ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3623 神の居る放牧場
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ankoss
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『神の居る放牧場』 21KB
虐待 群れ いつの間にか餡子ちゃんがイメチェンしてますね
虐待 群れ いつの間にか餡子ちゃんがイメチェンしてますね
台詞あき
これはスレに投下した即興「神の居る放牧場」をまとめたもの…というより、生原稿です。
新規の内容はないので、見返したい人や見てなかったけどなんとなく興味が向いた人がご覧になることをおすすめします。
新規の内容はないので、見返したい人や見てなかったけどなんとなく興味が向いた人がご覧になることをおすすめします。
○
我が家には大きな水槽がある、豆ゆ用の飼育水槽だ
専用の水槽と遮光用シートが貼ってあり、中は森を繰り抜いたようなジオラマが広がっている
小川の流れる水槽の中は、十二時間で一日が過ぎる生活サイクルに調整されている
明らかに豆ゆを飼育するための環境だが、中にいるのは豆ゆではなく、家ゆだ
専用の水槽と遮光用シートが貼ってあり、中は森を繰り抜いたようなジオラマが広がっている
小川の流れる水槽の中は、十二時間で一日が過ぎる生活サイクルに調整されている
明らかに豆ゆを飼育するための環境だが、中にいるのは豆ゆではなく、家ゆだ
家ゆを水槽や虫籠で飼うという、酔狂な話を聞いた
なんでそんなモノをと思ったが、私は閃いたのだ
これを利用すれば、面白いものが作れる…と
計画をまとめ直してから必要な物を買い集め、この水槽を創り上げた
そのあとで、友人宅に家ゆが出たと聞けばすぐに行って捕獲し、水槽に放り込んだ
極力私の存在を知られないように、である
そうして時間をかけ、出来上がったのがこの水槽というわけだ
なんでそんなモノをと思ったが、私は閃いたのだ
これを利用すれば、面白いものが作れる…と
計画をまとめ直してから必要な物を買い集め、この水槽を創り上げた
そのあとで、友人宅に家ゆが出たと聞けばすぐに行って捕獲し、水槽に放り込んだ
極力私の存在を知られないように、である
そうして時間をかけ、出来上がったのがこの水槽というわけだ
私はこの水槽の家ゆの生活に極力干渉していない、生ごみが出たらラムネスプレーを噴霧して放り込むぐらいだ
そして、私の考えは当たることとなる
そして、私の考えは当たることとなる
私がやりたかったのは「野生ゆっくりの養殖」である
それをやるには、家ゆはうってつけの素材だった
大きくなろうとも赤ゆ程度、環境が整っていればどんどん増え、食事の量も少なくて済む
そして重要なことがある、言葉の多さと頑丈さだ
通常のゆっくりと遜色の無いそれらは、実に好都合だった
それをやるには、家ゆはうってつけの素材だった
大きくなろうとも赤ゆ程度、環境が整っていればどんどん増え、食事の量も少なくて済む
そして重要なことがある、言葉の多さと頑丈さだ
通常のゆっくりと遜色の無いそれらは、実に好都合だった
どう都合がいいかは、今私の前にいる家ゆを見てもらえばわかる
机に置かれているのは、水槽から引っ張り出したまりさ種の成体家ゆだ
「ゆ?にんげんさん?どうしたの?ゆっくりして」
じっくりと言葉を聞いてから、私は家ゆまりさの片側半分を叩き潰した
「ゆ?ゆえ?ゆ、ゆっゆ、ゆ…なに…まりさ、どうなったの…」
残ったもう半分の目をぐりぐりと動かしながら、家ゆまりさは必死で状況を飲み込もうとする
「い、いた、いたい…の?まりさのからだ、どうなったの…?」
口をぱくぱくと動かしながら呻くまりさを見て、口の端が釣り上がる
そのまま、握りこぶしを振り下ろした
机に置かれているのは、水槽から引っ張り出したまりさ種の成体家ゆだ
「ゆ?にんげんさん?どうしたの?ゆっくりして」
じっくりと言葉を聞いてから、私は家ゆまりさの片側半分を叩き潰した
「ゆ?ゆえ?ゆ、ゆっゆ、ゆ…なに…まりさ、どうなったの…」
残ったもう半分の目をぐりぐりと動かしながら、家ゆまりさは必死で状況を飲み込もうとする
「い、いた、いたい…の?まりさのからだ、どうなったの…?」
口をぱくぱくと動かしながら呻くまりさを見て、口の端が釣り上がる
そのまま、握りこぶしを振り下ろした
なぜ、家ゆで「野生ゆっくりの養殖」なんぞをやろうと思ったか?
