ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3269 魂の救済
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ankoss
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『魂の救済』 6KB
虐待 現代 ネタ切れする所だったぜ……
虐待 現代 ネタ切れする所だったぜ……
1週間連続更新達成。なんかやりきった気分です。
森の中を、笑顔のまりさが走っていた。
「おちびちゃん、かえってきたよ!きょうはばったさんがとれたからね!」
親まりさが巣に帰ってきた。親れいむと遊んでいた赤まりさはのーびのーびをやめ、まりさにお帰りの挨拶をした。
「おとーしゃん、ゆっくちおきゃえりなしゃい。きょうはむししゃん……なの?」
「うん、ごちそうだから、おちびちゃんがさいしょにたべていいよ!」
「うん、ごちそうだから、おちびちゃんがさいしょにたべていいよ!」
森で暮らしているまりさ一家は、虫に出会うことは少なくない。しかし動きの鈍いゆっくりにとって、見たとしてもその虫を捕まえられるかどうかはまた別の
難しい問題となってくる。よってまりさが帽子の中から取り出したバッタは小さいものとはいえ、まりさが優秀であることの立派な印である。
難しい問題となってくる。よってまりさが帽子の中から取り出したバッタは小さいものとはいえ、まりさが優秀であることの立派な印である。
「おとーしゃん……おきゃーしゃん、まりちゃ、おもうんだよ」
「ん?どうしたの?おちびちゃん」
「ん?どうしたの?おちびちゃん」
子まりさは楽観的に物事を考えることしか出来ないゆっくりにはとても似合わず、陰鬱な表情をしていた。
「まりちゃはゆっくりだよ。でも、ゆっくりだからって、むししゃんよりちゅよいからって、ほかのいきもにょをころちでたべちぇいいにょ?」
子まりさは今まで、虫などの命あるものを食べたことがないわけではない。蟻などの小さく、飛ばない虫は自分が食べられないように気をつけてさえいれば捕まえることは難しくない。
その度に子まりさは自分の目の前にいるものは本当は歩き、走り、生きていた動物だということに関してどこか小さな違和感を感じていた。
この発言をした子まりさが他者の命よりも自分の利益を優先するゆっくりであることを考えると、この発言は異常なまでに進化した発言と言える。
細かいところはともかく、「自分が他者を殺して生きている」ことを理解したゆっくりというのは周りから浮くほどに珍しい。だから、親も理解できなかった。
その度に子まりさは自分の目の前にいるものは本当は歩き、走り、生きていた動物だということに関してどこか小さな違和感を感じていた。
この発言をした子まりさが他者の命よりも自分の利益を優先するゆっくりであることを考えると、この発言は異常なまでに進化した発言と言える。
細かいところはともかく、「自分が他者を殺して生きている」ことを理解したゆっくりというのは周りから浮くほどに珍しい。だから、親も理解できなかった。
「……?なにをいってるのかよくわからないよ!はやくたべようね!」
「そうだよ!おとーさんがんばったんだよ!はやくおちびちゃんにたべて、ゆっくりしてもらいたいよ!」
「そうだよ!おとーさんがんばったんだよ!はやくおちびちゃんにたべて、ゆっくりしてもらいたいよ!」
子まりさはこれ以上親に話しても理解はしてもらえないだろうと諦め、バッタを口にした。
「むーしゃむーしゃ……しあわしぇー」
しかし、美味しいことに変わりはない。
そのまま、食事は続いた。親である二人も他の草花をもぐもぐと食べる。ちょうど食べ終わり、一家そろって食後の昼寝に入ろうかとしたその時だった。
ゆっくりに比べ小さな顔が3匹の巣を覗き込んだ。
そのまま、食事は続いた。親である二人も他の草花をもぐもぐと食べる。ちょうど食べ終わり、一家そろって食後の昼寝に入ろうかとしたその時だった。
ゆっくりに比べ小さな顔が3匹の巣を覗き込んだ。
「ここで最後か……わりかし少なくてよかったぜ」
その一般的なゆっくりよりかなり低い声は、どこか3匹にはゆっくりできないものに聞こえた。
「……にんげんさん、なの?ゆっくりしt」
