ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4024 ゆっくりしていってね
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ankoss
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『ゆっくりしていってね(修正版)』 5KB
家族崩壊 飼いゆ
家族崩壊 飼いゆ
別にゆっくりが好きな訳じゃない。どちらかと言えばもう係わりたくないのだが、気になっていた同僚の子がゆっくり好きだというんじゃあ仕方ない
あれこれと話しているうちにホテルで一晩のお付き合い。ゆっくり様々だ。などと思っていたら当然の事ながら裏があったわけで。
今、俺の部屋には彼女から預けられたゆっくりまりさがいる。帰省している間だけ預かっていて欲しいという訳だ。
ペットを、特にゆっくりを預けるというのは、それだけ信頼されてるって事だと自分に言い聞かせて、久しぶりに世話に奮闘してみようと思ったのだが、
このまりさは世話をするほど気難しい性質ではなかった。大声で騒いだり暴れたりする事もなく、食事やトイレで困らせるような事もない。
俺が知っているゆっくりとはまったくかけ離れた、よく躾の行き届いたいいとこのお嬢ちゃんといった感じだったのだ。
何と言う事もない。安心して置いてやれそうだ。
あれこれと話しているうちにホテルで一晩のお付き合い。ゆっくり様々だ。などと思っていたら当然の事ながら裏があったわけで。
今、俺の部屋には彼女から預けられたゆっくりまりさがいる。帰省している間だけ預かっていて欲しいという訳だ。
ペットを、特にゆっくりを預けるというのは、それだけ信頼されてるって事だと自分に言い聞かせて、久しぶりに世話に奮闘してみようと思ったのだが、
このまりさは世話をするほど気難しい性質ではなかった。大声で騒いだり暴れたりする事もなく、食事やトイレで困らせるような事もない。
俺が知っているゆっくりとはまったくかけ離れた、よく躾の行き届いたいいとこのお嬢ちゃんといった感じだったのだ。
何と言う事もない。安心して置いてやれそうだ。
見るでもなく観ていたニュース番組が不意に無言になったときだった。まりさがなにかボソボソと呟いているのが聞こえる。
勘弁してくれ…。視線を移すと、まりさと目があった。まりさはただニコリと笑って、じっと俺の顔を見る。
邪気の無い、かといって無機質でもない、飼い主に呼ばれたときの犬のような目で俺が何か言うのを大人しく待っている…。
「なんでもない」とは言いづらい雰囲気に気押されて、おやつのクッキーを少しあげた。
気のせいだ。きっと、まりさは知らない家で飼い主と離されてちょっと落ち着かないだけだ。それだけだ。
俺が妙に気にしているから、あいつの行動にいちいち意味を考えてしまうだけなんだ。ゆっくりのやる事に、基本、意味なんてない。
それはよく分かってるじゃないか。ただの考え過ぎだ。耳がごそごそする。
勘弁してくれ…。視線を移すと、まりさと目があった。まりさはただニコリと笑って、じっと俺の顔を見る。
邪気の無い、かといって無機質でもない、飼い主に呼ばれたときの犬のような目で俺が何か言うのを大人しく待っている…。
「なんでもない」とは言いづらい雰囲気に気押されて、おやつのクッキーを少しあげた。
気のせいだ。きっと、まりさは知らない家で飼い主と離されてちょっと落ち着かないだけだ。それだけだ。
俺が妙に気にしているから、あいつの行動にいちいち意味を考えてしまうだけなんだ。ゆっくりのやる事に、基本、意味なんてない。
それはよく分かってるじゃないか。ただの考え過ぎだ。耳がごそごそする。
買い物ついでに散歩に行く。まりさは本当に素直でおとなしい。おおよそゆっくりらしくない…というより、ゆっくり好きが好きになるような要素が
あまり見られない。ゆっくりは、多かれ少なかれワガママで聞き分けがなく落ち着きがないもんだ。なのにこいつは、飄々とした猫のような自立性と
訓練された犬のような従順さがある。そのくせ、昆虫や魚のような無関心さ(ペットとしての無自覚さ)まで感じられる。今だって、まるで自分で
決めたように散歩のコースを進んでいる。俺のリードはずっと弛んだままなのに。俺の歩調を完全に読んでいる…?
いや、そんなことよりここは、あの公園は。ダメだ、戻ろう!俺は初めてれいむを引っ張った。まりさがなにかブツブツ呟いてる。黙れ、くそっ。
あまり見られない。ゆっくりは、多かれ少なかれワガママで聞き分けがなく落ち着きがないもんだ。なのにこいつは、飄々とした猫のような自立性と
訓練された犬のような従順さがある。そのくせ、昆虫や魚のような無関心さ(ペットとしての無自覚さ)まで感じられる。今だって、まるで自分で
決めたように散歩のコースを進んでいる。俺のリードはずっと弛んだままなのに。俺の歩調を完全に読んでいる…?
