ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4355 ある畑の一年4
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ankoss
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『ある畑の一年4』 20KB
家族崩壊 anko4352の続きです。
家族崩壊 anko4352の続きです。
anko4352の続きです。
すいません。手直しして再びアップしました。
独自設定あり
他作者様の設定があるかもしれません。
いまさらだけど作中の薬品やらなんやらの威力と効果がおかしい
実際にすると致命的な内容があるかも
他作者様の設定があるかもしれません。
いまさらだけど作中の薬品やらなんやらの威力と効果がおかしい
実際にすると致命的な内容があるかも
以上OKの方どうぞ
バラバラと地面を跳ねる影が見える。
いわゆるゆっくりと言われる姿をしているが
よく見ると大きさがおかしい。
一番先頭を走るゆっくりですらピンポン玉ほど
後に続くゆっくりは豆粒ほどでしかない
これは小ゆ、赤ゆの集団ではない。いわゆる「家ゆ」というものだ。
しかし、家に寄生しめったに外に出てこない家ゆがなぜ屋外を走っているのか。
いわゆるゆっくりと言われる姿をしているが
よく見ると大きさがおかしい。
一番先頭を走るゆっくりですらピンポン玉ほど
後に続くゆっくりは豆粒ほどでしかない
これは小ゆ、赤ゆの集団ではない。いわゆる「家ゆ」というものだ。
しかし、家に寄生しめったに外に出てこない家ゆがなぜ屋外を走っているのか。
家ゆまりさは必死に走っていた。
少し前まで、たくっさんの家族と仲間たちで
勝手にポテチさんやらポップコーンさん野菜さん(野菜くずだが)が生えてくる
ゆっくりぷれいすで、ゆっくりしたゆん生を送っていた。
いつでも温度はかいてき~でなに不自由はない
不満といえばゲスなにんげんが勝手にぷれいすを歩き回っていることだが
ゲスなだけあってどんな言葉にも耳を貸さず卑怯にも暴力を振るってくるのだ。
そのため、にんげんが来るたびに急いで物陰や巣に隠れなければならない。
そんなある日ついに怒りが頂点に達した一部の家ゆが
にんげんに戦いを挑んだのだ。
その数群れの半分以上、たくっさんだ。家ゆたちは勝利を確信していた。
結果として、あんなに強かった人間はその数の前に(実際300匹はいた)
恐れをなし逃げ出していった。
家ゆたちは勝利に熱狂し酔いしれる。
「やっちゃよ!やっちゃんだよぉ!」
「ゆ~ん!ゆめみたいだよぉ!」
「ゆん!ゆっはっはー!」
「ゆんわーい!ゆんわーい!」
家ゆまりさも伴侶の家ゆれいむとゆっくりした時を過ごしている。
「まりさ。これでおもうぞんぶんゆっくりできるね。」
「ゆん。そうなんだぜ。」
「おとおしゃん。あのにんげんはもどってこない?」
「もちろんだぜ。おとうさんたちがやっつけたんだぜ。」
「ゆわーしゅごーい!」
「ゆふふ」
「ゆっはっは!」
実にゆっくりした時間だった。
少し前まで、たくっさんの家族と仲間たちで
勝手にポテチさんやらポップコーンさん野菜さん(野菜くずだが)が生えてくる
ゆっくりぷれいすで、ゆっくりしたゆん生を送っていた。
いつでも温度はかいてき~でなに不自由はない
不満といえばゲスなにんげんが勝手にぷれいすを歩き回っていることだが
ゲスなだけあってどんな言葉にも耳を貸さず卑怯にも暴力を振るってくるのだ。
そのため、にんげんが来るたびに急いで物陰や巣に隠れなければならない。
そんなある日ついに怒りが頂点に達した一部の家ゆが
にんげんに戦いを挑んだのだ。
その数群れの半分以上、たくっさんだ。家ゆたちは勝利を確信していた。
結果として、あんなに強かった人間はその数の前に(実際300匹はいた)
恐れをなし逃げ出していった。
家ゆたちは勝利に熱狂し酔いしれる。
「やっちゃよ!やっちゃんだよぉ!」
「ゆ~ん!ゆめみたいだよぉ!」
「ゆん!ゆっはっはー!」
「ゆんわーい!ゆんわーい!」
家ゆまりさも伴侶の家ゆれいむとゆっくりした時を過ごしている。
「まりさ。これでおもうぞんぶんゆっくりできるね。」
「ゆん。そうなんだぜ。」
「おとおしゃん。あのにんげんはもどってこない?」
「もちろんだぜ。おとうさんたちがやっつけたんだぜ。」
「ゆわーしゅごーい!」
「ゆふふ」
「ゆっはっは!」
実にゆっくりした時間だった。
そしてこれが最後のゆっくりした時間でもあった。
最初に気づいたのはピリッとした異臭だった。
最初は無視しようとしたが、だんだん異臭は強くなっている
おかしい?何が起こっている?
「ゆん。まりさ。なにがおこっているの?」
「わからないんだぜ。」
「おと~しゃ~ん」
子まりさが不安そうに擦り寄る
「だいじょうぶなんだぜ!ゆっくりゆっくり。」
「そうよおちびちゃん。ゆっくりのひ~。」
安心させようとする両親。
しかし、
「ゆげぇぇぇぇ!」
「おどおじゃぁぁぁぁん!ぐりゅじいぃぃぃ!」
「ぶびょぉぉぉ!ぎゅぅぅぅぅぅ!」
バタバタと走り回る音とゆっくりできない叫び声が耳を貫く
「な、なんなのじぇぇぇ!」
「おちび!おぼうしのなかにはいるのぜ!」
「おちびちゃん!はやく!」
何かゆっくりできないことが起きたに違いない
にんげんか?いや、違う!
とにかく大事なオチビちゃんを安全なお帽子の中に隠し
そっと外をうかがう。
外は白っぽい煙が充満しそこかしこでゆっくりが叫び声を上げ
体の弱い子ゆ、赤ゆが餡子をはいて絶命し親ゆは絶叫し
まさに地獄絵図のよう、そこにはあの勝利の風景はどこにもなかった
ふと、遠くに霞む平原(カーペット)に目を凝らす。
そこには白く煙を吐き出す大きな筒がそびえ立っていた
「ゆん!おちびちゃんをたのむんだよーわかるねぇー!」
「いかないでぇ!ちぇんー!」
「ちーんぽ!」
「まって、まって、みょーん!」
ゆうっかんなゆっくりたちは
その筒めがけて、やめるよう懇願するため
また、せいっさいするため果敢に突進して行った。
そして例外なく餡子をはいて絶命した。
その筒にはゆっくりたちには読めないがこう書かれていた
「○ルサン・家ゆ用」
最初は無視しようとしたが、だんだん異臭は強くなっている
おかしい?何が起こっている?
