ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3237 無敵のゆっくり
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ankoss
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『無敵のゆっくり』 33KB
いじめ 制裁 パロディ 自業自得 駆除 ゲス 独自設定 ナナシ作 軽めです
いじめ 制裁 パロディ 自業自得 駆除 ゲス 独自設定 ナナシ作 軽めです
*注意
- 虐待は軽めです。
- テンプレかつパロディな軽めの内容です。
- 過去作品のキャラが出てきますが読んでなくて全く問題ありません。
これはむかしむかしのお話し。
「ありゃま、こりゃまた随分派手にやられちまったなぁ」
「まったくだぜ。まさか夜襲をしかけてくるとはね、正直甘く見てたわ」
「まったくだぜ。まさか夜襲をしかけてくるとはね、正直甘く見てたわ」
ここはとある村。
その村の中にある畑にて、村人たちがやれやれといった様子で話をしている。
一体何の話かと言うと、その内容は目の前に広がっている畑の惨状についてだ。
その村の中にある畑にて、村人たちがやれやれといった様子で話をしている。
一体何の話かと言うと、その内容は目の前に広がっている畑の惨状についてだ。
村人たちが今いる畑は酷い有様であった。
畑内は何者かが大挙して押し入ったように踏み荒らされており、肝心の作物もまたそのほとんどがその何者かによって齧られたりして、
ボロボロになっている。
特にいやらしのは、齧られた野菜が完食されてない点だろう。
一度口をつけたならばせめて全部たべ切ってくれればいいものを、これをやった犯人たちは、ちょっと齧ったらすぐ他の作物に手をつけているのだ。
まるでここにある作物は、自分たちのものだと主張し唾をつけるかの行為である。
こうして傷物となった作物は当然出荷できない。勿体ないことこの上ない行為である。
畑内は何者かが大挙して押し入ったように踏み荒らされており、肝心の作物もまたそのほとんどがその何者かによって齧られたりして、
ボロボロになっている。
特にいやらしのは、齧られた野菜が完食されてない点だろう。
一度口をつけたならばせめて全部たべ切ってくれればいいものを、これをやった犯人たちは、ちょっと齧ったらすぐ他の作物に手をつけているのだ。
まるでここにある作物は、自分たちのものだと主張し唾をつけるかの行為である。
こうして傷物となった作物は当然出荷できない。勿体ないことこの上ない行為である。
「しっかしまー、どうすっかねえこりゃあ。
今回はそれ程大きな被害は出なくてすんだけど、今後もこんな事が続くんじゃたまったもんじゃねえわな」
「四六時中畑を見張ってるわけにもいかねえし、案山子や簡単な柵くらいじゃ意味ないからな。
こりゃもう、山に入って直接やっちまうほかねえだろ。
余計な仕事増やしやがって、ほんと奴らには困ったもんだぜ」
今回はそれ程大きな被害は出なくてすんだけど、今後もこんな事が続くんじゃたまったもんじゃねえわな」
「四六時中畑を見張ってるわけにもいかねえし、案山子や簡単な柵くらいじゃ意味ないからな。
こりゃもう、山に入って直接やっちまうほかねえだろ。
余計な仕事増やしやがって、ほんと奴らには困ったもんだぜ」
畑の現状を前にして、今後の相談をする村人たち。
村人たちが言っている「奴ら」、それがこの畑を荒らした首謀者であり張本人だ。
その奴らとは、もちろん言うまでもなくゆっくりのことである。
そしてこの話のきっかけは、数日前にさかのぼる。
村人たちが言っている「奴ら」、それがこの畑を荒らした首謀者であり張本人だ。
その奴らとは、もちろん言うまでもなくゆっくりのことである。
そしてこの話のきっかけは、数日前にさかのぼる。
これは数日前の村の昼下がりの出来事である。
ゆっくりたちは前触れなく、突然に大挙して村へとやってきた。
どうやら、この付近の山に住んでいる連中がある程度まとまって来ているらしく、結構な数である。
いったい何事かと困惑する村人たちを前にして、
ゆっくりたちは前触れなく、突然に大挙して村へとやってきた。
どうやら、この付近の山に住んでいる連中がある程度まとまって来ているらしく、結構な数である。
いったい何事かと困惑する村人たちを前にして、
「むきゅ!このむらのだいひょうとはなしがしたいわ!よんできてもらえるかしら!」
えらそうにふんぞり返り、命令するこの集団のリーダーらしいゆっくりのぱちゅりーと、その取り巻きであろう大量のゆっくりたち。
それらをを怪訝そうな表情で見下ろす村人。
何やら険悪な雰囲気があたりに漂う。
少なくともゆっくりたちは、にんげんに対してはいい感情を持っていないように見える。
そしてそんな態度を取られて、ニコニコしているほど村人たちも寛大ではない。
それらをを怪訝そうな表情で見下ろす村人。
何やら険悪な雰囲気があたりに漂う。
少なくともゆっくりたちは、にんげんに対してはいい感情を持っていないように見える。
そしてそんな態度を取られて、ニコニコしているほど村人たちも寛大ではない。
と、そんな嫌なムードの中、やって来るこの村の村長。
村長はやってくるなり、ゆっくりたちに向かって乱暴に言い放った。
村長はやってくるなり、ゆっくりたちに向かって乱暴に言い放った。
「おう、何だお前ら、突然ぞろぞろとやってきてよ。
こっちはいろいろと忙しいんだ、一分やるからさっさと言いたいこと言って失せな」
「むきゅ!いきなりごあいさつね!まったくにんげんはうわさどおりゆっくりしてないわね!
まあいいわ!ぱちゅたちのようっきゅうは、かんたんよ!
あなたたちが、ひとりじめしているおやさいを、ゆっくりたちにもわけあたえなさい!
にんげんだけが、おやさいがかってにはえてくるゆっくりぷれいすを、ひとりじめしているのはふぇあじゃないわ!
とうぜんそれはゆっくりも、えるけんりがある!
なにもぷれいすをよこせとか、おやさいをぜんぶもってこいとか、いうつもりはないわ!
ただかってにはえてくるおやさいを、はんぶんわけてほしいだけよ!かんたんでしょ!
これはせいっとうなけんりよ!わかったらさっさともってきなさい!」
こっちはいろいろと忙しいんだ、一分やるからさっさと言いたいこと言って失せな」
「むきゅ!いきなりごあいさつね!まったくにんげんはうわさどおりゆっくりしてないわね!
まあいいわ!ぱちゅたちのようっきゅうは、かんたんよ!
あなたたちが、ひとりじめしているおやさいを、ゆっくりたちにもわけあたえなさい!
にんげんだけが、おやさいがかってにはえてくるゆっくりぷれいすを、ひとりじめしているのはふぇあじゃないわ!
とうぜんそれはゆっくりも、えるけんりがある!
なにもぷれいすをよこせとか、おやさいをぜんぶもってこいとか、いうつもりはないわ!
ただかってにはえてくるおやさいを、はんぶんわけてほしいだけよ!かんたんでしょ!
これはせいっとうなけんりよ!わかったらさっさともってきなさい!」
キリッ!とした表情で、まるで何かの条文を読み上げる裁判官のように堂々とした態度のぱちゅりー。
その自信に満ちた態度からは、まさか自分の要求が拒否されるとはつゆとも考えていないであろうことがうかがえる。
だが村長はそんなぱちゅりーを一瞥すると
その自信に満ちた態度からは、まさか自分の要求が拒否されるとはつゆとも考えていないであろうことがうかがえる。
だが村長はそんなぱちゅりーを一瞥すると
「話はそれだけか?じゃあとっとと帰りな。
さっきもいったがこっちは忙しいんだ、まったくとんだ時間の無駄だったな」
さっきもいったがこっちは忙しいんだ、まったくとんだ時間の無駄だったな」
話はこれで終わりだ、とでも言うようにぱちゅりーたちから視線を逸らし、そのまま帰ろうとする村長。
「なっ!ちょっとまちなさい!ふざけないで!にげるき!
しぜんのめぐみをひとりじめなんて、くそにんげんはどれだけごうまんなの!
このせかいは、にんげんたちだけのものじゃないのよ!
いいかげんに……むぎゃぼほおおおおおおおおお!」
しぜんのめぐみをひとりじめなんて、くそにんげんはどれだけごうまんなの!
このせかいは、にんげんたちだけのものじゃないのよ!