この頑丈さが理由だ、このしぶとさは通常サイズのゆっくりと同じレベルだ
豆ゆなんて使い物にならない、あいつらはストレスや環境の変化に弱すぎる
人間を見たらショック死するぐらいなのだ、それゆえに専用の遮光シールを貼った水槽にいれてやらなければならない
そんな脆いものでは駄目だ、お楽しみの前に勝手に死なれては興ざめである
この頑丈さが理由だ、このしぶとさは通常サイズのゆっくりと同じレベルだ
豆ゆなんて使い物にならない、あいつらはストレスや環境の変化に弱すぎる
人間を見たらショック死するぐらいなのだ、それゆえに専用の遮光シールを貼った水槽にいれてやらなければならない
そんな脆いものでは駄目だ、お楽しみの前に勝手に死なれては興ざめである
家ゆはいい、こうして水槽の中にうっちゃっておけば勝手に適応するのだから
十二時間周期の水槽の中は、あっという間に家ゆを世代交代させる
思いつきでやってみたことだが正解だった
本来二十四時間周期であるはずの家ゆは、見事に十二時間周期に適応した
こうして今や、水槽の中は野生のゆっくりの群れをくりぬいてきた状態に等しくなっている
しかも、食料や水は豊富で、ゆっくりが存分にゆっくりできる状況が整っていた
となれば、必要な事が出てくる
そう、増えすぎたゆっくりの間引きだ
十二時間周期の水槽の中は、あっという間に家ゆを世代交代させる
思いつきでやってみたことだが正解だった
本来二十四時間周期であるはずの家ゆは、見事に十二時間周期に適応した
こうして今や、水槽の中は野生のゆっくりの群れをくりぬいてきた状態に等しくなっている
しかも、食料や水は豊富で、ゆっくりが存分にゆっくりできる状況が整っていた
となれば、必要な事が出てくる
そう、増えすぎたゆっくりの間引きだ
増えすぎれば環境は崩壊する
普通の野生環境なら枯渇なんぞそうは起こらないが、私の家ゆが過ごしているのは限りある水槽の世界だ
ならば、頻繁に間引かなければすぐにいっぱいになり、環境が崩壊してしまう
ぺんぺん草すら食いつくされた更地を、もう一度整地するのは勘弁願いたい
普通の野生環境なら枯渇なんぞそうは起こらないが、私の家ゆが過ごしているのは限りある水槽の世界だ
ならば、頻繁に間引かなければすぐにいっぱいになり、環境が崩壊してしまう
ぺんぺん草すら食いつくされた更地を、もう一度整地するのは勘弁願いたい
間引くとは言ったが、特別なことは必要ない
私が遊ぶために家ゆを取り出してやれば、それだけで間引きになるのだ
取り出すときは、たとえ水槽の中が夜だろうと必ずラムネスプレーで眠らせてから回収する
こうすれば、私の干渉は悟られない
こうした気配りによって、いつでも好きなときに「人間を知らない野生のゆっくり」を得られる
私のために私が作ったこの水槽は、正しく牧場と言えるだろう
実にいい玩具を手に入れたものだ、金をかけた以上の物が得られた
私が遊ぶために家ゆを取り出してやれば、それだけで間引きになるのだ
取り出すときは、たとえ水槽の中が夜だろうと必ずラムネスプレーで眠らせてから回収する
こうすれば、私の干渉は悟られない
こうした気配りによって、いつでも好きなときに「人間を知らない野生のゆっくり」を得られる
私のために私が作ったこの水槽は、正しく牧場と言えるだろう
実にいい玩具を手に入れたものだ、金をかけた以上の物が得られた
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水槽内部の声を拾っていると面白い情報が得られた
私が「間引いた」ゆっくりの存在は一応覚えられているようなのだ
そして、それがゆっくりにとっては「神隠し」と言われている
神様になった覚えはないが、私が隠して好き放題しているのは確かだ
面白いのはそれだけではない、否、もっと面白いことがある
水槽内部の声を拾っていると面白い情報が得られた
私が「間引いた」ゆっくりの存在は一応覚えられているようなのだ
そして、それがゆっくりにとっては「神隠し」と言われている
神様になった覚えはないが、私が隠して好き放題しているのは確かだ
面白いのはそれだけではない、否、もっと面白いことがある
「れいむがこのいへんをかいっけつするよっ!」
「まりさがはんっにんをみつけてせいっさいしてやるのぜ!」
こんな言葉を口にしている連中である
水槽の中に居るのは神隠しを恐れる連中が大半だが、ゆっくりの常かこういった跳ねっ返りがポツポツと居る
異変を解決して、あわよくば群れの英雄にでもなろうという腹積もりだろう
実に美味そうな連中だ、こいつらを嬲ったらきっといい声で鳴いてくれるに違いない
だが、まだ我慢をしよう
もっと「間引いて」から、こいつらを熟成させてから、楽しむのはそのあとでも遅くはない
美味しい食事を作るには、下ごしらえで手を抜いてはいけないのだ
「まりさがはんっにんをみつけてせいっさいしてやるのぜ!」
こんな言葉を口にしている連中である
水槽の中に居るのは神隠しを恐れる連中が大半だが、ゆっくりの常かこういった跳ねっ返りがポツポツと居る
異変を解決して、あわよくば群れの英雄にでもなろうという腹積もりだろう
実に美味そうな連中だ、こいつらを嬲ったらきっといい声で鳴いてくれるに違いない
だが、まだ我慢をしよう
もっと「間引いて」から、こいつらを熟成させてから、楽しむのはそのあとでも遅くはない
美味しい食事を作るには、下ごしらえで手を抜いてはいけないのだ
英雄が輝くためには喪失が必要だ、喪失が戦う理由や進む目的を作る
ならば、こちらが喪失をつくってやることで愚か者どもを高揚させられるだろう
私は跳ねっ返りの中から、特別やる気のある個体を三匹選んだ
異変解決を掲げるれいむ、血気盛んなまりさ、刀の錆にしてやろうと意気込むみょん
こいつらから大切な物、つまり最も親しい存在を奪うことにした
奪うには事欠かない、なぜなら私は「神隠しの犯人」なのだから
ならば、こちらが喪失をつくってやることで愚か者どもを高揚させられるだろう
私は跳ねっ返りの中から、特別やる気のある個体を三匹選んだ
異変解決を掲げるれいむ、血気盛んなまりさ、刀の錆にしてやろうと意気込むみょん
こいつらから大切な物、つまり最も親しい存在を奪うことにした
奪うには事欠かない、なぜなら私は「神隠しの犯人」なのだから
れいむからはありすを奪う、生まれた時から価値観と時間を共有する間柄だ
まりさからはぱちゅりーを奪う、素直ではないがお互いに想い合っているのを私は見ていた
みょんからは同種のみょんを奪う、剣を教わった師であり彼女が尊敬する存在である
奪うのは一匹につき一日を使った
一度に奪っては興ざめであり、逆に時間を開けすぎれば高ぶりが薄れる
喪失を噛み締める時間と、標的の三匹が互いを支えあうだけの時間を作るのだ
そして四日目、三匹の家ゆが神隠しにあった
まりさからはぱちゅりーを奪う、素直ではないがお互いに想い合っているのを私は見ていた
みょんからは同種のみょんを奪う、剣を教わった師であり彼女が尊敬する存在である
奪うのは一匹につき一日を使った
一度に奪っては興ざめであり、逆に時間を開けすぎれば高ぶりが薄れる
喪失を噛み締める時間と、標的の三匹が互いを支えあうだけの時間を作るのだ
そして四日目、三匹の家ゆが神隠しにあった
かくして、英雄候補生はここに揃った
彼女らが勝てれば世界の全てをくれてやってもいいだろう、どうせ水槽の中の狭い世界だ
高いびきをかいているこのマヌケ面共が、それをやってのけるとは到底思えないが
彼女らが勝てれば世界の全てをくれてやってもいいだろう、どうせ水槽の中の狭い世界だ
高いびきをかいているこのマヌケ面共が、それをやってのけるとは到底思えないが
まずは状況の確認といこう
私の目の前には机があり、おしゃれで小さな編みかごが二つ乗っている
編みかごの距離は三十センチほど、直径四センチの家ゆにとっては結構な距離だ
私から見て奥のかごには今回の標的が、手前のかごには事前に奪った三匹の生贄が居る
後はこいつらで遊ぶだけだ
私の目の前には机があり、おしゃれで小さな編みかごが二つ乗っている
編みかごの距離は三十センチほど、直径四センチの家ゆにとっては結構な距離だ
私から見て奥のかごには今回の標的が、手前のかごには事前に奪った三匹の生贄が居る
後はこいつらで遊ぶだけだ
最初は軽いジャブからいこう、収まりかけた闘争心を煽ってやるのだ
まりさをつまみ上げ、籠の外に落としてやる
ぺちょりという音とたてて一拍置いてから、まりさが起きだした
おはようございます、死ね!