「ゆん。まりさ。なにがおこっているの?」
「わからないんだぜ。」
「おと~しゃ~ん」
子まりさが不安そうに擦り寄る
「だいじょうぶなんだぜ!ゆっくりゆっくり。」
「そうよおちびちゃん。ゆっくりのひ~。」
安心させようとする両親。
しかし、
「ゆげぇぇぇぇ!」
「おどおじゃぁぁぁぁん!ぐりゅじいぃぃぃ!」
「ぶびょぉぉぉ!ぎゅぅぅぅぅぅ!」
バタバタと走り回る音とゆっくりできない叫び声が耳を貫く
「な、なんなのじぇぇぇ!」
「おちび!おぼうしのなかにはいるのぜ!」
「おちびちゃん!はやく!」
何かゆっくりできないことが起きたに違いない
にんげんか?いや、違う!
とにかく大事なオチビちゃんを安全なお帽子の中に隠し
そっと外をうかがう。
外は白っぽい煙が充満しそこかしこでゆっくりが叫び声を上げ
体の弱い子ゆ、赤ゆが餡子をはいて絶命し親ゆは絶叫し
まさに地獄絵図のよう、そこにはあの勝利の風景はどこにもなかった
ふと、遠くに霞む平原(カーペット)に目を凝らす。
そこには白く煙を吐き出す大きな筒がそびえ立っていた
「ゆん!おちびちゃんをたのむんだよーわかるねぇー!」
「いかないでぇ!ちぇんー!」
「ちーんぽ!」
「まって、まって、みょーん!」
ゆうっかんなゆっくりたちは
その筒めがけて、やめるよう懇願するため
また、せいっさいするため果敢に突進して行った。
そして例外なく餡子をはいて絶命した。
その筒にはゆっくりたちには読めないがこう書かれていた
「○ルサン・家ゆ用」
まりさたちはその光景の一部始終を見ていた
わりかし賢い方だったまりさはすぐに逃げることを選択し
反対側にかけ出した。たしかこちらにはこの大きな洞窟から外に出る道があるはずだ
しかし、
「どうしてみちさんがないのぜぇぇ!」
「れいむのぴんちなんだよぉぉぉ!あけろぉぉ!」
「ゆんやぁぁぁ!」
そこは多くの仲間達で埋め尽くされていた
どうやら道が通れなくなっているようだ。
「ゆぅどうしよう。」
「ゆぅぅぅ!」
まりさは考える。どうすればいい?
このままだとみんな永遠にゆっくりしてしまう。
ゆ!?
そんな必死なまりさの願いが通じたのか
ゆらっと新鮮な空気が鼻先をかすめる
ゆゆ!こっちだ!
「みんな!こっちなんだぜ!」
大声で叫び走りだすまりさたち
なんゆんかの仲間たちもついてきていた。ほとんどは恐怖に身がすくみ動けなかったけれども
わりかし賢い方だったまりさはすぐに逃げることを選択し
反対側にかけ出した。たしかこちらにはこの大きな洞窟から外に出る道があるはずだ
しかし、
「どうしてみちさんがないのぜぇぇ!」
「れいむのぴんちなんだよぉぉぉ!あけろぉぉ!」
「ゆんやぁぁぁ!」
そこは多くの仲間達で埋め尽くされていた
どうやら道が通れなくなっているようだ。
「ゆぅどうしよう。」
「ゆぅぅぅ!」
まりさは考える。どうすればいい?
このままだとみんな永遠にゆっくりしてしまう。
ゆ!?
そんな必死なまりさの願いが通じたのか
ゆらっと新鮮な空気が鼻先をかすめる
ゆゆ!こっちだ!
「みんな!こっちなんだぜ!」
大声で叫び走りだすまりさたち
なんゆんかの仲間たちもついてきていた。ほとんどは恐怖に身がすくみ動けなかったけれども
その希望の道は隅の方のガタついた建具の隙間
普通のゆっくりなら通れないそこも、家ゆサイズなら十分通り抜けることができる
「ゆ~しょゆ~しょ」
必死で駆け抜け、ついにまりさたちはしんっせんな空気を手に入れたのだった。
しかし、グズグズしていられない。
またあの煙さんが追ってくるかもしれないからだ。
「みんな!もっととおくににげるよ」
まりさは安心感にへばりそうになる仲間を励まし励ましかけ出していった。
結局ほかのゆっくりたちはまりさたちをおって逃げて来なかった。
普通のゆっくりなら通れないそこも、家ゆサイズなら十分通り抜けることができる
「ゆ~しょゆ~しょ」
必死で駆け抜け、ついにまりさたちはしんっせんな空気を手に入れたのだった。
しかし、グズグズしていられない。
またあの煙さんが追ってくるかもしれないからだ。
「みんな!もっととおくににげるよ」
まりさは安心感にへばりそうになる仲間を励まし励ましかけ出していった。
結局ほかのゆっくりたちはまりさたちをおって逃げて来なかった。
ゆふぅ!ゆふぅ!