いいかげんに……むぎゃぼほおおおおおおおおお!」
リーダーぱちゅりーは最後まで喋ることができなかった。
村長が振り向きざまに、ぱちゅりーを軽く蹴飛ばしたからだ。
村長が振り向きざまに、ぱちゅりーを軽く蹴飛ばしたからだ。
「ゆゆ!ぱちゅりー!」
「なにするの!ゆっくりできないよ!」
「りくつでかなわないとなると、ぼうりょくにうったえるきなの!とんだいなかものね!」
「なにするの!ゆっくりできないよ!」
「りくつでかなわないとなると、ぼうりょくにうったえるきなの!とんだいなかものね!」
リーダーのぱちゅりーが蹴飛ばされたとなるや、今まで黙っていた取り巻きのゆっくりたちもギャーギャーと騒ぎはじめる。
だが、
だが、
「黙りやがれ!このクソ袋どもがぁあ!」
「「「ゆぴいいいいいいい!」」」
「「「ゆぴいいいいいいい!」」」
村長のはなったド迫力の一喝によって、恐怖にすくみ上がるゆっくりたち。
「おい、よく聞けよクソ袋ども!
ここでテメェらを皆殺しにすると、後で片付けるのが面倒臭えから、見逃してやるって言ってるオレの慈悲がわからねぇのか?
ぐだぐだ言ってないで、十秒以内に消えな。そして二度とそのふざけた面を見せるんじゃねえぞ!
次にこの村でそのマヌケ面見かけたときは、問答無用で潰すからな!わかったな!」
「むっ、むぎゅうう!で、でもおやさいはかってに……」
ここでテメェらを皆殺しにすると、後で片付けるのが面倒臭えから、見逃してやるって言ってるオレの慈悲がわからねぇのか?
ぐだぐだ言ってないで、十秒以内に消えな。そして二度とそのふざけた面を見せるんじゃねえぞ!
次にこの村でそのマヌケ面見かけたときは、問答無用で潰すからな!わかったな!」
「むっ、むぎゅうう!で、でもおやさいはかってに……」
まだ何か言いたげの様子のリーダーぱちゅりーだったが、
「あ゛あ゛ん!」
「ゆひぃ!」
「ゆひぃ!」
村長に一睨みされると、大人しく引き下がった。
いかに愚かなゆっくりと言えど、これ以上なにか言えば本当に命が危ないということは、
少なくとも人間との戦闘は避けられないということは理解できたらしい。
それくらい圧倒的な暴力の気配が、この村長からは放たれていた。
そもそもそもリーダーぱちゅりーは戦いにきたのではなく、人間たちが独り占めしているお野菜を渡すよう要求をしにきただけなのだ。
取り巻きの連中にしたってそうだ。
ぱちゅりーについていけば、お野菜が沢山食べられるというお気楽な気分でついてきた者がほとんどなのだ。
そんな連中が、今ここで実際に痛い思いをしてまで人間たちと一戦交える覚悟や根性を持ち合わせているわけがなかった。
いかに愚かなゆっくりと言えど、これ以上なにか言えば本当に命が危ないということは、
少なくとも人間との戦闘は避けられないということは理解できたらしい。
それくらい圧倒的な暴力の気配が、この村長からは放たれていた。
そもそもそもリーダーぱちゅりーは戦いにきたのではなく、人間たちが独り占めしているお野菜を渡すよう要求をしにきただけなのだ。
取り巻きの連中にしたってそうだ。
ぱちゅりーについていけば、お野菜が沢山食べられるというお気楽な気分でついてきた者がほとんどなのだ。
そんな連中が、今ここで実際に痛い思いをしてまで人間たちと一戦交える覚悟や根性を持ち合わせているわけがなかった。
「むっ、むぎゅ!みんな、しかたないわ!ここはいったんひきさがりましょう!」
「ゆっゆゆ!そうだね!それがいいよ!」
「こっ、こわいよー!」
「ゆっくぢできないいいい!」
「ゆっゆゆ!そうだね!それがいいよ!」
「こっ、こわいよー!」
「ゆっくぢできないいいい!」
沈痛な面持ちで、ぞろぞろと波が引くように帰っていくゆっくりたち。
それを黙って見送る村の人間。
やがて、ゆっくりたちの姿が見えなくなった頃、一人の村人が村長に話しかけた。
それを黙って見送る村の人間。
やがて、ゆっくりたちの姿が見えなくなった頃、一人の村人が村長に話しかけた。
「いいんですかい?奴ら返しちまって?
あのまま潰しちまったほうが、後腐れがなくてよかったんじゃないかと思うんですが?」
「あの場にいたのが、山にすんでるゆっくり全員だったらそうしただろうな。
だが、今来た連中は、山のゆっくりたちのほんの一部だろうよ。
この場で潰しても、残りの連中はまたやってくることになる、連中はすぐ数を増やすしな。
んでもって、いちいち来るたんびに潰してたら面倒くさくてかなわねぇだろ。
だったらここで強固な姿勢を見せておいて、それを帰って他の連中に伝えてもらったほうがまだいいってわけだ」
「はぁ、なるほど。でも奴ら、そんな物分りのいいような連中ですかね。
何かまたやってくるような雰囲気でしたぜ」
「あぁ、オレもそれは感じたよ。まあ何だな、もし来たら来たでしょうがねぇさ。
そのときは面倒だが約束通り潰してやるとするさ、やって来た連中も山に残ってる連中も全部な」
あのまま潰しちまったほうが、後腐れがなくてよかったんじゃないかと思うんですが?」
「あの場にいたのが、山にすんでるゆっくり全員だったらそうしただろうな。
だが、今来た連中は、山のゆっくりたちのほんの一部だろうよ。
この場で潰しても、残りの連中はまたやってくることになる、連中はすぐ数を増やすしな。
んでもって、いちいち来るたんびに潰してたら面倒くさくてかなわねぇだろ。
だったらここで強固な姿勢を見せておいて、それを帰って他の連中に伝えてもらったほうがまだいいってわけだ」
「はぁ、なるほど。でも奴ら、そんな物分りのいいような連中ですかね。
何かまたやってくるような雰囲気でしたぜ」
「あぁ、オレもそれは感じたよ。まあ何だな、もし来たら来たでしょうがねぇさ。
そのときは面倒だが約束通り潰してやるとするさ、やって来た連中も山に残ってる連中も全部な」
村長は面倒臭そうに山の方を見つめる。
「一斉駆除ですかい、まあそれしかないっすよねやっぱり。
でもゆっくりの山狩りは労力の割りに、得るものがなんもないからできるだけやりたくないんっすよねほんと。
あいつら全滅させたと思っても、いつの間にかすぐ元の数に戻るし」
でもゆっくりの山狩りは労力の割りに、得るものがなんもないからできるだけやりたくないんっすよねほんと。
あいつら全滅させたと思っても、いつの間にかすぐ元の数に戻るし」
やれやれと首をふる村人。
「こればっかりはぼやいてもしかたねえさ。ある意味自然災害みたいなもんだからな。
とにかく奴らがこれであきらめることを祈だけさ」
「それもそうっすね」
とにかく奴らがこれであきらめることを祈だけさ」
「それもそうっすね」
そうして、互いに顔を見合わせて溜息をつく村人と村長であった。
そしてそれから数日後、ゆっくりたちは予想を裏切ることなく再び村へとやって来た。
しかも村が寝静まった夜に、闇に乗じてである。
正面突破は難しいと考えたのか、なんとゆっくりたちは深夜に畑に侵入し、野菜を食い荒らすという暴挙に出たのだ。
村人たちは、深夜という悪条件に加え、荒らされた畑は村から最も遠いところにあった(つまり一番山に近い位置)
ためにゆっくりが畑を荒らしている最中に察知することができなかったのだ。
その結果がこの無残な畑の有様である。
しかも村が寝静まった夜に、闇に乗じてである。
正面突破は難しいと考えたのか、なんとゆっくりたちは深夜に畑に侵入し、野菜を食い荒らすという暴挙に出たのだ。
村人たちは、深夜という悪条件に加え、荒らされた畑は村から最も遠いところにあった(つまり一番山に近い位置)
ためにゆっくりが畑を荒らしている最中に察知することができなかったのだ。
その結果がこの無残な畑の有様である。
こうして一度野菜の強奪に成功した以上、味をしめたゆっくりたちは何度でもやってくることだろう。
当然放っておくわけにはいかない。
やることは決まっている。ゆっくりの山狩り、一斉駆除だ。
当然放っておくわけにはいかない。
やることは決まっている。ゆっくりの山狩り、一斉駆除だ。
「よーしみんな聞いてくれ!」
荒らされた畑を前に集まった村人たちに対して、村長がパンパンと手を叩き、みなの注目を集めながら言う。
「知っての通り、オレたちの村の畑がゆっくりたちに荒された。
やつらは、夜中にコソコソとやってきて、オレたちが育てた作物をメチャクチャにしていきやがっわけだ。
みんなそれぞれ仕事もあって忙しいだろうが、これを放置しておくわけにはいかねえ。
明日、みんなで山に入ってゆっくりたちの一斉駆除を行うことにする」
やつらは、夜中にコソコソとやってきて、オレたちが育てた作物をメチャクチャにしていきやがっわけだ。
みんなそれぞれ仕事もあって忙しいだろうが、これを放置しておくわけにはいかねえ。
明日、みんなで山に入ってゆっくりたちの一斉駆除を行うことにする」
村長の宣言に、集まった村人たちはうんうんと頷いている。
「よし!オレが言いたいことは以上だ。それじゃあ各自かいさ……」
村長が言い終わろうとしたそのとき。
「なあおい、ちょっとまってくれよ!」
突然村人たちの中から声が上がった。
「こんなことするのは無駄な労力だとは思わないか?