そう言いたいところだが安心しろ、お前はまだ潰さない
まりさをつまみ上げ、籠の外に落としてやる
ぺちょりという音とたてて一拍置いてから、まりさが起きだした
おはようございます、死ね!
そう言いたいところだが安心しろ、お前はまだ潰さない
まりさが起きだすと同時に、他の家ゆも目を覚まし始めたようだ
状況を飲み込めないまりさの前に、ぱちゅりーを置いてやった
互いに編みかごの前にいるので、距離は離れている
状況を飲み込めないまりさの前に、ぱちゅりーを置いてやった
互いに編みかごの前にいるので、距離は離れている
「ぱちゅりー、ぶじだったのぜ!」「まりさ、よかった!またあえて!」
お互いを心配しあい、再開を喜んでいる
そして互いに触れるため、動き出した
あまり動かないあのぱちゅりー種が跳ねるほどのことだ、よほど心細かったのだろう
一跳ね、二跳ね、三跳ね、距離が縮まっていく
あと一歩、そう思ってまりさとぱちゅりーが跳ねるために体をかがめた
愛しの二人が肌を寄せ合おうとするその場面、感動的じゃないか
だがさせない
お互いを心配しあい、再開を喜んでいる
そして互いに触れるため、動き出した
あまり動かないあのぱちゅりー種が跳ねるほどのことだ、よほど心細かったのだろう
一跳ね、二跳ね、三跳ね、距離が縮まっていく
あと一歩、そう思ってまりさとぱちゅりーが跳ねるために体をかがめた
愛しの二人が肌を寄せ合おうとするその場面、感動的じゃないか
だがさせない
私の握り拳が、ぱちゅりーをたたき潰す
私の起こした小さな揺れが、机を襲った
私の起こした小さな揺れが、机を襲った
私の拳がぱちゅりーを打ち据える僅か前に、まりさは飛び跳ねていた
その勢いのまま、まりさが私の手に激突する
ぐにゅんと半球形に成るまで顔をぶつけてから、まりさは後ろへと吹っ飛んだ
机の上に動くものは、痛みに呻くまりさ以外無い
その勢いのまま、まりさが私の手に激突する
ぐにゅんと半球形に成るまで顔をぶつけてから、まりさは後ろへと吹っ飛んだ
机の上に動くものは、痛みに呻くまりさ以外無い
まりさが立ち直るまで、じっくりと待つ
待つのだ、ここで短気を起こしてはいけない
ここで心の赴くままに黒帽子を潰しては、この三日間が台無しになる
待つのだ、ここで短気を起こしてはいけない
ここで心の赴くままに黒帽子を潰しては、この三日間が台無しになる
なんとか持ち直したまりさが、ぱちゅりーを探している
親切な私は、その成れの果てを彼女に教えてやった
わかりやすいように、手に張り付いた残骸に帽子を添えて、だ
亡骸を認識して十秒経ち、絶叫と共にまりさがゴミ屑に擦り寄る
その情けない泣きっ面を、人差し指ではじき飛ばした
そこまでしてこいつはやっと気づいたのだ、私の存在に
親切な私は、その成れの果てを彼女に教えてやった
わかりやすいように、手に張り付いた残骸に帽子を添えて、だ
亡骸を認識して十秒経ち、絶叫と共にまりさがゴミ屑に擦り寄る
その情けない泣きっ面を、人差し指ではじき飛ばした
そこまでしてこいつはやっと気づいたのだ、私の存在に
「おまえは、おまえはだれなんだぜぇえええ!」
なんと答えればいいのだろうか?面倒だ、シンプルにいこう
私は神隠しの犯人で、愛しのぱちゅりーをたった今叩き潰した犯人でもある
そう答えると、訳がわからないという顔でまりさが呟く
「おまえは、もしかして、みんなをかみかくしして、ぱちゅりーみたいに…」
馬鹿にしては察しがいいじゃないか、褒めてやらなければなるまい
称賛と肯定を返すと、まりさは激昂した
「このゆっくりごろしが!せいっさいしてやる!ぼろっぼろにしてやるのぜぇ!」
いい顔をしている、火のついた顔だ
だがまだこいつを潰すタイミングじゃあ無い、丁重にかごへと戻っていただこう
なんと答えればいいのだろうか?面倒だ、シンプルにいこう
私は神隠しの犯人で、愛しのぱちゅりーをたった今叩き潰した犯人でもある
そう答えると、訳がわからないという顔でまりさが呟く
「おまえは、もしかして、みんなをかみかくしして、ぱちゅりーみたいに…」
馬鹿にしては察しがいいじゃないか、褒めてやらなければなるまい
称賛と肯定を返すと、まりさは激昂した
「このゆっくりごろしが!せいっさいしてやる!ぼろっぼろにしてやるのぜぇ!」
いい顔をしている、火のついた顔だ
だがまだこいつを潰すタイミングじゃあ無い、丁重にかごへと戻っていただこう
いい具合に苛立っている
歯をむき出しにして罵るその様は実にゆっくりしていない
その調子で怒り続けてもらいたい、でなければ後回しにする意味が無いのだ
歯をむき出しにして罵るその様は実にゆっくりしていない
その調子で怒り続けてもらいたい、でなければ後回しにする意味が無いのだ
次に取り出したのがみょんである、今回はちゃんと会わせてやった
先程のは余興であったのとぱちゅりー種を排除するためだったから、もう邪魔する必要はない
ぱちゅりー種はこの戦いについてこれそうにないから置いてきた、というわけだ
先程のは余興であったのとぱちゅりー種を排除するためだったから、もう邪魔する必要はない
ぱちゅりー種はこの戦いについてこれそうにないから置いてきた、というわけだ
「おししょうさま、ごぶじで!」「これしきのことでみょんがくたばるはずがないみょん」
大層なことを言っているが、こいつは今まで寝こけていただけだ
人質は全員、回収したあとは眠らせて冷蔵庫で冷やしていたため冷凍催眠の状態で保存されていた
その過程が、お師匠様の中では苦しい戦いに置き換えられているらしい