いや、そんなことよりここは、あの公園は。ダメだ、戻ろう!俺は初めてれいむを引っ張った。まりさがなにかブツブツ呟いてる。黙れ、くそっ。
なんで正月休みなんてあるんだ。おかげで一日中あいつと一緒にいなけりゃならない。仕事があるなら目を離す理由になるのに。
あいつがブツブツと呟いてるのを聞きたくなんかないんだ。俺が見てると分かっている癖に、あいつはもう隠そうとしない。くそ、耳の奥がグルグルする。
何を言ってるか聞き取れないし聞きたくもないんだ。なのに俺はだいたい分かっちまう。きっとあいつと同じだ。俺が飼っていたあいつと。
あんなのはもうたくさんだった。やっぱり預かるんじゃなかった。女なんかどうでもよかったのに…。いらついた俺の視線に気づいたのか、例の子犬のような目で
俺を見ながらブツブツいいやがった。止めろ、その顔が頭にくるんだ…。投げつけるように菓子を放って、ムリヤリ寝る事にする。
あいつがブツブツと呟いてるのを聞きたくなんかないんだ。俺が見てると分かっている癖に、あいつはもう隠そうとしない。くそ、耳の奥がグルグルする。
何を言ってるか聞き取れないし聞きたくもないんだ。なのに俺はだいたい分かっちまう。きっとあいつと同じだ。俺が飼っていたあいつと。
あんなのはもうたくさんだった。やっぱり預かるんじゃなかった。女なんかどうでもよかったのに…。いらついた俺の視線に気づいたのか、例の子犬のような目で
俺を見ながらブツブツいいやがった。止めろ、その顔が頭にくるんだ…。投げつけるように菓子を放って、ムリヤリ寝る事にする。
…まっくらな部屋の隅でブツブツ、ブツブツ…聞きたくなんかない。俺はお前らと係わりたくなんかないんだ。まりさの声が耳の中でグルグル回ってる。
寝ぼけていた。だから、本当にわざとじゃあないが、うっかりまりさの頭を叩いてしまった。やりたくなかったのに。
やめろよ、なんで笑うんだよ。ブツブツ言うな。お前の友達に話しかけるんじゃない!居もしないヤツ相手にペチャクチャ喋るんじゃねぇえ!
居ないんだ、お前の友達は、それはただの空想なんだよ、だから、俺が悪かったから、謝るからこっちを見るな!俺を無視して喋るな!ブツブツ、ぐるぐる、ブツブツ…。
なんなんだよ。お前らは一体なんなんだよ。なんで勝手に空想するんだ!チクショウやめろ!呼び出すんじゃねぇえ!
まりさの顔を掴んで口を塞ごうと近づいたとき、やっとまりさのブツブツが俺の耳を突き抜けて届いた。それは俺が思ってた事とはまるで違った。
やめろよ、なんで笑うんだよ。ブツブツ言うな。お前の友達に話しかけるんじゃない!居もしないヤツ相手にペチャクチャ喋るんじゃねぇえ!
居ないんだ、お前の友達は、それはただの空想なんだよ、だから、俺が悪かったから、謝るからこっちを見るな!俺を無視して喋るな!ブツブツ、ぐるぐる、ブツブツ…。
なんなんだよ。お前らは一体なんなんだよ。なんで勝手に空想するんだ!チクショウやめろ!呼び出すんじゃねぇえ!
まりさの顔を掴んで口を塞ごうと近づいたとき、やっとまりさのブツブツが俺の耳を突き抜けて届いた。それは俺が思ってた事とはまるで違った。
「ゆっくりしていってね!」
「ゆ…?」思わず声が出た。これじゃあ俺の方がゆっくりだ。まりさはずっと、ただの挨拶を繰り返していただけだった。今までも、今も。
完全に力が抜けてしまった。まりさは、ただ声が小さいってだけで、口癖のように挨拶をしてただけだったんだ。
あの、訳のわからない場所に行ってしまった、俺のれいむ。やっぱりあれが特別だったってだけなんだ。ああ、良かった…。ずっと心につかえていた妄想が、
ようやく晴れてくれた気がした。
そうなると、急にまりさに親近感が湧いてきた。飼うだけあって、ゆっくりが嫌いだったわけじゃないんだ。こいつのおかげで目が覚めたとも言えるんだし。
まりさを預かってから、初めて心から接する事が出来る気がした。
完全に力が抜けてしまった。まりさは、ただ声が小さいってだけで、口癖のように挨拶をしてただけだったんだ。
あの、訳のわからない場所に行ってしまった、俺のれいむ。やっぱりあれが特別だったってだけなんだ。ああ、良かった…。ずっと心につかえていた妄想が、
ようやく晴れてくれた気がした。
そうなると、急にまりさに親近感が湧いてきた。飼うだけあって、ゆっくりが嫌いだったわけじゃないんだ。こいつのおかげで目が覚めたとも言えるんだし。
まりさを預かってから、初めて心から接する事が出来る気がした。
「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっく
まりさはずっと呟いている。それはやっぱり俺に向かってじゃあなかった。俺をしっかり見ているけれど、笑いかけているけれど、それは叱られておびえた仔犬のそれだ。
ただ一心に祈るように繰り返す。ゆっくりしていってね!耳の中が痛い。グルグル…ブツブツ…。俺に笑いかけるな。俺に挨拶をしろ。俺はお前をゆっくりさせてやれるんだ。
訳のわからないモノに話しかけるな!あいつらがくるじゃないか!れいむが…あのゆっくりプレイスの連中が…。やめてくれ!あああいつらを呼ぶな!頼むから俺をゆっくりさせてくれ!
ただ一心に祈るように繰り返す。ゆっくりしていってね!耳の中が痛い。グルグル…ブツブツ…。俺に笑いかけるな。俺に挨拶をしろ。俺はお前をゆっくりさせてやれるんだ。
訳のわからないモノに話しかけるな!あいつらがくるじゃないか!れいむが…あのゆっくりプレイスの連中が…。やめてくれ!あああいつらを呼ぶな!頼むから俺をゆっくりさせてくれ!
女がまりさを引き取りに来たとき、男とまりさは向き合ってブツブツと呟き続けていた。男の顔は女に向けられていたが、彼はもうへらへらと笑うばかりで
いったい何があったのか聞きだす事は出来なかった。
いったい何があったのか聞きだす事は出来なかった。
by 4byte