恐怖感にとらわれがむしゃらに逃げてきたまりさたちはもうげんっかいだった。
そもそも家の中を動きまわりほとんど遠出をしない家ゆにとって
そとを全力で走り続けるのは無理があった
「ゆぅもうはしれないよう。」
「ゆひぃーゆひぃー」
「ぜはぁぜはぁ!」
「まりさ。すこしやすもうよ。」
気持ちはわかる。しかしこんな無防備ではいつ襲われるかわからない
あのゆっくりぷれいすに戻ることはできないだろう。
まずはあんっぜんなゆっくりプレイスと隠れ場所を見つけなければ。
焦る気持ちでへばる仲間と周りを見回すまりさに
恐怖感にとらわれがむしゃらに逃げてきたまりさたちはもうげんっかいだった。
そもそも家の中を動きまわりほとんど遠出をしない家ゆにとって
そとを全力で走り続けるのは無理があった
「ゆぅもうはしれないよう。」
「ゆひぃーゆひぃー」
「ぜはぁぜはぁ!」
「まりさ。すこしやすもうよ。」
気持ちはわかる。しかしこんな無防備ではいつ襲われるかわからない
あのゆっくりぷれいすに戻ることはできないだろう。
まずはあんっぜんなゆっくりプレイスと隠れ場所を見つけなければ。
焦る気持ちでへばる仲間と周りを見回すまりさに
「ゆゆぅ!」
「なにこれぇ!」
再び幸運がほほえんだ。
「なにこれぇ!」
再び幸運がほほえんだ。
なんと、傍らに広がるあみの壁の向こうに柔らかそうな草が並ぶ
ゆっくりぷれいすが広がっていたのだ。
ゆっくりぷれいすが広がっていたのだ。
「ゆわぁ~しゅごーい!」
「ゆぅ~」
「す、すごいんだぜ。」
網の下をくぐり抜け、間近に目にするゆっくりぷれいすは壮観だった。
家ゆ視点で背丈ほどある柔らかい草さんが果てまで続いている。
少しかじるとしゃっきりした歯ごたえにみずみずしさが喉を潤す
「ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ!」
思わずおうち宣言をしてしまうのもむりもなかった。
もちろん他の家ゆたちも賛成した
こうしてここはまりさたちの群れのゆっくりぷれいすになった。
「ゆんや~いゆんや~い」
盛大な歓声と
「まりさは、まりさはみんなぶんまでしあわせになるのぜ。」
決意とともに。
「ゆぅ~」
「す、すごいんだぜ。」
網の下をくぐり抜け、間近に目にするゆっくりぷれいすは壮観だった。
家ゆ視点で背丈ほどある柔らかい草さんが果てまで続いている。
少しかじるとしゃっきりした歯ごたえにみずみずしさが喉を潤す
「ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ!」
思わずおうち宣言をしてしまうのもむりもなかった。
もちろん他の家ゆたちも賛成した
こうしてここはまりさたちの群れのゆっくりぷれいすになった。
「ゆんや~いゆんや~い」
盛大な歓声と
「まりさは、まりさはみんなぶんまでしあわせになるのぜ。」
決意とともに。
それからは、まさにしあわせ~の日々
「む~ちゃむ~ちゃ」
「が~じが~じ」
周りには柔らかい草さん
「ミミズしゃんまつんだじぇ」
「いもむしさん。れいむにゆっくりたべられてね。」
土にはミミズさんや昆虫さん。
いくら食べてもなくなる気配がない。
だから当然すっきり~に励むことになる。
「ゆっきゅしちていってにぇ!」
「ゆ~ん!ゆっくりしたおちびちゃんだよう!」
「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」
あたりに赤ゆたちの声が響く。
まりさもたくっさんのおちびちゃんを授かり
あの恐怖の日を忘れるようにゆっくりし続けた。
しかもしあわせ~なことは続く。
なんと、とってもゆっくりできるお家が見つかったのだ
「む~ちゃむ~ちゃ」
「が~じが~じ」
周りには柔らかい草さん
「ミミズしゃんまつんだじぇ」
「いもむしさん。れいむにゆっくりたべられてね。」
土にはミミズさんや昆虫さん。
いくら食べてもなくなる気配がない。
だから当然すっきり~に励むことになる。
「ゆっきゅしちていってにぇ!」
「ゆ~ん!ゆっくりしたおちびちゃんだよう!」
「ゆっきゅり!ゆっきゅり!」
あたりに赤ゆたちの声が響く。
まりさもたくっさんのおちびちゃんを授かり
あの恐怖の日を忘れるようにゆっくりし続けた。
しかもしあわせ~なことは続く。
なんと、とってもゆっくりできるお家が見つかったのだ
それは偶然だった。
あるゆっくりがぴょんぴょん跳ねているといきなり地面に穴が開いて
落ち込んだのだ。
慌てて駆け寄ると、なかから声が聞こえてきた。
「ゆわ~い!すごくひろいよぉぉ!」
なんだなんだと周りをピョンピョン飛んで崩して
穴を広げ入ってみると確かに大きな空間があった
しかも壁にはわらさんが張り巡らされ、
そこかしこにあまあまな黒い塊が準備されている。
そう、まるで誰かを歓迎するように。
その誰かとは?そう自分たちゆっくりだ!
「ここをみんなのおうちにするよ。」
「「「さんせ~い!」」」×たくさん
当然の成り行きとしてここをみんなのおうちにすることになり、
圧倒的多数の賛成により決定した。
家ゆが外で生きていけない理由
それは脆いこともあるが、力がないことも大きい。
何しろ土すら掘れないのであんっぜんな巣穴を作ることができない
せいぜい物陰に身を潜めることぐらいだ
結果として安全な隠れ家を見つけることができず
一掃されていくのだった。
あるゆっくりがぴょんぴょん跳ねているといきなり地面に穴が開いて
落ち込んだのだ。
慌てて駆け寄ると、なかから声が聞こえてきた。
「ゆわ~い!すごくひろいよぉぉ!」
なんだなんだと周りをピョンピョン飛んで崩して
穴を広げ入ってみると確かに大きな空間があった
しかも壁にはわらさんが張り巡らされ、
そこかしこにあまあまな黒い塊が準備されている。
そう、まるで誰かを歓迎するように。
その誰かとは?そう自分たちゆっくりだ!
「ここをみんなのおうちにするよ。」
「「「さんせ~い!」」」×たくさん
当然の成り行きとしてここをみんなのおうちにすることになり、
圧倒的多数の賛成により決定した。
家ゆが外で生きていけない理由
それは脆いこともあるが、力がないことも大きい。
何しろ土すら掘れないのであんっぜんな巣穴を作ることができない
せいぜい物陰に身を潜めることぐらいだ
結果として安全な隠れ家を見つけることができず
一掃されていくのだった。
ちなみにこの空間、もとはスネークのまりさと、ウェディングドレスをまとった
ありすのものだ。土に埋もれたあと中身は虫に食われたり分解されたりし
その間に周りの土は固まり結果としてこの空間が残った。
わらと黒いあまあまはその残りだ。苦しみ抜いたその餡子は
実にゆっくりした味わいを醸し出す。
「マヨイガ」の王(笑)であるまりさとありすの行方は知らない。
ありすのものだ。土に埋もれたあと中身は虫に食われたり分解されたりし
その間に周りの土は固まり結果としてこの空間が残った。
わらと黒いあまあまはその残りだ。苦しみ抜いたその餡子は
実にゆっくりした味わいを醸し出す。
「マヨイガ」の王(笑)であるまりさとありすの行方は知らない。
どんなものでも手に入り、思う存分む~しゃむ~しゃしたりすっきり~できる。
安全なお家まで手に入れまりさとれいむはしあわせ~の絶頂にいた。
いや、この群れのすべてがしあわせ~の絶頂にいた。
安全なお家まで手に入れまりさとれいむはしあわせ~の絶頂にいた。
いや、この群れのすべてがしあわせ~の絶頂にいた。
「さて、そろそろ一番奥のハウスの間引きをするかね。」
昼寝も終わり、ゆっくり身を起こすとひとりごちる。
間引きっていうのはあれだ、要らない芽を抜くこと。
なにしろ野菜の芽はすぐにしおれるしだめになる
だからあらかじめ多めに種を蒔いておいて、ある程度成長させたら必要な物を残して抜いてしまう。
抜いたのは肥料にするけどたまにお浸しとかにすると結構行ける。お試しあれ。
「しっかし、あつそうだなぁ」
しかし、暑い!ハウスの中は尚更暑い!