その幸せな夢を正夢にしてやろうと、爪楊枝を放ってやる
「みょんにえださんをわたしてずいぶんとよゆうみょん?こうかいしてもしらないみょん」
御託はいいから掛かってくるがいい、そう言うと馬鹿が突っ込んできた
既に勝った気でいる顔で飛び跳ねたところに合わせ、爪楊枝の先端を曲げた人差し指で叩く
こちらは僅かな痛みだが、相手は前歯を根こそぎ吹き飛ばしながら爪楊枝に体を埋めていく
情けない落下音が、串刺しのチョコ饅頭が出来上がったことを教えてくれた
大層なことを言っているが、こいつは今まで寝こけていただけだ
人質は全員、回収したあとは眠らせて冷蔵庫で冷やしていたため冷凍催眠の状態で保存されていた
その過程が、お師匠様の中では苦しい戦いに置き換えられているらしい
その幸せな夢を正夢にしてやろうと、爪楊枝を放ってやる
「みょんにえださんをわたしてずいぶんとよゆうみょん?こうかいしてもしらないみょん」
御託はいいから掛かってくるがいい、そう言うと馬鹿が突っ込んできた
既に勝った気でいる顔で飛び跳ねたところに合わせ、爪楊枝の先端を曲げた人差し指で叩く
こちらは僅かな痛みだが、相手は前歯を根こそぎ吹き飛ばしながら爪楊枝に体を埋めていく
情けない落下音が、串刺しのチョコ饅頭が出来上がったことを教えてくれた
小さく痙攣する師匠の体から、爪楊枝を抜いてやる
怪我をしたといっても、前歯が吹き飛んで細い爪楊枝が刺さっただけだ
ゆっくりが死ぬには足りない
「おししょうさまになにするみょん!」
私が自滅したお馬鹿さんを持ち上げると、それを弟子が咎める
そんなことは気にもとめず、持ち上げた饅頭の口に指をかけた
そのまま、慎重におちょぼ口をこじ開ける
限界まで開いた口は言葉にならない苦しみを吐き出し、端が裂けてゆく
出来上がったのは、大きく口の裂けた白髪の饅頭がひとつ
いい顔だ、美人になったじゃあないか
怪我をしたといっても、前歯が吹き飛んで細い爪楊枝が刺さっただけだ
ゆっくりが死ぬには足りない
「おししょうさまになにするみょん!」
私が自滅したお馬鹿さんを持ち上げると、それを弟子が咎める
そんなことは気にもとめず、持ち上げた饅頭の口に指をかけた
そのまま、慎重におちょぼ口をこじ開ける
限界まで開いた口は言葉にならない苦しみを吐き出し、端が裂けてゆく
出来上がったのは、大きく口の裂けた白髪の饅頭がひとつ
いい顔だ、美人になったじゃあないか
次は弟子の方に爪楊枝を渡してやる
師匠の内蔵がこびりついた爪楊枝を見やり、憎しみと共に口に咥えた
「おししょうさまのかたき…!かくごするみょん!」
まだ死んでないぞ、勝手に殺してやるんじゃあない
師匠の内蔵がこびりついた爪楊枝を見やり、憎しみと共に口に咥えた
「おししょうさまのかたき…!かくごするみょん!」
まだ死んでないぞ、勝手に殺してやるんじゃあない
「かくごするみょん!ゆぅううう!」
遅い、止まって見えるほど遅い
適当にあしらっていて気づいたが、こいつは跳ねるときに溜めを作りすぎる
本人は力強く踏み込んでいるつもりだろうが、動きがまるわかりだ
こんな動きなら、合わせるのは誰だってできる
遅い、止まって見えるほど遅い
適当にあしらっていて気づいたが、こいつは跳ねるときに溜めを作りすぎる
本人は力強く踏み込んでいるつもりだろうが、動きがまるわかりだ
こんな動きなら、合わせるのは誰だってできる
突き出してきた切っ先を三本の指ではさみ取る
そのまま手首の返しを聞かせて、脳天から机に叩きつけてやった
飛び散る弟子の歯と、口から漏れる苦悶の声
その汚い面を指で強く弾き、机の外へと吹き飛ばした
場外に落ちた相手を、もう片方の手で掬い上げる
掬い上げた手で放り投げ、弾いた手で受け止めた
受け止めた手が、机に振り下ろされる
そのまま手首の返しを聞かせて、脳天から机に叩きつけてやった
飛び散る弟子の歯と、口から漏れる苦悶の声
その汚い面を指で強く弾き、机の外へと吹き飛ばした
場外に落ちた相手を、もう片方の手で掬い上げる
掬い上げた手で放り投げ、弾いた手で受け止めた
受け止めた手が、机に振り下ろされる
未熟な弟子は机に叩きつけられた
それだけではない、私の手が上から押しつぶす
机の硬さ、たたきつけられる勢い、衝撃、私の手
全てが彼女の体を襲った
それだけではない、私の手が上から押しつぶす
机の硬さ、たたきつけられる勢い、衝撃、私の手
全てが彼女の体を襲った
あとに残されたのは、半端に潰れた汚い饅頭だけだ
師匠といえば、痛みでろくに動けず呻いている
その程度の傷で剣士を名乗るとは情けないことだ、少しは格好良くしてやろう
弟子を師匠の上に載せてやり、机に放置されていた爪楊枝を手に取る
チョコで汚れたそれを突き立てて、師匠と弟子を貫いてやった
師匠といえば、痛みでろくに動けず呻いている
その程度の傷で剣士を名乗るとは情けないことだ、少しは格好良くしてやろう
弟子を師匠の上に載せてやり、机に放置されていた爪楊枝を手に取る
チョコで汚れたそれを突き立てて、師匠と弟子を貫いてやった
いいじゃないか、剣が墓標とは
剣士には似合いの死に様だぞ、喜ぶといい
剣士には似合いの死に様だぞ、喜ぶといい
次の玩具はありすとれいむだ
こいつらはかごの中で完全に怯えている、触れようとすると涙を溢れさせるほどだ
そりゃあそうだろう、私だって目の前で仲間をミンチにされたらこういう反応はする
不憫に思って二匹を同じところに下ろしてやった
こんな目に合わせたのは私だが、それはささいな事だ
こいつらはかごの中で完全に怯えている、触れようとすると涙を溢れさせるほどだ