もっとよく考えてみようぜ!」
もっとよく考えてみようぜ!」
声の主は言い続け、みなの視線がその人物に集まる。
その声の主は、何とおっさんやじいさんばかりの集団には不釣合いな若々しい少年であった。
その声の主は、何とおっさんやじいさんばかりの集団には不釣合いな若々しい少年であった。
「あぁ!なんだガキ、何か文句でもあるのかよ」
「大ありだ、じじい。一斉駆除なんてバカげたまねはやめろっつってんだよ」
「大ありだ、じじい。一斉駆除なんてバカげたまねはやめろっつってんだよ」
少年は村長に凄まれても、まったくひるむことなく言い返す。
「バカはテメェだガキが!何だおい!ひょっとしてゆっくりに同情でもしてんのか?
駆除するのは可哀相ってか!そういうこと言うのは、都会の何の現状も知らないババアだけで充分だっての!」
「アホかじじい!誰もそんなこと言ってねーだろうが!話を最後まで聞け!
別にゆっくりが可哀相だとか、命は平等とかそういった寝ぼけた話じゃねえんだよ。
ただそのやり方は非効率的だって言ってんだボケ!」
駆除するのは可哀相ってか!そういうこと言うのは、都会の何の現状も知らないババアだけで充分だっての!」
「アホかじじい!誰もそんなこと言ってねーだろうが!話を最後まで聞け!
別にゆっくりが可哀相だとか、命は平等とかそういった寝ぼけた話じゃねえんだよ。
ただそのやり方は非効率的だって言ってんだボケ!」
少年は語りだす。
「ゆっくりのことは大体、本を読んで理解した。
それでわかったんだが、主に野生のゆっくりたちはさ、人間が育ててる野菜とかは勝手に生えてくると思ってるんだよ。
だから奴らは今回のことを悪いことだと思ってないんだよ」
「それがどうしたってんだ。
奴らがどう思ってようと、それはオレたちに関係ねえだろが」
「大アリだっての。
いいか、ゆっくりたちの主張は、勝手に生えてくるものを独り占めしてて許せないってものだ。
つまり、俺たちのものを強引に奪う気はないってことなんだよ。
だかその認識を正してやればいいんだ。
ゆっくりたちに村の野菜は勝手に生えてこない、それは人間が育てているものだって、しっかり理解させるんだ。
そうすりゃ、こんなことが起きるたびに一斉駆除なんて面倒なことをしなくてすむようになるし、ゆっくりも無駄死にしなくなる。
お互いに特をするわけだ」
「はっ!そう上手くいくかよ」
それでわかったんだが、主に野生のゆっくりたちはさ、人間が育ててる野菜とかは勝手に生えてくると思ってるんだよ。
だから奴らは今回のことを悪いことだと思ってないんだよ」
「それがどうしたってんだ。
奴らがどう思ってようと、それはオレたちに関係ねえだろが」
「大アリだっての。
いいか、ゆっくりたちの主張は、勝手に生えてくるものを独り占めしてて許せないってものだ。
つまり、俺たちのものを強引に奪う気はないってことなんだよ。
だかその認識を正してやればいいんだ。
ゆっくりたちに村の野菜は勝手に生えてこない、それは人間が育てているものだって、しっかり理解させるんだ。
そうすりゃ、こんなことが起きるたびに一斉駆除なんて面倒なことをしなくてすむようになるし、ゆっくりも無駄死にしなくなる。
お互いに特をするわけだ」
「はっ!そう上手くいくかよ」
少年の説明を鼻で笑う村長。
しかし少年はなおも食い下がる。
しかし少年はなおも食い下がる。
「絶対上手くいくさ、奴らだって言葉を話すんだ。
きちんと理論立てて説明すればわかるはずなんだ。
それを証明するために、オレが今から山に行って奴らを説得してくるよ」
「ふん、だったら好きにしな」
「ああ、そうさせてもらうぜ!」
きちんと理論立てて説明すればわかるはずなんだ。
それを証明するために、オレが今から山に行って奴らを説得してくるよ」
「ふん、だったら好きにしな」
「ああ、そうさせてもらうぜ!」
言うが早いか、少年は山へ向かって駆け出していった。
それを黙って見送る村長。
しばらくすると、いつもの村人が村長に話しかけてきた。
それを黙って見送る村長。
しばらくすると、いつもの村人が村長に話しかけてきた。
「あー、いんですかい、アイツを行かせちゃって」
「相手はゆっくりだ、別に危険はないだろ」
「相手はゆっくりだ、別に危険はないだろ」
何か問題あるのか?という言う風に答える村長。
「いやいや、そういう意味じゃなくてですねぇ。
なんっていうかその、アイツみたいな子どもにとって、
ああいうタイプのゆっくりたちは、あんまりいい影響を与えないんじゃないかと思いましてねぇ」
なんっていうかその、アイツみたいな子どもにとって、
ああいうタイプのゆっくりたちは、あんまりいい影響を与えないんじゃないかと思いましてねぇ」
村人はやや不安気な表情だった。
しかし村長は特に気にした様子もない。
しかし村長は特に気にした様子もない。
「そうかな、オレは案外これはいい機会かもしれねえと思ってるんだがな。
アイツは年の割りに頭がいいんだが、それゆえに世の中の全てが理屈で回ってると思ってる節がある。
まあ、そこはまだガキだし、この村にいる限りはそれでもいいだろう。
だがな、やがては村を出て行き、都会に行こうって若者がそんな頭デッカチな考えじゃ危なっかしくてしょうがねえ。
ここらで軽く一つ、人生の暗部をゆっくりで経験しておいてもいいかもしれないんじゃねえかと思ってな」
「はぁ、なるほど。
確かにそういう意味じゃあのゆっくりたちは適任かもしれませんねぇ」
アイツは年の割りに頭がいいんだが、それゆえに世の中の全てが理屈で回ってると思ってる節がある。
まあ、そこはまだガキだし、この村にいる限りはそれでもいいだろう。
だがな、やがては村を出て行き、都会に行こうって若者がそんな頭デッカチな考えじゃ危なっかしくてしょうがねえ。
ここらで軽く一つ、人生の暗部をゆっくりで経験しておいてもいいかもしれないんじゃねえかと思ってな」
「はぁ、なるほど。
確かにそういう意味じゃあのゆっくりたちは適任かもしれませんねぇ」
村人が頷く。
「だろ?