おまけにず~っとしたを向いて作業するので腰は痛くなるはつかれるわでショボ~ン。
真昼間から昼寝してたのもそれが理由
真昼の炎天下、ハウスなんぞで作業した日には命にかかわる。割りと本気で。
まあ、ほっておくともっと大変になるからな。さっさと済ませよう。
しぶしぶ暑い庭におりたった。
昼寝も終わり、ゆっくり身を起こすとひとりごちる。
間引きっていうのはあれだ、要らない芽を抜くこと。
なにしろ野菜の芽はすぐにしおれるしだめになる
だからあらかじめ多めに種を蒔いておいて、ある程度成長させたら必要な物を残して抜いてしまう。
抜いたのは肥料にするけどたまにお浸しとかにすると結構行ける。お試しあれ。
「しっかし、あつそうだなぁ」
しかし、暑い!ハウスの中は尚更暑い!
おまけにず~っとしたを向いて作業するので腰は痛くなるはつかれるわでショボ~ン。
真昼間から昼寝してたのもそれが理由
真昼の炎天下、ハウスなんぞで作業した日には命にかかわる。割りと本気で。
まあ、ほっておくともっと大変になるからな。さっさと済ませよう。
しぶしぶ暑い庭におりたった。
ショボ~ン。
まさに今の俺。
「これはないわぁ」
間引きするまで水を取る以外ほっておいたハウスを覗きこみ呆然
なにしろ芽がほとんどなくなっていた。
ヌートリアか?
いやむしろゆっくりかも。
本来ゆっくり避けのためにビニールハウスの表面には
れいむ種の結界パターンがいくつも印刷されている。
加工所と農協の共同開発に一品だ。
これでゆっくりには認識できなくなり襲われることもなくなるのだが
今のように暑いと寒冷紗(かんれいしゃ、日除けみたいなの)
を張るだけでは足りず周りを開けて風を通してやらなければならない。
さもなければ野菜が煮えてしまう。
だから中が丸見えなのだ。
一番大事な夏に使えないなんて意味なくね?
しかし、ゆっくり特有の這った跡や歯型は見えない
そもそもゆっくりならそこら中食い荒らしていくだろう。
だとしたら、病気か何か?
仕方ない。
「土壌消毒」でもするか。
まさに今の俺。
「これはないわぁ」
間引きするまで水を取る以外ほっておいたハウスを覗きこみ呆然
なにしろ芽がほとんどなくなっていた。
ヌートリアか?
いやむしろゆっくりかも。
本来ゆっくり避けのためにビニールハウスの表面には
れいむ種の結界パターンがいくつも印刷されている。
加工所と農協の共同開発に一品だ。
これでゆっくりには認識できなくなり襲われることもなくなるのだが
今のように暑いと寒冷紗(かんれいしゃ、日除けみたいなの)
を張るだけでは足りず周りを開けて風を通してやらなければならない。
さもなければ野菜が煮えてしまう。
だから中が丸見えなのだ。
一番大事な夏に使えないなんて意味なくね?
しかし、ゆっくり特有の這った跡や歯型は見えない
そもそもゆっくりならそこら中食い荒らしていくだろう。
だとしたら、病気か何か?
仕方ない。
「土壌消毒」でもするか。
「ゆひぃ~あつかったのぜ」
「おかえりまりさ」
砂糖水の汗を流しながらまりさが家に帰ってくる
最近、暑くなり真昼間はまりさたちは巣の中で暮らしていた
土の中は適度にひんやりしてきもちよく暑さも感じない
たまに危険がないかパトロールするゆっくりを除き
外に出るものはほとんどいなかった。
「ゆきゃ!ゆきゃ!」
「ゆっきゅり~」
おうちの中はしあわせなこえで満ち溢れている
しかし、
「まりさ、どうだった?」
「ゆん、もんだいなしなんだぜ。」
「ゆ~んよかった」
「しんぱいしすぎなんだぜ」
「でもぉ」
みんなあの日のことで多少に関わらず
心に傷を追っている。
でも、ここの日々はそんな傷を癒していってくれた。
「だいじょうぶなんだぜ。まりさがぜったいまもるのぜ。」
「ゆん、ありがとう。」
そこにあるのはしあわせな一幕だった。
「おかえりまりさ」
砂糖水の汗を流しながらまりさが家に帰ってくる
最近、暑くなり真昼間はまりさたちは巣の中で暮らしていた
土の中は適度にひんやりしてきもちよく暑さも感じない
たまに危険がないかパトロールするゆっくりを除き
外に出るものはほとんどいなかった。
「ゆきゃ!ゆきゃ!」
「ゆっきゅり~」
おうちの中はしあわせなこえで満ち溢れている
しかし、
「まりさ、どうだった?」
「ゆん、もんだいなしなんだぜ。」
「ゆ~んよかった」
「しんぱいしすぎなんだぜ」
「でもぉ」
みんなあの日のことで多少に関わらず
心に傷を追っている。
でも、ここの日々はそんな傷を癒していってくれた。
「だいじょうぶなんだぜ。まりさがぜったいまもるのぜ。」
「ゆん、ありがとう。」
そこにあるのはしあわせな一幕だった。
「おっし、これこれ。」
農薬保管庫から取り出したのはおなじみ石灰窒素…ではなく
○○○○○○、燻蒸剤の一種で使い勝手がよく愛用している。
後は、ビニールと、あと重しは…そこらの石でいいか。
こいつは放っておくだけで勝手に消毒してくれる。
○○○○○○を素早く撒いていく。さっさとしないと気化するから大急ぎだ
自分を消毒してしまったら世話は無い。
そして、ガスが逃げないようビニールを敷き、重しで抑えて出来上がり。
はあ、しっかし芽がほぼ全滅とはなぁ。
やってられん。
さて、間引きしようとしてた時間があまったな
なにすっかなあ。
そういやヌートリアがココらへんにも出るようになったから
罠でも仕掛けとくか
講習受けといてよかったわ。
農薬保管庫から取り出したのはおなじみ石灰窒素…ではなく
