんやああ!けんかしにゃいじぇーーー!」
「どっちでもいいからしゃっしゃちょいけ!このくじゅおや!」
「はるはまだかしら、いつまでもくらいすのなかはとかいはじゃないわ…」
「むきゅ…ごほっ…そろそろごはんさんが…ごほっ…」
「むきゅ…ごほっ…そろそろごはんさんが…ごほっ…」
それから数ヶ月、本当のことに気付いたほんの一握りの生き残り達が巣から顔を出すまで、
ゆっくり達はじわりじわりと数を減らしながら巣穴の中でいつまでももたもたとゆっくりしていた。
ゆっくり達はじわりじわりと数を減らしながら巣穴の中でいつまでももたもたとゆっくりしていた。
おしまい。
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ところでうちの周りの春はまだですか…?
ばや汁でした。
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http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/
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餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は
ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ-
http://www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html
をご活用ください。
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http://www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html
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