まあ若いうちに何でも経験してみればいいのさ。
失敗しようと成功しようと別にかまわしねえ、いやむしろ失敗したほうがいいくらいだ。
そこから学べることのほうが多いわけだしな」
まあ若いうちに何でも経験してみればいいのさ。
失敗しようと成功しようと別にかまわしねえ、いやむしろ失敗したほうがいいくらいだ。
そこから学べることのほうが多いわけだしな」
そんなことを呟きながら、村長は少年が走り去った山のほうを眺める村長であった。
そして数刻後。
「むきゅ!くそにんげんが、いったいぱちぇたちになんのようかしら!」
山の山頂付近にて、少年はゆっくりたちの集団に囲まれていた。
ゆっくりの陣営に人間が一人でやってくるという、前回とは逆のシチュエーションにより、
リーダーのぱちゅりーはやたら強気の姿勢である。
がしかし、そんなゆっくりたちの態度に少年はまったく臆した様子はない。
少年は、フンと鼻で笑いながら大仰にゆっくりたちに話しかける。
ゆっくりの陣営に人間が一人でやってくるという、前回とは逆のシチュエーションにより、
リーダーのぱちゅりーはやたら強気の姿勢である。
がしかし、そんなゆっくりたちの態度に少年はまったく臆した様子はない。
少年は、フンと鼻で笑いながら大仰にゆっくりたちに話しかける。
「話ってのは他でもない、テメェらが持ってった野菜のことだよ」
「ゆゆ!なんのこと!れいむ、おやさいさんを、ぷれいすにまでいって、むしゃむしゃしたりしてないよ!」
「そうよ!くそにんげんにみつかるとやっかいだから、わざわざよなかに、たべにいったりしてないわよ!」
「へんないいがかりはよすんだぜえ!べつにきょうも、よなかにむしゃむしゃしにいこうとか、おもってないんだぜえ!」
「ゆゆ!なんのこと!れいむ、おやさいさんを、ぷれいすにまでいって、むしゃむしゃしたりしてないよ!」
「そうよ!くそにんげんにみつかるとやっかいだから、わざわざよなかに、たべにいったりしてないわよ!」
「へんないいがかりはよすんだぜえ!べつにきょうも、よなかにむしゃむしゃしにいこうとか、おもってないんだぜえ!」
野菜の話が出たとたん、ガヤガヤと騒ぎ出すゆっくりたち。
「むきゅ!みんなおちついて!ぱちぇたちは、べつにわるいことをしたわけじゃないわ!
だからむねをはっていればいいのよ!」
だからむねをはっていればいいのよ!」
騒ぎ出すゆっくりたちを、リーダーぱちゅりーが静める。
どうやら自分たちは何ら非を犯してないのだから、堂々としていればいいというスタンスらしい。
だがそれに少年は反論する。
どうやら自分たちは何ら非を犯してないのだから、堂々としていればいいというスタンスらしい。
だがそれに少年は反論する。
「悪いことだと思ってないなら、何で夜中にこっそりと来るようなマネをしたんだよ。
堂々と昼間に来りゃいじゃないか、それをしないってことはなにか後ろめたい気持ちがあるからなんじゃないか?」
「むっきゅーう!なにいってるのよ!
そうしようとして、じゃまをしているのはくそにんげんのほうでしょ!
まったく、かってにはえてくるおやさいをひとりじめして!
だからぱちぇたちは、しかたなくよなかに、たべにいくことになったんでしょうが!」
「「「そうだそうだ!」」」
「ふーんなるほどね、そういうことか」
堂々と昼間に来りゃいじゃないか、それをしないってことはなにか後ろめたい気持ちがあるからなんじゃないか?」
「むっきゅーう!なにいってるのよ!
そうしようとして、じゃまをしているのはくそにんげんのほうでしょ!
まったく、かってにはえてくるおやさいをひとりじめして!
だからぱちぇたちは、しかたなくよなかに、たべにいくことになったんでしょうが!」
「「「そうだそうだ!」」」
「ふーんなるほどね、そういうことか」
少年は納得した。
彼はゆっくりたちが夜襲を仕掛けてきたことについて、もしかしたら、
ゆっくりたちは既に、野菜が人間の物であると理解していて、それ故にコソコソと夜にやって来た可能性もあると考えていたのだ。
もしそうだった場合、少年がこれからしようとする行為は意味のないものとなる。
何故ならば、それを罪と知ってなお行おうとする者たちに、その行為はいけない事だと諭すことは無駄だからだ。
彼はゆっくりたちが夜襲を仕掛けてきたことについて、もしかしたら、
ゆっくりたちは既に、野菜が人間の物であると理解していて、それ故にコソコソと夜にやって来た可能性もあると考えていたのだ。
もしそうだった場合、少年がこれからしようとする行為は意味のないものとなる。
何故ならば、それを罪と知ってなお行おうとする者たちに、その行為はいけない事だと諭すことは無駄だからだ。
しかしやはり実状は違ったようだ。
ゆっくりたちが夜にやって来たのは、人間に見つかって邪魔されないようにするためであり、ゆっくりたちは相変わらず、
お野菜は勝手に生えてくると思い込んでいる。
そして当然それを持ち出すことに何ら罪悪感を感じていない様子であった。
ゆっくりたちが夜にやって来たのは、人間に見つかって邪魔されないようにするためであり、ゆっくりたちは相変わらず、
お野菜は勝手に生えてくると思い込んでいる。
そして当然それを持ち出すことに何ら罪悪感を感じていない様子であった。
「あのさあ、オレがわざわざここにやって来たのは、お前らの間違いを正すためなんだよ」
「むきゅ!まちがい?このけんっじゃであるぱちぇがまちがっているというの!」
「ああ、そうだよ。
まずお前らの言っている『お野菜は勝手に生えてくる』って認識が間違ってるんだよ。
おれは、それを伝えるために来たのさ」
「むっきゅー!いったいなにをいいだすかとおもえば、おやさいはかってにはえてこないですって!
ばかもやすみやすいみいいなさい!
これだから、にんげんはゆっくりしてないのよ!」
「あー、やっぱりそうなるよな。
まあいいさ、それじゃあお前らの主張が間違ってる教えてやるからさ、
何で『お野菜は勝手に生えてくる』て思うのか言ってみなよ」
「むきゅ!のぞむところよ!いいきかいだわ!
みんな!このおろかなくそにんげんに、おやさいはかってにはえてくるっておしえてあげなさい!」
「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」
「むきゅ!まちがい?このけんっじゃであるぱちぇがまちがっているというの!」
「ああ、そうだよ。
まずお前らの言っている『お野菜は勝手に生えてくる』って認識が間違ってるんだよ。
おれは、それを伝えるために来たのさ」
「むっきゅー!いったいなにをいいだすかとおもえば、おやさいはかってにはえてこないですって!
ばかもやすみやすいみいいなさい!
これだから、にんげんはゆっくりしてないのよ!」
「あー、やっぱりそうなるよな。
まあいいさ、それじゃあお前らの主張が間違ってる教えてやるからさ、
何で『お野菜は勝手に生えてくる』て思うのか言ってみなよ」
「むきゅ!のぞむところよ!いいきかいだわ!
みんな!このおろかなくそにんげんに、おやさいはかってにはえてくるっておしえてあげなさい!」
「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」
こうして、少年とゆっくりたちの間で、『村の畑にあるお野菜は勝手に生えてくるかどうか』という議題に対して、
『お野菜は勝手に生えてこない』という少年の主張をめぐる議論がはじまったのであった。
『お野菜は勝手に生えてこない』という少年の主張をめぐる議論がはじまったのであった。
「ゆゆ!おやさいはかってにはえてくるんだよ!だからそれはみんなのものだよ!」
事実に対して仮定を持ち出すれいむ。
「いや、残念ながらそうじゃないんだよ。
お前たちがお野菜が勝手に生えてくるゆっくりプレイスと言っている場所は、人間の言葉で言う畑って場所でね。
元はただの土地だった場所を、一から耕して、種を植えて、毎日世話して、それでようやく野菜が生えてくるんだ。
人間が苦労して一から作りだしたものだからそれは人間のものだろう?」
お前たちがお野菜が勝手に生えてくるゆっくりプレイスと言っている場所は、人間の言葉で言う畑って場所でね。
元はただの土地だった場所を、一から耕して、種を植えて、毎日世話して、それでようやく野菜が生えてくるんだ。
人間が苦労して一から作りだしたものだからそれは人間のものだろう?」
少年は丁寧にゆっくりたちに答えた。
「ゆゆ!そんなこといったって、かってにおやさいがはえてくることだってあるはずだよ!」
ごくまれな反例をとりあげるまりさ。
「いや、たしかにその可能性が0とは言わないよ。
でも村の畑にある野菜は全て人間が育てたものさ、決して勝手に生えてきたものじゃない。
ごくごく稀に勝手に生えてくるお野菜があったとしても、それによって村の畑の全ての野菜が勝手に生えてくるということにはならないさ」
でも村の畑にある野菜は全て人間が育てたものさ、決して勝手に生えてきたものじゃない。
ごくごく稀に勝手に生えてくるお野菜があったとしても、それによって村の畑の全ての野菜が勝手に生えてくるということにはならないさ」
少年はこのゆっくり、結構上手いところ指摘するなと思いながら答えた。
「いまはそうかもしれないけれど、きっとしょうらいは、おやさいさんはかってにはえてくるようになるにちがいないわ!」
自分に有利な将来像を予想するありす。
「いや、そんな未来のこと言われても……。
たしかに将来的にはどうなるかなんて100%の断言はできないがね。
でもそれは逆に言えば、現時点ではおやさいが勝手に生えてくることは無いって、暗に認めるようなものんじゃないの」
たしかに将来的にはどうなるかなんて100%の断言はできないがね。
でもそれは逆に言えば、現時点ではおやさいが勝手に生えてくることは無いって、暗に認めるようなものんじゃないの」
少年は余裕の表情で答えた。
「むきゅ!いいかげんにしなさい!おやさいさんだって、ゆっくりのために、かってにはえてきたいとおもっているのよ!