そりゃあそうだろう、私だって目の前で仲間をミンチにされたらこういう反応はする
不憫に思って二匹を同じところに下ろしてやった
こんな目に合わせたのは私だが、それはささいな事だ
こいつら、さらってきたのはいいのだが遊び方が浮かばない
もう完全に心が折れていて、反抗的な態度は望めなさそうだ
どうしたものかと考えてながら、二匹を眺める
涙を滝のように流しながら、頬ずりしあっていた
「よかったわぁ、またこうしてすーりすーりできて」「だいじょうぶだよぉ、れいむとありすはずっといっしょだよぉ」
そうか、こいつらは共有しあう存在だった
ならば共有させてやろう、それが似合いの死に様だ
喜びも、哀しみも、楽しさも、苦しみも、死すら共有させてやろうじゃあないか
もう完全に心が折れていて、反抗的な態度は望めなさそうだ
どうしたものかと考えてながら、二匹を眺める
涙を滝のように流しながら、頬ずりしあっていた
「よかったわぁ、またこうしてすーりすーりできて」「だいじょうぶだよぉ、れいむとありすはずっといっしょだよぉ」
そうか、こいつらは共有しあう存在だった
ならば共有させてやろう、それが似合いの死に様だ
喜びも、哀しみも、楽しさも、苦しみも、死すら共有させてやろうじゃあないか
私は彼女らに二つの事を告げた、頭の中を二つだけにすればこいつらでもわかるだろう
ひとつは、『これから痛いことをする』ということ
もうひとつは、『宣言すれば、相手の痛みを自分が受けられること』
献身し合えばそれもよし、汚さを見せて押し付け合えばそれもまた一興だ
ひとつは、『これから痛いことをする』ということ
もうひとつは、『宣言すれば、相手の痛みを自分が受けられること』
献身し合えばそれもよし、汚さを見せて押し付け合えばそれもまた一興だ
どこからいこうかと考えて、足を十字に切ることに決めたことを告げる
「れいむにいたいいたいしてね!」「なにいってるの、れいむにそんなことさせないわ!ありすにしてね!」
仲睦まじいことである、だが痛みを受けてまだ言っていられるだろうか
では、痛みの共有といこうじゃあないか
「れいむにいたいいたいしてね!」「なにいってるの、れいむにそんなことさせないわ!ありすにしてね!」
仲睦まじいことである、だが痛みを受けてまだ言っていられるだろうか
では、痛みの共有といこうじゃあないか
足を横に切り裂かれたれいむは「ゆぎぎ…いたくなんかないよ」と強がり、
縦に線をつけられたありすは「こんなのかゆいぐらいよ…!」と笑みを浮かべる
見くびっていた、こいつら最後までこの調子でいくかもしれない
素晴らしいじゃないか、美しいぞお前たち
その美しさが欠けずに残るか試してやろう
縦に線をつけられたありすは「こんなのかゆいぐらいよ…!」と笑みを浮かべる
見くびっていた、こいつら最後までこの調子でいくかもしれない
素晴らしいじゃないか、美しいぞお前たち
その美しさが欠けずに残るか試してやろう
やり始めたのはいいが、この攻め口には一つ問題がある
そのため、実行する際はどうするかをこいつらに選ばせることにした
れいむのお下げを奪うと告げると、ありすが悩み始めている
そうなのだ、ありすにはパーツの数が致命的に足りない
髪型はシンプルなものだし、飾りもカチューシャと小さく、外見が小奇麗にまとまりすぎている
だから、こういったときに差し出せるものがほぼ無いのだ
そのため、実行する際はどうするかをこいつらに選ばせることにした
れいむのお下げを奪うと告げると、ありすが悩み始めている
そうなのだ、ありすにはパーツの数が致命的に足りない
髪型はシンプルなものだし、飾りもカチューシャと小さく、外見が小奇麗にまとまりすぎている
だから、こういったときに差し出せるものがほぼ無いのだ
「ありすのかみのけを、はんぶんもっていってちょうだい!」
考え抜いた結果、ありすの出した答えがこれである
確かにお下げも髪の毛ではあるが、分量は等しくない
おそらくは、お下げをまとめる飾りの部分も含めて奪えということなおだろう
そこまで考えての答えかは分からないが、ゆっくりにしては条件の提示が的確である
褒める意味を含めて、剃刀で綺麗に半分剃ってやった
支えを半分失ったカチューシャが、寂しく半身を浮かせていた
考え抜いた結果、ありすの出した答えがこれである
確かにお下げも髪の毛ではあるが、分量は等しくない
おそらくは、お下げをまとめる飾りの部分も含めて奪えということなおだろう
そこまで考えての答えかは分からないが、ゆっくりにしては条件の提示が的確である
褒める意味を含めて、剃刀で綺麗に半分剃ってやった
支えを半分失ったカチューシャが、寂しく半身を浮かせていた
ありすに飾りを奪うというと、れいむはリボンの右半分を差し出した
ありすの髪が右半分しか残っていないから、それでも飾りが付けられるようにと
れいむに両目を奪うというと、ありすは右目を差し出した
ありすが訊ねたとき、れいむが左目を残したいと搾り出したからだ
ありすの舌を奪うというと、れいむは自分の舌を右側だけとってほしいと訴えた
ありすが舌を使うとき、いつも右側を上にしていたから不便がないようにとの気遣いだ
顔の皮を奪うと言うと、互いに目がないほうの皮を差し出した
どうせ意味は無いと思うが、残す方は集中して残したいのかもしれない
ありすの髪が右半分しか残っていないから、それでも飾りが付けられるようにと
れいむに両目を奪うというと、ありすは右目を差し出した
ありすが訊ねたとき、れいむが左目を残したいと搾り出したからだ