○○○○○○、燻蒸剤の一種で使い勝手がよく愛用している。
後は、ビニールと、あと重しは…そこらの石でいいか。
こいつは放っておくだけで勝手に消毒してくれる。
○○○○○○を素早く撒いていく。さっさとしないと気化するから大急ぎだ
自分を消毒してしまったら世話は無い。
そして、ガスが逃げないようビニールを敷き、重しで抑えて出来上がり。
はあ、しっかし芽がほぼ全滅とはなぁ。
やってられん。
さて、間引きしようとしてた時間があまったな
なにすっかなあ。
そういやヌートリアがココらへんにも出るようになったから
罠でも仕掛けとくか
講習受けといてよかったわ。
最初に感じたのは暑さだった。
「ゆん。なんだか暑くない?」
「そうなんだぜ。」
「おとしゃんあちゅい~」
「ゆひゅーゆひゅー」
涼しいはずのおうちの温度がどんどん上がっていく。
まあ、当たり前だ。ビニールで全部覆ってるんだから。
「ちょっとみてくるんだよ~」
パトロール当番のちぇんが入口の方へかけていく
そして、
「ぐぎょぉぉぉぉ!」
絶叫とともに転がり落ちてきた。
「!!!」
全く反応できないゆっくりたちの前で
「ぐぎゅ!ぐぼぉぉぉぉ!ぐげぇぇぇ!」
「「「「「ゆ、ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」
断末魔の咆哮と餡子を撒き散らし
…絶命した。
「ゆん。なんだか暑くない?」
「そうなんだぜ。」
「おとしゃんあちゅい~」
「ゆひゅーゆひゅー」
涼しいはずのおうちの温度がどんどん上がっていく。
まあ、当たり前だ。ビニールで全部覆ってるんだから。
「ちょっとみてくるんだよ~」
パトロール当番のちぇんが入口の方へかけていく
そして、
「ぐぎょぉぉぉぉ!」
絶叫とともに転がり落ちてきた。
「!!!」
全く反応できないゆっくりたちの前で
「ぐぎゅ!ぐぼぉぉぉぉ!ぐげぇぇぇ!」
「「「「「ゆ、ゆんやぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」」
断末魔の咆哮と餡子を撒き散らし
…絶命した。
「たしゅけてぇぇぇ!」
「れいみゅしにたきゅにゃいぃぃぃ!」
「いやじゃぁぁ!いやじゃぁぁぁ!」
おうちの中は大パニックに陥った。
出口に向かって駆け上るもの、しかし、
「ぐげぇぇぇ!」
「ぎゅぼ!ぎゅりゅぅぅく!」
「げぇぇぇぇ!」
例外なく餡子をはいて絶命した。
それはまるであの日の再現を見ているようで。
「れいみゅしにたきゅにゃいぃぃぃ!」
「いやじゃぁぁ!いやじゃぁぁぁ!」
おうちの中は大パニックに陥った。
出口に向かって駆け上るもの、しかし、
「ぐげぇぇぇ!」
「ぎゅぼ!ぎゅりゅぅぅく!」
「げぇぇぇぇ!」
例外なく餡子をはいて絶命した。
それはまるであの日の再現を見ているようで。
しかし、あの日と違うのは。
目には見えない無色透明な毒の煙と
後ろにそびえる土の壁。
家ゆには土を掘る力はない。
逃げ道は…無い。
目には見えない無色透明な毒の煙と
後ろにそびえる土の壁。
家ゆには土を掘る力はない。
逃げ道は…無い。
まりさはひっしに考えていた。どうしたらここから脱出できるか。
逃げ道は入り口のみ。周りに逃げ道はない。
せめてオチビちゃんだけでも助けなければ。
どうやって?
…
逃げ道は入り口のみ。周りに逃げ道はない。
せめてオチビちゃんだけでも助けなければ。
どうやって?
…
「ゆん!きめたよ!」
「まりさ!」
急に声を上げたまりさに反応するれいむ
「れいむ。よくきいてね。まりさはおちびちゃんを
おくちのなかにいれてどくのけむりさんのなかをつっきるよ!」
「ゆゆう!だめだよ!まりさがしんじゃう!」
「しょうがないんだぜ!ほかにほうほうがないんだぜ!」
「でも!」
「まりさはやるのぜ!おちびちゃんをぜったいたすけるのぜ!」
「ゆぅ」
固いまりさの決意を聞きうつむくれいむ。
ふと顔を上げる。
「ゆ?」
「なら、れいむもいっしょにいくよ。」
「ゆゆぅ!」
「まりさだけいかさないよ。れいむもおちびちゃんをまもるよ。」
「れいむ。」
「まりさ。いつまでもいっしょだよ。」
「もちろんだぜ。」
「まりさ!」
急に声を上げたまりさに反応するれいむ
「れいむ。よくきいてね。まりさはおちびちゃんを
おくちのなかにいれてどくのけむりさんのなかをつっきるよ!」
「ゆゆう!だめだよ!まりさがしんじゃう!」
「しょうがないんだぜ!ほかにほうほうがないんだぜ!」
「でも!」
「まりさはやるのぜ!おちびちゃんをぜったいたすけるのぜ!」
「ゆぅ」
固いまりさの決意を聞きうつむくれいむ。
ふと顔を上げる。
「ゆ?」
「なら、れいむもいっしょにいくよ。」
「ゆゆぅ!」
「まりさだけいかさないよ。れいむもおちびちゃんをまもるよ。」
「れいむ。」
「まりさ。いつまでもいっしょだよ。」
「もちろんだぜ。」
そして決死の脱出行が始まった。
おちびちゃんを口に入れようやく巣穴から顔を出すと
「ゆぐぅ」
はだに刺激を感じた
れいむも同じらしく涙をボロボロと流している
自分も同じようなものだろう。
しかし、口を開ける訳にはいかない。
おちびちゃんが永遠にゆっくりしてしまう。
ふぐぅ!ふぐぅ!
口が開けられないため間抜けな声を上げながらあんよを動かす。
なぜか、頭の上にひらひらさんが覆いかぶさり、動きを妨げる。
文句の一つも言いたいところだが、口を開ける訳にはいかない。
じりじりと肌が焼ける。
ゆぐぅ!ゆぐぅ!