きっとそうにちがいないわ!ぱちぇにはそうみえるんだから!」
きっとそうにちがいないわ!ぱちぇにはそうみえるんだから!」
主観で決め付けるぱちゅりー。
「いや、そんな自分はそう見えるもんとか言われて、それってただの個人的感想じゃん。
事実とは何の関係もないし、そもそも野菜がどう思ってるとか関係ねーだろうに」
事実とは何の関係もないし、そもそも野菜がどう思ってるとか関係ねーだろうに」
青年はちょっとムッとしながら答えた。
「ゆっくりのせかいではねぇ!おやさいさんがかってにはえてくるのはじょうしきなのよ!
いなかもののにんげんにはわからないとおもうけど、とかいのにんげんさんだって、きっとそういうわ!
そんなこともわからないの!」
いなかもののにんげんにはわからないとおもうけど、とかいのにんげんさんだって、きっとそういうわ!
そんなこともわからないの!」
資料を示さず自論が支持されていると思わせる発言をするとかいはありす。
「いや、そんなゆっくり内のでの常識やら、共通認識やらを持ち出したって事実は変わらないよ。
それに都会とか田舎とか関係なく、そんな馬鹿げた認識は人間の間では存在しねえよ。
勝手に事実を捏造するのはよくないな」
それに都会とか田舎とか関係なく、そんな馬鹿げた認識は人間の間では存在しねえよ。
勝手に事実を捏造するのはよくないな」
少年はやや不機嫌になりながら答えた。
「みょん!このやまさんに、たっくさんはえている、くささんがめにみえないのかみょん!
おやさいだっておなじだみょん!ほおっておいてもかってにはえてくるんだみょん!」
おやさいだっておなじだみょん!ほおっておいてもかってにはえてくるんだみょん!」
一見関係ありそうで関係ない話を始めるみょん。
「いや、その辺に生えている雑草と、村の畑で人間が育ててる野菜は全然違うものでしょ。
違うものを同じ次元で語っちゃだめでしょうが」
違うものを同じ次元で語っちゃだめでしょうが」
少年はいつになったらこの問答が終わるのだろうかと、ちょっと心配しはじめながら答えた。
「わかるよー、ちぇんはしってるんだよー!
にんげんがおやさいをひとりじめするために、うそをいっているんだねー!」
にんげんがおやさいをひとりじめするために、うそをいっているんだねー!」
陰謀であると力説するちぇん。
「いや、バカなことを言うんじゃねえよ。
これが人間の陰謀だっていうのなら、その証拠を持って来こなきゃ話にならないよ。
じゃないと単なる被害妄想だぞそれは」
これが人間の陰謀だっていうのなら、その証拠を持って来こなきゃ話にならないよ。
じゃないと単なる被害妄想だぞそれは」
少年はひょっとして、自分はとんでもなく不毛なことをしてるんじゃいかと思いながら答えた。
「ゆっぴょろおーん!にゃに、おやちゃいごときにまじになっちゃちぇるにょおおおん!
びゃかなの、ちぬのおお!」
びゃかなの、ちぬのおお!」
知能障害を起こす足りないれいみゅ。
「いや、もはや理由ですらないだろそれ、まずお前が死んでね」
少年はゆっくりに対して明確に嫌悪を抱きながら答えた。
「だいたいにんげんは、なんでもかんでもひとりじめして、あさましいんだよ!
おやさいがかってにはえてこない、なんていうくそにんげんは、くずのしょうこだよ!げんじつをみてね!
そしてちょっとはじぶんのみにくさを、じかくしてね!」
おやさいがかってにはえてこない、なんていうくそにんげんは、くずのしょうこだよ!げんじつをみてね!
そしてちょっとはじぶんのみにくさを、じかくしてね!」
自分の見解を述べずに人格批判をするでいぶ。
「だからなんでそれが、お野菜が勝手に生えてくる理由になるんだよ。
仮に人間がくクズだったとしても、それは野菜が勝手に生えてくることと何の関連性もねえだろうが。
せめてなんらかの見解を言えよ」
仮に人間がくクズだったとしても、それは野菜が勝手に生えてくることと何の関連性もねえだろうが。
せめてなんらかの見解を言えよ」
少年はもはや完全に呆れながら答えた。
「ゆゆ!けっきょくおやさいさんが、ゆっくちのために、かってにはえてくるようになればいいんだじぇえ!
これでかいっけつなのじぇえ!まりちゃはてんっさいなのじぇえ!」
これでかいっけつなのじぇえ!まりちゃはてんっさいなのじぇえ!」
ありえない解決策を図るまりちゃ。
「いや、まあ、うんそうだね。たしかにそうなれば解決するね。
で?お野菜が勝手に生えてくる理由は?」
で?お野菜が勝手に生えてくる理由は?」
少年はもう疲れて、投げやりに答えた。
「おやさいがかってにはえてくるなんていう、くそにんげんはゆっくりできないね!
ゆっくりできないにんげんがいうことが、ただしいはずがないよ!」
ゆっくりできないにんげんがいうことが、ただしいはずがないよ!」
レッテル貼りをするれいむ。
「いや、ゆっくりできない奴っていう称号は、お前らの中では信用に値しない概念なんだろうが、
そもそも議論の場ってのは、相手の立場や肩書きを考慮に入れず、純粋に意見だけを考えるところだぞ。
こういう場限定では、ゆっくりできなかろうが、右だろうが、そんなものは一切関係ないんだ。
くだらねぇレッテル貼りで相手の意見を封殺するのは、もっとも忌むべき思考停止に他ならない。
そして当然その主張は、お野菜が勝手に生えてくることと何の関係もない」
そもそも議論の場ってのは、相手の立場や肩書きを考慮に入れず、純粋に意見だけを考えるところだぞ。
こういう場限定では、ゆっくりできなかろうが、右だろうが、そんなものは一切関係ないんだ。
くだらねぇレッテル貼りで相手の意見を封殺するのは、もっとも忌むべき思考停止に他ならない。
そして当然その主張は、お野菜が勝手に生えてくることと何の関係もない」
少年は疲労の中、ゆっくりに対する怒りを確かに感じながら答えた。
「そもそもくそにんげんがいけないんだぜえ!
まりささまたちに、おやさいをわたさいないから!
さっさとおやさいもってこおおおおおい!」
まりささまたちに、おやさいをわたさいないから!
さっさとおやさいもってこおおおおおい!」
決着した話を経緯を無視して蒸し返すゲスまりさ。
「いや、それさっき終わった話だよな。
それを今することになんか意味があるわけ?」
それを今することになんか意味があるわけ?」
少年は投まだ続くのかよ、と思いながら答えた。
「んほおおおおお!いなかものはしらないだろうけど、おやさいといってもいろいろなしゅるいがあるのよおおおおお!
なかに、はもりにはえてるものだってあるのよおおおお!くそにんげんは、ほんっとうべんきょうぶそくねえええええ!」
なかに、はもりにはえてるものだってあるのよおおおお!くそにんげんは、ほんっとうべんきょうぶそくねえええええ!」
細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させようとするレイパーありす
「いや、だから今は野菜全般の話じゃなくて、村の畑の野菜が勝手に生えてくるかどうかの話だっつってんだろ。
いい加減本質から外れた意味のない粗探しはやめろよ」
いい加減本質から外れた意味のない粗探しはやめろよ」
少年ははこの行為の無意味さを感じながら答えた。
「むっきょきょきょきょ!くそにんげんはなにもわかっちゃいないわね!