「はいはい」
「はいはい」
何世代も森に生き、人間の存在をただの生き物の一種だと思っている3匹は、男にとりあえず挨拶をしようとした。しかし巣を覗き込んだ男は
親れいむの話を聴くこと無く、3匹の巣の中に火のついた「ゆっくり駆除花火」が投げ込んだ。
その名の通り、爆発すると中にたっぷりと入っている唐辛子弾が飛び、周りにいるゆっくりは体が燃えるように熱くなり死ぬといったしろものだ。
子まりさは危険に気づきいち早く逃げようとしたが、巣は男の足で塞がれた。
親れいむの話を聴くこと無く、3匹の巣の中に火のついた「ゆっくり駆除花火」が投げ込んだ。
その名の通り、爆発すると中にたっぷりと入っている唐辛子弾が飛び、周りにいるゆっくりは体が燃えるように熱くなり死ぬといったしろものだ。
子まりさは危険に気づきいち早く逃げようとしたが、巣は男の足で塞がれた。
「ゆ、ゆぎゃあああああああああああ!!」
「だずげでええええええええええ!!」
「だずげでええええええええええ!!」
謎の「ゆっくりできないもの」の恐怖にただただ騒ぐ親れいむと親まりさに比べ、子まりさは冷静であった。
子まりさは叫んだ。
子まりさは叫んだ。
「おにいさん、まりちゃたちはわるいゆっくりじゃにゃいよ!じぇったいめいわくかけにゃいから、やめちぇにぇ!」
人間=ゆっくりを殺すと考えている街の野良ゆっくりと違い、3匹は人間のことを知らない。だから子まりさも、誤解を解けば
このゆっくりできないものを取ってもらえると思っていた。しかし、男は言った。
このゆっくりできないものを取ってもらえると思っていた。しかし、男は言った。
「やだ」
「……どぼじてそんなこちょいうにょおおおおお!?」
「……どぼじてそんなこちょいうにょおおおおお!?」
そこでひたすら男の靴に体当たりをしていた親れいむと親まりさが振り向き、子まりさのほうに突進してきた。
「「おちびちゃんだけでもおおおおおおおおお!!」」
なんと2匹は自分の命を捨て、子供を守ろうというのだ。このパニック状態で自分の力を過信したり謎の発想に至ったりしないゆっくりは本当に稀である。
人間から見ても、2匹は全ての選択肢の中で最善の方法をとったといえる。そして、親れいむと親まりさの2匹が子まりさを守る壁になったと同時に、花火は爆発した。
2匹の背中を貫通し中枢餡まで大量の唐辛子が喰い込み、2匹の背中に激痛が走り、餡子を吐く。
少したってから子まりさはそれきりピクリとも動かなくなった2匹の横をすり抜け、男の目の前に飛び出した。
人間から見ても、2匹は全ての選択肢の中で最善の方法をとったといえる。そして、親れいむと親まりさの2匹が子まりさを守る壁になったと同時に、花火は爆発した。
2匹の背中を貫通し中枢餡まで大量の唐辛子が喰い込み、2匹の背中に激痛が走り、餡子を吐く。
少したってから子まりさはそれきりピクリとも動かなくなった2匹の横をすり抜け、男の目の前に飛び出した。
「……あれ?生きてる……今までは全部死んだのに、まさかゆっくりが命を捨てて?いやねえな、そんな事。あるワケない」
「……にんげんしゃん。どぼじで、おきゃーしゃんとおとーしゃんをころちたの?」
「……にんげんしゃん。どぼじで、おきゃーしゃんとおとーしゃんをころちたの?」
子まりさがしたことは――命がけの、質問、であった。
「まりちゃのこともこりょそうとした。
たしきゃに、まりちゃはいままでいりょんなむししゃんをたべちぇきた。
だかりゃ、にんげんしゃんがゆっくりをたべりゅにょもしかたないけりぇど……おねがいがありゅよ」
たしきゃに、まりちゃはいままでいりょんなむししゃんをたべちぇきた。
だかりゃ、にんげんしゃんがゆっくりをたべりゅにょもしかたないけりぇど……おねがいがありゅよ」
男は半ば呆れながら、嫌々ながら子まりさに「何だ」と聞いてやった。
「おとーしゃんとおきゃーしゃんに……おいのりをしちぇあげちぇほしいよ!」
男はいよいよ馬鹿らしくなり、3匹の巣の横においておいたビニール袋を持ち上げた。
そこには、大小20体以上のゆっくりの死体が詰まっていた。
そこには、大小20体以上のゆっくりの死体が詰まっていた。
「み……み……みんにゃあああああああ!!」
男は、ここまで頭の悪い発言をしたゆっくりは久々だと思い、心の中で子まりさをこれ以上ないほどに馬鹿にしていた。