ありすの舌を奪うというと、れいむは自分の舌を右側だけとってほしいと訴えた
ありすが舌を使うとき、いつも右側を上にしていたから不便がないようにとの気遣いだ
顔の皮を奪うと言うと、互いに目がないほうの皮を差し出した
どうせ意味は無いと思うが、残す方は集中して残したいのかもしれない
こうして、私の前には今、半壊した饅頭が二つ転がっている
それでもこいつらは微笑みを交わし、激痛に耐えていた
泣き声や罵倒が聞こえないのは敗北と言う人もいそうだが、私はそうは思わない
友情を突き通した尊さと、「たえきったんだからおうちにかえれるよね」という微笑ましさが聞けたのだから
それでもこいつらは微笑みを交わし、激痛に耐えていた
泣き声や罵倒が聞こえないのは敗北と言う人もいそうだが、私はそうは思わない
友情を突き通した尊さと、「たえきったんだからおうちにかえれるよね」という微笑ましさが聞けたのだから
最後に生命を奪うというと、これには流石に反応した
希望が裏切られ、絶望に染まっていくこの表情がいいのだ
「れいむたち、いたいいたいのにがまんしたんだよ!」
「がまんできたらおうちにかえしてくれるんじゃないの!」
そんな約束はしていないのだが、いつの間にかそういう事になっていたらしい
ならばこれに耐え切れば流石に帰れるんじゃないのかと口にしながら、電動ドライバの引き金を引く
高速回転を始めたプラスドライバが、ありすに近づいていく
崩れ始めていた半身を引きずって、ありすが逃げようともがいた
その溢れるカスタードに向かって、私は電動ドライバを突き立てる
「おごぉおおおごっごおごごごぉ!」
声にならない雄叫びを挙げて、ありすが崩れていく
少しだけ硬い何かが崩れたと同時に、獣のような声が収まった
希望が裏切られ、絶望に染まっていくこの表情がいいのだ
「れいむたち、いたいいたいのにがまんしたんだよ!」
「がまんできたらおうちにかえしてくれるんじゃないの!」
そんな約束はしていないのだが、いつの間にかそういう事になっていたらしい
ならばこれに耐え切れば流石に帰れるんじゃないのかと口にしながら、電動ドライバの引き金を引く
高速回転を始めたプラスドライバが、ありすに近づいていく
崩れ始めていた半身を引きずって、ありすが逃げようともがいた
その溢れるカスタードに向かって、私は電動ドライバを突き立てる
「おごぉおおおごっごおごごごぉ!」
声にならない雄叫びを挙げて、ありすが崩れていく
少しだけ硬い何かが崩れたと同時に、獣のような声が収まった
それを見て、れいむが涙を流して叫びをあげた
「しにたくない」ではなく、「ありす、ゆっくりして!ゆっくりしてね!」と
「しにたくない」ではなく、「ありす、ゆっくりして!ゆっくりしてね!」と
慌てなくてもすぐにゆっくりさせてやるから安心して欲しい
もっとも、一緒にゆっくりできるかはわからないが
プラスドライバを外してカスタードを拭きとると、今度はマイナスドライバに付け替えた
その間に、れいむは芋虫のごとくはい進んでいる
餡子の線をわずかに残し、少しずつ少しずつどこかへと体を動かす
まりさの怒り声が良く聞こえる、そういえば残っているのはれいむとまりさだけだった
れいむの動きをよくみると、向かっているのはまりさの方ではない
力なく崩れた、ありすの残骸に擦り寄ろうとしている
もっとも、一緒にゆっくりできるかはわからないが
プラスドライバを外してカスタードを拭きとると、今度はマイナスドライバに付け替えた
その間に、れいむは芋虫のごとくはい進んでいる
餡子の線をわずかに残し、少しずつ少しずつどこかへと体を動かす
まりさの怒り声が良く聞こえる、そういえば残っているのはれいむとまりさだけだった
れいむの動きをよくみると、向かっているのはまりさの方ではない
力なく崩れた、ありすの残骸に擦り寄ろうとしている
あと数ミリもない、本当に目の前にれいむがたどり着いた
涙と笑顔を浮かべて、「あり…す…」と零したれいむの目の前に、ドライバを突き立ててやった
何が起きたのかわからないという表情でたっぷりと固まったあと、私の方へと振り返る
今日遊んだ中で、最高の絶望を拝むことが出来た
その眉間に、マイナスドライバを突き立ててかき混ぜてやる
れいむの全てが混ざって、ぐちゃぐちゃの何かに変わっていった
涙と笑顔を浮かべて、「あり…す…」と零したれいむの目の前に、ドライバを突き立ててやった
何が起きたのかわからないという表情でたっぷりと固まったあと、私の方へと振り返る
今日遊んだ中で、最高の絶望を拝むことが出来た
その眉間に、マイナスドライバを突き立ててかき混ぜてやる
れいむの全てが混ざって、ぐちゃぐちゃの何かに変わっていった
れいむが形を完全になくしてミンチのようになったあと、まりさの方に目を向ける
待たせたなまりさ、今度こそお前で遊んでやろう、楽しませて欲しい
待たせたなまりさ、今度こそお前で遊んでやろう、楽しませて欲しい
電動ドライバを机の横において、籠の中のまりさを取り出してやる
おいた側から、私の手に体当たりをし始めた
「ぱちゅりーの!みょんの!ありすの!れいむの!かたきなんだぜぇえええ!しね、しねぇえええ!」
焦らしただけあって、怒り方が凄まじい
体当たりだけではなく、噛み付きまでおりまぜている
目の前で恋人を潰されたうえ、隔離された場所で仲間がいたぶられるのを見せられたのだ
これだけ怒るのも当然だ、我慢した甲斐があったというものだ
おいた側から、私の手に体当たりをし始めた