おやさいがかってにはえてくることをにんしきしないかぎり、にんげんにはえいえんにゆっくりはないのよ!
そこんところ、りきゃいできる?できないでしょうねぇ!だってにんげんは、どうしようもないくらいばかなんですもの!
それこそ、おやさいがかってにはえてこないなんて、いいだしちゃうくらいなんですからね!
おお、おろかおろか!まったくおろかなにんげんに、ただしいちしきをつたえるのはつかれるわね!むっきょきょきょきょ!」
おやさいがかってにはえてくることをにんしきしないかぎり、にんげんにはえいえんにゆっくりはないのよ!
そこんところ、りきゃいできる?できないでしょうねぇ!だってにんげんは、どうしようもないくらいばかなんですもの!
それこそ、おやさいがかってにはえてこないなんて、いいだしちゃうくらいなんですからね!
おお、おろかおろか!まったくおろかなにんげんに、ただしいちしきをつたえるのはつかれるわね!むっきょきょきょきょ!」
新しい概念が全て正しいのだとミスリードするリーダーぱちゅりー。
「……………」
青年はもう馬鹿馬鹿しくて、反論する気力はなかったので答えなかった。
すると、
すると、
「ゆゆ!くそにんげんがだまったよ!」
「むきゅ!どうやらぱちぇのするどいしてきに、ぐうのねもでないようね!」
「ゆっへっへっへ!ということは、まりささまたちの、かんっぜんしょうりなのぜえええええええ!」
「ゆおおおおおおおおおお!やったね!せいっぎはかつよおおおおおおおおおお!」
「これはとうっぜんのけっかだね!おやさいがかってにはえてくることは、すでにしょうっめいされているんだよ!」
「むきゅ!どうやらぱちぇのするどいしてきに、ぐうのねもでないようね!」
「ゆっへっへっへ!ということは、まりささまたちの、かんっぜんしょうりなのぜえええええええ!」
「ゆおおおおおおおおおお!やったね!せいっぎはかつよおおおおおおおおおお!」
「これはとうっぜんのけっかだね!おやさいがかってにはえてくることは、すでにしょうっめいされているんだよ!」
黙っている少年を見て、次々と勝利宣言をするゆっくりたち。
それを無感動に見下ろす少年。
それを無感動に見下ろす少年。
「…………なにこれ?」
呆然と呟く少年。
(負けた?オレが?何故だ?
別にオレがゆっくりたちに論破されたわけじゃねえぞ。
いや、それどころか反対に、ゆっくりたちの反論はことごとく論破していったはずだ。
どう考えても勝っているのはオレのほうで、負けているのはゆっくりの方はずなのになんでオレが負けたことになってるんだ?)
別にオレがゆっくりたちに論破されたわけじゃねえぞ。
いや、それどころか反対に、ゆっくりたちの反論はことごとく論破していったはずだ。
どう考えても勝っているのはオレのほうで、負けているのはゆっくりの方はずなのになんでオレが負けたことになってるんだ?)
少年は自問する、どうしてこんな結果になっているのかを。
(いや、そもそもだ、オレはどうやったらこいつらに勝てるんだ?
混乱しているぞ、落ち着け、そして思い出せ、オレがやろうとしていたことは………そうだ!
ゆっくりたちにお野菜は勝手に生えてこないことを理解させることだった。
つまり、ゆっくりたちがオレに言っていることを認め、反論をやめればオレの勝ちってことに……)
混乱しているぞ、落ち着け、そして思い出せ、オレがやろうとしていたことは………そうだ!
ゆっくりたちにお野菜は勝手に生えてこないことを理解させることだった。
つまり、ゆっくりたちがオレに言っていることを認め、反論をやめればオレの勝ちってことに……)
「ああ!そうか!オレはバカだ!」
突然叫び、頭を抱える少年。
突然叫び、頭を抱える少年。
(この勝負、ゆっくりたちは絶対に負けはないんだ。
こいつらは絶対自分たちの間違いを認めない、つまりいくら論破しても意味がないんだ。
オレがどれだけこいつらの間違いを指摘しても、こいつらは煽りや詭弁で延々と反論をくり返せば負けたことにはならない。
さらに悪い事に、その反論は正しく理にかなったものである必要はまったくない。
それがどんなにバカバカしく、矛盾に満ちたものでも、それが反論である以上オレはそれに答えなければならないからだ。
正しくない反論は、正しくないがゆえに簡単に、そして無限に作り出すことができる。
そうやって無駄な議論を延々と続け、そのうちオレが呆れて、または力尽きたりして沈黙すれば、今みたいに勝利宣言をすれば、
自動的にゆっくりの勝ちになる。
オレはこのゆっくりたちに絶対に勝てないんだ。つまり無敵。
この手の議論においては、ゆっくりは無敵の存在なんだ)
こいつらは絶対自分たちの間違いを認めない、つまりいくら論破しても意味がないんだ。
オレがどれだけこいつらの間違いを指摘しても、こいつらは煽りや詭弁で延々と反論をくり返せば負けたことにはならない。
さらに悪い事に、その反論は正しく理にかなったものである必要はまったくない。
それがどんなにバカバカしく、矛盾に満ちたものでも、それが反論である以上オレはそれに答えなければならないからだ。
正しくない反論は、正しくないがゆえに簡単に、そして無限に作り出すことができる。
そうやって無駄な議論を延々と続け、そのうちオレが呆れて、または力尽きたりして沈黙すれば、今みたいに勝利宣言をすれば、
自動的にゆっくりの勝ちになる。
オレはこのゆっくりたちに絶対に勝てないんだ。つまり無敵。
この手の議論においては、ゆっくりは無敵の存在なんだ)
「クソ!なんて……」
(なんて不毛!なんて無意味な時間なんだ。
こんなバカげたことに労力を費やすくらいなら、まだ一斉駆除の方がよほど建設的じゃないか。
一斉駆除は時間と労力はかかるが、とりあえず今ある問題は確実に解決できるんだからな。
つまりは、じじいのやり方が正しかったってことになる。
………そうか、じじははじめからこういう結果になるってわかってたんだな。
だからやってきたゆっくりたちと無駄な会話をせずに、さっさと駆除する方向へ話を持っていった。
そして、村のみんなもそのことをわかっていた……)
こんなバカげたことに労力を費やすくらいなら、まだ一斉駆除の方がよほど建設的じゃないか。
一斉駆除は時間と労力はかかるが、とりあえず今ある問題は確実に解決できるんだからな。
つまりは、じじいのやり方が正しかったってことになる。
………そうか、じじははじめからこういう結果になるってわかってたんだな。
だからやってきたゆっくりたちと無駄な会話をせずに、さっさと駆除する方向へ話を持っていった。
そして、村のみんなもそのことをわかっていた……)
「ああ、なんてこったい。
何がゆっくりのことは本で勉強して理解しただ!
オレは何もわかっちゃいねえじゃねえか!」
何がゆっくりのことは本で勉強して理解しただ!