「おちょーしゃん!しっかりぃ!」
「がんばっちぇ!」
可愛いおちびちゃんの声援だけが支えだ。
このぷれいすに入ってきた入り口を目指す。
砂糖水のあせが痛い
おめめもかすみはじめている。
っとそのとき、
「!」
あみの壁が見え、その向こうに青々とした植物が夕日に照らされている!
あそこまで行けば助かる!
二ゆんは自然と足を速める
「ゆぐぅ」
はだに刺激を感じた
れいむも同じらしく涙をボロボロと流している
自分も同じようなものだろう。
しかし、口を開ける訳にはいかない。
おちびちゃんが永遠にゆっくりしてしまう。
ふぐぅ!ふぐぅ!
口が開けられないため間抜けな声を上げながらあんよを動かす。
なぜか、頭の上にひらひらさんが覆いかぶさり、動きを妨げる。
文句の一つも言いたいところだが、口を開ける訳にはいかない。
じりじりと肌が焼ける。
ゆぐぅ!ゆぐぅ!
「おちょーしゃん!しっかりぃ!」
「がんばっちぇ!」
可愛いおちびちゃんの声援だけが支えだ。
このぷれいすに入ってきた入り口を目指す。
砂糖水のあせが痛い
おめめもかすみはじめている。
っとそのとき、
「!」
あみの壁が見え、その向こうに青々とした植物が夕日に照らされている!
あそこまで行けば助かる!
二ゆんは自然と足を速める
っと
「ゆぐぅ!」
「!」
後ろで聞こえた悲鳴に思わず声を出しかけ堪えるまりさ
「ゆぐぅ!」
振り返るとそこには
「ま、まりざぁ!」
「ゆぎゃぁぁぁ!いちゃぃぃぃ!」
「ぐぎゅ!ぎゅぅぅぅ!」
「あぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
何かにつまずいたか転び思わず口を開いてしまったれいむと
口から転げ落ち毒さんに悲鳴を上げるオチビちゃんたち
「!!」
なにか声を掛けたくてもしゃべる訳にはいかない
「おちびちゃん!はやくおくちに!」
大急ぎでおくちのなかにオチビちゃんを入れなおそうとするれいむ
しかし
「ぐぎゅ!ぐげぇぇぇ!」
「ごぼぉぉぉぉ!」
「ぎぼぎわりゅいよぉぉ!ごぼぉぉ!」
体が小さいがために手の施しようのないほど
毒に侵され餡子を吐き出し続けるオチビちゃん。
「もっじょゆっきゅ・・・」
「ぐきゅ」
「もっt」
定番の言葉を吐くことさえできず絶命する
「おちびちゃ・・ぐげぇぇ!」
もちろんれいむも例外ではない
猛烈な吐き気が襲う
「!!!」
まりさはそれを見ていることしかできない
ぜったいたすけるのぜ!っと誓ったはずなのに
なにもできないなんて
「ま、まりさ!」
「!」
「れいむはもうだめだよ!」
「!!」
「だからまりさ」
最後の力を振り絞りれいむは続ける
「のこったおちびちゃんをよろしく」
「!」
「そして、しあわせになってね!」
胸が詰まって涙が止まらないまりさ
れいむも同じだ。
「ぐげぇぇぇぇぇ!」
そして、激しく餡子を吐き出し、
「もっじょゆっきゅりじだがっだよぉ」
絶命した。
「ゆぐぅ!」
「!」
後ろで聞こえた悲鳴に思わず声を出しかけ堪えるまりさ
「ゆぐぅ!」
振り返るとそこには
「ま、まりざぁ!」
「ゆぎゃぁぁぁ!いちゃぃぃぃ!」
「ぐぎゅ!ぎゅぅぅぅ!」
「あぎゃぁぁぁぁぁぁ!」
何かにつまずいたか転び思わず口を開いてしまったれいむと
口から転げ落ち毒さんに悲鳴を上げるオチビちゃんたち
「!!」
なにか声を掛けたくてもしゃべる訳にはいかない
「おちびちゃん!はやくおくちに!」
大急ぎでおくちのなかにオチビちゃんを入れなおそうとするれいむ
しかし
「ぐぎゅ!ぐげぇぇぇ!」
「ごぼぉぉぉぉ!」
「ぎぼぎわりゅいよぉぉ!ごぼぉぉ!」
体が小さいがために手の施しようのないほど
毒に侵され餡子を吐き出し続けるオチビちゃん。
「もっじょゆっきゅ・・・」
「ぐきゅ」
「もっt」
定番の言葉を吐くことさえできず絶命する
「おちびちゃ・・ぐげぇぇ!」
もちろんれいむも例外ではない
猛烈な吐き気が襲う
「!!!」
まりさはそれを見ていることしかできない
ぜったいたすけるのぜ!っと誓ったはずなのに
なにもできないなんて
「ま、まりさ!」
「!」
「れいむはもうだめだよ!」
「!!」
「だからまりさ」
最後の力を振り絞りれいむは続ける
「のこったおちびちゃんをよろしく」
「!」
「そして、しあわせになってね!」
胸が詰まって涙が止まらないまりさ
れいむも同じだ。
「ぐげぇぇぇぇぇ!」
そして、激しく餡子を吐き出し、
「もっじょゆっきゅりじだがっだよぉ」
絶命した。
「!!!!!」
声にならない叫びを上げまりさは走りだした
何としてもお口の中のオチビちゃんだけは助けなくては
れいむのためにも!
声にならない叫びを上げまりさは走りだした
何としてもお口の中のオチビちゃんだけは助けなくては
れいむのためにも!
ごそ!
ビニールハウスの裾がすこしめくれて中からよろよろと出てくる影が見える
あのまりさだ。
外はもう暗くなりかけていて、れみりゃが心配だが
とにかく今は、助かったことを感謝した。
お口の中のオチビちゃんをコロコロと外に出す。
中まで聞こえてきたれいむの声でれいむとほかのおちびちゃんが
永遠にゆっくりしたことは知っているのだろう。
どの子も暗い表情を張り付かせ、うつむいたままだ。
「しっかりするんだぜ!」
「ゆ!」
「れいむはみんなにしあわせ~になってほしいっていったのぜ!」
「ゆん」
「そんなかおをしてちゃしあわせはやってこないのぜ!」
「!」
「れいむとほかのおちびちゃんのことはかわいそうだよ
でも、れいむはまりさたちにしあわせ~になってほしいとねがったのぜ!