「ぱちゅりーの!みょんの!ありすの!れいむの!かたきなんだぜぇえええ!しね、しねぇえええ!」
焦らしただけあって、怒り方が凄まじい
体当たりだけではなく、噛み付きまでおりまぜている
目の前で恋人を潰されたうえ、隔離された場所で仲間がいたぶられるのを見せられたのだ
これだけ怒るのも当然だ、我慢した甲斐があったというものだ
指先に噛み付いたまりさの尻に、爪楊枝を突き立ててやった
尻の穴に突っ込んでやろうとしたのに、尻を振りながら噛み付いていたせいで狙いがずれた
突き刺されたまりさは痛みに気づいていないのか、鬼の形相で食らいついたままだ
暫く好きにやらせてやろう、私も好きにやらせてもらう
尻の穴に突っ込んでやろうとしたのに、尻を振りながら噛み付いていたせいで狙いがずれた
突き刺されたまりさは痛みに気づいていないのか、鬼の形相で食らいついたままだ
暫く好きにやらせてやろう、私も好きにやらせてもらう
七八本突き立てた頃、まりさが動きを止めた
息切れしたところに、ようやっと痛みが回ってきたのだ
「いたいのぜぇえええ!からだじゅうがつらぬかれるようないたみなのぜぇえええ!」
当たり前だ、正しく貫かれているのだから
私の指から離れてころころと身を転がすと、体を縮こませる
体の緊張を、声と共に開放した
「このていどのいたいいたいじゃまけないのぜ!まりさはみんなのかたきをとるのぜ!」
生意気な口を閉じるために舌ごと突き刺してやろうかと思ったが、やめた
この強がりがいつまでもつか遊んでやろう
なに、爪楊枝はいくらでもある
息切れしたところに、ようやっと痛みが回ってきたのだ
「いたいのぜぇえええ!からだじゅうがつらぬかれるようないたみなのぜぇえええ!」
当たり前だ、正しく貫かれているのだから
私の指から離れてころころと身を転がすと、体を縮こませる
体の緊張を、声と共に開放した
「このていどのいたいいたいじゃまけないのぜ!まりさはみんなのかたきをとるのぜ!」
生意気な口を閉じるために舌ごと突き刺してやろうかと思ったが、やめた
この強がりがいつまでもつか遊んでやろう
なに、爪楊枝はいくらでもある
数分後、まりさの体はウニのようになっていた
身体中に爪楊枝が刺され、爪楊枝で立っているような状態である
身体中に爪楊枝が刺され、爪楊枝で立っているような状態である
まりさの全身には、隙間なく突き立っていた
帽子は最初のころに落ちたため放置し、目と舌は意識して攻撃対象から外してある
今や無事なのは、口の中と、目と、真っ黒なとんがり帽子だけだ
そのまりさの口から、言葉が漏れる
帽子は最初のころに落ちたため放置し、目と舌は意識して攻撃対象から外してある
今や無事なのは、口の中と、目と、真っ黒なとんがり帽子だけだ
そのまりさの口から、言葉が漏れる
「まけない…まりさ、かたきを…とるのぜ…」私は感動した
痛みに弱いゆっくりが、自分のことを優先するゆっくりが、この状況でも他人のために動こうとしている
大抵はここまでくると、ゆっくりさせてほしいだとか、死ねだとか、誰か助けろだとか言うものだ
それでもこのまりさは、死んだ仲間のために戦おうとしている
痛みに弱いゆっくりが、自分のことを優先するゆっくりが、この状況でも他人のために動こうとしている
大抵はここまでくると、ゆっくりさせてほしいだとか、死ねだとか、誰か助けろだとか言うものだ
それでもこのまりさは、死んだ仲間のために戦おうとしている
こいつの生命をこんな方法で奪うわけには行かない
私のこの手で奪ってやらなければならない、でなければ勿体無い
私は急いで爪楊枝を取り去り、穴だらけのまりさをそっと手のひらに載せた
落ちていた帽子を被せ直し、まりさの上下を挟むようにそっと手で包みこんでやった
私のこの手で奪ってやらなければならない、でなければ勿体無い
私は急いで爪楊枝を取り去り、穴だらけのまりさをそっと手のひらに載せた
落ちていた帽子を被せ直し、まりさの上下を挟むようにそっと手で包みこんでやった
「かんねん、したのぜ…?だったら、おとなしくまりさに…せいっさいされるのぜ…」
私の手の中で、息も絶え絶えのまりさが言う
彼女の言葉に答えるように、私は手を合わせていった
「ゆ、なに…?だんだんせまく」
ゆっくりと、ゆっくりと、合わす手に力を込めていく
手のひらに、まりさがもがく動きが伝わってくる
「やめ、やめるのぜ、まりさはまだかたきを…」
圧迫されて、全身の穴から餡子が漏れ出しているのを感じる
柔らかな餡子が手の中に広がるのを感じる
「つ、ちゅぶ、ちゅぶれりゅうううううううううううううううう!!!りゅぶっ!」
今、私の手が完全に合わさった
潰されて赤ゆっくりのようになった声を残して、まりさの生命が消えたことがわかる
耳や目ではない、手から伝わる感覚で理解できた
そして私は合掌をして、潰れていった彼女たちに言うのだ
『ありがとう』と、楽しませてくれた感謝の気持ちを
私の手の中で、息も絶え絶えのまりさが言う
彼女の言葉に答えるように、私は手を合わせていった
「ゆ、なに…?だんだんせまく」
ゆっくりと、ゆっくりと、合わす手に力を込めていく
手のひらに、まりさがもがく動きが伝わってくる
「やめ、やめるのぜ、まりさはまだかたきを…」
圧迫されて、全身の穴から餡子が漏れ出しているのを感じる
柔らかな餡子が手の中に広がるのを感じる
「つ、ちゅぶ、ちゅぶれりゅうううううううううううううううう!!!りゅぶっ!」
今、私の手が完全に合わさった
潰されて赤ゆっくりのようになった声を残して、まりさの生命が消えたことがわかる