オレは何もわかっちゃいねえじゃねえか!」
ダン!と地面を叩く少年。
少年はこのとき、自らの愚かさと浅はかさを痛感した。
少年はこのとき、自らの愚かさと浅はかさを痛感した。
「ゆゆ!くそにんげんがくやしがってるよ!」
「むっきょきょきょきょ!ようやくじぶんのまちがいにきづいたようね!」
「ゆぷぷぷ!にんげんごときのあさじえで、ゆっくりにいけんしようだなんてわらっちゃうね!」
「むっきょきょきょきょ!ようやくじぶんのまちがいにきづいたようね!」
「ゆぷぷぷ!にんげんごときのあさじえで、ゆっくりにいけんしようだなんてわらっちゃうね!」
嘆く少年をみて勘違いしたのか、ゆっくりたちが喜びだす。
「………帰る」
それを見て少年は、ゆっくりたちに何をするでもなく山を下りだす。
正直勝ち誇った態度のゆっくりに、思わず潰してしまいたいほど腹は立ったが、負けは負けだ。
それに今はもっと先にやらなければならないことが彼にはあった。
正直勝ち誇った態度のゆっくりに、思わず潰してしまいたいほど腹は立ったが、負けは負けだ。
それに今はもっと先にやらなければならないことが彼にはあった。
「すいません、オレが間違ってました」
村に帰ってくるガバッと村長に対し頭を下げる少年。
「…………いいんだ、頭を上げな」
それを見て怒るでもなく言う村長。
「お前は頭がいいからな、何で失敗したかはもうわかってると思う。
確かにお前の言うとおりよ、何でもかんでも話し合いで解決できるのならそれが理想だ。
だがな、残念ならが話しが通じない奴ってのは必ずいるもんだ」
確かにお前の言うとおりよ、何でもかんでも話し合いで解決できるのならそれが理想だ。
だがな、残念ならが話しが通じない奴ってのは必ずいるもんだ」
村長は淡々と語りだす。
「人によって主義主張が違うのは当然だし、立場によって正義や悪のが違うのはあたりまえだ。
そういったことで延々と議論する分にはいい、たとえ議論が平行線になったとしてもそれは決して無駄ではないのだからな。
だがな、目の前で起こっている単純な事実や、明らかな真実さえも認められない連中とする議論は単純に時間の無駄だ。
こういった手合いは、自分たちにとって都合のいいものしか真実と認めない。如何なる理屈や説得も無意味なんだ。
そしてそいつらは議論のテーブルにつく資格を持ち得ない」
そういったことで延々と議論する分にはいい、たとえ議論が平行線になったとしてもそれは決して無駄ではないのだからな。
だがな、目の前で起こっている単純な事実や、明らかな真実さえも認められない連中とする議論は単純に時間の無駄だ。
こういった手合いは、自分たちにとって都合のいいものしか真実と認めない。如何なる理屈や説得も無意味なんだ。
そしてそいつらは議論のテーブルにつく資格を持ち得ない」
村長はここで一旦言葉を切り、山の方を見やる。
「今回村に現れたあの山のゆっくり連中がその典型だな。
無論ゆっくりの中にも話せばわかるような連中もちゃんといる。
が、今山にいる連中は違う、やつらはいわゆるゲスゆってやつさ。
奴らは自分が世界の中心だと思っていて、自分に都合の悪い真実の一切を認識しない。
あいつらは、別に野菜が勝手に生えてこないことを理解できないわけじゃない、
ただ単に、野菜が勝手に生えてきたと考えたほうが都合がいいからそう思い込んでるだけなのさ」
無論ゆっくりの中にも話せばわかるような連中もちゃんといる。
が、今山にいる連中は違う、やつらはいわゆるゲスゆってやつさ。
奴らは自分が世界の中心だと思っていて、自分に都合の悪い真実の一切を認識しない。
あいつらは、別に野菜が勝手に生えてこないことを理解できないわけじゃない、
ただ単に、野菜が勝手に生えてきたと考えたほうが都合がいいからそう思い込んでるだけなのさ」
そこまで言い終えると村長は、ふーと息を吐き少年の目を見つめた。
「お前はこんなちっぽけな村で一生を終える男じゃねえとオレは思ってるぜ。
いつかはこの村を出て行くことになるだろうさ。
そうなった時、今回のゆっくりのような連中に遭遇することもあるだろう。
世界は広いからな、主義主張以前に、一切の話や理屈が通じないような連中はどんな場所にも必ず存在する。
だが怖れるな、その時はそんな連中無視しちまえばいいんだ。
奴らは得意げに勝利宣言することだろうよ、それこそゆっくりのように大声で自分たちが正しいのだと、
間違っているのは世界のほうだと喚き散らすことだろう。
はっ!結構なことじゃねえか、好きなだけ言わせておいてやれよ、そんなんじゃ結局誰の心も動かせやしねえんだ。
大事なのはそんな連中に付き合って無駄に時間を浪費しないようにすることさ。
そして、自分が向かうべき先はどこなのか、それを見失わないようにすることだ。わかったか?」
「はい!」
いつかはこの村を出て行くことになるだろうさ。
そうなった時、今回のゆっくりのような連中に遭遇することもあるだろう。
世界は広いからな、主義主張以前に、一切の話や理屈が通じないような連中はどんな場所にも必ず存在する。
だが怖れるな、その時はそんな連中無視しちまえばいいんだ。
奴らは得意げに勝利宣言することだろうよ、それこそゆっくりのように大声で自分たちが正しいのだと、
間違っているのは世界のほうだと喚き散らすことだろう。
はっ!結構なことじゃねえか、好きなだけ言わせておいてやれよ、そんなんじゃ結局誰の心も動かせやしねえんだ。
大事なのはそんな連中に付き合って無駄に時間を浪費しないようにすることさ。
そして、自分が向かうべき先はどこなのか、それを見失わないようにすることだ。わかったか?」
「はい!」
少年は村長の言葉にしっかりと頷いた。
「よぉし!いい返事だ!それじゃあちょっくら行ってくるとするかな!」
「え?」
「え?」
ガラッと村長は外への扉を開ける。
するとそこには、村の男たちが集結していた。
みな登山用の格好をしており、手にはクワや竹やりなどといった武器を装備している。
ぶっちゃけ山狩りの準備万端の状態だった。
するとそこには、村の男たちが集結していた。
みな登山用の格好をしており、手にはクワや竹やりなどといった武器を装備している。
ぶっちゃけ山狩りの準備万端の状態だった。
「なっ!ちょっと山狩りは明日の予定じゃ……」
驚いた表情の少年に村長は言い放つ。
「あぁ!畑荒らされただけならまだしもだ、もしお前が失敗して帰ってくるようなことがあれば、
それはうちの村の若いもんまで、くそ饅頭にコケにされたってことなんだぜ!
そんなクズゆどもを一日だって生かしておけるかよ!なあ、そうだろみんな!」
「「「うぉぉおおおお!」」」
それはうちの村の若いもんまで、くそ饅頭にコケにされたってことなんだぜ!
そんなクズゆどもを一日だって生かしておけるかよ!なあ、そうだろみんな!」
「「「うぉぉおおおお!」」」
雄叫びを上げる村人たち。
「よーし!いくぞお前ら!今から山狩りだぁ!」
「「「ヒャッハァーーー!」」」
「「「ヒャッハァーーー!」」」
村長の合図と共に、武装した村人たちは我先へと山へと走り出した。
そのたくましい後ろ姿を見て、少年は涙した。
そのたくましい後ろ姿を見て、少年は涙した。
そして……。
「ゆぎゃあああああああああ!だすげでえええええええええええええ!」
「どじでえええええ!れいむたちなにもわるいことしてないいいいいい!」
「おちびちゃああああん!にげてえええええええええ!」
「ああ、うるせえな、ゴチャゴチャ言ってないでさっさと死んどけよ」
「どじでえええええ!れいむたちなにもわるいことしてないいいいいい!」
「おちびちゃああああん!にげてえええええええええ!」
「ああ、うるせえな、ゴチャゴチャ言ってないでさっさと死んどけよ」
ブチョ!
「ゆぴいいいいいい!もっど……ゆっくり……」
今、ゆっくりたちが根城にしている山中はまさにゆっくりの地獄絵図と化していた。
ひたすらに逃げ回るゆっくりたちを、無慈悲に手に持ったクワや竹やりで潰す村人たち。
どれだけ必死に逃げようが、執拗に追いかけられ潰される。
あるゆっくりは無謀にも村人に立ち向かっていき潰され、またあるゆっくりは命乞いをしているところを潰された。
とにかくゆっくりは全て潰す。まさに一斉駆除という名に相応しい光景だった。
ひたすらに逃げ回るゆっくりたちを、無慈悲に手に持ったクワや竹やりで潰す村人たち。
どれだけ必死に逃げようが、執拗に追いかけられ潰される。
あるゆっくりは無謀にも村人に立ち向かっていき潰され、またあるゆっくりは命乞いをしているところを潰された。
とにかくゆっくりは全て潰す。まさに一斉駆除という名に相応しい光景だった。
「むっきょおおおおおおお!どぢでこんなことするのおおおおおおおおお!
どうしてええええええ!ぱちぇたちがただしいのにいいいいいいいいいい!」
どうしてええええええ!ぱちぇたちがただしいのにいいいいいいいいいい!」
これらの状況を前にして、金切り声を上げながら逃げ回るリーダーぱちゅりー。
「んん?確かお前はあのときの村にやってきた、クソ袋のリーダーだったか?」
そんなリーダーぱちゅりーの前に竹やりを持った村長が立ちはだかる。
「むぎゅううううう!どうしてにんげんはこんなにもばかで、おろかで、ゆっくりしてないのおおおお!
おやさいはかってにはえてくるのに!
ゆっくりしてるゆっくりのいうことは、いつだってただしいのに!