「俺はこんだけのゆっくりを殺したけど、お前らみたいな汚いのを食うなんて誰も考えねえよ。
食うなら加工所製、まあつまりうちで作ってるやつが一番美味いらしいが、俺は甘党でもないし、こいつらを食おうなんて微塵も思わねえ。
ゆっくり風情が、調子に乗るなよ」
「じゃ……じゃあ、どうして、ころしたにょ……!?」
食うなら加工所製、まあつまりうちで作ってるやつが一番美味いらしいが、俺は甘党でもないし、こいつらを食おうなんて微塵も思わねえ。
ゆっくり風情が、調子に乗るなよ」
「じゃ……じゃあ、どうして、ころしたにょ……!?」
男は袋を置き、話す。
「お前らが、ゆっくりだからかな」
「……どういうこちょ?」
「俺は麓の人から金を貰ったから、お前らを殺す。
別に麓の人も何かをされたってわけではなくたまたま見かけただけらしいがな。これからどうなるかはわからんし。
実際他の地方ではけっこうな被害出てるからなあ、先手を打つ事に損はねーだろ」
「……どういうこちょ?」
「俺は麓の人から金を貰ったから、お前らを殺す。
別に麓の人も何かをされたってわけではなくたまたま見かけただけらしいがな。これからどうなるかはわからんし。
実際他の地方ではけっこうな被害出てるからなあ、先手を打つ事に損はねーだろ」
子まりさは理解ができない。
「しょ……しょれだけのりゆうで……ゆっくりをころしゅなんちぇ……」
「ゆっくりだから殺すんだって。何おまえらが殺してはいけない存在みたいに言ってんだよ、キモイな。
お前らいっつも『どぼじでこんなことするのー』って言うけど、どうしても糞もねえんだよ。
人間はお前らみたいな汚い野生ゆっくりを食いたくないし、お前らを必ずしも生きるために殺しているわけでもない。
まあ、つまり、まとめると」
「ゆっくりだから殺すんだって。何おまえらが殺してはいけない存在みたいに言ってんだよ、キモイな。
お前らいっつも『どぼじでこんなことするのー』って言うけど、どうしても糞もねえんだよ。
人間はお前らみたいな汚い野生ゆっくりを食いたくないし、お前らを必ずしも生きるために殺しているわけでもない。
まあ、つまり、まとめると」
男は親れいむと親まりさを引っ張り出しながら、片手間のように言う。
「お前らは生きることに意味がないんだから、死ぬことに意味があるわけないだろ」
「や……やべろおおおおお!!おきゃーしゃんとおとーしゃんをはなしぇええええええ!!」
「やだ。あ、あとお祈りとかぜってーしねーからな。アホらしい」
「や……やべろおおおおお!!おきゃーしゃんとおとーしゃんをはなしぇええええええ!!」
「やだ。あ、あとお祈りとかぜってーしねーからな。アホらしい」
子まりさの抵抗も虚しく、親れいむと親まりさはあっさりと死体がつまったビニール袋の中に入れられた。
「おばえええええええ、おとーしゃんとおきゃーしゃんをどうしゅるきだああああああああ!!」
「……さあ。他のゴミと一緒に燃やされるんじゃね?
まあ、お前も一緒だから、よかったな。何がかはよくわからんけど。
とりあえず、あれだ。次は別の生き物に産まれてくるといいな」
「……さあ。他のゴミと一緒に燃やされるんじゃね?
まあ、お前も一緒だから、よかったな。何がかはよくわからんけど。
とりあえず、あれだ。次は別の生き物に産まれてくるといいな」
男は子まりさを潰し、ビニール袋の中に放り込んだ。
親れいむも親まりさも、優秀な個体であった。
子まりさに至っては宿った体がゆっくりであることを考えると、子まりさの魂は仏のそれに近かったと言ってもいい。
しかし、残念ながらゆっくりに宿ってしまったものは仕方がない。
運悪くゆっくりに宿ってしまった魂を、人間は救ってあげなくてはいけない。
男はゆっくりを殺すことに意味はないと言ったが、それは間違いだ。
子まりさに至っては宿った体がゆっくりであることを考えると、子まりさの魂は仏のそれに近かったと言ってもいい。
しかし、残念ながらゆっくりに宿ってしまったものは仕方がない。
運悪くゆっくりに宿ってしまった魂を、人間は救ってあげなくてはいけない。
男はゆっくりを殺すことに意味はないと言ったが、それは間違いだ。
ゆっくりを殺すというのは、次は違う生き物に産まれるようにという意味がある、人間がゆっくりにあげられる最高のあまあまなのだ。
終正あき