耳や目ではない、手から伝わる感覚で理解できた
そして私は合掌をして、潰れていった彼女たちに言うのだ
『ありがとう』と、楽しませてくれた感謝の気持ちを
楽しみの余韻に浸ってから、片付けを始めた
今回の神気取りプレイは楽しかったが、他人には見せられないなと思う
思い返すと、ちょっと恥ずかしい気もするが誰も見ていないからいいだろう
そう結論づけて、片付けを進めた
今回の神気取りプレイは楽しかったが、他人には見せられないなと思う
思い返すと、ちょっと恥ずかしい気もするが誰も見ていないからいいだろう
そう結論づけて、片付けを進めた
掃除された部屋で、お茶を飲みながら今後を考える
少し楽しみ過ぎたせいで、水槽の個体数が減りすぎた
いくら増えやすい家ゆといえど、暫く待つ必要があるだろう
遊べるほど増える頃には、神隠しの噂など無くなっているだろう
同じ遊び方で二度遊ぶ気はないし、それでいい
次はどんな遊び方をしようか、実に楽しみだ
少し楽しみ過ぎたせいで、水槽の個体数が減りすぎた
いくら増えやすい家ゆといえど、暫く待つ必要があるだろう
遊べるほど増える頃には、神隠しの噂など無くなっているだろう
同じ遊び方で二度遊ぶ気はないし、それでいい
次はどんな遊び方をしようか、実に楽しみだ
本当にいいものを作ったものだ
私が飽きるまで、私のための放牧場として仕事をしてもらおう
水槽に微笑んで、私はお茶を口に運んだ
私が飽きるまで、私のための放牧場として仕事をしてもらおう
水槽に微笑んで、私はお茶を口に運んだ
○
まず始めに。
家ゆという要素をお借りしたキリライターあきさん、手書きで関連絵を描いてくださったじゃりあきさん。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
また、スレの皆様には長々とお付き合い頂き、感謝と共に申し訳なさを感じています。
ありがとうございました。
家ゆという要素をお借りしたキリライターあきさん、手書きで関連絵を描いてくださったじゃりあきさん。
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
また、スレの皆様には長々とお付き合い頂き、感謝と共に申し訳なさを感じています。
ありがとうございました。
前作「天国か地獄か」は『家ゆは飼育に最適なゆっくりの変異形態なのではないか?』という点が核になっていました。
しかし、その日その日の思いつきに比重が置かれた内容になり、焦点が定まらないものになってしまいました。
今回の作品は「天国か地獄か」の最後を書く少し前に出た『豆ゆと同じ環境を作ったらどうなる?』という思いつきから生まれています。
『赤ゆの一回りほどの大きさで、成体の思考と身体能力を持ち、飼育による操作がしやすい個体』を利用した内容になっています。
しかし、その日その日の思いつきに比重が置かれた内容になり、焦点が定まらないものになってしまいました。
今回の作品は「天国か地獄か」の最後を書く少し前に出た『豆ゆと同じ環境を作ったらどうなる?』という思いつきから生まれています。
『赤ゆの一回りほどの大きさで、成体の思考と身体能力を持ち、飼育による操作がしやすい個体』を利用した内容になっています。
問題は、登場人物である『私』が、読者から大きく離れてしまった存在になったことです。
分かりやすく言うと、投下後のレスに見られた『厨二病が過ぎる』ということです。
これは、『淡々とし過ぎたら盛り上がりにかけるだろう』と考えたが故の調整と、私の悪乗りによるものです。
書いている時は悪役ロールプレイを意識して書いていたのですが、やりすぎました。
もう少しおとなしい文体にすべきだったと反省しています。
面白かったので、個人的には満足していますが。
分かりやすく言うと、投下後のレスに見られた『厨二病が過ぎる』ということです。
これは、『淡々とし過ぎたら盛り上がりにかけるだろう』と考えたが故の調整と、私の悪乗りによるものです。
書いている時は悪役ロールプレイを意識して書いていたのですが、やりすぎました。
もう少しおとなしい文体にすべきだったと反省しています。
面白かったので、個人的には満足していますが。
即興と銘打っていますが、連載に近い内容です。
そのため、次回への引きを意識して話を作りました。
また、一人称になっているのは、三人称によって内容が膨れ上がることを防ぐためです。
出来れば三人称で書きたかったのですが、情景描写と台詞を含めて簡潔にまとめ、かつ圧縮する方法はこの時の私にはありませんでした。
結果、このような形になったわけです。
そのため、次回への引きを意識して話を作りました。
また、一人称になっているのは、三人称によって内容が膨れ上がることを防ぐためです。
出来れば三人称で書きたかったのですが、情景描写と台詞を含めて簡潔にまとめ、かつ圧縮する方法はこの時の私にはありませんでした。
結果、このような形になったわけです。
昔やった、『人形を拾ってきてしまうありす』を書くのも少し考えましたが、オチが浮かばないのでやることはなさそうです。
SSとして書きたいものが溜まっているので、そちらに手をつけたいと思います。
長くなりましたが、ありがとうございました。
SSとして書きたいものが溜まっているので、そちらに手をつけたいと思います。
長くなりましたが、ありがとうございました。
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