どうして!どうしてなのおおおおおおおお!」
おやさいはかってにはえてくるのに!
ゆっくりしてるゆっくりのいうことは、いつだってただしいのに!
どうして!どうしてなのおおおおおおおお!」
グサ!
「ゆっぴぎゃああああああ!」
リーダーぱちゅりーの叫びを前にして村長は、無言で竹やりをちゅりーの頬に貫通させる。
「………お前、知ってただろ?」
「むっ、むぎゅ!…」
「むっ、むぎゅ!…」
突然の村長の言葉にビクリ!と震えるリーダーぱちゅりー。
「村の村長なんて仕事を長くやってると、お前らみたいなゲスゆには何度となく遭遇するからな、何となくわかるんだよ。
一口にゲスと言ってもいろいろなタイプがいる。
ただ単にバカで自分勝手なだけな奴と、ある程度の賢さをもって狡猾に行動する奴とがいる。そしてお前は後者さ。
他の取り巻きのゆっくり連中はどうだか知らないが、お前は野菜は勝手に生えてこない、
それは人間が育てたものだって薄々感づいてたんじゃないのか?
しかしそれを認めてしまうと色々と都合が悪い。
野菜は勝手に生えてくるという認識があってこそ、それを分け合うべきだと言う大義名分が生まれるわけだからな。
だから野菜は勝手に生えてくるという理論を強引に押し通そうとした、違うか?」
「む、むぎゅぎゅぎゅ」
一口にゲスと言ってもいろいろなタイプがいる。
ただ単にバカで自分勝手なだけな奴と、ある程度の賢さをもって狡猾に行動する奴とがいる。そしてお前は後者さ。
他の取り巻きのゆっくり連中はどうだか知らないが、お前は野菜は勝手に生えてこない、
それは人間が育てたものだって薄々感づいてたんじゃないのか?
しかしそれを認めてしまうと色々と都合が悪い。
野菜は勝手に生えてくるという認識があってこそ、それを分け合うべきだと言う大義名分が生まれるわけだからな。
だから野菜は勝手に生えてくるという理論を強引に押し通そうとした、違うか?」
「む、むぎゅぎゅぎゅ」
ピクピクと小刻みに震え続けるリーダーぱちゅりー。
その普通ではない様子から、村長の言ったことはどうやら図星だったようだ。
だがしかし次の瞬間、リーダーぱちゅりーは貫かれた頬から中身が飛び出すのにも関わらず叫びだす。
その普通ではない様子から、村長の言ったことはどうやら図星だったようだ。
だがしかし次の瞬間、リーダーぱちゅりーは貫かれた頬から中身が飛び出すのにも関わらず叫びだす。
「むっ、むきゅうううううううううううう!
ちがう!ちがうのおおおおお!おやさいはかってにはえてくるのよおおおおおおおおおおおおお!
それを、おろかであさましいにんげんが、ひとりじめしているのよおおおおおおお!
だから!だから!ぱちぇたちがおやさいをもっていったとしてもそれはわるいことじゃないのよおおおお!
わかったら、さっさとどげざして、おやさいもってこおおおおおおおおい!」
「はっ、そうかい、そう思いたきゃ勝手にそう思ってろ。
だがその言葉は誰の胸にも届かない。
テメェらがどんだけ喚いても、それで事実が変わることはねぇんだよボケが!」
ちがう!ちがうのおおおおお!おやさいはかってにはえてくるのよおおおおおおおおおおおおお!
それを、おろかであさましいにんげんが、ひとりじめしているのよおおおおおおお!
だから!だから!ぱちぇたちがおやさいをもっていったとしてもそれはわるいことじゃないのよおおおお!
わかったら、さっさとどげざして、おやさいもってこおおおおおおおおい!」
「はっ、そうかい、そう思いたきゃ勝手にそう思ってろ。
だがその言葉は誰の胸にも届かない。
テメェらがどんだけ喚いても、それで事実が変わることはねぇんだよボケが!」
グサ!グサ!グサ!
村長は持っていた竹やりでリーダーぱちゅりーをめった刺しにした。
村長は持っていた竹やりでリーダーぱちゅりーをめった刺しにした。
「むぎょばぎょがあああああああああああああああああああああ!」
全身を穴だらけにされ、そこから中身を噴き出させながら、リーダーぱちゅりーは永遠にゆっくりした。
しばらく後……。
「ふう、とりあえず一通りは片がつきましたね」
あたりに散乱しているゆっくりの死骸に眉をひそめながら、村人の一人が村長に話しかける。
「ああ、そうだな。
だがこれで全部じゃあるめえ。
これから数日間は逃げてった奴らを追い詰める作業をしないと、すぐにまたもとの数に戻っちまうからな」
「そうっすね、でもそれだけ徹底して駆除したと思ってもそれは一時的な話で、
しばらく時間が経てば、連中またどこからともなく集まってくるから勘弁してほしいッスよね」
「そうだな。
でもまあ、将来的にはこんな面倒なことしなくてすむようになるんじゃないかとオレは思うんだよ」
「ほう!何か妙案でもあるんすか?」
だがこれで全部じゃあるめえ。
これから数日間は逃げてった奴らを追い詰める作業をしないと、すぐにまたもとの数に戻っちまうからな」
「そうっすね、でもそれだけ徹底して駆除したと思ってもそれは一時的な話で、
しばらく時間が経てば、連中またどこからともなく集まってくるから勘弁してほしいッスよね」
「そうだな。
でもまあ、将来的にはこんな面倒なことしなくてすむようになるんじゃないかとオレは思うんだよ」
「ほう!何か妙案でもあるんすか?」
村人が期待をこめた視線を村長に向ける。
「あぁ、ねえよんなもん。
大体何とかするのはオレたちじゃねえ、あのガキさ。
なんっていうかな、あのガキなら将来、この現状を何とかしてくれそうなそんな気がするんだよ」
「………はぁ、あんたそれ親バカならぬ、孫バカってやつじゃないですかい?」
「うるせえ!ほっとけよ!」
大体何とかするのはオレたちじゃねえ、あのガキさ。
なんっていうかな、あのガキなら将来、この現状を何とかしてくれそうなそんな気がするんだよ」
「………はぁ、あんたそれ親バカならぬ、孫バカってやつじゃないですかい?」
「うるせえ!ほっとけよ!」
村人の揶揄に村長は照れくさそうにそっぽを向いたのであった。
おしまい
以下全然読む必要のない後書き。
こんな拙い文章を最後までよんでくださってありがとうございました。
このお話しの元ネタは「無敵くん」と「詭弁の特徴15条」です。
特に後者は有名なテンプレなんで、あれ?これどっかで見たことあるなって人も多いと思います。
「無敵くん」については、何を言っても決して非を認めないゆっくりの様子が何か「無敵くん」に被ったので、
ちょっとそれで軽くパロディしてみようかなと思って、さらっと書きました。
特に後者は有名なテンプレなんで、あれ?これどっかで見たことあるなって人も多いと思います。
「無敵くん」については、何を言っても決して非を認めないゆっくりの様子が何か「無敵くん」に被ったので、
ちょっとそれで軽くパロディしてみようかなと思って、さらっと書きました。
ほんとは境界線シリーズの第二部をはじめようと思ってたんですけどね。
あれ、やたら不評みたいなんで、続けてやるのはやめといた方がいいかなってことで、
とりあえず間に軽く子ネタでもはさんで、ほとぼりを冷ますことにしました。
ちょっと地震で身の回りもゴタゴタしてることですしね。
あれ、やたら不評みたいなんで、続けてやるのはやめといた方がいいかなってことで、
とりあえず間に軽く子ネタでもはさんで、ほとぼりを冷ますことにしました。
ちょっと地震で身の回りもゴタゴタしてることですしね。
と、まあそんなわけでまた次の機会によろしくお願いします。
ナナシ。
ナナシ。
過去作品
anko1502 平等なルールの群れ
anko1617 でいぶの子育て
anko1705 北のドスさま 前編その1
anko1706 北のドスさま 前編その2
anko1765 北のドスさま 後編その1
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anko1845 お飾り殺ゆ事件 前編 事件編
anko1846 お飾り殺ゆ事件 後編 解決編
anko1919 とってもゆっくりできるはずの群れ
anko2135 ぱちゅりー銀行 前編
anko2134 ぱちゅりー銀行 後編
anko2266 長の資質 前編
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anko2757 境界線 前編
anko2869 境界線 中編
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