だからまりさたちがしあわせ~になることがれいむたちのしあわせ~にもなるんだぜ!」
おちびちゃんを大声で励ますまりさ
「だからおちびちゃんたち!」
「「ゆ!」」
「まりさたちはしあわせ~になるのぜ!」
「ゆん!」
少し笑顔を取り戻したおちびちゃんを見て、そっと後ろを振り返る。
「これでよかったのぜ。れいむ。」
そっと呟く。その目には涙が光っていた。
ビニールハウスの裾がすこしめくれて中からよろよろと出てくる影が見える
あのまりさだ。
外はもう暗くなりかけていて、れみりゃが心配だが
とにかく今は、助かったことを感謝した。
お口の中のオチビちゃんをコロコロと外に出す。
中まで聞こえてきたれいむの声でれいむとほかのおちびちゃんが
永遠にゆっくりしたことは知っているのだろう。
どの子も暗い表情を張り付かせ、うつむいたままだ。
「しっかりするんだぜ!」
「ゆ!」
「れいむはみんなにしあわせ~になってほしいっていったのぜ!」
「ゆん」
「そんなかおをしてちゃしあわせはやってこないのぜ!」
「!」
「れいむとほかのおちびちゃんのことはかわいそうだよ
でも、れいむはまりさたちにしあわせ~になってほしいとねがったのぜ!
だからまりさたちがしあわせ~になることがれいむたちのしあわせ~にもなるんだぜ!」
おちびちゃんを大声で励ますまりさ
「だからおちびちゃんたち!」
「「ゆ!」」
「まりさたちはしあわせ~になるのぜ!」
「ゆん!」
少し笑顔を取り戻したおちびちゃんを見て、そっと後ろを振り返る。
「これでよかったのぜ。れいむ。」
そっと呟く。その目には涙が光っていた。
おさげで目をぬぐったまりさは顔をきりっと整え
後ろをふりむいて
「さあ、おちび・・・」
言葉を続けることができなかった。
後ろをふりむいて
「さあ、おちび・・・」
言葉を続けることができなかった。
そこにあったのは
悲鳴を上げることもできず、食い散らかされたオチビちゃんたちと
目を光らせまりさを見下ろす巨大なネズミ、いわゆる「ヌートリア」だった
悲鳴を上げることもできず、食い散らかされたオチビちゃんたちと
目を光らせまりさを見下ろす巨大なネズミ、いわゆる「ヌートリア」だった
まりさが後ろを向いてれいむに語りかけていた時
子ゆっくりたちはまりさの背中を見つめていた。
まりさの背中は語りかけられるのを拒むようで
皆、静かに背中を見つめるままだった。子ゆにしては立派で、おそらく立派な成体に
成長するであろう子供たちばかりだった。もちろん親が優秀だったこともあるが。
だからこそ気づくのが遅れたのだ
背後に近づく黒い影に。
子ゆっくりたちはまりさの背中を見つめていた。
まりさの背中は語りかけられるのを拒むようで
皆、静かに背中を見つめるままだった。子ゆにしては立派で、おそらく立派な成体に
成長するであろう子供たちばかりだった。もちろん親が優秀だったこともあるが。
だからこそ気づくのが遅れたのだ
背後に近づく黒い影に。
はじめに襲われたのは一番遠くにいた子まりさだった。
「・・
こえをあげるまもなく半身をかじり取られ永遠にゆっくりする。
それに気づいた子ゆたちは後ろを振り返り、その惨状に固まってしまった。
そのすきにもう一匹をかじり取るヌートリア
最後の子れいむは声も上げることも動くこともできず、突っ立ったままだった
あれだけ恐ろしい目にあって、ようやく助かり弛緩したところを襲われたのだ。
何もできない。もっともできることは何もなかったけれど。
「ゆぅ」
恐怖と絶望に表情を張り付かせたまま小さな、本当に小さな声を上げ食い殺されるれいむ
ちょうどその時だった、まりさが振り向いたのは。
「・・
こえをあげるまもなく半身をかじり取られ永遠にゆっくりする。
それに気づいた子ゆたちは後ろを振り返り、その惨状に固まってしまった。
そのすきにもう一匹をかじり取るヌートリア
最後の子れいむは声も上げることも動くこともできず、突っ立ったままだった
あれだけ恐ろしい目にあって、ようやく助かり弛緩したところを襲われたのだ。
何もできない。もっともできることは何もなかったけれど。
「ゆぅ」
恐怖と絶望に表情を張り付かせたまま小さな、本当に小さな声を上げ食い殺されるれいむ
ちょうどその時だった、まりさが振り向いたのは。
まりさは呆然としていた
あれほどれいむに頼まれ、守ると誓ったオチビちゃんが目を離した好きに
永遠にゆっくりさせられてしまったのだ。
「ゆぐ・・ゆぐ・・ゆごぉぉぉ!」
しかし、同時に沸き上がってきたのは怒りの感情だった
怒りに任せてオチビちゃんの敵に突進するまりさ
ひょいと避ける敵
しかしまりさは止まらない。何としても一矢報いなければ
しかし、相手は悠々と避けまるで遊んでいるかのようだった
ついに動けなくなるまりさ。
あの毒ガスを突っ切り、これだけ暴れまわったのだ
等に体は限界を超えていたのだ。
「ゆふぅ。ゆふぅ。」
目も霞んでくる。
動くことさえできない。
そっと近づいてくるデカねずみ
ああ、食べられるんだな。
まりさは思う
でも、こんなにまりさは頑張ったよ
一生懸命オチビちゃんも守ろうとしたよ
今ここで永遠にゆっくりしてもゆんごくで一緒になれるはずだよ
ふっと息を吐くまりさ
ネズミさんまりさをゆんごくにつれていってね
あれほどれいむに頼まれ、守ると誓ったオチビちゃんが目を離した好きに
永遠にゆっくりさせられてしまったのだ。
「ゆぐ・・ゆぐ・・ゆごぉぉぉ!」
しかし、同時に沸き上がってきたのは怒りの感情だった
怒りに任せてオチビちゃんの敵に突進するまりさ
ひょいと避ける敵
しかしまりさは止まらない。何としても一矢報いなければ
しかし、相手は悠々と避けまるで遊んでいるかのようだった
ついに動けなくなるまりさ。
あの毒ガスを突っ切り、これだけ暴れまわったのだ
等に体は限界を超えていたのだ。
「ゆふぅ。ゆふぅ。」
目も霞んでくる。
動くことさえできない。
そっと近づいてくるデカねずみ
ああ、食べられるんだな。
まりさは思う
でも、こんなにまりさは頑張ったよ
一生懸命オチビちゃんも守ろうとしたよ
今ここで永遠にゆっくりしてもゆんごくで一緒になれるはずだよ
ふっと息を吐くまりさ
ネズミさんまりさをゆんごくにつれていってね
すっ
「?」
痛みはなかった
横を吹き抜ける風の気配がしただけ
目を開けるとそこには何もいなかった、何も
まりさひとりが転がっていた。
痛みはなかった
横を吹き抜ける風の気配がしただけ
目を開けるとそこには何もいなかった、何も
まりさひとりが転がっていた。
「ゆ・・ゆ・・」
動かないはずのまりさの体が震える
「ゆっがああああああああああああ!」
その口からほとばしる咆哮。
動かないはずのまりさの体が震える
「ゆっがああああああああああああ!」
その口からほとばしる咆哮。
まりさはただゆっくりしていただけだ
しあわせ~なかぞくをもって
ゆっくりプレイすも持って
しあわせ~なかぞくをもって
ゆっくりプレイすも持って
でも、でもなんでまりさがこんな目に
「があああああああああああ!」
こんな目に合わないといけないんだぁ!
「があああああああああああ!」
こんな目に合わないといけないんだぁ!
生まれ育ったゆっくりぷれいすを追われ
苦しい逃亡生活をして
「あああああああああああああ!」
苦しい逃亡生活をして
「あああああああああああああ!」
やっとのことで見つけたゆっくりプレイス
やっと手に入れたしあわせ~な日々
「あああああああああああああ!」
やっと手に入れたしあわせ~な日々
「あああああああああああああ!」
でも、そこすら追われ!
たいせつ~なれいむとおちびちゃんも永遠にゆっくりしてして。
「あああ・・・ああ・・あぁぁ!」
たいせつ~なれいむとおちびちゃんも永遠にゆっくりしてして。
「あああ・・・ああ・・あぁぁ!」
一緒にゆんごくにいこうとしたらその願いすら叶えられない
「ぁぁぁ・・ぁぁ・・ぁ・・ぁ」
「ぁぁぁ・・ぁぁ・・ぁ・・ぁ」
じゃあどこでゆっくりすればいいんだ
どこで・・どこで・・
「ぁぁ・・ぁ・・・・」
どこで・・どこで・・
「ぁぁ・・ぁ・・・・」
静かになったビニールハウスの横
今はただの饅頭になったまりさが転がっている
その表情には絶望と苦悩の表情がしっかり刻まれていた。
今はただの饅頭になったまりさが転がっている
その表情には絶望と苦悩の表情がしっかり刻まれていた。
まりさが咆哮していた間、周りには誰もいなかった
誰も聞いていなかった
誰も聞いていなかった
いや~まいった
ハウスの道を進みながらここ何日かのことを思い出す
数日前、あのおばあさんのれいむがいなくなってしまったのだ
少し前から番がほしいとごねていたが我慢できなくなったらしい
ハウスの道を進みながらここ何日かのことを思い出す
数日前、あのおばあさんのれいむがいなくなってしまったのだ
少し前から番がほしいとごねていたが我慢できなくなったらしい
ぐちゃ。
しかし、孫のようにかわいがっていたとのことで
やはり探して欲しいと頼まれ探し回っていたのだ。
あとは、山にいる群れに当たるしか(れいむは山に行ったことがないので可能性は低い)
無いっといったところでおばあさんも諦めたらしい。
幸せになってくれればっとつぶやいていたから
孫を嫁にやったようなもんだろうか。そんな経験どころか相手すらいない自分には
わからないけど(泣)
やはり探して欲しいと頼まれ探し回っていたのだ。
あとは、山にいる群れに当たるしか(れいむは山に行ったことがないので可能性は低い)
無いっといったところでおばあさんも諦めたらしい。
幸せになってくれればっとつぶやいていたから
孫を嫁にやったようなもんだろうか。そんな経験どころか相手すらいない自分には
わからないけど(泣)
まあ、そんなこんなで対ヌートリア用の仕掛けのことすっかり忘れてて
今から見に行くところだ
さってどうだか・・よっと
「・・・」
ありゃ~やっちまった
かかるにはかかってた。でもここ数日の猛暑と絶食と激しく暴れたせいで
お亡くなりになっている。
害獣とはいえ相手はいきもの気が引ける。本来なら安楽死で楽にいけるものを。
とりあえず丁寧に埋葬してやろう。
とりあえず罠から地面に出し、横たえる。
おっとスコップ取りに行かないと。
今から見に行くところだ
さってどうだか・・よっと
「・・・」
ありゃ~やっちまった
かかるにはかかってた。でもここ数日の猛暑と絶食と激しく暴れたせいで
お亡くなりになっている。
害獣とはいえ相手はいきもの気が引ける。本来なら安楽死で楽にいけるものを。
とりあえず丁寧に埋葬してやろう。
とりあえず罠から地面に出し、横たえる。
おっとスコップ取りに行かないと。
「ゆ~ゆ~ゆっ!これは!」
「あれ?」
帰ってくると死体は影も形もなくなっていた。
「最近、なんかいろいろ無くなるの多くないか?」
帰ってくると死体は影も形もなくなっていた。
「最近、なんかいろいろ無くなるの多くないか?」
ぎらぎらと日の降り注ぐ畑の道
かつてまりさだった物は誰にも気づかれることなく
ぺしゃんこに潰されていた。
かつてまりさだった物は誰にも気づかれることなく
ぺしゃんこに潰されていた。
「せんせ~」
「はい!なぁに」
「○○○○○○ってなんですか」
「実際に市販されてる農薬よ」
「よめませ~ん」
「まあね」
「なぜですか~」
「作者がチキンだからよ~」
はい、すいません。くわしくはグーグル先生にでも聞いてください。
あと、燻蒸剤は使い方や保管ミスると命にかかわるので
使うときはわれらがJA様に指導されちゃってください。
遊びで使うなよ!するなよ、やるなよ、絶対だぞ!
「はい!なぁに」
「○○○○○○ってなんですか」
「実際に市販されてる農薬よ」
「よめませ~ん」
「まあね」
「なぜですか~」
「作者がチキンだからよ~」
はい、すいません。くわしくはグーグル先生にでも聞いてください。
あと、燻蒸剤は使い方や保管ミスると命にかかわるので
使うときはわれらがJA様に指導されちゃってください。
遊びで使うなよ!するなよ、やるなよ、絶対だぞ!
ちなみに石灰窒素でも土壌燻蒸はできます。
しかし、手間なのと作者がやったこと無いので却下されました。
あわれ。
しかし、手間なのと作者がやったこと無いので却下されました。
あわれ。